洗浄液の量の大切さ 6
前回からの続きです。本来は洗剤塗布→10分程度放置→水を打つ→洗浄
というのが正しい手順で剥離剤ならこの手順でなければまともな剥離作業になりません。
つまりは洗浄もまともな洗浄ではないわけです。
ナノプラスの洗浄液の場合は塗布量をしっかり守っていれば、10分放置しなくても、水を打たなくても、問題の出ないような設計になっていますから、ポリッシャーや洗浄機から水を出しながら洗えば十分です。
乾燥して水が減っている場合はちゃんと水を打ってから洗浄してくださいね。
中途半端に洗浄液が乾燥しているところを洗うと、水が足りないので十分に落ちず、洗いムラになってしまいますから。
洗浄液の回収ですが、昨今ではエアスクープがバッテリーのコードレスになったことで使う人も増えてきました。
ですが洗浄機をお持ちならなるべく洗浄機での回収をお勧めします。
最初に出てきましたが、洗浄から回収までは時間差があり、洗浄液は洗った後のワックス被膜にまた反応します。
だからこそ洗って10分放置し再度洗浄という2度洗いが有効なのですが、普通に洗って回収する時も同じですから、なるべく早く回収したいところですし、再度下の被膜が反応しても洗浄機で洗いながら回収すれば再度反応した部分は除去できるということです。
この下のワックスの反応した部分を除去できているかどうかでも耐久性に差は出ます。
それをなるべく防ぐためのポリッシャーや洗浄機から水を出しながら洗うということが重要です。
尚、洗浄液回収後に洗浄機で洗うから大丈夫なんて思われがちですが、浸透圧の違いから、ただの水でリンスしてもその部分は取れにくいのです。
多機能還元水は残留しても悪影響がありませんから、洗浄機には多機能還元水を1000倍希釈で入れておくとより回収率も上がります。
またカーペットのリンサーやエクストラクターも同様で回収率が上がります。
そして新製品であるまないのきよみずは汚れを剥がしたり、溶かし込む力が強いですから回収率をさらにあげるとともに、まないのきよみずは化学的にはH2Oですからどれだけ添加しても問題になることがないのが大きな魅力です。
化学だけにとらわれていては作ることのできない製品です。
2025年05月29日 00:00