洗浄機1パス定期洗浄のバリエーション
前回からの続きです。予備洗浄といえば洗浄機に新品のSPPパッドをつけて削り倒すというイメージですが、
これはこれですこしバリエーションもありまして、うまく使えば定期の洗浄が1パスででき、光沢復元洗浄で終わったり、finish+を薄く1層塗布して終わることもできるのです。
多機能還元水+まないのきよみず125倍希釈ずつ+SPPパッド
でやれば減膜量を大幅に増やせますし、
SPPパッドではなくパープルにすれば汚れはそこそこ取れて光沢復元洗浄になったりもします。
多機能還元水+まないのきよみず125倍希釈では
多機能還元水60倍希釈程度と同等の洗浄力になりますから、かなりの洗浄力といえます。
また1パス洗浄で終わる場合には多機能還元水125倍では濃いので、多機能還元水250倍とまないのきよみず100倍希釈にしたりもします。
まないのきよみずはいくら濃くしても水ですから残留が問題になることはありません。
濃くして洗浄力は上がるのに素材は痛まず、リンスも不要という便利なことができてしまうのです。
良い状態で仕上げようとすると
1パス目SPPパッド+多機能還元水125倍+まないのきよみず125倍
2パス目パープルパッド+多機能還元水250倍+まないのきよみず250倍
くらいでゆっくり洗ってやれば減膜量はそれなりに取れる割に表面は平滑に仕上がるのでfinish+を塗るにしても薄く塗れ、減膜量が不十分であっても薄く塗れているので全体の増膜量を抑えることができます。
なお、洗浄機の当たらない隅についてはfinish+を塗らなければ良いだけです。
このあたりは現場で運用していて既に結果は出ていますが、テスト中とも言えるものですので、もうすこしテストを重ねてから公式にHPへ掲載したいと思います。
ちょっとしたポイントがあるので見様見真似でやってもビルドアップして失敗します。
洗浄液の量を純正より増やしたり、洗浄のスピードだったりとても微妙な部分があります。
現在でもスーパーの真ん中の通路はダスター→洗浄機(必要があれば薄くfinish+を塗布)で十分対応できています。
そのためには汚れない被膜、耐久性の高い被膜というのが大前提となり、普通のワックスでは到底難しいと思います。
面積の半分以上をこんな簡単に定期清掃を終わらせてしまうのですから、より少ない人数での管理も可能となります。
また面積を絞って中身の濃い作業ができるということは、それだけ耐久性の高い被膜を作る作業に集中できるとも言えます。
当社の管理しているスーパーでも来年度の4月からは毎月メンテナンスに入っていたものを2ヶ月に1回に引き延ばす提案をする予定です。
単価を上げて回数を減らすことで利益率の向上と人手不足の解消を行います
どうでも良い人であれば人は集まりますが、信用して一緒に仕事ができる人はその人自身の仕事も忙しいですからなかなかお願いしてもお手伝いしていただけないことも多くなってきています。
今の人員体制でいかに利益を最大化できるかというのはどの会社にも当てはまる経営課題だと思います。
当社でも一緒に作業しながらナノプラスを学びたいという会社は歓迎していますのでご興味のある方はお声がけください。
2025年10月16日 00:00