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具体的なコストの詰め方の話

前回まで数回わたり個別最適と全体最適という話を書きました。
今回はちょっとそのおまけ部分の話で、具体的なコストの詰め方の話です。


コストダウンもそうなのです。
コストダウンはコツコツ積み上げてなんて言ったりもしますが、個別の高い安いではなく、全体的に見ないとトータルで見た時に本当にコストダウンになっているかどうかはわかりません。
ケミカルやパッド、その他資機材を単品単価で見て高い安いと言っていると本質が見えなくなってしまい、本来トータルでコストを下げるという概念から遠ざかっていくというのはよくあることです。近年ではワックス18Lの単価は上がってきて数年前まで8000円台だったワックスも今は13000〜15000円台となりました。
それでもワックスの売れ筋価格帯は8000円台だそうです。
ワックスの性能=価格がすべてではありませんが、作る側からすれば価格を抑えるのには何かを諦めなければ下がらないわけですからおおよそそのような感じです。


ビルメンさんの現場の受注単価が上がっていないから資材にかけるコストも上がるわけではないというのはわからないでもありません。
とはいえ、その分現場クオリティは下がりますから、その分作業する人に負担はのしかかってきているわけで、努力と根性でどうにかしようとしてもどうにもなるわけではありません。
だからこそ根本的にトータルで考えてどうするのかというのを考える必要があるわけです。
同じ期間美観を維持できるのであれば、毎回8000円のワックスを塗るのか、24000円のワックスを3回に1回塗るのか。
同じ金額じゃないかと言われそうですが、24000円のワックスを3回に1回塗る方が、2回分ワックスを塗るという作業が発生しない分コストダウンになっていますね。
そしてワックスを塗らない洗浄というのはさほどシビアではありませんから洗浄スピードも上がりますし、精神的な負担も少なく済みます。


しっかり初期施工ができていれば、現場に行って綺麗でやるところがないなんてこともあって、昨年も年に1回の総合病院の定期清掃で現場(まだUAフィニッシュL)が綺麗すぎて、多機能還元水250倍とダイヤモンドパープルパッドで洗ったらつやぼけしてしまいました。
1年経っても他の業者さんが昨日作業したのより綺麗でしたから、次回からそのような場合はダスター→洗浄機(白パッド)を押して終わりという話になりました。
金額は同じなのに、
・ワックス塗布ありだと3日みっちり
・光沢復元洗浄だけだと楽々2.5日(頑張ったら2日)
・ダスター→洗浄機なら1日
となり、とてつもなく利益が出てしまうわけです。
我々の現場作業の利益というのは、何人作業に入ったからいくらではなく、このようにして耐久性を活かして作業を間引き、全体効率で利益を出していくのです。


次回は全体効率を求めたfinish+の話です。
2025年01月23日 00:00