ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

被膜の話

ワックス3本
最近お客様から頂いたご意見

・nano+のUAコーティングの類似品が他社もあるが、長い目で見ると明らかに差が出るね。
・施工した時はそんなに変わらないけど、半年もすると明らかに違いが出る。
・類似品は洗剤の反応が悪く剥離性が悪くなり、洗剤の希釈が濃くなりケミカルコストが高くなる。
・洗浄のスピードを落とさないといけないので作業性が悪い。
・復元するのに洗浄スピードを落とす必要があるので塗った方が早い。
・剥離性が悪くなるので、ビルドアップし、汚れもサンドイッチになってしまう。

といったお話がありました。
nano+自体は施工直後のことだけでなく、長期的に考えたバランスも取っていますので、それらが起こらないように設計していて、そんなことは当たり前なんですが、机上と想定だけで真似をしても、長期にわたり現場で検証した真似ができない根本的に違う部分ですね。
結局は被膜のこと、洗剤のこと、機械のこと、作業のことそれぞれを正しく理解できていないので、バランスが取れるということはありません。
できているつもりの方も多いようですが、被膜を正しく見れる人間がみれば何をやっているかは一目瞭然。
ということで今日は被膜の話です。



被膜はどうなっているか

被膜は日々酸化していきます。
また洗浄の度にワックスやコーティングの可塑剤も抜けていきます。
その結果、被膜を固くなりもろくなります。
そして密着率が落ちていきます。
耐久性の高い被膜は剥離性も悪いので、一般的には洗浄やバフで光沢を復元していき塗布回数を減らすようなメンテナンスになります。
しかし、ワックスやコーティングも塗り足さないと可塑剤補給ができないので、柔軟性のある被膜は維持できません。
なのでドライワックスにはそれ相応の仕掛けをした設計になっています。
これを知らずウェット用ワックスでやってしまうと数年後に痛い目に合います。

また洗浄で酸化した被膜を還元し柔軟性を維持するという考え方もありますが、一般的な還元洗剤やアルカリ還元水では、下地になる被膜までを十分に還元させることができず、柔軟性を取り戻すことはできません。
昔は次亜水やクエン酸で強制的に酸化させたこともありましたが、被膜を継続的に研究していると長期的に見てそういったのは絶対にダメです!
施工してすぐは硬化が進むので耐久性は伸びますが、上記のような問題が加速しますので、だいたい3ヶ月経過後ぐらいから?やれどもやれども耐久性が維持できなくなります。



多機能還元水はそこをカバーできるように開発しています。


被膜の耐久性を決めるのは硬化より密着率

耐久性を左右するのは密着率。
密着率を決めるウエイトが大きいのは実は洗浄液なんですね。
他はパッドの種類や洗浄スピードなども関係してきますが。
nano+の洗浄液はHPにも全て記載していませんが、それを考えた上で開発しています。
一般的には、汚れやワックスが落ちるのがいい洗剤ですが、現場では必ずしもそうではありません。
密着率が高くなる洗浄液にしておけば、あとポイントになるのは良い乾燥と良い硬化。



良い乾燥とは

ワックスやコーティングを塗布する前に、被膜やタイルに含まれる水分を確実に抜いてから塗布すること。
塗布後は、送風機やエアコンの風が直接当たるような乾燥させないこと。
また正しくレベリングした上で乾燥する必要があります。
薄く塗って3分程度で早く乾燥させると、被膜表面は見えないレベルでモップの痕がついて乾燥するので、表面にかかる衝撃を面ではなく点で受けるようになってしまい耐久性のある被膜にはなりません。


良い硬化とは

ワックスやコーティングを塗った場合、乾燥して歩けるがベタつきがある時間があります。
このタイミングで2層目を塗ってしまうと1層目が溶けてしまい密着率が落ちてしまいます。
良い硬化には乾燥時間と同じぐらいの硬化時間がかかります。
歩けるようになるまでが15分なら硬化時間も15分とる必要があります。
ただし既存被膜がある場合は、nano+の洗浄ではUS SPPパッドであっても表面のレベリングが取れて光沢が復元するので、ワックスを1層しか塗る必要がありません。
1層で仕上げる場合は、15cc/㎡ぐらいと少し多めに塗ってやるといいですね。


気温が高く湿度が低ければ乾燥は早くなり、硬化は床温に左右されます。
だから夏の方が質の良い被膜ができて耐久性が高くなるんですね。


実際の作業でどうするのが一番か?

乾燥を早くするには、換気が一番ですので、外の湿度が高くなければ窓を開けて空気を入れ替えるのが一番です。
またエアコンをつける(ただし風は下に吹くと変な乾燥になるので上向き)
洗浄作業中は洗剤を塗布しますので、その水分を空気が吸い込んでしまいます。
その湿度が上がった空気にワックスやコーティングの水分を吸わせようとしても、部屋の空気は既にお腹いっぱいなんですね。
なので、空気の湿度をさげるか、空気ごとフレッシュなものに入れ替えてしまうのが一番なんですね。


質の良い被膜だと

数年前に正しく施工し、正しく管理ができるお客様の現場でUAコーティングだけで初期施工をした病院がありましたが、その現場は2年間定期清掃なしの日常清掃の洗浄機だけで維持ができていました。
今の技術だと以前より当時より3倍以上の耐久性が出せるので病院でも最大5年程度の定期清掃スパンでいけるようになるのではと思います。(もちろん環境や技術もあります)
病院をUAフィニッシュLで運用されているお客様の現場で見ていても、3ヶ月、6ヶ月と見ていてもまだまだ定期清掃の必要性がないので、UAフィニッシュLで1年ぐらいでしょうか。



実際の運用は

病院や介護施設、事務所ビルだと店舗のように痛むことがありません。
痛みがあまりない場所はUAコーティングの耐摩耗性と密着性の高さで徹底的に作業回数を減らすことをお勧めします。
逆に店舗や病院でも診察室などの痛むところはUAフィニッシュLの剥離性による洗浄スピードを生かしてコンスタントに作業された方がコストは安くなる傾向になります。(下地に1層UAコーティングがあってその上に3、4層UAフィニッシュLがあれば洗浄だけで終了できる回数が増えるので理想的)
一般的にはUAコーティングの方が耐久性が高いので痛む場所に使いがちですが、実は逆なんですね。


色々と細かい部分はありますが、だいたいの概略だけわかっていればnano+の運用は難しくありません。
製品の技術的な情報があってもなくてもnano+は現場での結果に大きな違いが出ないように開発していますので、気軽にお使い下さい。
とりあえず今日はここまで。

2018年01月26日 16:11

動画による無償作業研修サービスのお知らせ

問い合わせフォーム
nano+ではこの度、無償で動画による作業コンサルタントの
サービスを開始致します。
スマートフォンで30㎡程度の作業を動画撮影頂き、
それを確認させて頂き、作業の改善ポイントを
ご提案させて頂きます。
youtube等にアップ頂くか動画を宅ファイル便で
お送り頂くだけで対応させて頂きます。

対象:nano+を導入のお客様
回数:1社3回まで無料
申し込み:お問い合わせフォームより申し込み下さい

作業時間短縮や品質向上にお役立て下さい。
2018年01月20日 19:38

新年明けましておめでとうございます

本年も宜しくお願い致します。
昨年は多くの方のご支援を受け、nano+をリリースさせることができました。
ご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。
突然環境も変わり多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫び致します。
様々なことを経験できた1年で、経営者として越えなければならない壁を越えることのでき、物の見え方が大きく変わった1年でもありました。

今年はその成果を存分に活かして業界の為に、
・生産性の向上
・人手不足の解消
・業界賃金の向上
・業界品質の向上
に努めて参りたいと存じます。

今後も宜しくお願い致します。
2018年01月01日 00:45

ガラス清掃も非常識に!・・・120日目の話

ガラス
nano+は床だけのシステムではありません。
エアコン洗浄でも専門の会社に使って頂いていますし、
もちろんガラス清掃でも使えます。
ガラス専門の業者さんにも好評です。
多機能還元水だとスクイジーが滑らないので、nano+クリーナーも必要です。
一般的な洗剤やコロイド洗剤を使っても写真のような透明感は出ません。
表面に界面活性剤を残すとガラスが反射して自分の姿が映ります。
これはビルメン業界の常識です。



nano+は非常識を常識にします。

全く反射せず透明感が高く、店内がよく見えています。
拡大頂くとテープの跡が見える部分がありますが、これは手抜きや下手だからではありません。
清掃してから120日目です!
表面をコーティングなどもせず、多機能還元水とnano+クリーナーのぞれぞれ1000倍希釈をつけたシャンパーでこすってスクイジーで切っただけです。
しかも数年間の蓄積した汚れを1回洗浄しただけ。
それでも120日間でこれだけしか汚れていないのですね。
上にテントがあっても、それでも1週間前にやったといっても十分なレベルかと。
汚れにくい洗剤と謳っている洗剤でもこうはいきません。洗浄液の本当の汚れにくさというのはこういったレベルだと思います。



プロとアマの差は綺麗にできることではありません

同じ結果をいかに短時間で出せるか。
時間をかけて綺麗にすることに価値などありません。
利益も出ないし、人も機械も消耗しますので。
短時間でお客様を満足させることができるから高い収入につながるのです。
金額が同じなら、半分の時間でやってしまえば、収入は2倍になります。
だからこそnano+は床管理でもワックス清掃はバフを使わず塗ってしまいます。(塗っても剥離は永久にないので)(ワックスの粉が出るのも嫌ですがそれ以上に遅いのは嫌)
同じ光沢を出すのに、バフとワックスでは2倍以上の生産性の違いがあります。
実験するとわかりますが、同じ光沢度ならワックスの方が早いのですよ。
バフであげる場合は、ワックス塗布の時より光沢度は落ちて仕上げている現場がほとんどです。
ワックスはケミカルコストがかかりますが、バフはマシンコスト、パッドコスト、プロパンやバッテリーコストがかかります。(20インチ以下のコード式バフは時間がかかりすぎて論外)



このガラス清掃のポイントは

シャンパーでこすって1回スクイジーで切っただけというのもポイントです。
数年間の汚れの蓄積で通常なら2回切らないといけない状態でした。
1回で終われたら生産性2倍ですね。



鱗状痕の除去も可能です。

解けるようには落ちませんが、多機能還元水とnano+クリーナーの原液を塗ってこすって市販品の鱗状痕を除去するようなパッドで擦ってやれば大幅な時間短縮でリスクもなく除去ができます。
柔らかくなって削れるようになるので、あまり酷くなければ白パッドでも取れてしまうのです。
私の家の鏡は、清掃会社さんが落としきれなかった鱗状痕を、トレールモップの端切れで除去できました。

汚れの種類を問わず落とせるからこそガラスの汚れもきっちり落とせ、ガラスほど落ちる落ちない、残渣があるかないかがわかりやすい素材もありません。
色んなところで簡単に使って時間を短縮できますので、色々と楽しみながらお試し下さい❗️

2017年12月25日 21:07

nano+代理人・代理店制度スタート致します 年末年始の出荷と一部製品送料改定のお知らせ

問い合わせフォーム
以前より様々な方よりお問い合わせ頂いておりました、nano+の代理人・代理店制度につきまして、ようやく準備が整いましたので、ご案内させて頂きます。
尚、これまで弊社の代理店として活動頂いている方には、これまでと同様のお取引条件で継続させて頂きます。

◯申し込み条件
・代理人:6ヶ月以上nano+を施工されている施工会社様
     面談と代理人研修(無料)を受講頂きます。
     またこれまで当社とお取引があり、研修が不要と認めた施工会社様

・代理店:上記以外の方で規定の条件を満たされた企業様
    
いずれも詳細な条件や特典がございます。
詳細はお問い合わせフォームよりお問い合わせを頂いてからのご案内となりますので、ご希望の方はご連絡頂ければと存じます。
 
 
宜しくお願い致します。

 

年末年始の出荷について

年末の出荷は12/24までの受注分
→年内納品が可能です。
年明けは1月9日より出荷致します。
また運送便の関係で出荷や納品が通常より2、3日かかることもあります。
必要と想定されるものがありましたら、年内の発注をお願い致します。


 

一部製品送料改定について

当社で取り扱いのある有限会社クオリティのステンレスブラシ関係の商品ですが、運送業界の一律の値上げにより1月出荷分より送料が変更となります。
850円/個口となり、北海道1,400円 沖縄2,000円
となります。
価格表も1月1日より変更となりますので、ご注意下さい。
2017年12月18日 23:11

nano+の洗浄液は作業効率を考えて設計されています

汚水写真
良い洗剤といえば聞かれるとほとんどの方が
・よく落ちる洗剤
・環境に優しい洗剤 etc
そういった意見が一般的なところでしょう。

それは当たり前のところです。
特によく落ちる洗剤というのは一番求められることかもしれません。
しかしそれが全てという訳ではありません。
結果的にどう落とすか、落とした後どうかも重要です。
以前ワックスのところでも書きましたが、そういった表面上のことだけ重視するのではなく、それに+αをやってこそnano+。現場でどのように使われるかまで想定した上で、システム設計をしています。

具体的なところで洗浄ワックスを行う際の洗浄液を例に挙げますが、



乾燥しにくいので一度に広い面積に塗布が可能

・水を塗りたしせず長時間手間をかけずに塗布時間が取れるので、ワックス除去量が増やせます。
・一度に塗布できれば洗浄作業⇆塗布作業の行ったり来たりが減るので作業が単純で効率が良くなります。


 

洗浄液が飽和にしくいので失敗にしにくい

・洗浄液の飽和とは、洗浄液中に汚れやワックスがそれ以上溶け込まない状態で、ワックスがパッドが詰まってしまうような状態になっていることです。水が足りていない状態ですね。反応したのにワックスが取れきれない部分も出てくるので洗いムラができたりする原因になります。
・洗浄液の飽和により、反応したワックスが完全除去できないので、上にワックスを塗っても十分な耐久性が出ない(それを補助するのに
US SPPパッドが必ず必要)
・カーペットだとほとんどの洗浄液が飽和している状態なので、多機能還元水1000倍で洗浄すれば極限まで飽和にしくいので回収率が上がります。

↑の写真の汚水をご覧下さい。特に左上の写真のような濃い洗浄汚水(ただの洗浄)を出すことはサッと洗浄機を通しただけではまず無理です。
より多くの汚れやワックスを取り込める洗浄液の特徴です。
 
 

洗浄液の塗布量の減少

・飽和が起こりにくいので、洗浄液の塗布量を減らしても洗えます。これまで150cc/㎡必要でしたが、100cc/㎡でも洗浄できるので、洗浄液の量が減り、ケミカルコストも削減できます。もちろんリンスもなければ水はもっと減りますね。
・使う水の量の削減は、給排水時間の削減につながります。地味ですが機械から給排水する間は機械が30〜60秒程度止まってしまいますね。60秒あれば17インチの洗浄機でも20㎡以上は稼げてしまいます。給排水場所が遠いショッピングセンターでは、5分以上かかるところもあります。


 

ただしポリッシャーのタンク出しは宜しくありません。

・洗浄液の反応時間が取れない
・洗浄液の量が少なすぎる
ことからワックスも汚れも十分に除去しきれません。
ポリッシャーのタンクに洗剤を入れるのは間違えた使い方です。(ひどい人になるとカーペットでもタンク出しする人がいます。)
→技術資料集のページの洗浄関連資料の洗浄の方程式を確認下さい。


 

こういった部分は気がつかない部分

こういった洗浄液の違いは言われないとまず気がつかない部分で、言われてみれば楽になっているという誤差のような部分なんですね。
しかし、現場ではこういった細かい部分がトータルの時間や品質に大きく関わってくることがあります。
細かい部分まで詰めて設計していますから、なぜ楽に綺麗になるかがわからないのがnano+なんです。

これまではそういった理論を習得した人だけが、耐久性と美観を両立し、高い収益性を確立してきましたが、nano+を使えばそれが初日からできるようになります。
ただ導入事例を見ますと、マニアックな人ほどそういったところに気がついてさらに楽にさらに早く作業ができるので大きな恩恵を受けているようです。
一般的に使いやすいから性能が低いのではなく、誰でも使えるようにスイートスポットを広げながらこれまでのシステムより性能を上げたのがnano+です。


 

色々と理論はありますが・・・

あまり考えることはありません。
考える必要はありません、それが理解できても理解できなくても現場での結果に大差はでません。
お客様に洗浄液が汚れを落とす仕組みを教えて欲しいとか、製品についても様々な質問を頂きます。
技術面と違って製品の理論はそれがわかったからといって現場が大きくかわる訳でもありません。
大きく変わらないならそこに時間を割かず、管理面に時間を割いた方が良いですね。
なので、あまり考えることなく、まずは適当に使って頂ければと存じます。

 

2017年12月16日 20:12

カーペットの簡単な洗浄

カーペット
今回はカーペットの話ですが、最も重要なテーマは共通していて、

「現場で使う道具を減らすこと」

道具が少なければ、積み降ろしの時間や、車から現場まで道具を運ぶ時間、片付ける時間も短縮できます。
今日もハードフロアのリンス用塗布機を車から降ろしました。
作業車はパワーゲートのついたタウンエースですが、
既に中はスカスカです。
が、現場での作業時間もそれ以外の時間も早くなっていますね。

 

カーペットの洗浄ですが、


・アップライト
・噴霧器
・多機能還元水
・ポリッシャー(オーボット)
・白パッド(US3M 白)

だけである程度まで対応可能です。
うちの会社はポリッシャーを持たない洗い屋なので、ポリッシャーを借りてきてやってみました。
状況により、nano+クリーナーやリンサーなどを追加します。
手法でいうと昭和のカーペットメンテナンスですね。
近年カーペットでパッドを使う場合は、マイクロイファイバーパッド(nano+でいうトレールパッド3)でした。
これまでのケミカルだと能力不足だったので、マイクロファイバーは必要不可欠でした。
しかし多機能還元水や、さらにnano+クリーナーを組み合わせれば、それすらも不要。
うちは自社の製品ながらトレールパッド3を作業車から降ろしました。


 

白パッドとマイクロファイバーパッドの比較

ほとんどの方が汚れが落ちるか落ちないかで比較されると思います。しかし現場はそんなに単純ではありません。汚れ落ちのほとんどは洗浄液側と放置時間で調整できます。

瞬間的な汚れ落ちはマイクロファイバーに軍配が上がります。しかし、それ以外の項目では白パッドの方が優れると判断しています。

・作業性の良さ
ポリッシャーの抵抗が少なく軽い(疲れにくい)
パッド1枚の洗浄面積が広い(汚れを溜め込める量が多く、交換回数を減らすことができるので、パッド枚数が減る)
パッドが洗いやすく乾燥が早い(マイクロファイバーは洗濯機が必須で現場での洗い物時間短縮、洗ったパッドを使いまわすことも場合によっては可能)

・パッドの耐久性
正しい洗浄能力を維持できるところが耐久性と判断すると白パッドの方が優れます。
マイクロファイバーは能力の落ち込みが早く、それに気がつかず使い続ける方が多いようです。
白パッドは薄くはなりますが、洗浄能力は維持されていますので、安心して使えます。

オーボットでもトレールパッド3をお使い頂いているお客様もいらっしゃいますが、白パッドの方がさらに作業効率が上がるのでオススメですね。

・コスト(15インチで比較)
白パッド:1,450円 トレールパッド3:3,000円
使用可能面積は白パッドが2倍以上

 

それらを踏まえて

マイクロファイバーパッド3は現在庫を持って廃番と致します。
これでワックス床は、SPPと白パッド
それ以外の床材は白パッド
と2枚のパッドで全ての床材に対応できるようになりました。ステンレスブラシを使う床材ももちろんあります。

 

現場で考えない・考えさせない。

これが現場管理で一番重要です。
クレームの発生や現場品質のばらつき等のの不安定要素は間違いなく人間です。選択肢を持たせないことで、そういったことを防止する効果があります。
これができていないと人が増えた時にはもちろんですが、自身が判断を誤って、作業時間が押すこともあります。
弊社でも私が色々と実験をするので、時によっては変なことも起こり、終了時間が伸びるので、スタッフからクレームを受けます。
考えずにベーシックにやるのが一番早い!
これが結論です。



 

もちろん広い面積を効率的に作業する場合は他のマシンを使います。

カーペットを洗浄する際、
表面洗浄ならテナントR3
エクストラクションするならテナント1200
を弊社では使っています。
特にR3は純正のナイロンでなく、マイクロファイバー生地をつけたトレールR3ですので、純正より洗浄効果は高くなっています。
R3の最大の特徴は、パッドと違い洗浄ローラーを機械が洗い続けてくれるので、パッドをたくさん持っていくようなことが必要ないんですね。
ただし、洗浄面積が歩行ラインぐらいしかない場合だと、ハードフロアの道具とアップライトとスプレーヤーでやっつけることもできるということです。
道具が少なければ時間も無駄も短縮、さらに積み下ろしも無ければもっと時間削減です。

ちなみに弊社はテナントカンパニージャパンの正規代理店ですので、マシンのことならなんでもお問い合わせ下さい。マシンカスタマイズまで行っています。
またnano+導入のお客様にはマシン購入の際も優遇させて頂きます。


 

おまけですが、

多機能還元水で洗浄する分には界面活性剤を含まないので、カーペットが汚れやすくなりません。
nano+クリーナーもごく少量ですので、再汚染の原因にはなりにくいです。
アルカリ電解水のようにカーペットの油分も過剰に抜かないので、カーペットの油分を汚れで補うということも起こりにくいです。

防汚効果のある洗剤という触れ込みのものもありますが、一般的な洗剤に比べ汚れにくいのは事実ですが、汚れの原因になる界面活性剤が一般的な洗剤より少ないというだけで、汚れの原因になる界面活性剤も含んでいることには違いませんから、長期的にみて汚れることは実証されています。

メーカーさんのいうことを鵜呑みにしてはいけないということですね。
最初から界面活性剤を使わなければいいんです。
多機能還元水は残留しても、カーペットの悪影響もなく、シミも抜きながら乾燥していきます。
・残っても問題ないものでメンテナンスする!
・要らないものは入れない!
・要らないものは持っていかない!
これが基本かと私は考えます。
2017年12月06日 19:26

スターターセットが10,000円(1,500㎡分)になりました。

有償サンプル
12月1日よりnano+の送料改定に伴い、価格表も改定となりました。
それに合わせて1社1回限りの有償サンプルのスターターセットとして10,000円から始められるように致しました。

スターターセットは1,500㎡分
・UAフィニッシュL18L
・US SPPパッド
・多機能還元水希釈ポンプ300cc入り
・nano+クリーナー希釈ポンプ300cc入り
・送料無料
 
16,000円相当のセットが10,000円(税別)とおトクになっています。
Amazonよりご注文頂くか、お問い合わせフォームより申し込み下さい。1社1回限りの為、価格表には掲載していません。
2017年12月02日 00:51

月刊ビルクリーニングさん主催の講習会で発表させて頂きました

月刊ビルくり
昨日月刊ビルクリーニングさん主催のビルクリーニング大学の公開講座で「nano+」の発表をさせて頂きました。

多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。
度重なるプレゼンの練習をしていたものの、本番では熱くなってしまい、時間が押し、最後の細かいところまでお話しできず申し訳ありませんでした。
今朝より参加頂いた方からサンプルのご依頼を頂き対応させて頂いております。


 

nano+はなぜ現場が綺麗になり、なぜ作業が楽になったのかわからない

昨日も講習会でお話ししたことですが、気がつかないような部分までケアしているシステムです。
nano+を使えば自然とそうなります。
しかしそれは理論をわからなくてもそうなってしまうように作っています。
たぶん競合するメーカーさんがHPを見ても何がどうすごいのかわからないと思います。(コストが安く簡単なことだけはわかる)
なので、洗剤の仕組みがどうとか、洗浄の理論の勉強をしたい人は結構ですが、理解する必要がないと思っています。
もっと単純に
・簡単に誰でも綺麗になればよし
・生産性が上がって人手不足が解消されればよし
・事故が起こらなければよし
・収益性が上がればよし
とシンプルに考えて作業頂き、その他の部分(管理や営業)
に時間を割いて頂いた方が宜しいかもしれません。
綺麗にしようと思っていなくても綺麗になりますので。


 

ビルオーナーの本音(色んな方がいらっしゃいますが)

綺麗になることに越したことはないですが、ビルオーナーさんニーズと現場施工を行う側の意識が一致しているでしょうか?
最近のビルオーナーさんの多くは、びっくりするような綺麗に床に興味はなく、そこにコストを割くなら、それなりでいいからコストを下げて建物の利回りをあげたいというのが本音です。
という話を講習終了後にしていました。
実際のビルオーナーさんの生の意見です。

なぜそうなるかというと、清掃会社は差別化したいからということに尽きます。
・品質を上げる
・高くても環境によいものを使う(過度なもの)
など差別化を行うのですが、コストの増える差別化は競争力がなくなるので、残念ながら差別化とは言わないのですね。
もちろんnano+の洗剤は環境によいですがコストはこれまでより下がりますし、品質も上がります。


 

環境対応コスト

問題なのは、環境にいいからとメーカーの謳い文句に乗ってしまい、過度なコストをかけてでもそれを使うこと。
法律を守ることは当然のことで、環境や人体への負担を考えることは重要ですが、過度に環境配慮しそれにコストをかけすぎることは、清掃会社やビルオーナーへの負担を増やし、メーカーが私腹を肥やすということになりかねません。負担がかかるということは長続きしないということですね。
あなたの会社ではそういったコスト計算正しくされていますか?


 

生産性向上の行っていく必要性

昨日の講習会は「生産性向上」というテーマで集まってメーカーさん(うちを入れて3社)のプレゼンでした。
さすが月刊ビルクリーニングさんと思いましたが、これからの時代、生産性向上ができない会社は無くなります。
これからの時代は人口減少により、都心部以外では建物が減ってくることはわかっていることで、数年後にはなくなる自治体も出てくるとも言われています。
私の実家は広島市の中心部から一番遠い中区(車で15〜20分)ですが、たまに車で通っているとお店もあまりなくセブンイレブン一軒で、10年後はゴーストタウンだなと感じています。(中心部はそんなことはないと思いますが)

当然建物で生計を立てている我々はマーケットが小さくなります。特に生鮮食品を扱う店舗以外の店舗の多くはAmazonが当日配送できるようになると食われてしまうでしょう。一番建物にコストをかけるのは店舗ですので、これからの時代なかなか大変だなと感じる毎日です。

だからこそ生産性を上げていく必要があるとも感じます。
この業界も働き方改革をしていかねば。

2017年11月25日 13:48

見た目綺麗で満足というのは低いレベルの考え方です。 この被膜が示す「上質な被膜」とは

kanei
洗浄やバフで研磨すれば見た目の光沢はある程度まで出せます。
ただしそれでは不十分ということ。
上質な被膜は、日常清掃の時間が短縮できる被膜。
ヒールマークも入らなければ、汚れもしない。
正しく密着しているので、正しくトレールモップでウェットダスターをかけて頂ければ、事務所ビルなら3年間は定期清掃なしでも管理することは可能で、次回定期清掃は「指差し点検👉」のみ
その上質な被膜を一般的なワックスレベルで出せる設計というのが重要です。
nano+のトップコートであるUAフィニッシュLですが、
・洗浄で簡単に剥離できるので失敗しない
・次回の洗浄スピードが速くなる
・密着率が高くなる
・油汚れに反応しない
・ヒールマークを逃して入れない
・乾燥が早い        etc
というような特徴があります。
定期作業でこれを2層塗ることはまずありません。
写真は、下地のUAコーティング1層。トップのUAフィニッシュL1層です。


そして上質な被膜というのは、その光沢の限界値もさらに高いのです。

↑の写真みたくワックス乾燥前に写真を撮った被膜も簡単に出せてしまいます。(これは乾燥していますが)
この被膜を特別な技術があるからできるのでは?とよく聞かれますが、普通に洗剤を塗り洗いして、リンスなしで乾拭きしてワックスを塗るだけの簡単作業。
指示だけ出せば、その辺を歩いている人を雇ってもできます。

うちの会社の1年前の無駄に丁寧すぎる作業を知っている人は、「今までのは何だったんだ!」と怒ってしまうかもしれません。
でもこれが簡単にできるのが「nano+」なんです

 

先日施工した月1定期事務所ビルの現場

写真の事務所ビルの現場は、定期はうちで施工し、日常はお客様がnano+の資材で管理する現場。
リセットすると翌月も無傷なのは通路だけでなく、テナントさん専用部も同様なので、ウェットダスターのみで終了してします。
専用部の写真は企業や個人の情報があるので掲載できませんが、1度施工すると半年〜1年はダスターのみでも管理可能です。実際に今回もダスターでした。椅子の下が黒くなることもありません。


作業している内容といえば

先月リセットしてUAコーティングを1層だけ塗って帰り、今月洗浄してリンスなしに乾燥させてUAフィニッシュLを1層塗り足す作業の繰り返し。
nano+の洗浄液はリンス不要です。
塗ってすぐに写真を撮ったと言われないよう、靴を置いて撮影。
通路はピンヒールの凹みが多く、綺麗に見えないが、
右側のEVホールの写真は綺麗な被膜。



今週は東京ビッグサイトでヒューマンフェアですね。

11月13日は東京ビックサイトの会場に15時ぐらいから出没します。
今回は出展していません(3日+設営半日の日程の確保が現状忙しくてできない)ので、のんびり見学致します。見かけた方はお声がけ下さい。
ご相談がある方がいらっしゃれば会場で打ち合わせ致しましょう。

また翌週24日は月刊ビルクリーニングさんのセミナーでnano+を取り上げて頂きセミナーを開催予定です。


次回展示会の出展予定は、2018年2月21日〜23日に大阪で開催されます病院イノベーション展に出展予定です。セミナーも行う予定となっています。
来場ご希望の方は招待券をお送り致します。
2017年11月12日 18:33