新年のご挨拶と新製品のご案内①
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
いわゆるコロナ禍もひと段落し平常運転に戻ってきた感じはするものの、コロナによってカットされたものは戻ってこなかったり、人手不足がより顕著になったりと社会構造に大きな変化が起こっている1年でした。
そんな時代が大きく変化する中で継続して仕事を守られている方々は本当に素晴らしいと思います。
首都圏では現場が回らないレベルの人手不足が起こっており、今の業界にはAIロボットマシンを導入することくらいしか具体的対策が打てない会社も多いように見られます。
そういった業界課題に対してでナノプラスは
「年回数を減らすことで年間金額を下げ、その代わりに単価を上げて利益率を高めるとともに利益率を改善する」
という回答を謳い、そのコンセプトを元に基づいて開発を行ってきました。
当社の管理している現場でもスーパーを除けば、ほとんどが年1回もしくは2回でも十分すぎるレベルで維持ができる様になりました。
美容院に至っては、半年後に行っても、他の業者さんが昨日作業したものより綺麗なレベルが当たり前になりました。
スーパーでも1ヶ月程度では大した痛みがないので、作業に入る必要もないように思えるレベルです。
すべての人がそのレベルで現場管理ができるわけではありませんが、これまで毎月作業していたのが2ヶ月に1回、3ヶ月に1回程度に伸ばしたり、毎月でも光沢復元洗浄のみでずっと管理してワックス塗布は3、4回に1回という管理であれば誰にでもできるようなレベルに今のナノプラスはできています。
・綺麗になる
・ワックスの剥離清掃が永久にない
・ワックスが黒ずまず洗浄で剥離ができる
・カーペットやガラスが汚れにくい
・セラミックタイルで転倒事故が起こりにくい
・環境対応品
こういったものはもはや標準装備だと思っていて、現代の車にエアコン・パワステ・パワーウインドウが標準なのと同じレベルの話だと思っています。
若い方はご存知ないかもしれませんが昔はこれらはオプションでした。
しかし上記に述べたことは業界ではまだまだ標準装備と言えるメーカーは少ないと思います。
とはいえ、メーカーがそういったものを開発しないのは現場で使われる方々の声が上がらないからという原因もまた一つあります。
一般的なメーカーは顧客のニーズがあってこそ開発をするのであって、当社のように考えて方向性を示すメーカーというのはあまりありません。
当社の場合は売るもの以前にわたし自身が現場で使うものですから、そのスタンスに違いがあるのだと思います。
そういったものがまず誰でも標準で使えて現場の課題が自動的に解決でき、その上で経営的な課題が解決できてこそだと思っています。
当社の仕事は物を作って販売することではなく、業界課題や社会課題の解決であり、製品や技術の開発は結果ではなく手段の一つです。
このようにコラムを書くのも手段の一つと言えるかもしれません。
またその課題は今の課題と未来の課題があります。
その未来にわたしは生きていない未来も含みますから、当然後世に情報や技術を遺していかなければなりません。
このHPはそれをひたすら蓄積しているもので、いろんな問題はサイト内検索をかければ答えが書いてあるはずです。
今のこの業界は、この業界に入ったら入る会社によってその人の人生が大きく左右されます。
教育の良い会社、そもそも教育などない会社、教育があってもレベルが違います。
レベル0の人は業界そのものを知りません。
わたしもそうでした。
まず最初に見るのが今のビルクリの試験では迷子になるのです。
(まだビルクリの見せてくれる会社は教育をしているのでマシかもしれません)
まずは実際に現場で積み重ねた歴史や結果、基本理論を学べるようなものが必要で、業界としてそれを積み上げて残すということが抜け落ちているのです。
料理であれば、使う食材と器具、レシピがあります。
しかしこの業界は同じ会社であっても、現場ごとにそれらバラバラなんていう不思議なことが多くあります。
この業界では当たり前ですが、他の業界からみれば客観的に考えて非効率で非常識です。
当社の日常現場にはすべて同じものが置いてありますし、定期で使う資材は特別な研究中のものを除きすべて統一です。(とても楽です。)
これらが違うと製造業では同じ製品が毎回できないロス率の増加を指しますし、飲食店なら出てくる料理がすべて味が異なるということを指します。
現場が違えば結果は違うなんてことも言われますが、それを現場の施工・管理・営業でバランスを取ってきっちりと合わせるのがプロの仕事です。
自社のスタッフさんであれ、外注さんにお願いするにしても、ある程度のラインが揃わないと意味がありませんし、特別に利益が出る現場を除けば、同じような建物の現場によって利益率が異なるということですら異常です。
そういった視線からビルメンを再定義していく時期に来ているのではないでしょうか。
2025年はそれをもっと加速させる活動を拡げていきたいと思っています。
今年は来年よりもっと外に出て行動する年になりますので、ぜひお声がけくださいね。
長くなってしまいましたので、新製品の話については明日に続きます。
2025年01月01日 00:00