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フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

アーカイブ パッド回転数と洗浄の話

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2019年6月6日の記事のアーカイブです。
ポリッシャーや洗浄機のパッドの回転数ですが、あまり氣にされていない方も多いのですが、回転数が高い方が良いと勘違いをされている方もいらっしゃるようです。
またサイズによっても回転数の適性は変わるのですが、その辺りも認識されていない方が多いようです。
何を言っているかというと、洗浄中もパッドと反応したワックス被膜の間で滑りが起きているのです。
そして滑っているということは洗い切れていないということ。

なので、パッドの回転数とパッドのサイズ→外周速度というのは非常に重要なのです。


↓ここから過去記事

今日は少し短めのコラム。
セミナーでは必ず話をするこの話題。

パッド回転数は180~300rpmと幅広くありますが、重要なのはパッド回転数でなく、実質的なパッドのスピード。
例えば12インチと20インチでは、同じ220rpmでもパッドが設置している外周の床を擦っている速度は20インチの方がはるかに早くなります。
早くなると滑ってしまって十分に洗うことができないこともあり、nano+でのパッドサイズは20インチは外してきた経緯があります。
洗浄にこだわる方は、180rpm程度でないといけないと言われます。



 

ただしこれは一般的な話!

一般的な洗剤だと滑るのでそうなってしまいますが、nano+の場合はこの限りではありません。
洗浄の研究も継続して色々とやっていますが、nano+の洗浄液では滑りにくいのに加え、US SPPパッドは摩擦抵抗値が高いので、17インチ240rpm(ペンギンのリチウムバッテリーのポリッシャー)でもちゃんと洗うことができ、回転数が高い分擦る回数が増える分、ワックスも汚れもよく落ちてくれますので作業時間の短縮が可能となります。



 

正しく洗えると

洗浄液に反応したワックスが確実に除去しやすくなるので、上にワックスを塗った時の密着率が上がります。
またワックスを塗らない場合も、ヒールマークが入りやすくなるということが起こりにくくなります。
長期的な管理においては、耐久性の向上や、耐久性が向上したことにより洗浄のみでメンテナンスを行っていくことが増えていきますので、この差が大きな差になっていきます。


低速・高速でどう変わるか是非お試し下さい。

↑過去記事ここまで


またこの滑りの話には盲点が一つあり、洗浄液によっても異なります。
次回はこちらの話を進めていきます。
2022年09月29日 05:55

ワックスを塗る前に

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うちの現場ではエアコンがあることが普通ですし、ワックスを塗ること自体があまりないので、送風機を持っていくことはほとんどありませんが、それでも一年に数回使うこともあります。
ワックスを塗ったら送風機を回すのが当たり前なんていう会社もまだまだ多いようです。
しかしワックスを塗ってすぐ乾かすのに送風機を使うのはおすすめできません。
また直接ワックスに吹くのも論外です。


ホームページの図解にもありますが、ワックスは塗ってから10分経過しその間にワックスがレベリングして乾燥するのがまず理想的なレベリングですで、平滑になるから汚れにくく傷にも強くなります。
そしてそこからさらに10分以内に乾燥するくらいが1番ワックスの性能を引き出せるところです。
それ以上長くなると耐久性が落ちていき、塗ってから30分以上経過するとまともな被膜ができません。


ポイントになるのは↑にもありますが、ワックスを塗る前に換気して湿度を下げておくことです。
洗浄作業で空間の湿度は上がっていますから、その上がった湿度の空間でワックスを塗って空間に水分を吸わせようとしても吸わないのでワックスが乾かないのです。
また床面もしっかり乾燥していないのに塗るわけですから密着も悪いのです。


しっかり換気させた上でワックスを塗って7、8分経ったところくらいで送風機で空気を動かします。
換気をするという意味から言えば送風機ではなくダクトファンの方がおすすめです。
圧倒的な換気量で換気できるので、湿度が上がった空気を外に排出することで乾燥を早くできます。
階段ではダクトファンをうまく使って下から空気を抜くことで上から湿度の低い空気を入れることができます。


良いメンテナンスは良い被膜があってこそです。
2022年09月26日 05:55

アーカイブ 全ては自分が使う為

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2019年6月12日の記事のアーカイブです。
農家さんで売る為の作物の畑と自分で食べる作物の畑が違うなんて話を聞いてことがありますでしょうか?
すべての農家さんがそうであるという話ではありませんが、これは我々の業界でも同じことが起こっています。
ひどい話ですが、自社で使うものと売るものが違うなんていう会社があるのも事実です。

我々の業界ではその製品やシステムがどういったコンセプトで作られているか、明確でないものが多いのが実情です。
「〇〇用と書いてある!」という声も出そうですが、それは単品の用途であって、思想ではないのです。
メーカーとしてどういう業界にしたいのか、管理会社・施工会社としてどういった業界にしたいのかということが重要なのです。
売れればいいなんて会社は社会的価値を創造できない会社であって、本来は会社としての思想があって製品やサービスが存在するはずなのです。



↓ここから過去記事

そこまで細かいことをやるのですか?とよく言われます。
先日洗浄ワックス作業の図解もupしましたが、おそらくそれも見て細かい!という人は結構いると思います。
別に細かいのではなく当たり前のことを当たり前にやっているだけで、大変ではありません。
仕事ですし、細かいことの積み重ねが結果に反映されることなのできっちりやるというだけ。
逆に結果に反映されないことはやりません。


 

ワックスメーカーさんで例えてみましょう

洗剤やワックスというのは基本水ですので、生ものなんですね。
なので海外から何ヶ月もかけて60度を超えるコンテナの中に詰められて運ばれてくるなんていうのは論外。
野菜だったら腐ったり、凍ったり。
真夏の車内に放置なんてのもあまりよくはありませんので、現場に着いたら陽の当たらない室内へ移動します。

 
ワックスを作るその水を、いわゆる美味しい水と言われる名水と汚い川の水で作っているメーカーさんのどちらを選ぶでしょう?
流れている水をそのまま使うわけではないのですが、水の持つ酸化還元電位には差がありますから、傷みやすいか傷みにくいか違いはあります。
もちろん名水の方が!と思いますが、そこまで考えてケミカルを選定する人はいませんね。
しかしそこまで気にして生産するメーカーと、そうでないメーカーでは品質管理の精度にも大きな違うが出ることは言うまでもありません。
またそれが現場でどのように差になるか?
ほとんどの人がそれだけではあまり結果は変わらないでしょう。
その違いがわかるレベルで作業しているかどうかという問題もありますが。。。



 

この話の趣旨というのは

そこまで気にして作業をしている人とそうでない人は明らかに差が出ると言う話です。
直接的な品質に差が出るのはもちろん、作業全ての精度が違うので丁寧でクレームが発生しにくいということにつながります。
たかがワックス、たかがマシン、たかが一つの作業。
車が汚い、マシンが汚い、こんな会社は大体現場を見るまでもなく、汚いですね。
車やマシンが綺麗にできない会社が、それよりもっと難しい現場を綺麗にはできません。
この仕事をしていますと、業界の1流の方に会うことも多いですが、1流ほど車もマシンも綺麗です。
本当にすごい会社は洗浄機も新車状態です。
そのたかがを積み重ねていくことが目に見える明らかな差(品質・耐久性・作業時間)に出てくるのです。

nano+と他のシステムや資機材を比べた場合、nano+は圧倒的に優位でしょう。
そのように研究して作っておりますので。
しかし競合他社もnano+を使う可能性はゼロではありません。
その時はそういった細かい積み重ねが差に出てしまいます。
(もちろん営業的な面などもあるので現場の品質だけで決まりませんが。。。)
もし現場で施工のコンペとかがあったり、競合する会社の作業が見れれば、どのくらいのレベルでというのは丸裸なので対策を講じることはできます。
SNSなんかで作業をupしている会社がありますが、それだけでだいたい分かってしまいます。
あーあ、こりゃダメだとか、これは本当に素晴らしい思うことも色々。
もっと良くなって欲しいと思うので、メールやインスタにコメントさせて頂くことも。



 

全ては自分で使う為

これが他のメーカーさんの商品とnano+の一番大きな違い。
売る為の清掃システムではなく、自分自身が、自社のスタッフが現場で使う為を第1の目標としていますので、自分が使う為に理想を追求しています。
売る為、利益を得る為だと洗剤の希釈が濃いシステムを作ります。
そして洗剤が濃くなれば、ワックスもたくさん必要になります。
20倍希釈ぐらいの洗剤と500倍希釈の洗剤では、売れる本数は比較になりませんから。
なので、nano+はなかなかリオーダーが来ません。
ワックスの密着率も高く、既存ワックスでもそれが改善されていくので、ワックスの消費量もどんどん減ります。
実際に1年にUAフィニッシュLを120本使われていたお客様が1年で20本程度になってしまうことも。。。
うちの現場でさえ、月に18L1本を消費しなくなってしまいました。。。

自分で使うからこそ、短時間で高い品質が出せるよう、コストがかからないよう設計をしているということです。
そして使うもの全てに細かいところまで気を使って製品が出来上がっています。

↑過去記事ここまで



これまで色んなメーカーさんと話をしてきましたが、良い洗剤って何ですか?と聞くと、「スプレーした瞬間に汚れが簡単に落ちる洗剤」とよく返ってきていました。
なぜ?と返すと「それが1番売りやすいから」と。
確かに言っていることは間違っていないのだけど、色んな意味で間違っていますね。
多機能還元水はどんな汚れにも対応はできますが、どの洗剤よりも劇的に落ちるなんてことはありません。
まったく別の部分に重きを置いていますから。

これまでの業界は売る側都合でできてきた業界でした。
しかし使う側がそれを使って現場を作るのですから、もっとそういった本質的なことを学ばねばなりません。
「落ちてナンボ!」なんて言っているのではなく、いかに安全なもので汚れを落とすのか、いかに汚さないようにしていくのか、これはその人本人の知識や技量です。
知識や技量を置いておいて簡単に落とせる危険なものに走るというのは成長になりませんし頂けません。

この洗剤は安全です、とかアルカリ電解水だから安全ですとか、よく聞きますがではそれを飲めますか?
つまりは安全ではないのですよ。
何を持って安全を判断していますか?メーカーが言ったから?
天然素材だから安全ですか?トリカブトは天然ですが危険ですよ。
天然素材だから必ずしも安全なんてのは安易なのです。

そういったことがあるからこそ、作っている自分自身が使うものというのは意味が大きいのです。
2022年09月22日 05:55

未来から現在を視る

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「目標達成の方法は色々」というアーカイブ記事を再編集しましたが、どこに視点を設定するか、つまりテレビやラジオと同じようにをチャンネル(周波数)をどこにセットするかで見えるものは変わります。
大変な時代では目の前のことをこなすのが大変だから、明日のことしか考えられないという声も多いかもしれません。
しかし明日のことだけやっていれば大丈夫なのかというとその選択肢の先に断崖絶壁があっても直前まで氣がつかず、引き返すことができないところまで行ってしまう人も見ることがあります。


もちろん目の前のことをこなして最低限生活に必要な収入を得ることは現代では必要でしょう。
それに執着しすぎて遠い先のことを見ていないとそのままで良いのかという話です。
同じ仕事をこなしていればそれなりに収入は入る仕事であることは間違いありません。
しかし違うスキルをつけることができればもっと色んな展開も行えますね。
それはメンテナンス業界には何も関係ないことかもしれませんが、わたしのようにまったく関係なさそうな量子エネルギーの研究が仕事に生きることだってあるのです。
目の前のことは80%くらいにして、20%くらいは将来のことをやっておかないと、現状維持するのがいっぱいいっぱいになります。
体力は年齢と共に衰えていきますから、現状維持すら大変になっていきますという話は以前にもしたことがありますが、その為には視点を遠くに設定して、もっと広い視野で視ることが必要になってきます。


これは現場と同じで、現在から未来を見るのではなく、未来から現在を視るのです。
そうすれば普段の行動も自ずと変わってきます。
わたしの視点では、宇宙の為に何ができるだろうかという視点で仕事をしています。
おそらく「何を意味のわからないことを」と思う人が多いでしょうが、その視点を持てば宇宙のことも色々情報が入ってくるからこそ、地球の現代文明では解明できないことを実用化することもできるのです。
まさに宇宙の視点にチャンネル(周波数)を合わせるということですね。
2022年09月19日 05:55

アーカイブ UAコーティングでなくUV照射コーティング光沢復元洗浄の話

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2019年6月13日の記事のアーカイブです。
春先のこの写真の物件は建物の用途が変わり改装され、床のデザインが変わりましたが、結局10年以上綺麗な状態で光沢復元洗浄のみで管理してきました。
ワックスより耐久性があるのは確かですか、傷の補修は大変なものです。


まず被膜の種類を大きく分けると、

◯剥離できるワックスと言われるグループ
・アクリルワックス→一般的なワックス

・アクリル&ウレタンワックス→ウレタンが入っているので密着率が高くなるが剥離性が悪くなる。
※某メーカーの昔あったワックスは、その作ったメーカーですら剥離ができないという伝説も残っていますね。


◯剥離できないコーティングと言われるグループ
・水性ウレタン系
→頑張れば濃い剥離剤で剥離は可能とも言われるけど、現実的には難しい。
 ナノプラスの洗浄液で光沢復元洗浄可能。

・UV照射系
→剥離剤不可、ナノプラスの洗浄液で光沢復元洗浄可能。

・シリカ系(ガラスコーティングとも呼ばれる)
→ベースにウレタンを使い、トップにシリカ系を使うもので、大きな傷を入れてウレタンを剥離してなんとかしようというタイプ。
 現実的にそれを施工できる人はほとんどいない。

※アクリル系によっても剥離できないものも存在しますが、概ねこう言った分類になります。

 

↓ここから過去記事

コラムを書いてアップを忘れていたネタ。
うちの会社も10年以上前はUV照射タイプのコーティングにはまっていた時代がありました。

しかし、

・UV照射による作業者へのダメージ

・メンテナンス性の悪さ(剥離不可能)
・床材の反り

・被膜の割れ

・照射時間にムラによる被膜品質のムラ

・ノンワックスタイルに密着できない

などなど、いろいろな理由がありやめました。

それでもいくつかの現場には塗った場所が残っているんですね。

UV照射機などは売却したのでリコートはしていません。

nano+だと洗浄で被膜を減らして光沢復元ができるので管理は可能です。

しかし、これまでの技術では大きな傷が入る前に手を入れる必要がありました。

そして最近気になっていたのですが、これはそろそろやばいなと。。。

 

このUVコーティングは覚えていないぐらい洗っておらず、太陽光がよく当たる部分は過度に酸化して割れが出ていました。
またリコートする度に下に塗っている被膜はUVの照射を何度も受ける為、さらに酸化が進みます。

こうなってしまうと割れの下まで削るしかありません。

本来はその前に多機能還元水で洗浄して被膜の柔軟性を維持してやらないといけないのですね。

ワックスの場合はUV照射しないので割れるのはかなり先ですし、剥離もできますので問題ありませんが、コーティングの場合は剥離ができないので割れてしまいます。

 


 

洗浄前の写真を撮り忘れていましたが・・・

過度に効果して被膜の耐久性が落ちてきているので、傷が多くなっていました。

そして被膜の汚れもひどいものでした。

多機能還元水とnano+クリーナーをそれぞれ100倍希釈、使い古しのUS SPPパッドで傷の入った部分を除去して平滑に洗浄するので光沢が復元できます。
それでも光沢をさらに上げたい場合は、3Mのダイヤモンドパッド(紫)と500倍希釈の洗浄液で再度洗浄をかけて細かいレベリングを取ります。

となれば、管理には高いレベルが要求されますが、UVコーティングでも被膜のメンテナンスが実用的になるんですね。

実際にうちの現場の一部に残ったUVコーティングの部分は、洗浄だけで光沢を復元して管理をしています。
コーティング剤はケミカルコストが高いですから、リコートがなくなればケミカルコストが下がるだけでなく、照射までの溶剤の揮発待ち時間も短縮でき作業時間も短縮に。
さらに光沢復元洗浄ができますから、コーティング剤の薄塗りも可能となり、リコートする場合も作業時間が短縮が可能。


 

そしてこれはまだ序の口。

さらに研究は続きます。。。

↑過去記事ここまで


ワックスを傷はワックスを塗って消すものだと思っている方もまだ多いようですが、それは間違えた認識であって、目で見えるレベルでは傷の入ったところをワックスを塗っても、傷のないところは光沢が上がりますが、傷のないところは光沢は上がらないので、結果傷が目立ってしまうという現象が起こります。
傷を消すのは被膜を減膜するのが1番簡単で、光沢復元洗浄の理論というのは傷がないところまで平滑に減膜しましょうねというものです。
つまり減膜性(剥離性)の良さ=光沢復元洗浄の良さになっていく訳で、UAフィニッシュLをそれが良いので光沢復元性が良くなるのです。

耐久性の高い被膜を使っても基礎技術レベルが低い人では、レベルが高い人がUAフィニッシュLを塗った方が耐久性が出せるのです。
食品スーパーで1年びくともしないコーティングなんてなかなかありません。
そして剥離ができないのはただのリスクでしかありません。
ちゃんと作業手順や理論にそって作業すればそれは簡単なことなのですから、下手にリスクを負うことなく、知識や技術を磨いてリスクを負わず、初期投資もかけずに現場管理を進めて頂くことをお勧めします。

2022年09月15日 05:55

現場での視点

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先日ちょうど前回のコラムで書いた理容院の定期清掃でした。
洗った感じだと洗って終わりで良さそうな感じでした。
それは今回の作業としては良いのですが、この先を見た時にどうでしょう。

作業は9月と3月の年2回。
現場は1階で床温も低いので、良い被膜を追求すると3月に塗りたくありません。
そして1年後の作業の日に気温や湿度がどうかも分かりません。
かと言って2年後の9月は?マークです。

今回は気温・湿度・床温が非常に好条件でした。
つまりは塗らなくても良いのですが、塗るのにはベストな条件だったのです。
この先1、2年のうちに塗らないといけないかもしれないのなら、良い時期に塗ってしまった方が良いですよね。

この視点が非常に重要で、目の前だけ見て毎回洗って塗っていれば簡単かもしれませんが、
洗浄→乾燥→ワックス塗布→乾燥→物の移動→反対側も同様に作業ですが、
光沢復元洗浄のみでいけるのなら、
洗浄→物の移動→洗浄→物の復旧
で終われます。
そして5年や10年などの長期のスパンで何回塗布作業を入れないのかが収益率向上のポイントになります。

収益率向上のポイントで1番重要なのは「良質な被膜を作ること」というのはこれまでも記載している通りです。
ただ光れば良いなんて話ではありません。
5年楽ができるなら今回多少時間をかけてでも良い被膜を作った方が良いのです。

この視点こそが未来から現在を見ている視点ですね。
早く終わればいいというのは現在しか見ていない視点です。
収益率は別としても、作業自体が早く帰れて楽なのか、作業時間が長くてしんどいかという違いも出てきますね。
2022年09月12日 05:55

アーカイブ 目的達成の方法は色々

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2019年6月4日の記事のアーカイブです。
この記事を読むともう3年も経っているということがわかります。
美容院を塗らずに3年も光沢復元洗浄だけで管理しているということです。
変わったことといえば、来店客数が多く、ホームセンターで売っているマットではマットが持たないので、3Mの高いやつを敷き変えたことくらいでしょうか。

物がありますから、洗って乾かしてワックスを塗って乾かして戻して反対側をまた・・・なんて面倒な作業を毎回できるはずもありません。
そんなことをするから利益が出ないのです。




↓ここから過去記事

↑の写真は新規で契約になった美容院へ持っていくもの。
売ったのではなく、無償貸与です。
しかも年2回のUAコーティングでの管理現場。
そこに上記のセット約12,000円分を貸与します。

これだけ無償貸与しても、これによって維持ができれば実は安いものだったりします。
お客様の希望は、「年間予算の中で今までより綺麗に維持をしてくれ」
まぁ綺麗ならなんでもいいいよという話。
その目的を達成する為に、道具とお店の人に頑張ってもらいます。
土砂取りマットで土砂の流入は半分に。
今回は年2回の現場なので、ホームセンターで売っていた1980円のやつ。
来客が多い商業店舗で予算が大きい現場だと高くても10年以上の耐久性のある3Mの大きなものを使用します。
とりあえず今回は年2回で美容院なのでホームセンターのやつで。
トレールモップで日常清掃、使用する洗剤を間違えないよう多機能還元水を使用してもらえば、ワックス被膜を傷めることなく管理が可能になります。

床のメンテナンスの契約をしたからといった年2回の定期清掃だけしていては年2回の維持はできません。
目的は維持することですから、こういったことをするんですね。
ちなみに12,000円無償貸与して、初回剥離をしたら若干赤字が出ます。
それでも2回目以降は洗浄のみでクリアでき、ありえないレベルで利益率が高くなるので、初回の赤字なんてなんとも思っておりません。
逆に、年4回、6回入る方が現場の年間予算で収まらなくなってしまいます。

お店の方に日常清掃をやってもらってでも年回数を減らすことで、単価の安い、金額の小さい現場も収益性が高く、単価の高い、まとまった金額の現場に化けてくれます。
もちろんそれには的確な施工も必要にはなってきます。


洗浄スピードを上げていくことも重要ですが、きっちりとした施工で耐久性を最大限伸ばすことも収益性を高くする為に重要なことです。
手段と目的を正しく認識して、うまく現場管理をしていきましょう。

↑過去記事ここまで


4年と思えばこんな初期投資は軽く回収できていますね。
先週のアーカイブ記事にも書きましたが、目の前のお金に左右されて本来必要なポイントを理解できていないと見えてきません。
これは現場を目の前から見ているとできず、未来から現在へ見ていないとできません。
その視点こそが高い利益率を出す為に必要なことなのです。

一般的には理解されない方法ですが長期的視点だからこそできるのであって、この世界のほとんどの成功者は視点が数十年単位、王族貴族は数百年単位で物事を考えています。
2022年09月08日 05:55

多機能還元水のリンス活用

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今日は現場のテクニック的な話ですが、
多機能還元水はある程度なら残留させても問題のない洗浄液ではなく、むしろある程度残留させた方が良い洗浄液です。
だからこそリンスが不要であったり、リンスをする際にリンス率を上げる為に使ったりもするのです。
カーペットのエクストラクターやソファなどを洗うリンサーには回収率向上に効果的です。


普通のワックス床の洗浄でも油汚れやその他の汚れがひどい場合はリンスが必要です。
洗浄液自体は問題なくても汚れの残留はワックスの密着に影響を及ぼします。
それが面倒な場合は洗浄機で1パス予備洗浄をかけて対応することもありますが、リンス作業を入れる場合は多機能還元水1000倍を使用します。


量子フロアメンテナンスになれば界面活性剤ゼロになりますから、洗浄で使った同じ洗浄液でもう一度洗えばリンスできて便利なのです。
そうすれば道具が増えず非常に楽になります。



 
2022年09月05日 05:55

アーカイブ 現場改善は逆向きに考える

2019年6月11日の記事のアーカイブです。

現場で作業する時に目の前のことを見て作業する人は多いですね。
前を見てないと危ないからとかいう話ではないのです。
現場を見る時にどこから見ていますか? 
見えているものを見ているのか、現場を上から見ているのか、時間に対する進捗に対して見ているのか。
見方はさまざまです。
とはいえ、現場は決まって時間内に決まってクオリティで仕上げることが大切です。
それを考えると広いところから狭いところ、未来から現在に向かって見る必要があるのです。


↓ここから過去記事

うちの現場(食品スーパー)での出来事。
店長が変わり、あまり清掃しないだけでなく、ダンボールやケースをひこずるようになり、床の痛みが一気に激しくなった現場。
改装があり一部を新品のタイルに張り替えたものの、毎月メンテナンスに入ると下地のUAコーティングだけでなく、床材にまで傷を入れてしまう店舗。
UAコーティングまで傷や汚れが入ってしまうと、ポリッシャーの洗浄スピードはガクッと落ちてしまいます。
洗っているとUAフィニッシュLが取れていくのと、UAコーティングが取れていく違いが分かります。
UAコーティングが傷に強いからこそ床材まで傷が入りにくく維持ができます。
しかしそれでも床材まで入った場合はもっとスピードが落ちてしまいますね。

初期の施工で、UAコーティング1層+UAフィニッシュL2層塗っていても、度々の洗浄UAフィニッシュL1層塗布ではUAフィニッシュLはどんどんUAフィニッシュLの被膜は薄くなっていきます。
となると↑のような状況が起こるわけでして、「掃除しろー!」とか「物をひこずるなー!」とか言いたくもなるものです。
実際に本部にまでクレームを言いに行ったこともありました。
洗浄時間がかかると作業がしんどいので、ワックスは1層で逃げたいと思ってしまい、UAフィニッシュLが増膜していかないので、いつまでも改善しない洗浄のしんどい現場ということになり、収益性悪いなぁという結論になってしまいます。



 

改善するには

原因となっているのは、UAフィニッシュLが増膜できていないから。
なので一度はしんどいですが、US SPPパッドの新品で洗浄してUAフィニッシュLを厚めに2層入れましょう。
暖かい時期で環境が整っていれば20cc/㎡×2層でも塗布できます。
2層と言えど、1層あたりが20ccだとかなりの厚みになりますね。
これだけあると扱いが悪い店舗でもUAフィニッシュLで受け止めて、UAフィニッシュLを除去すればいいのなら洗浄スピードは落ちません。
つまり、洗浄時間を短縮する為にUAフィニッシュLの2層目を塗る方に時間をかけるんですね。
洗浄時間が間延びするより、ワックスを塗る時間の方がはるかに短い。
UAフィニッシュLのしっかりした被膜ができることで安定的な管理ができます。

遠回りと思われがちですが、こちらから改善していった方が結果が出ます。
フロアメンテンンスは奥が深いですね。

↑過去記事ここまで


上記の件では、未来から過去に対して見て改善を考えている事例です。
先週のコラムで作業スケジュールの話をしましたが、それは1回の現場作業として見ています。
今回の話は現場を年間単位で見て判断しています。
そしてこの頃から比べ技術の進歩によって、一度塗ったUAフィニッシュLが3年や5年維持できるような時代に変わってきています。
そうなってくると5年や10年でどうするかという話に変わってきます。
当社で机の多い専門学校を管理していますが、こちらではもう10年以上光沢復元洗浄のみという計画で管理しています。
良質な被膜を作ってしまえば机や椅子のひこずりにも負けず、年1、2回の光沢復元洗浄でメンテナンスできます。
そして机や椅子が多くある物件でワックス塗布をしないということは、ワックスの乾燥時間が発生しませんからどんどん作業が進みます。

この物件の場合は、下地が出来上がっていてある程度管理を進めた状態からUAフィニッシュLを35cc/㎡くらいかなり厚めに塗布してしっかりレベリングして乾燥させています。
これを乾燥が悪い時期に薄めに薄めに何回か塗っていたのでは不可能なことで、こういう管理をする為に計画して時期を選んで作業をしています。
ちなみにですが、天気予報も確認しています。
天気が悪ければ乾きませんからもちろん順延となります。

未来を描いてこうしたいから今この作業をするということをしなければいけません。
これは現場がうまくいかない時もそうで、目の前のことも改善しなければいけませんが、未来から見て改善されなければ小手先の改善にしかなりません。

現場の管理というもっと実務的なレベルで見れば土砂取りマットなんかは分かりやすい例ですね。
7万円するような土砂取りマットを当社の管理物件ではお客さんからマット代を頂かなくても勝手に設置します。
初期の時点では赤字かもしれませんが、3Mの土砂取りマットは15年くらい使えます。
10年で考えると1年で7000円で、1ヶ月583円ですね。
583円で下手にダスターをお客さんがかけるよりよほどか土砂を取ってくれます。
目の前の利益だけを考えているとこういう発想はできません。
これが見えているから定期清掃の時間を短縮したり、ワックス塗布回数が’減ったりして月583円以上の価値になります。
お客さんにトレールモップや多機能還元水を無料で渡して日常的なメンテナンスをしてもらうのも同じことです。

視点を広く、未来から過去まで拡げることで見えなかった部分が見えてきます。
そしてこの見えていない部分の収益性向上のアイデアがあったりするのです。
2022年09月01日 05:55

言葉はエネルギーを生み出す②

前回の続きです。
言葉はエネルギーを生み出しますが、人はそうやってSNSなどでもエネルギーを発しており、それは書いてあることを見れば分かる話をしました。
そしてそれが分かる人が増えていく時代なので、それを意識した経営を行う必要がある時代に差し掛かっています。
うちの社内ではそんな話もしていることもあり、スタッフ達もそれを理解することで社内の雰囲氣も大きく変わってきました。
社内も重要ですが、社外も重要です。
そういったことに敏感なお客さんはその場所がエネルギー的に良いところか悪いところか認識するのです。
そしてそれは現在でも人間は無意識に知覚し判断しているのです。
氣のせいなんてことば使いませんか?
氣による要因なので、氣のせいなので、思い違いではなく、知覚してここは良い悪いを判断しているのですよ。


エネルギーのことなんてほとんどの人が理解できないのにパワースポットに行きたがります。
ではそのパワー(エネルギー)とはなんでしょう?
それを明確に説明できる人はいないでしょう。
量子フロアメンテナンスではそれを明確にし、積極的に使うことを主目的にしています。


メンテナンスは関係ないじゃないかと言われそうですが、その空間を作るのにフロアメンテナンスは必要なのです。
以前よりずっと言い続けています「空間を綺麗にする為にフロアメンテナンスをしている」と。
また「空間を汚すメンテナンス方法や資機材は使ってはならない」と。
一般的な洗剤を使うとエネルギー的な領域ではエネルギーが下がります。
逆に多機能還元水はエネルギーを上げる効果があります。
なのでお風呂にキャップ1杯入れて使うと入る人のエネルギーが上がります。
これは床だけの話で初歩ですが、これを空間レベルで展開すると空間が高いエネルギー、つまりはパワースポットに変わります。
これを説明すると、多機能還元水を空間噴霧する人が出てきますが、そういうレベルの話ではないのです。


知らず知らずのうちにパワースポットにいく人が多い社会で、お店がパワースポットになるとどうなるかなんてのは考えるまでもなく明らかです。
そういったものを提供できるサービスはこの世界にほとんどないでしょうね。
経営的に見れば圧倒的な差別化になっていきます。
大量に一氣に広く展開という事業ではありませんから、単価をしっかりとってフロアメンテナンス+αの時間でささっと終わり、原価はほとんどかからないので利益率は大幅に向上という事業展開になっていくでしょうね。
車で1、2時間出張で行っても十分な採算が取れる単価ならさほど毎日走り回らなくてもよい経営に変わっていくと思います。


量子フロアメンテナンスは一般的なナノプラスとは概念も難易度も全く違いものになりますので、導入時には個別に訪問して講習会を行い、会員制の専用ページを準備して進めていく予定です。
中途半端な氣持ちでやっても挫折していい加減なものになることは分かっていますし、大きな力を扱うには基礎を無視してやるような人は向きません。
大きな力を使うには正しい知識や技術と精神が必要不可欠です。
そうでなければ小学生に核兵器の発射ボタンを持たせるのと同じでしょうから。
実務的には既に進めることのできる状態にはなっていますが、あといくつかのことが揃ってからのスタートを考えています。
2022年08月29日 05:55