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原価計算できない業界 4

前回からの続きです。


条件が変更できなければその仕事をやめることを検討した方が良いかもしれません。
その条件の悪い仕事があることで新規で条件の良い仕事が受けられないわけですから。
そうやって現場をブラッシュアップしていくことが会社全体の利益率向上につながります。
景気が悪くなった時、大企業は不採算部門を切り捨てますが、そもそも不採算なのですから研究開発や教育などの投資でなければ景気が悪くなくても切り捨てた方が良いわけです。
人手不足、とりわけ仕事のできる人の不足な状態であり、仕事があっても人手が足りないから現場が受けられないという現代においては、断ることは特に大切です。


相場の単価はありますが、相場という言葉に振り回されて赤字の物件を赤字と知らずに受注してしまうのは大変危険なことです。
一度単価を決めてしまうとそれがずっとまかり通ってしまいますからね。
他社がどうであれ、自社は自社の仕事に対して自信を持って金額を設定する方が長い目で見て長続きします。
安い単価で赤字を知らずに受注している会社は放っておいても廃業するのですから。
高いと言われるお客さんには、その単価で1ヶ月間仕事をしたらどうなるか前述の計算を教えてあげましょう。
その会社が廃業するのをわかっていて発注するのは結果的に誰も仕事をしてくれなくなる仕事で発注者側が最後には困るのです。
実際に定期的な業者さんが変わる仕事があります。
大学周りの退去後ハウスだったり、一部のホームセンターやドラッグストアの定期清掃だったり、「安くて大変だけど1年間だけなんとかやってくれない?」なんて話は昔からよくあるのです。
それはそれで良い勉強になりますからやってみるのもひとつですが、やればやるほどしんどい割に利益が残らんなということが見えてきます。


安い仕事を適当な仕事でやり逃げする人がいて、安いのが基準になるから業界はおかしくなるのです。
そういった仕事に振り回されないためにも原価計算を正しく行いましょう。
2025年04月10日 00:00