凍結防止剤(アルカリ)に強いfinish+
年明けは2日から大雪で大変でしたね。雪の多い地方では日常的に凍結防止剤が撒かれていますが、水に溶けるとアルカリ性となり、それをワックスの床に持ち込むとワックスは緩んだり溶けてしまったり、その結果ワックスのつやぼけが起こったり、黒ずんだりということになってしまいます。
昔はクエン酸などで洗って中和して対応なんてやり方を試したこともありますが、そもそもワックスには良いものではありません。
ワックスを塗って乾燥させた後にクエン酸や次亜塩素酸水を撒いて洗って硬化させるという手法もありますが、これには致命的な欠陥があります。
何度か書きましたが、そのようなことをした被膜は過度に酸化しており、耐薬品性が高くなりますがもろくなり、割れやすくもなります。
椅子の下が黒くなるのは被膜が床材の凹凸の追従についていけなくて破れてしまい、細かいレベルに割れたところが汚れて黒くなっているのですが、それが起こりやすくなります。
また耐薬品性も過度に上がるため減膜性が極端に悪くなり、減膜できずに塗るということはビルドアップし結果的黒ずんでしまうということにつながります。
そしてそれをなんとかしようと希釈の濃いケミカルを使うようになりケミカルコストがかかってしまうのです。
これは多機能還元水を使ってもそうそう還元して元通りにできるレベルではありません。
そしてタチが悪いのは、これは短期間では気が付きにくい現象だということです。
数年経たないとわかりませんがその時にはもう時すでに遅し。
当社の現場でも昔それをやり続けた時期の被膜が下地に残っている現場もあり、そんな上にfinish+を塗っても下地の影響を受けるので100%性能を発揮できません。
また過度に酸化した被膜は剥離剤ですらそうそう受け付けませんから、今度は長い期間をかけて多機能還元水で還元して耐薬品性を戻してから剥離剤を使う必要があります。
アルカリで簡単に剥がせる設計のUAフィニッシュLの時代に凍結防止剤は大きな問題でした。
今のfinish+になってからは対照的でアルカリに強く剥がれにくいので、凍結防止剤の被害も小さくなりました。
finish+はphをアルカリ性に振って剥がすものではなく、多機能還元水で還元させて剥がすものです。
またアルカリに強いということは、油汚れがひどい場合にアルカリ電解水などでハードに洗っても被膜がツヤぼけしにくくなるというメリットもあります。
(汚れにくいfinish+がそこまでひどく汚れることもありませんが…)
つやぼけしにくいということは洗浄のみで作業が終われる可能性も高くなるということです。
これからのさらに寒い時期になりますから、凍結防止剤が撒かれて床のワックスが緩んで汚れやすくなったり、つやぼけしたりといった現象はさらに増えていきますが、finish+を塗ることで対策になりますのでぜひお試しください。
2026年01月05日 00:00