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ワックスの適正な乾燥時間のコントロール①

ワックスは早く乾けばそれだけ早く作業が進むから良いと思われがちですが、あえて早く乾かさないことも大切だったりします。
洗ってワックスを塗ることに注力されそれが仕事だと思われている方も多くいらっしゃいますが、洗ってワックスを塗るのは手段であり目的ではありません。
そもそもワックスを必ず塗る必要もないのですから。


仕様で決まっているから2層塗らないといけないんだという声もありますが、そんな現場は年1回や2年に1回の剥離もセットになっているような現場ですから、逆に耐久性を持たせて光沢復元洗浄ばかりで作業時間を短縮できず逆に薄く塗って早く乾かした方が良いかもしれません。
あえて耐久性を持たせず作業時間を短縮することもあって、洗って汚水回収し、下地のワックスが乾燥する前にすぐにワックスを塗ってしまったりすることもあるのです。
どこをどうすれば耐久性を高められるかわかっていればその逆もすることができるということです。
その両方ができる引き出しを持っているのが本当のプロと言えるかもしれません。



今回の話は正しいワックス被膜を作り良い状態で維持して毎回の作業コストを下げましょうという話です。
いつも申し上げているのは塗布してから10分〜20分の間で乾燥するのが理想的です。
乾燥時間による問題点
10分未満→レベルング不十分(耐久性が不十分)
20分以上→弱い
30分以上→正しいワックス被膜にならない
といった問題があり、10分〜20分の間がもっとも良い乾燥時間と定義づけています。


次回へ続きます。
2024年12月16日 00:00