ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

多機能還元水とノンスリップシート

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お客様から「相性いいよ!」
というお声を頂いたので、多機能還元水500倍とトレールモップでテスト。
最近ノンスリップシートの洗浄をやっていなかったので気にしてなかったのですが、テストをしてみると瞬殺で落ちてしまう。
ここのノンスリはちょうど1年前にブラシで洗浄した場所。
1年間で酸化した汚れも多機能還元水の還元力によって、汚れがついてすぐの状態に戻り、剥がしやすい状態に戻るので簡単に除去できます。



 

実際の作業では

ジョロや洗剤塗布機で多機能還元水を塗布してトレールモップでゴシゴシ。
そのあとホースを水を流すだけの作業。
上下階移動を考えると塗布機よりペール缶とジョロで撒いた方が良いかも知れません。
そのホースは18mmの太い耐圧ホースを使うことで水が多く出せて作業時間を短縮できます。
ポリッシャーも必要ありませんし、汚水の心配もありません。
そして界面活性剤を使わないので、汚れにくく次回の定期洗浄も汚れの量が減って作業が速くなります。
排水を考えると、界面活性剤やきつい酸やアルカリを使うのは論外。
場所によっては下水道でなく、川に流れていく物件もありますからね。
しかしSNSなどを見ているとノンスリが泡だらけになっている写真を見ることも。。。
リスクでしかありません。


 

作業のポイントは

「多機能還元水をたっぷり塗ること!」
洗浄の方程式にもありますが、洗浄液の量というのはあまりに気にされていませんが、洗浄の中では重要な項目となっています。
CHAT理論では出てこない洗浄液の量ですが、それはカーペットで使う前提だから。
洗浄液の量が少ないと汚れが落ちないので、洗浄スピードが落ちてしまうのです。
これはワックスの床でも同様ですし、トイレの清掃でも同様です。
薄い洗剤を多めに撒いて放置時間を長く取って洗うのが本来のセオリー。
薄い洗剤の方がリンス性もいいですしね。
※剥離剤のみケミカルの構造上使い方が異なってきます。



もちろん汚れの程度問題はあるかと思います。
取れない場合は希釈を濃くするという選択肢ももちろんありますが、クオリティさんのぴかQやキューサスなんかを使うのも選択肢の一つです。
2019年07月23日 21:06

大きなパッドサイズの弊害

パッドの追従性.001
床のメンテナンスの効率を求めると大型のマシンに変わっていきます。
15インチが一番バランスいいからと言われる方も多いようですが、幅が15インチあっても実際に洗えているので洗えるのは半分未満。
狭いところに入れないからという意見もありますが、その狭いところの為に全体の作業効率をスポイルするのはナンセンス。
15インチも17インチでも入れるところ入れないところの差はあまりないということもあって当社では17インチを使っています。
しかし大きければ大きい方がいいのかというとそういう訳ではなく、大きいからこそのデメリットもあったりするので、総合的に判断して使うものを選定しなければなりません。



 

回転スピードが上がって洗えない

例えば同じ220rpmの機械でも12インチと20インチでは外周の回転速度は直径が違う分、20インチの方が速くなります。
速くなると何が起こるかというと、「たくさん擦れるから効率が上がる!」ことはなくて、ワックス床で一般的な洗浄液で使用した場合、反応したワックスは滑りやすく、回転速度が速い場合は滑ってしまうのです。
この滑るという感覚は、なかなか感じてわかるものではありせんし、ワックス被膜を見ても普通の人の感覚ではわかるものではありません。
ワックス被膜で何が起こっているかというと、反応した被膜が除去しきれていないということが起こっており、この状態で汚水回収しリンスしてからワックスを塗っても必要な密着率は出ないのです。
洗浄して終わりなんて光沢復元洗浄の真似事をしたりすると次の日にはヒールマークの嵐に苦しむこととなります。
この辺りは光沢復元洗浄の研究の中で培ってきたものです。
一般的には17インチ180rpmぐらいが限界と言われています。
長年の研究で確かにそれは理想的な数字でした。



 

nano+では

洗浄液が一般的なものと違います。
洗浄液が滑らない(パッドも滑らない)ので、回転スピードが上がることによる滑りが起こりません。
リチウムのポリッシャーのハイスピード側240rpmを使っても滑ることがありません。
240rpmが使えるということになると単純に擦る回数が増えますので、洗浄スピードを上げることができるようになります。
そして何より光沢復元洗浄で仕上げてもヒールマークが入りやすくならないし、ワックスを塗る場合も密着率を十分に確保できるようになりました。



 

もう1つの問題:追従性が悪い

20インチもの大きさがあると、小さな凹凸でパッド台全体や車体全体が傾き洗えないところが大きく出てしまいます。
ポリッシャーはともかく小型の自動床洗浄機だと構造上前後しか追従性を持っていません。
床の凹凸でパッド接地面で影響を受けるだけでなく、車体の傾きによっても接地面が影響を受けてしまうんですね。
パッドサイズが大きければ大きいほどその影響は大きくなります。
そういったこともあり、当社では昔から20インチを使うことを推奨してきませんでした。



 

テナントの大型のマシンは

テナントの洗浄機は24インチクラス以上になると、車体の構造からパッドドライバーの取り付け部分が異なり、小型の洗浄機は前後のみの追従、24インチ以上になると360°の追従が可能になっています。
24インチになるとパッドが大きくなるので、12インチ×2枚となっており、360°追従できることから凹凸にも柔軟性を持って洗うことができます。
特にパッドドライバーがブラシタイプでT5レベルのパッド圧があるものは追従性がいいことから洗い上がりもよく、洗浄による光沢復元幅も大きくなります。



先日もお客様と話をしていたのですが、清掃業界は機械の構造を理解せずに使っている人が多いなという話がありました。
だからマシンメーカーごとにある特徴も理解できず、値段だけで判断したり、付き合いだけでその機械を選定したりということが起こってしまいます。
現存のマシンでも構造的にこれは現場で使いものにならないというのは結構あります。
構造を知れば運用も変われば作業効率も変わります。
こういった細かい部分につきましては、セミナーでお話しさせて頂きます。
2019年07月22日 22:05

契約書は大事

世間では吉本興業の話題で持ちきりとなっていますが、あの規模で口頭契約というのはすごい話です。
しかしビルメン業界の多くは口頭契約が多いのです。
「電話であそこの現場お願い!」なんてことはよくある話。
もちろん口頭でも契約は成立します。
しかしトラブルがあった際に証拠が残らないので、何に基づいて発注して、作業したのかがあとで証明しにくいですね。
最近はメールでのやりとりが増えているので証拠が残りますから、ずいぶんと証拠が残るようになってきています。
私自身も、ものが覚えられないのと、あとで検索ができることから、電話中心でなくメール中心になっています。
見積書をお客様のところへ持っていくことはありません。



 

契約書は自分自身や自社を守る為のもの

契約書(注文書も注文請書も契約書)というのはうまくいっている時には別段必要がないものです。
しかしトラブルが起こった時には、契約書が守ってくれるのです。
なので面倒であっても正しく作成しておいた方がいいのですね。
わずかな手間を惜しんだばかりに、大きなトラブルで痛手を被ることもあります。


この仕事をしていると契約書のほとんどは、お客様との契約書、働くスタッフさんとの契約書ですね。
お客様との基本契約書がない会社は結構多いものです。
そしてひどい会社になるとスタッフさんとの契約書がない会社なんてのも。。。
スタッフさんとの契約書がない会社は、お客様との契約書がない会社よりもっと危険だったりします。
働く人もそうですが、会社の方が危険なのです。



 

お役所は正しくやっている人の味方

労働争議などがあった際に、労働基準監督署は労働者の味方であり、企業の敵というのが一般的な見方です。
これ税務署なんかもそう思われがちですが、実は違って法律に沿って正しくやっている人の見方です。

当社にも大昔ブラック事務社員がおりました。
仕事もそんなに忙しくなく残業なんて存在しない頃、契約書は9〜17時で固定だったのでタイムカードも要らないやとしていました。
しかしそのタイムカードがないのが問題でした。
その社員は辞めた後、内容証明で残業代を請求してきました。
残業の許可はしていないのだが。。。
当時ネットで会社からお金を取る方法というのが流行っていた時代で、調べるとその手法も書いてありました。
残業なんてありえないのに、、、と思って調べてみると、残業している時間に会社から10分にあったお店の領収書が出てくる出てくる。
小さな金額の事務用品だったので、あまり気にしていませんでしたが、出るわ出るわ。。。
明らかにうちの会社にそんなに事務用品ないし、完全に私物。
結局その辺りから残業していない証拠を集めて労働基準相談所に相談した結果、担当官が怒って元社員に電話したということがありました。
詐欺で刑事告訴できるレベルですね。
今考えれば、パソコンの起動とシャットダウンのログを見れば簡単にわかると思ってしまいますが。

ちゃんと契約書やタイムカード、就業規則などは整備しておきましょう。



 

印紙税

お客様との契約だと金額によって印紙金額が変わり、金額記載のない基本契約は4000円にもなってしまいます。
そうなるとなかなか基本契約を交わさなかったり、印紙税を減らすように記載金額を年額から月額で記載したり。
ちなみに契約期間がある場合は、契約期間での金額で計算しますので、その手段は税務調査の際に指摘が入り否認されます。
税務調査では、契約書の有無と印紙が貼ってあるか必ず確認する項目ですからすぐにバレます。
最近ではクラウドサインのような電子契約が主流となっており、紙に印刷しないことで印紙税もかからなくなっています。
当社でも紙での契約にこだわらないお客様とはクラウドサインでの契約をしています。

正しく契約書を揃えて安全に仕事をしていきましょう。
2019年07月21日 12:20

8月度nano+セミナーのご案内 東京・名古屋・大阪・広島・福岡

nano 講習会申込書

8月のnano+セミナーのご案内です。

・剥離清掃を無くしたい
・作業を楽にしたい
・現場の作業時間を短縮したい
・現場品質をさらに上げたい
・施工技術レベルを上げたい
・管理技術レベルを上げたい
・nano+を使った経営戦略を一緒に考えたい
などなど、様々な課題解決の為に多くの方が参加されています。

開催エリア以外のエリアでもご希望があれば対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

それぞれの会社の実情にあった内容で行いますので、1社もしくは1グループでの開催とさせて頂き、細かい部分まで対応させて頂いております。
申し込み状況によっては、日程の変更をお願いすることもございますので、まずは日程をご相談頂き、お早めに申し込み下さい。

申し込みはこちらをクリック頂き申し込み書をFAXもしくはメール頂くか、こちらのお問い合わせフォームよりお願い致します。
一度セミナーにご参加頂いた方が、内容を深める為に2回目をご参加される方もいらっしゃいます。


 

皆様のご参加お待ちしております。

2019年07月18日 18:08

管理者の現場組み立て能力

現場を施工する人より現場を管理する人の方が生産性が高いという話をよくさせて頂きます。
もちろん正しい施工ができる人がいるという前提ですが。

作業研修の時に多いことですが、日常清掃や定期清掃の段取りを変えたり、仕様を変えたりして収益率を上げるということをよくします。
5人の日常清掃現場で1人削減場合や、4人のワックス定期清掃現場で2人削減した上で品質は向上させたり。
それはいわゆる管理者の仕事になるのですが、4人の現場を2人にすると、管理者は作業しなくても2人分の仕事をしたのと同じ生産性を向上させています。



 

得意分野

多くの会社は、似たような物件を管理する傾向が強いですね。
飲食店なら飲食店、スーパーならスーパー、病院なら病院と。
そうすると管理している物件のノウハウ蓄積はできるのですが、それ以外の物件ではノウハウ蓄積ができません。
ただの洗浄ワックス、ただのカーペット洗浄でも、それぞれ特徴があるのです。
しかしそれのいいところを組み合わせていくと・・・
もっとコスト削減ができるんですね。
だからこそ色々な建物の用途の現場を管理することは重要です。
とはいえ、大きく分けると、総合スーパー・病院・工場をやってしまえば、あとは管理できてしまいます。

当社でも、スーパーから事務所ビル、工場、病院、老健施設、学校、と建物の様々な用途を管理することでそれを研究してきました。
それぞれにノウハウはありますが、基本となるのは汚れや土砂を建物の中に入る土砂を減らすこと。
当たり前のことじゃないかと言われますが、それを徹底的にできている現場はほとんどありません。
はたして管理物件全てに土砂取りマットの設置ができているでしょうか?
そして重要になるのは、そこから何を使ってどう清掃し、清掃頻度を減らしていくか。
日常での資機材の選択と、定期清掃の作業内容をどう決めるか。
つまり、多くの現場ではまだまだ改善の余地があるのですね。

例えば、洗浄ワックス作業が3人で3時間の現場を2人で3時間に変えたらどうでしょう?
nano+の導入でそのくらいの作業時間は減るでしょう。
しかし、そこからさらに作業時間を短縮するとなると、内容を詰めていかないと、同じように洗浄してワックスを塗っていたのでは作業時間は短縮できません。
短縮する為には、洗浄作業のみで作業が完了できるかの組み立てを行っていかなければならないのですね。

そこに持っていく為に、日常的なメンテナンスも含め、どう組み立てていくかが現場管理では重要です。
2019年07月16日 20:50

汚水の色からわかる作業内容

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ワックスを塗る前に、ワックス床を正しくダスターをかけて洗浄して汚水を回収すると、↑のような灰色の汚水が出ます。ワックスを塗らない場合の洗浄は薄い灰色になります。
黒い汚水が出る場合は、正しく減膜ができていませんので、その上にワックスを塗っていくとビルドアップします。
汚水の色には多くの情報があり、それを見ることで判断ができます。
ペール缶の底に1cm程度(上まで入れると正しい色が見れない)汚水を入れると正確に判断ができます。

ワックスは元々白色ですので、本来白が出ますが、ウェットダスターでも取りきれないわずかな土砂や、ワックス被膜に踏んで押し込まれた土砂が混ざりますので灰色になります。
黒い汚水の場合は、ワックスが剥がせていないという見方ができます。
カーペット洗浄でエクストラクションする場合は、ワックスの白が入らないので、落とせた汚れの量を黒の濃さで判断します。こちらもアップライトを使わないのは論外。普通のバキュームでは除去不可能です。
そういったこともあるので、ペール缶の底に1cm程度いれて判断します。
カーペットでも正しく作業できていれば濃い黒い汚水が出ます。



 

ワックスを洗った黒い汚水の原因

・ウェットダスターをかけていない
あとで洗浄液と一緒に汚水を取るからダスターはかけないという人もいますが、汚水回収の際にスクイジーが汚水を残す原因となり、壁際の隅に埃を残したりという問題もあります。
しかしそれ以上に問題があります。
ダスターで取っていない土砂や埃が先に洗浄液に溶け込み、反応したワックスが剥がしきれていない。→密着率の低下の原因
溶け込むことのできる洗浄液の状態でないと、水がなく洗っているのと同じ→取れない
・洗浄液の量が少ない
100cc/㎡の洗浄液を撒けていないので、剥がしたいワックスに対して洗浄液の量が足りていない。
100cc/㎡洗浄液を撒いた上で、ポリッシャーで真ん中に洗浄液を集めるように洗います。
正しいポリッシャーの使い方ができていれば、勝手に洗浄液は集まります。
そうすることで洗浄する時には部分的に200cc/㎡以上の洗浄液になります。
洗浄液の量が少ないと汚れもワックスも簡単に剥がすことができません。
しかし洗浄液の量が増えることで洗浄スピードは格段に上がります。
・油汚れが多い場合の対応ができていない
油汚れが部分的にひどい現場の場合、全てを同じように洗浄すると、洗浄液が油汚れに反応する分、ワックスを剥がす量が減ってしまいます。
一般的な洗浄液だと先に油汚れを落とさないと、ワックスの減膜量が変わってくるので、先に油汚れを落とす予備洗浄が必要です。
UAフィニッシュLが塗ってあって、油汚れの量が知れていればnano+の洗浄液は気にすることはありません。
しかし油汚れがひどいようだと予備洗浄が必要です。
毎月定期に入るUAフィニッシュLが塗って飲食店だと、多機能還元水500倍と白や黄パッドで洗浄するだけで十分だったりします。
UAフィニッシュLは油に反応せず、付着しにくく、付着した油汚れが剥がしやすいことからそれが可能になります。
一般的なワックスだと油汚れとワックスが反応してしまうので、ワックスに侵食した油汚れを落とすのが大変ですね。



 

動画で見る作業

ポリッシャー洗浄動画はこちらをクリック
・正しくウェットダスターをかけ
・洗浄液を100cc/㎡以上塗布して
・ポリッシャーから水を出しながら縦に洗浄
することでこちらの洗浄動画のような洗浄が可能になります。
こちらは撮影用にスピードを落としており、普段はもっと洗浄スピードは早いものです。
そして床の汚水に着目下さい。
洗った黒いタイルの部分を見ると、きっちりと灰色の汚水が出ていますね。


作業の際は、必ず通路1本程度洗浄して汚水を回収して正しくできているか確認し、できていなければ点検を行って下さい。
正しい洗浄ができていないとnano+であっても遠い将来剥離は必ず発生します。
そして正しい作業ができていないと、洗浄スピードが落ちるので、結果作業時間は遅くなる。
慣れた作業を変えることは習慣ですからなかなか難しいものです。
しかしそれを変えることによって作業時間の短縮はできます。
一度騙されたと思って、作業されてみると宜しいかと思います。
2019年07月14日 15:02

綺麗な現場を作るだけでは売上は伸びない

最近nano+をお使いのお客様からよく聞く感想。
「作業が早く終わるので、営業に行く時間ができた!そのおかげで新規物件が増えた!」
作業しながら営業もしないといけない体制だと、お客様から見積依頼があってもなかなか行けなくて間が空いてしまい、せっかく声をかけてもらったのに取りこぼすなんてこともありますね。



 

素晴らしい現場を作っても

いくら現場が綺麗でも、それだけで仕事が増えていくわけではないのです。
お客様との対応や要望を伺って調整していくことも重要。
というよりそれをやっていかないと現場は増えないのです。
伸びている会社はそのあたりがすごく丁寧。



 

良い商品やサービスが売れる訳ではない

良い現場を作っても、それをお客様にも理解頂き、良いプロモーションをしていかないと、それがお客様にも認められ、シェア拡大には繋がっていかないのです。(汚い現場は問題外です)
見せる為の現場(誰でも見に行ける店舗のような現場で、しっかりした現場を作ること)は必要ですが、全ての現場でその品質でする必要はありません。
お客様の要望は色々。
それを確認しながらやっていかないと、私も以前そうでしたが、



 
自己満足な職人仕事



になってしまうのですね。
お客様が思う品質より低いのは論外、お客様が思うよりはるかに高いものを提供して自己満足するこの世界。
金額に見合ったちょうど良い品質を提供することが重要。
過剰な品質には過剰なコストがかかっています。
それにはお客様とコミニケーションが取れているかどうかですね。

そういったお客様とのやりとりの方が重要になってくるのであれば、いかに作業を早く終わらせてそういったお客様との時間が取れるか。
作業時間の短縮は新規物件獲得につながるという良い例でした。
2019年07月12日 23:47

T5-700(14インチ×2枚)売却します

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最近では現場を一度初期施工すると1年以上維持ができてしまい、部分補修だけで管理ができてしまい、リチウムのポリッシャーによってT2すら登場頻度が減っている当社の現場。
1000㎡あっても作業するのは100㎡未満。
私も1年のうちでポリッシャーで作業している時間の方が増えているような気がします。
耐久性の向上により、定期作業での実行作業面積が少なく、うちのT5は大きな現場の初期施工ぐらいしか活躍しなくなってしまいました。
倉庫も手狭になり、このまま置いておくのも可哀想なので、しっかり使って頂ける方に売却することと致しました。
T5は現行モデルのT500と比べ、
・小回りが利いて使いやすい
・汚水タンクの蓋が全て解放できるので、タンクの隅々まで洗えるだけでなく、移動する際にもパッドドライバーなどが汚水タンクに収納できる(14インチ)
・バキュームホースが高剛性に変更可能なので、作業効率が高い
ということもあり、定期清掃で使うマシンとしては、現行モデルを凌ぐ性能を持っています。


ヘッド・スクイジー・パッドドライバーは新品交換しております。(元々は600mmヘッドだった為)
スクイジーは700用標準サイズがついています。
ヘッド交換時にバッテリーは新品の触媒付きGELバッテリーを積んでおり、定期的に充電はしておりますので、状態良しです。
充電器もDELTAQの新品です。
バキュームホースはもちろん高剛性なので、最大速でも汚水回収できます。
バキュームモーターはカーボンブラシ交換済みで、モーターの状態も良好です。
蓋空き時の安全停止センサーはバイパスして解除していますので、旋回時にラフに扱っても止まることはありません。
リニューアル時に一通りの点検をテナントカンパニーが行って、修理する箇所は修理しています。

尚、T2と違ってパワーゲートがないと詰むことはできません。
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
2019年07月11日 12:20

既に払ったコストをどう考えるか

これは私の経営の師匠から教えて頂いたことですが・・・
ちなみに毎月勉強に行っている経営の師匠は年は3つぐらい年上ですが、恐ろしく勉強家で仕事のできるという表現では到底表現しきれないレベルの、東証の上場企業の社長もされたことがある素晴らしい経営者なのです。
今でも素晴らしい会社を経営されています。


素晴らしい経営者から考え方や物の見方を学ぶというのは、非常に大事なことでして、人間は無意識に主観で見て考え判断してしまう習慣があります。
〇〇は〇〇でなければならない!というものの見方が代表例。
自分の経験と勘で1つの答えを導き出します。
しかし答えは必ずしも1つではないし、他の人から見たら全然違い答えが出ることも。
もし自分の置かれている立場を正しく理解できていなければ、正解と思っていることが正解でなくなってしまいます。
「みんな違ってみんな良い」
ではないですが、人は立場によっていろんなものの見方がありますので、いろんな見方をすることで勉強になることも多いのです。
色々な見方=価値観ですね。
優秀な経営者は、何通りのものの見方ができ、その中で結論を出しています。
特に東大に合格する人は、物の見方が普通の人とは大きく違う見方をするので、問題を解くのも一般の人と同じように解いていないようですね。
この物の見方を勉強するということは、仕事をする上では非常に重要なポイントであったりします。



 

元を取ろうとする考え方

本題に入りますが、既に払ってしまったコスト、いわゆるマシンや何かに投資をしたような話ですね。
会費や月々の支払いがあって契約期間があるようなものとか、「もう払ったから!」「いついつまで払わないといけないから!」と多くの人がその元を取ろうと思います。
投資したのですから、元が取れるのに越したことはありません。
そして上手くいっている時はいいのです。
しかし、投資したものが使えないもの、ダメだったものだった場合にどうするか?
なんとかして元を取ろうと思いますよね。
そうすると無理が出るのと、それにとらわれて他のものが見えなくなってしまうことが多いのです。



 

そんな時どうするか?

 

既に払ってしまったものは戻ってこない
なかったものとして次の展開を考える!


経営に師匠から教わったこの魔法の言葉。
普通の経営者では、そういう風に考えることはなかなかできません。
実際に当事者はなかなかそんな考えになりませんが、確かに戻ってこないのです。
これの支払いがあるから、これをなんとかして使わんと!って思いがちなんですが、その為に目の前にあるもっとコストが下がるものを早い段階で導入できず、みすみす利益改善を先延ばしにしてしまっているのですね。
ダメならダメで早く判断して、売却できるなら売却して、次に進むという判断とスピード感が大切です。
ダメなものにとらわれてそれをなんとかしようとする時間自体が無駄なコストということですね。



 

PDCAからOODAへ

という考え方に世界は変化しています。
PDCAを頑張ろうなんてやっているのは日本だけみたいですね。
詳細は長くなるので、google先生に教えてもらって下さい。
OODAの概要は状況を見ながら組み立て、環境の変化に応じて見直すというもの。
PDCAのスペシャル速いバージョンと思って下さい。
もうPDCAを1年単位なんてやっていたら変化のスピードについていけない時代です。
中期経営計画すら無駄と言われている時代ですから。
ちなみに当社の経営計画は、以前30ページぐらいにまとめて年度ごとに作成していましたが、この2,3年でリアルタイムに変わってしまいました。
なので、2019年度版ではなくて、2019年7月7日版みたいな感じになっています。
理念、やること、役割分担など詳細に作成し、それに基づいて数字が全て予算化されています。



 

スピードが求められる時代

判断するスピード、決断するスピード、次に取り掛かるスピード。
早く動けばそれだけ早く利益改善ができます。
そして清掃業界はそのスピードが極端に遅い業界。
周りが遅いということは、早く動けばすぐに優位に立てるのです。
早く何か始めればそれだけノウハウの蓄積も早く、他の会社が同じことをやっても先行者利益が出しやすいですね。

すぐやらなくても、1円も損はしていないからとほとんどの人が思うでしょう。
しかし、導入して利益が月10万円改善されるのを半年先延ばしにしたら、1円も損をしていないのはなく、60万円の損を出しているのです。
元々60万円の利益を得ることができていたのですから。

「まずはやってみる」というのは大切だと感じます。
nano+みたいに安く導入できるものであれば、とりあえず3ヶ月やってみて決めるというのも一つですね。
今日はこの辺りで。

2019年07月06日 22:14

労働環境の整備はコストか投資か?

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先日のガイアの夜明け。
働き方改革とは言うけれど、その働く環境が整っていなければ、いくら法律が変わっても働き方改革はできません。


日本の企業の基本的な労働条件は、1日8時間×22日=176時間
これが基本になっているところがほとんどです。
会社の就業時間も9時〜18時(休憩1時間)となっているので、全員が会社に個人を合わせるという考えで、フルタイムでなければ1日4時間のパートタイマーだったりします。
つまり1日8時間or4時間がほとんど。そして8時間が社員で4時間がパートという考え方。

労働の法律の条件下では、週の労働時間が
・30時間以上(社保適用)
・30時間未満(雇用保険適用)
・20時間未満(雇用保険適用なし)

という労働時間と雇用期間
・雇用期間無(一般にいわゆる社員)
・雇用期間有(一般に契約社員、パート、アルバイト)

とで分けられています。
法律ではこの条件の掛け合わせなんですね。
つまり法律上では、社員とそれ以外の区分けというのはないのです。

ちなみにうちのスタッフは全員労働時間が異なりますが、雇用期間無しです。



 

↑の画像ですが、

「朝10時から夕方4時の6時間」
これがポイントです。
小さなお子さんがいらっしゃる実際に働きたい方の本音ですね。
うちの日常清掃の現場は、お客様と調整して1日1回手を入れるということで数年前に話をつけたことで、就業時間の取り決めをなくしました。
昔は7時から作業開始でしたが、普通に考えたら7時に出勤できる人の方が少ないのですね。
建物の用途によっては建物のオープンまでに作業を終わらせないといけない建物もあります。
しかし全ての建物がそうでしょうか?
この辺りを調整していくのも営業と管理者の仕事ですね。



 

働きやすい会社には人が集まる

のは当たり前。
働きにくい会社には人も集まらなければ定着もしないのです。
集まらないのはまだ良いのです。人がいなければ居ないなりにしかできないから。
定着しないのはもっとやっかいで、求人コスト、採用コスト、教育コストとコストをかけた後に辞められてしまいます。
これは大きなマイナスです。
小さな現場だと、ただでさえ利幅の薄い日常清掃の1年分の利益はすぐに飛んでなくなってしまいます。
そうなると何をやっているかわからなくなってしまいます。
清掃の現場はそういったミスのようなことを減らしていくことが利益向上の第1歩。
洗浄ワックス作業でも、最大の時間短縮は急いでやることではなく、無駄やミスを減らすことなんですね。



 

働きやすさの工夫

ビルメン業は元々地元密着業であり、現場同士が近いことで得られるメリットは大きなものです。
資材が足りない緊急の際も融通ができます。人が休む時にも、時間の縛りがなければ補勤が可能に。
当社では管理スタッフが補勤に入る形にはしていますが、それでも対応できない場合は、近くの現場が終った人が集まって補勤に入るという対応もできます。
みんなで協力しあってそれをするからこそ、自分自身に何かあっても安心して頼めます。
使用する資機材が同じなら尚更運用しやすい。
何かあった時に休めると安心して働けますね。

そういった連絡はこれまで電話によって調整をしていましたが、それを1人1人にお願いするというのは大変ですし、精神的にもなかなかしんどい作業です。
でも最近ではスマートフォンをほとんどの人が持つ時代になり、グループLINEで連絡を取るように。
当社でも会社のグループLINEで情報共有してはいるものの、スタッフだけで私がハブられているグループLINEもあるらしいです。。。



 

働く人がいるから成立する清掃会社

人がいないと仕事がこなせないので売上になりません。
なので人材=仕入になり、良い仕入れができない会社は良い商品やサービスは提供できないという結論になります。
実際良いスタッフばかりだと本当に管理はラクです。
うちの会社も、良いスタッフばかりなので本当にラクで、私自身はほとんど手放しになっていますね。
つまり管理コストがかかっていない状態です。
その分スタッフの給与を上げることができ、同じエリアの日常清掃の求人を比べて20%以上高い給与となっています。
良い人材を集めるには良い労働環境があってこそ。
良い労働環境を作ることをコストと思うか投資と思うか。
これからは気持ちの持ちようでかなり差が出る時代になっていくのだと思います。
2019年07月06日 19:30