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たかがダスター たかがアップライト 2

前回からの続きです。


これはワックス床の作業でもそうで、洗ってワックスを塗る事が目的になっているのもよくあることです。
ダスターについても1日1回ダスターをかけることが目的になってしまっているから結果の出ないロボット洗浄機という短絡的な発想に繋がってしまうのです。
あれだけ流行ったロボット洗浄機も初期に入れた現場では見るも無惨な結果となり、もう次は買わないという現場をよく見ます。
マシンの設計を知っている人なら使う前からダメなことはすぐにわかってしまいます。
特定の用途の建物で使う分には良いかもしれませんが、それで事が足りるのであればウェットダスターで十分にも思えます。
綺麗に維持管理できないのならやる意味はありません。


さらに拡げて見ると、仕様書どおりにやることが目的にもなってしまっています。
仕様書どおりにやるのは当然なのですが、仕様書の意図を理解して結果を出し、一番はお客さんに満足してもらうのが目的です。
満足いかない結果しか出ないのであれば仕様書と作業方法を修正しなければいけません。


日常清掃における洗浄という作業ですが、ウェットダスターで除去しきれない汚れを除去するものという風に考えた場合、スーパーの魚売り場の塩水や惣菜売り場、食堂や飲食店の油汚れといったところです。
土砂は洗浄機ではなくウェットダスターで除去するものです。
それ以外の現場で必要なのだとしたら光沢復元洗浄を目的として洗浄機を使うことになりますが、毎日洗浄やバフをしないと維持できないほどfinish+はポンコツではありませんから、週1回程度で良いでしょう。
つまりは建物に対して毎日すべての面積をかけるという概念はより薄くなっていき、痛む部分+それ以外の部分(をすこしずつ)に対して、多機能還元水1000倍とトレールパッド(光沢が落ちがひどいようならパープル)で洗浄というのが日常洗浄になってきます。(セラミックタイルの場合はトレールパッドのみ)
ウェットダスターは全面かけるにしても、洗浄を全面かける意味はありませんからその分作業時間は短縮できますし、洗浄機も大きいものを入れる必要もなくなります。


しかしそういったことも正しいウェットダスターができているかということが大切になります。
ベタベタで絞りきれていないトレールモップでいくら頑張っても床は黒すむだけですし、ハンドルを胸に当てて体重をかけていなければ下から微細な土砂は抜けていき、ワックスの光沢も復元することもありません。
年配の女性だと力が足りなくてトレールモップを絞りきれない事があります。
ですので当社では濡らしたトレールモップを洗濯機に入れて脱水をかけてから使うというのを日常清掃の標準としています。
汚れたトレールモップは度々洗うのではなく、水を張ったペール缶に入れて乾燥しないようにして新しいものに替えて使っていきます。
いちいち洗う方が時間がかかってしまいますから。
細かいところでいえばダスターは角や狭いところが苦手で土砂や埃をそういったところに押し込んでしまう人もいるため、先に角や隅、また大きなゴミなどがあった場合には先にソニカルのウォーターブルームで切って取り除いてからダスターをかけます。


どんな仕事でも1流は同じ仕事を2流や3流の何倍を細かい工程でこなしています。
仕事を細分化していくと2流、3流には見えていない仕事がそこには多くあり、それを同じ時間内に処理してしまっているのでその差が外から見ていてはわからないのです。
わたしは営業マンタイプではないので、1流の営業マンと同行営業に行くと本当に驚かされます。
想像以上に細かく、そんなことはやってもやらなくても同じでは無いかと思ってしまうこともきっちりカバーしているからあとあと問題が起こらないのです。
わたしの場合は営業企画だったり営業補佐の裏方の方が向いていますから、プレゼン資料の作成やプレゼンの準備などの方に力を入れますが、フォントひとつ、デザインひとつにも意味があります。
いろんなところから提案も受けますが、いかにもパワーポイントみたいな提案書を受け取ると、使い回しの提案書は論外、デザインに意味やこだわりの無いものも論外、と見る前に破棄なんてこともあります。
より伝えたいからプレゼンやデザインの勉強をしているわけです。


そういった観点から現場作業を見た時にどのレベルでダスターをかけているか、アップライトをかけているかという話なのです。
2025年09月11日 00:00