量か?質か?3
前回からの続きです。人、機械、車によってこなせる現場の数や面積は決まり限界があります。
運送業界のように1台の車に対して、24時間3交代制で回せるようにマシンやバッテリーを増やせば極限まで利益は最大化できるかもしれませんが、基本的には1チーム1セットという会社が多いですから、利益率の低い仕事ばかりで埋まってしまうとなぜか頑張っているのに利益が出ないということになります。
そんな利益の出ない物件を利益の出る物件に変えることが知識や技術であり、ナノプラスはそういった使い方をするとさらに活きてきます。
うちが管理している物件は、一般のビルメンさんがやると大赤字を喰らうような物件です。
ナノプラスの耐久性や汚れにくさ、作業性の良さを活かしてドル箱物件に変えてしまっています。
昔、某大手管理会社さんのお手伝いをしていた頃がありました。
その会社のお手伝いしていた営業所は清掃については専門外だったので、それなりの利益を取ってフル外注し、細かいことはわからないのでプロに任せる!(そして極力何もしない!)とはっきりしていました。
そして無駄な物は持たず、手間をかけないことで最終的に高い利益率となっていました。
受注金額はさほど高くないのにも関わらず、同規模の他の会社と比較して半分の人数でそれ以上の利益を出していましたからかなり効率が良いと言えます。
今考えると、見えない経費を徹底的に削っていたわけですから、本当にこの業種のことをよくわかっているなと思いました。
経営的な量と質の話でしたが、これは営業でも現場管理や現場施工でも同じことです。
営業ならいかに定期物件が取れるか。
うちの会社は定期物件しか受注してなく、1回きりの物件はお断りしています。
定期物件だからこそ先行投資してあとで高い利益率に変えられるのですから。
1回きりの物件なんて金額も単価もさほどでないのに、現場調査へ行って見積作成した段階で赤字ですから。
現場管理においても多くの物件を1人の管理者がいかに効率よく管理できる仕組みを作るかです。
いまだに日常清掃現場のタイムカードを回収、給与明細を配布だったり、毎月洗剤の補充なんてやっていたら物件管理者1人当たりの物件数はかなり少ないはずです。
うちの場合には、タイムカードや給与明細は労務・会計ソフト連動のスマホアプリ処理で多機能還元水の補充も年1、2回の定期清掃の際に補充すれば十分です。
希釈ポンプ1本300ccで1プッシュ1cc→500ccスプレーヤー1本ですから、ほとんど減りません。
現場施工では、定期清掃の回数をどんどん減らしてきており、スーパー以外の物件は年1、2回となり、その分単価も上げています。
総合病院の通路に至っては、1年後に行ってもまだ他の会社が作業した後より綺麗な状態ですから、ダスターだけでも良さそうなレベルで、次回からは洗浄機1パスで定期清掃終了することで了承も取れました。
UAフィニッシュLでそのくらい綺麗に維持ができていましたから、今年finish+に塗り替えた部分はあと5年以上は洗浄機1パスです。
finish+の耐久性と汚れにくさを活かして、春からは毎月のスーパーの物件も2ヶ月に1回にして単価も上げることでお店とも合意が取れていています。
むしろ毎月行ってもさほどやることもなく、道具の積み下ろしや洗い物の方が作業より大変で、予定を空けるのにも必要なことになっています。
そういったこの業界の会社の様々な質を向上させるアイデアを提供させていただくことで業界の課題である賃金向上や人手不足解消などをナノプラスで解決していきます。
2025年11月20日 00:00