アーカイブ 売上が増えても利益が増えない清掃業
2018年5月26日の記事のアーカイブです。過去記事はこちら
我々のメンテナンス業も利益を残すのにはポイントがあります。
拡大して売上を上げることが必ずしも利益の増加になる訳ではありません。
人数や機材によって適切な売上規模や業務内容があります。
そこに対して適正化させていくことが経営手腕と言えます。
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nano+導入時に・・・
ご丁寧にお客様に説明をされる方がいらっしゃいます。説明するとまちがいなく減額になります。
nano+の説明はそういうものですので。
これまでワックスや洗剤を変えるのに、わざわざお客様に話をするでしょうか?
しれ〜って変えてしまえば収益性は上がるんです。
お客様に話をする場合は・・・
新規のお客様の場合や契約変更の場合です!nano+をお客様にPRするポイントは、耐久性とメンテナンス性。
安全とか環境に良いなんてものは当たり前。
つまり、
・年間回数を減らしてメンテナンス
・剥離清掃費用+汚水処理費が不要
ですね。
年12回でメンテナンスしているところに年6回で提案
見積は年間で考えます。
例)
年12回×@100=@1200円
⬇︎
年6回×@150円=@900円 → @-300円(お客様削減額3ヶ月分)
+
剥離代+汚水処理費も削減
この価格差は大きな競争力です‼️
これが差別化‼️
価格競争しても単価は上がるので収益率は上がります。
以前のコラムに書きましたが、単価が上がらない限り給与は上がりません。
売上が上がってもしんどくなるばかり。。。
数字シュミレーション
年間12回の例)売 上@100円
作業原価@ 40円
利 益@ 60円×12ヶ月=720円
⬇︎
年間6回に変更すると
売 上@150円
作業原価@ 40円
利 益@ 90円×6ヶ月=540円
利益額は減っていますが、作業に行かないので、空いているところに他の仕事を入れることが可能になります。
半分の稼働でこれまでの75%の利益を出すことができるようになります。
経済学的に言うと需要に供給が追いついていない
人手不足で作業のスタッフさんもフル稼働に近い状態の会社は多いはず。
これ以上は現場を受注してもできません=供給できません!の状態。
そんな時に安い仕事を受けなくてもという話ではあるのですが、せっかくのチャンスなので、やってしまうのがこの仕事の常。
既存の管理現場がこれまでの半分の人数で管理できるとどうでしょう?
まだまだ仕事は受注できます。
受注しても余裕があるので無理なくこなせます。
無理をしないということはクレームにもなりにくく、利益も出やすいんですね。
これまでの2倍近い現場がこれまでの人数と機材でこなせるから会社に利益が残りスタッフさんの給与も上げることができる。
・給与が高いと長続きもする
・求人にも集まりやすくなる
といい流れになるんですね。
売上が下がると利益が出るという不思議
清掃業は売上が上がると利益が減ることが多々あります。
経費も一緒に増えていきますし、固定費だと思っていたものも、規模が大きくなれば増大していく変動費です。
作業者が増えれば、作業車、機材も増えていきますし、本社の管理スタッフさんも増えていきます。
根本的には利益率を変えないと永久に解決しない問題です。
それを解決するのがnano+です。
この話をしだすと長くなるので、とりあえず今日はここまで。
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適正化に必要なのは、対象の業界をある程度選定すること。
しかし1種類ではその業界がなくなるといけませんから、数種類の組み合わせが必要です。
生活に直結した業種は安定していますね。
この業界で最も収益性の良い物件は事務所ビルです。
これで土日が埋めていくのが理想的です。
床が痛まないのに意外と年回数があるので、しっかりと初期施工していけばかなり楽ができます。
そして平日にできる物件と言えば、昼間ならマンションの巡回清掃や共用部の定期清掃、夜間なら店舗の定期清掃でしょうか。
組合に加入している美容院なら月曜日の日中に数件回ることができたりしますね。
実はうちの会社の現場を増やす今後のビジョンでは、小型の店舗や美容院を対象を増やしていく予定です。
社会構造の変化によってそのあたりがメインになってくることや、作業時間に対する単価が高いこともありますね。
短時間でしっかりと利益を取り、より短い時間で必要な収益を出すという感じです。
以前オンラインサロンの記事でも、マルチエントランスという話を書いたことがありますが、そういった現場営業用ホームページも開設を予定しています。