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原価計算できない業界 1

前回までにワックスのコストの話をしました。
実際に現場ごとにワックスのコストを計算されている会社はどのくらいあったでしょうか?


以前にも書いたことがありますが、我々の業界のほとんどはその原価を計算できていない会社の方が多いのです。
ここでいう原価計算というのは現場の原価計算だけではなく会社全体のことを指していますが、我々の業界では現場の原価計算も精密にできていない会社の方が多いですね。
一般的に他の業種では考えられないことです。


よくある話でマンションの退去後のハウスクリーニングが1ルーム1万円だなんて話があります。
1人で1日2件これをきっちりやるのは当たりやはずれもあったりしてなかなかしんどいもので、なんとか長時間仕事をして1日2万円です。
30日ずっと休まずやったとして60万円で結構儲かったななんて話が繁忙期にはあったりします。
しかし見る人からみればそれは儲かってないだろうとすぐにわかる話です。


見積というのは利益と原価から作成していくもので相場の単価なんていうのは関係ないのです。
相場が安いからそれに合わせて物件を取ったりすると、現場では粗利は出ていても実際には赤字となってしまいます。
ビルメン業界ではこの目に見えない(現場からは見えない)経費が大きく、それを把握して仕事をしていないといつの間にか赤字物件ばかりなんてことになりやすいものです。
大手の企業ですと、本社経費8%、営業所経費8%(数値は会社で変わります)なんていう基準を設けて、16%以下は赤字であるとされます。
営業的な戦略で赤字でもやってしまうこともあったりはするのですが、売上の膨張になりますからあまりおすすめできません。
利益率が低いということは1%でも何かがあると赤字になる危険があるということです。


次回へ続きます。

 
2025年03月31日 00:00