伝わる熱意3
前回からの続きです。このコラムは週2回(月曜日・木曜日)更新をさせていただいております。
最初の方を振り返ってみると2017年6月から書いていて、毎日更新していたり間が空いたりなんて時期もあるもののなんだかんだで8年間続けているわけです。
8年前と今では知識も情報量も技術水準も違いますから初期ものを見ても今では参考にならないものは多いですが、業界を良くしたいという想いだけは8年間変わっておらず情報の蓄積を続けています。
HPのトップページにあるように書き続けているのは情報の蓄積を行って後世に残すためです。
これまでのビルメン業界は基礎的な情報や知識の蓄積と伝承、進化が全く行われていない状態です。
セミナーにいらっしゃった方に
・何をやってもうまくいかない
・何を見れば良いのかわからない
・メーカーのいうとおりにやっても結果が出ない
・何を信じて良いのかもわからない。
「色々調べてナノプラスに辿り着いて納得できたからセミナーに来ました!」
と皆様仰います。
ビルメン業とメーカー業をやっていて思うのは、利益のためだけを考えればビルメン業だけをやっていればいいのです。
ノウハウを公表せず、自社だけうんと儲かれば良いのなら…
もっと言えばビルメン業をしなくてもノウハウがあれば動く金額が大きい不動産業なり金融業なりをやっている方が儲かるのです。
そもそもなぜわたしはこの仕事をしているのだろう、何ができるのだろうと考えた時に、コンサル・メーカー・販売店・管理会社・施工会社をすべてやってきたからこそわかる自分でなければできない仕事をしようと感じました。
自社のこともスタッフのことも大切ではありますが、それはこの業界があってこそ、もっと言えば地球という星があってこそ成り立っているわけで、業界や地球をわたしの立場でよくするには何ができるだろうということです。
そう感じるからナノプラスはただの物売りになるつもりはなく、情報・技術・製品の開発を行い後世に伝えるということにしました。
前回にも書きましたが、「自然界の正常な循環をサポートする」という前提条件に立てばケミカルの構成も変わりますから、より水に近い物になりますし、洗浄液も水道水よりさらに環境に良いもので飲めるレベルのものに変わってきました。
利益追求を考えるのであれば短期間にこれだけで研究と製品リリースなどせずに同じ製品を売り続ける方がよほどか利益は出るのです。
実際に売るという営業活動はしてなく、開発することしかしていません。
汚れが落ちればなんでも良い
のではなく、そういった前提条件の中で汚れを落とす、汚れがつきにくい設計にすることで環境負荷が低いもので汚れを落とすというように変えていかなければ、PRTR規制の改正が続くことが表しているようにこれからの時代についていけないのです。
特にビルメン業界はそういった世間の動きに鈍感すぎますから。
次回へ続きます。
2025年12月18日 00:00