ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

  • 名称未設定.001

開発者コラム

理解できているかの確認

私もこの仕事をしていて説明をすることが多いのですが、理解できている人と理解できていない人というのは話をしているとだいたい分かります。
多くの人に会う仕事なのでだいたいわかってきたのですが、人間って確かに数種類に分類され、話を聞いているようで聞いていない人なんかは10秒で分かってしまいます笑
もちろん100%理解できる人はいませんが、ここで理解できていない人というのは、話をしたことの趣旨が理解できていないということですね。
理解できていない人には「どういう意味か説明してみて下さい」と投げかけてみることもあります。
正しく理解できている人は理論整然と説明ができますし、大方理解できていればしどろもどろでもなんとか説明できます。



 

これは東大に合格した人が書いた本の話の一部

正しく理解できているかどうかは白紙に書き出せばすぐに分かり、書けないのは正しく理解できていないから。という話。
確かに経営者も経営計画を適当に喋る人でも書き出せない人は多くいます。
だからこそ成文化を行ったりするのですが、書き出すと細かいところの整合性が取れていないことなんかが多いもので、つまりは正しく理解できてないんですね。

その昔、経営者の会合で当時としては考えてもみなかった週休3日と掲げた人がいました。
あんな昔に先取りなんてある意味凄いよね〜と盛り上がったことがありました。
なぜある意味なのかというと、その話にはオチがあり、週休3日にすると収益がマイナスになるので、その会社は倒産してしまうということが話の中で分かってしまったのですね。
営業の会社ならともかく、製造業で週休2日を週休3日にすると売る為のものが作れないので、間違いなく厳しいですね。
その経営者には成文化しなさいと前から言っていたのですが、やっていなかったことでそれに気がつけなかったんですね。
仲間内の会話で気づけたのでよかったですが、何も考えずにそれを実行したらアウトです!



 

現場作業も同じこと

なぜその作業を行うのか?なぜそれを使うのか?
全てに意味があってやっています。
意味がないものなんて何もありません。
意味がない=やる必要がない→無駄なコストだからです。
毎日の作業でなぜその作業を行っているのか社内でそれぞれ書き出してみると認識の違いが見れて面白いかもしれませんね。
2019年09月11日 21:13

時代の価値観の変化に追従する

求人を出す時には、
「会社の決まりがあるからそのように出すしかない!」
と会社に人を合わせるような求人を出すのが一般的。
それがこれまでの常識でした。
しかし最近の若い人の価値観は大きく変わっているので、どうやらその通りにはいかないようです。
先日経営の勉強会の仲間の社長が、求人の指摘を受けて内容を変更したところ、これまではダメだったのに若い人が集まった報告が!


なんと週休3日!週休4日!


そのかわり週休2日の人より給与は少なくなっているようですが、仕事が好きなら目一杯仕事をするが、仕事は仕事として割り切っているので、給与は若干少なくても自分の時間を大切にしたいという感覚が若い人にはあるようです。
今時の若いモンは・・・なんて言い出したら年をとったなと感じることもありますが、今の若い人は情報量が多い社会で育っていますから基本スペックが高く、ちゃんと仕事を教えてあげればよく仕事をしてくれます。
教え方にポイントがあって、「俺の背中を見てついてこい!」とか「見ればわかるじゃん」とか「考えたらわかるよね」は通用しません。もれなく「言われていませんから」と返ってきます。言われてないことをやって何か問題を起こすより、言われたことを100%こなさそうとするようです。
気が利かないとか言われそうですが、これすごい能力なんですよ。
言ってことを正しくやってくれるスタッフほどありがたいスタッフはいません。
教え方が間違っていなければ、確実に結果が出ますので。
仕事は仕事と割り切っている分、言ったことも嫌な顔せずやってくれる傾向が強いみたいですね

私の場合、自分の仕事を好きなことしかしないので、まったく苦痛ではありません。しかし他にもやりたいことはあるので、それはそれで大切にしています。
仕事は仕事でするけど、1日8時間働いても実際内容が濃いのは1、2時間。
それならそこに集中して最大の仕事をしようと、音楽を全開にして仕事に集中して仕事をしています。
ダラダラ仕事をするならしない方がいいのです。ミスをする原因になるので。
よく考えると正味半日しか仕事をしない人になっているけど、それでも以前より効率よく仕事ができてしまっているという現実。
最近の現場が立て続けにあったので、作業することが多かったのですが、よくよく計算してみると半日で普通の人の2日分の利益を出しています。
そして仕事をしていない時間は、Youtubeの時間です、
今はYoutubeで色んなことが勉強できるので、その時間に使っていますね。




 

働き方改革???

世間では働き方改革と言われていますが、働き方改革ではなく、企業の働く環境改革なのかなと思ってみたりします。
そりゃ好きでもないのに長時間働きたくないですよね。
だからこそ、これまで短い時間でも同じ結果が出せる仕組みというのは大切だと思うのです。
nano+はそれができると思っていますが、もっと重要なのはnano+をもっと導入しやすく運用しやすい仕組みづくりを進めることだとも感じています。
nano+はさほど難しいものではありません。
作業する人のレベルに応じて出てくる結果も違い、高いレベルの人が使えばこれまではコーティング剤を使わないと出せなかったようなレベルの品質がワックスレベルでも出せてしまいます。
逆に初めての人がいつも通り使っても、設計上高いワックスの密着率=耐久性を出すことが可能です。

だからこそもっと多くの人に使ってもらい、半日で1日分の作業をこなして残った半日は自分の幸せの為に使ってもらいたいとも思っています。
もっとも稼ぎたいという人はバリバリ1日作業して他の会社の3〜5倍の面積をこなすというのも一つ。
正しくnano+を運用できれば、医師や弁護士より稼ぐことだって可能です。
人の価値観はそれぞれなので、目標や幸せの為にnano+を使ってもらえれば大変価値のあるものになると思っています。



 

働き方とは

自分自身が決めるものだと思います。
なので企業に求められるのは自由な働き方。
一部では雇用という感覚がなくなる時代とも言われています。
全員フリーランス時代!(全員ではないと思うが。。。)
働きやすく、報酬の高い会社に人が集まる時代だと思います。
我々清掃業の仕入れは、ワックスや洗剤でなく、「人」です。
現場の原価構成比率を見ると9割人件費なので間違いありませんね。
仕入れが悪い企業は良い結果は出せません。


試しに従来型の求人とは別に短時間や中時間の求人を出されてみてはいかがでしょうか?
1日8時間22日勤務っておそらくもう若い人には流行らないと思います。
2019年09月09日 14:39

自分の価値

昔ネットで見た働き方の話。
年収1000万円の人と年収1億円の人の働き方の違い。

・年収1000万円の人は、なんでも自分でやってしまう人。
・年収1億円の人は、自分しかできない仕事しかしない人。

とはいえ、それをやってもすぐに年収1億円にはなりません。
ちなみに私は強烈的に前者でした。
自分でやった方が早いし、お金かからないし。
しかし全部自分でやっていては、1人でできることは限られているので、頭打ちになってしまいます。
この話の意味を理解してからは、働き方を変えました。


この話が表現しているのは、自分が得意な分野が一番生産性が高いですよねという意味です。
ビジネスいわゆる交易の根本の話まで遡ります。
農家さんと漁師さんがいた場合に、野菜と魚をそれぞれ両方を自分で取って食べるより、それぞれ得意な分野のものをたくさん収穫して余ったものを交換した方が全体で見ると生産性が高く、それをいわゆる交易といいますが、それによって経済は発達してきました。
農家さんが魚を取るよりも、漁師さんが魚を取った方がいいのは明白で、野菜の場合にしてもそう。

これを自社に置き換えてみると、経営的なものから、現場のことまで何を専門にどうするかというのが大きく変わってきます。
不得意な人がやっているものを得意な人にやってもらうことも一つ。
でもそれをAIやITに置き換えていくのも一つ。
現代では色々な選択肢があります。



 

起業しますと、

最初は全て経営者が自分でやらなければなりませんので、やっているうちにできてしまいます。
このできてしまうというのから抜け出すのが大変。
なんせ自分でやっているとお金がかかっていないですからね。
しかし苦手な分野によって不要に時間を取られていないでしょうか?
私は労務関係が好きではなかったので、自分でやっていましたがある時点から社労士さんに丸投げしていました。
今は会計ソフトのfreeeが全てやってくれているので、労務に関わる月末処理もチェックしてクリックするだけなので、30秒かからず終ってしまいます。
つまり外注したり、IT化することで、苦手な分野にかけている時間を減らし、自分の得意分野に集中する時間を作ったり、開いた時間で勉強もできるのです。


これを現場に落とし込んだ時に、全て自分で作業していませんか?
ある程度の企業規模までは自分で全ての作業をこなしていくでしょう。
そしてそれを専門の人にいつ頼むのかというと、時間当たりの給与に換算してみるのがいいでしょう。
不得意な分野の仕事をすると、時給換算すると時給がすごく低くなるのです。
そうなれば専門の人に頼んで、開いた時間で自分の得意分野の仕事をこなしていった方が、収益性が上がりますね。
自分自身でも床の方が専門なので、ガラス清掃はまず自分でやることはほとんどありません。




 

例えば洗浄ワックスの現場でも

最近思うのは、質の高い作業(一度UAフィニッシュLを塗ったら1年以上塗らずに洗浄だけで管理する現場のリコート作業)以外は自分が行かなくても大丈夫なのでないかなと。
毎月作業の物件で1年以上塗らないということは、その1回のリコート作業は非常に生産性が高いですね。
光沢復元洗浄はその作業自体さほど難易度が高くなく、誰でも簡単にできてしまいます。
最近は洗剤塗布機を使うこともなく、コードレスポリッシャーのタンクから多機能還元水を出してまいた後に、再度ポリッシャーで洗浄して回収するだけで、これといって技術も必要ありません。
また毎月洗浄ワックス1層なんていう現場は30日維持できればいいのでさほど高い作業レベルは要求されません。
そうなると質の高い作業を要求される現場だけ自分が行って、あとは任せた方が作業者も育つのでいいという結論が導かれます。
そして誰でもできる作業だと誰にでも頼みやすいですから、広く展開していけますね。
リコート専門チームと洗浄専門チームというチーム分けができればさらに生産性が上がっていきますね。

自身の給与単価を上げていくのに判断基準はその仕事の単価。
自身が決めた自身の給与単価より低い場合は、誰かにやってもらうと割り切ります。
専門の人でなくても、自身より給与単価が低い人でもいいのです。
それをしていかなければ、自分自身は農家なのに魚を取っているのと一緒ですね。




 

自分でやった方がお金かからないし

というのは、その瞬間自分自身が、

 

自分の収入を0円と評価してしまっているということ。



今やっている仕事に対して自分の給与以下の仕事をしていては、企業としては赤字ですね。
経営者の給与が一番高いのです!
それでなくても販売管理費などの経費はかかっていますから。
現金の流出を防ぐ為には自分でやるというのも選択肢の一つかもしれません。
しかしそれで使った時間でやりたい仕事、やるべき仕事ができていないとしたら。。。
また良い案件を獲得できるかもしれなかったチャンスを逃していたとしたら。。。
実際に、現場以外の事務処理に忙殺されて睡眠時間が取れない、現場が忙しくて営業に行けない、案件を頂いたのに打ち合わせに行く時間がないという問題はどの会社にもあるのです。
その仕事本当に自分でやるべき仕事でしょうか?

2019年09月06日 18:56

9月セミナー申し込み画面不備のお詫び

スクリーンショット 2019-09-04 23.38.43(2)
先般9月度のセミナー日程をアップさせて頂いた際に、合わせてHPバナーも変更しておりますが、リンク先が間違ったものになっていたようで、うまく申し込みページに飛べないという指摘をお客様から頂きました。
本日修正し、現在は正しいページへ飛ぶことができるようになっています。
ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

9月度のセミナーにつきましてはまだ若干の空き日程があり、うまく申し込みができなかった方もいらっしゃるかと存じますので、通常1週間前までのセミナー申し込み期限とさせて頂いておりますが、9月度は日程調整がつく限り調整し、対応させて頂きます。
こちらをクリック頂ければ申し込み画面へ飛びます。
また東京・名古屋・大阪・広島・福岡以外のエリアでもご要望があるエリアでは個別に対応させて頂いておりますので、お問い合わせフォームもしくはお電話にてご相談下さい。

宜しくお願い致します。

 
2019年09月04日 23:38

仕事のやりがい

IMG_8806
経営の勉強をしていると、最近の流行りは「GAFA」ですね。
Google,Apple,Facebook,Amazonの頭文字です。
中国にはそれを真似て、BATHなんていうのもあったりしますが。。。
日本を代表する世界のトヨタ自動車ですら、この4社の企業規模の前では霞んでしまいます。
が、勉強すればするほど、この4社は本当にバケモノです。
売上、利益もそうですが、それよりすごいのは1人あたりの生産性。
トヨタ自動車以上売上と利益をはるかに少ない人数で出しています。
業種が違うとはいえ、おそるべし生産性で、今からの時代はどうしていけばいいのかが見えてきます。

GAFAのようになりたいと思うのは、お金の話ではなく、4社が共通して達成していることで、シリコンバレーの投資家が好きなもの、ずばり




 

「社会を変えることができる事業」




確かに現代では、ほとんどの方がこの4社のどれかに関わっていますね。
私は全てにどっぷり浸かっているので、どれか一つがなくなっても困ってしまう。。。
そういった企業の勉強をしていると、



 
やはり自分も社会を変えるような仕事をしたい!




というモチベーションになります。
とはいっても、業種が業種なので、世界を変えるレベルにはならんような気がしますが、業界や業界で働く人の人生を良くすることはできるのかなと思っています。




 

本当に嬉しかった一言

先日、作業研修に伺った方から↑「ビルメン人生が変わった!」とLINEを頂きました。



本当に開発者冥利に尽きるとはこのこと!





本当に嬉しい一言でした。
現場は飲食店の床メンテで、油汚れを落とすのが大変で苦労されていたようでしたが、多機能還元水500倍を塗って擦るだけで落ちたことでかなりの改善ができました。
そして希釈する時もお湯を使うことでさらに洗浄力が上がります。
多機能還元水+お湯だとかなりの洗浄力が出せます。
クリーナーやアルカリ電解水を使わず、多機能還元水だけだとワックス塗らなくていいので、物の移動も少しですみます。
UAフィニッシュLが塗ってあると、油汚れが付着しにくく剥がしやすいので、洗浄も簡単です。
あれから作業も楽になり、早く終って営業にかける時間もできて、物件が増えたとのご報告を頂きました。
本当に何よりで、どんどん良い循環になっていっていますね。
真面目でよく動かれる方だったので、本来そのくらいのポテンシャルがあったということですよね。




 

施工でも、管理でも

施工が変わることで作業する人は大きく変わるでしょう。
「作業が楽になった〜」という声はよく頂きます。
物が少なくなって、軽くなって、作業時間も短縮され、作業方法も疲れにくく構成されていますので。
しかし管理面も変わってきます。
日常的なメンテナンスを正しいものを使って、正しい方法でメンテナンスすることを指導・管理することでお客様も「楽になって、早く帰れる〜」と喜んで頂くことがあります。
月1アップライトの現場で、毎日お客様がダイソンでバキュームされているので、テナントのアップライトV-SMU36を投入し、お客様に毎日使ってもらうと「ダイソンより凄い!明らかに早くて綺麗になる!」と言って頂いたこともありました。

そりゃ家庭用と業務用とでは、アマとプロぐらい違います。
しかもテナントは業務用のトップクラスのスペックを持っています。
20代の女性がアップライトをかけられていますが、たまに教えていると、もはやプロ並みのレベルになっていますね。
綺麗にすることだけでなく、綺麗に維持管理できる仕組みを作ることで、お客様の人生を変えることができると思うのです。

そういうお客様の声を聞くと、やりたいことができているなと本当に嬉しくなります。

2019年09月01日 19:28

問題を問題と思わなくなってしまう

新しいものを導入する時はほとんどと言っていいほど現場から反対が起こるこの業界。

これは現状を変えたくない、変えるのが面倒というところから来るものが多いですね。

とはいえ、上司から言われているので仕方なくやりはするけど、変えたくないので色々と理由をつけてやらなくなってしまう。

というように頭を悩ませるのはこの業界の経営者によくある話。

 

うちの会社は何かを変える時はスタッフの意見は聞きますが、会社としての最終決定した後は決定事項を徹底します。
といいますか、決定は必ず守るという企業風土になっています。
会社の決定したことについて、スタッフが反対してそれをやらないというのは他の業界では考えられません。

資機材を変えるのは会社として考えがあって変えることなので、現場で検証は行いますが、変えると決めたら洗剤やワックスが変われば現場から古い洗剤を引き上げ全て廃棄します。

あるから使い慣れている古い方を習慣的に使ってしまう。
よくあるのは、社長がメーカーさんから接待されたお付き合いで、理論的な意味もなく新しいものを入れてしまう。。。
それだと現場は迷惑なだけなので、なかなかすんなり使うこともないでしょう。

 

お客様によっては社長の決裁なしに資機材を変えることを許可しないというお客様もいらっしゃいます。
資機材には経営的な戦略があって変えるものなので全社統一が本来は当然。
現場によって資機材が違うなんてことはあってはならないのですね。。。

 



 

製造業だったらクレーム

会社によっては現場ごとに資機材が異なるというのもあるあるで、そういう会社はおそらく作業方法の統一もされていない。

その結果現場ごとに品質はマチマチ、利益率もマチマチ、会社として提供しているサービスもマチマチですね。

品質がバラバラな製造業があったとしたら毎日クレームの嵐です。

人がやることなので仕方ないと諦めていることもあるでしょう。

それを統一し管理するのが本社スタッフの仕事。

現場にいると現場のことしか見えません。

会社全体が見て情報を精査して方針を決めるのはなかなか現場判断ではできないことです。

現場の管理者によって品質も利益率もバラバラになるというのは本来あってはならないこと。
うちの会社では現場の評価は決まったものを決まった通りに運用管理できているかどうかが評価の基準としています。
決めた通りにやっていて結果が出ないということは、決めたことが間違いということなので、見直しのひつようがありますね。
例えばダスターのかけ方を正しくかけることができていればそれだけワックスの痛みを減らすことができるので、定期清掃周期や作業時間の短縮につながります。それが利益に直結するので評価になるんですね。


 


 

問題を問題と思わなくなる悪習慣

改善を諦めたら問題解決はできず、問題を問題とも思わなくなります。

この業界不思議なのは、現場でお困りのこととか問題はありませんか?と伺うと、「問題ない!」と即答されることって結構あります。

現場を見ると問題だらけ。。。

聞いてみると、色々やってみてダメだったからこんなもんだと諦めているよう。

こんなもんにしかならないからこれは問題でないんだと。

「だいたいこんなもんだよ」というのはよく聞く話。

これは恐ろしい悪習慣で、現場品質だけでなく、様々なことにおいてそうなっていきます。

「よその会社もこのくらいだから」

と言われることもありますが、言い換えると「競合と同じレベルです」と自分で認めてしまっているようなもの。

競合と同じレベルとなると商売やりにくいですね。。。

諦めずに競合よりレベルが高ければ商売もずいぶんとやりやすくなるもんです。

だからこれは大きな問題なんですね。

ちょっとした問題を解決していけば現場は必ず良くなります。

そして改善が早ければ早いほど会社の有利になり、作業も楽になります。
業界のトップクラスのお客様を見ていると、小さな問題でも貪欲に改善をされています。




 

問題を見るには

問題は見えている問題もあれば見えていない問題もあります。
分からないことが分からないというのと一緒で、自社の問題は見えないのです。
その問題は、他社を見て自社と比較するのが一番。
なので、色々な会社と一緒に作業したり、色んな人と情報交換することも必要です。
そして問題を明確にして解決していくかが企業の生き残りを分けるかもしれません。

2019年08月30日 21:57

競合に差別化する人事戦略

清掃業は人がいてこそ成立する業界。

人がいない会社は成長することはありません。

人数と日常清掃と定期清掃の人数比率がわかればだいたいの売上はわかります。

つまりは人=売上で、人が増えないと成長しない。

外注先さんも=人であり、外注先さんを増やしても管理スタッフは増えていくので、結果人数なんですよね。

 

定期清掃で例えると、nano+は3人で30人分の面積を施工管理することを目指すもの。

1人あたり10人分の仕事ができれば十分な生産性でしょう。

作業自体は3倍〜5倍効率化でき、耐久性向上で毎月の作業を年1回ぐらいまで削減ということも可能です。

先日11月のクリーンEXPOで発表する資料を作成していましたが、同じ人数で3倍の面積を管理できれば



 

営業利益は10倍になる!




という試算も。
作業する人数と販売管理費が固定だからできてしまうことで、人数=売上のような他業種では不可能なことです。

 

 


 

同業から人を集める

先日、異業種の経営者とSNSで研修生制度の話をしていまして、業界によってもいろいろ違うなと。

清掃業界では、総合的に考えると研修生の方がパートさんより給料が高いのではという話ですが、これはあるあるな話です。

「清掃業は他業種と比べて集まらない!」という声はよく聞きます。
都内中心部だと、コンビニのアルバイトの時給より、清掃の求人の時給の方が高くなっています。
が、集まらないのです。

しかし同じ清掃業と比べてどうでしょうか?

他社も集まっていません。

が、競合の会社にも人はいるわけで、そこの人を引き抜ければその会社は競争力が低下しますね。

スーパーのような小売店の業界でも、近隣に新店ができて賃金が高いと、そちらに移動する人が出てくるのはよくあります。

 

私が知っている会社でも、競合を狙い撃ちにして人材を引き抜いている会社があります。

なんか三国志の世界みたいですね。
お金のかからないM&A状態。

恐ろしい戦略を立てる会社もあるものです。

自社が戦うエリア内(ビルメン業は地域密着業)では競合より優位に立てます。

その会社は人間関係とかでうまく引き抜いているようですが。

 


 

人が集まる会社の条件は?

やりがい、楽しそう、アットホームなどなど、色々綺麗事はありますが、現実的に求職者が仕事を探す時に一番最初に目に止まるのは間違い無く給与です。

仕事を探すときに、やりがいのある会社とか、楽しそうという検索項目はないですからね。。。

時給換算で50円とか100円ぐらいなら、長く勤めた会社を辞めて、どうなるかわからない新しい会社を選ばないでしょう。

しかし200円、300円と違ってくればそうはいきません。

昔はブラックとわかっていても給与が高いからと働く人が多くいて、その会社は大きく成長しました。

その会社がブラックでなくなった時、収入が減って困ったという人が多くやめたということがありました。

やはりどのくらいの給与が払えるかというのは、それだけ収益性を持っている会社であり、収益性は会社として大きな競争力であり、根本的な差別化なんですね。

 

 


nano+を運用することで

定期清掃で1人あたりの施工管理面積が向上しますので、給与水準を引き上げても十分に成立してしまうんですね。
日常清掃でも汚れにくいことで、作業時間の短縮ができるようになります。
当社でも6hでやっていた日常の仕事を 4.5hでできるようになっています。

1.5h違えば、その分求人でも有利な給与水準で募集を出すことができます。
最近の流行のように、労働時間は他社より少ないのに、給与は他社と同じぐらいということも可能に。

つまりは人が集まりやすい=成長できる・生き残れる企業になるということなんですね。


人=売上な業界ですので、人がいないと仕事があっても売上は伸ばせません。
都内の物件はまさにこの状態。
地方であってもだんだんそれは進みます。
どうやって人を確保するか、戦略を持っていない会社は生き残れないかも。。。

2019年08月28日 17:28

モノでなく経営的な差別化

経営の勉強会にいくと、差別化やオンリーワンという話がよく出ます。

オンリーワンを語る話は、広い市場でオンリーワンなら素晴らしいと思うのですが、そういった勉強会で出てくる話は、大手企業には勝てないから、地域でオンリーワンを目指しましょうというのがよくある話。
小さな市場でオンリーワンだと売上の限界値も低くなり事業になりませんので、本来小さなマーケットではナンバーワンを目指す必要があります。


清掃業界で差別化と言うと他社が使っていない資材を使うことを一般的に思われがちです。

しかし競合する会社もそれを使った場合はどうでしょうか?

まったく差別化になりません。

そして目新しいものを使ったからといって、清掃の素人であるお客様から見たら興味がないことなので大した差別化になりません。

つまり商品の差別化ってまったく意味がないんですね。

メーカーとして商品を開発する人間の言葉とは思えないとよく言われますが、嘘は言いたくありませんので。

 



 

よくある差別化

・環境に優しい洗剤を使います!

・業界で最新のメンテナンスシステムです!

・アメリカやヨーロッパの進んでいる管理方法です!

などなど、うちも現場の施工をやっていますからそういう提案はよく受けます。。。
アメリカやヨーロッパが必ずしも進んでいるとは思えません。。。

もはやどこにでもよくある話で、聞く側も「はいはい、またそれね・・・」と内心思ってしまいます。

これは私がメーカーであるからではなく、現場施工管理を行う会社として感じることです。



 

 

間違った差別化

現代では、ずばり「コストがかかる差別化」です!

差別化をするのに設備投資が必要になると、現場コストが上がるので損益分岐点は上ってしまいます。

それが全ての現場で運用できるのであれば、コストダウンにつながるものもあります。

昔よくあった話、ドライメンテナンスを導入しようと、プロパンバフやプロパントラッカー、洗浄機とパワーゲートのついたトラックを導入したものの、使える現場を1週間に1回程度しか稼働しない。。。

トラックマウントのカーペット洗浄機を購入したが、稼働日数は月4日しか稼働しない。。。

なんて話はこの業界でよくある話です。

毎日がそんな現場な会社ならコストダウンにつながるので宜しいかと思います。

こういった設備投資を行うと月数万円のリース代が乗っかりますので、損益分岐点が上がりますね。

ということはそれだけ頑張らないといけないということなんですね。

そしてその投資が怖いのが、環境が変わってそれを使うことがなくなった場合。

一番使う現場がなくなったらただひたすら使わない機械のリース代を払うだけの修行になってしまいます。

現場に合わないのに、もったいないからとそれを使わない方がいいところで使ってしまう人は多いですね。
現代は環境の移り変わりが早いので、高額な投資は避けたいところです。



 

 

nano+の差別化は

nano+はモノの差別化でなく、経営的な差別化をテーマをコンセプトに全体を設計しています。

なので、綺麗になるとか環境に優しいとか安全であるとかは当たり前で、経営的に考えてどうかという視点を重視しています。

利益の出ない差別化は意味がない=利益率が改善されることが差別化と考えます。

わずかな現場を見て判断するのではなく、会社全体として利益率が改善されるからそこに投資する。

これが正しい姿だと思います。

といってもnano+の場合、投資は必要ありません。

税抜き10,000円からスタートでき、スタートした段階でケミカルコストは50%以上削減が可能です。

ケミカルコストは、既存の洗剤使用量が分かれば、どれだけ削減できるかすぐに計算できてしまいます。




 

差別化は利益率の高さ

全ての企業において共通の指標、それは経営的な数字。

その中で最も重要なのは利益率。

利益率の高い会社は成長スピードが高く、安定した経営ができます。

利益率が高い=作業原価が低いこと

人件費に時間単価は下げることができないので、どうやって作業原価を下げるかがnano+のテーマです。

単純に作業スピードが早くなる仕組みですが。。。

作業原価が低い会社は価格競争になってもだんぜん有利で、最後まで生き残りますね。
これからの人口減少の時代では、経済規模が縮小します。
売上を伸ばすことも大切なことですが、利益率を上げていくのはもっと重要なことです。
金融機関の評価点も利益率のポイントは高いのです。
評価点が上がれば調達金利が下がるので利益率も上がっていくという仕組み。




 

この仕事の経営の仕組みを知る

清掃業で売上を上げていくとどうなるかというと、人・機械・車・倉庫・事務所など増えていくので、最終的な利益がどうかというと、意外に利益は出ないのです。
そして売上が人数に依存するので、売上にも自ずと限界があります。
規模にあった売上と、そこから利益率を上げていくということをしていかないと利益は増えず、利益が増えないので昇給も難しく、人手不足の解消も難しくなります。
どんなビジネスもそうですが、利益率が悪いまま拡大していくと売上が上がっているのになぜか思う程利益が出ず、社長が忙しく走り回り休むこともままならず、どんどんしんどくなる傾向にあります。


 

うちの会社も昔そうでした。



利益率の低い会社は実際に働く人もしんどい仕事が多く、利益率が高い会社の方が作業は楽な場合が多いですね。
それだけ効率化できていますから、作業も楽と言えます。



 

 

抽象的で雲をつかむような話です

nano+の差別化は経営において様々なところに仕組み化したものがあります。

セミナーでは色々とご説明は致しますが、一つ一つ実行していくことで改善されていきます。

普段通りnano+のスターターセットから初めて頂ければ自然と経営改善になるようにできています。

もし不安な方はセミナーにご参加下さい。

導入時もそうですが、導入済みの方も利益率改善になるきっかけを見つけることができるかと思います。
お一人でされている方から、大きな会社の方まで様々な方がいらっしゃいます。
お気軽にご参加下さい。

2019年08月26日 19:56

nano+という仕組み

「働くのは熱意でなく仕組みである」

というのはAmazon創業者ジェフ・ベゾスの言葉。
熱意のある人が働かないという意味ではありません。
熱意がある人は素晴らしい、ただそれ以上に仕組みを作れる人はもっと素晴らしいという意味です。
元々自宅のガレージで1人ではじめたAmazonも世界のAmazonに。
1人でできることは限られています、だからこそ多くの人を動かすことのできる仕組みは素晴らしいと。



 

清掃業界では

この仕組みを作るのは現場管理者だったり、本社スタッフだったり。
その仕組みを作る人の能力に依存し現場品質や収益性が決まります。
大企業と中小企業の差は、この組織的に動ける仕組みを持つか持たないかとも言われています。
個人の力、特に創業者のゼロからイチを作ってきたやりきるパワーはすごいものです。
しかし全てやってしまうが為に、スタッフさんが育たないという問題も。
スタッフさんを育てるのは非常に時間がかかります。
だから仕組みが必要なのです。
仕組みがあれば育てる必要もないのです。
これができるかできないかで、成長できるかできないかが決まってしまっているんですね。
努力と根性で1人が頑張ってもそれには限界があるという見方もできます。



 

しかし現実には

清掃業界ではこの仕組みというものがない会社が多く、経験と勘に基づき、個人の力に依存して動いている会社が多いと感じます。
会社経営においては、個人に力に依存するということはあまり望ましくありません。
現実的にはほとんどの会社が個人の力に依存していることは否めません。
しかしその個人の動向で会社全体の運命が左右されてしまいますので、その1人がいなくなると結構大変。
そして優秀な人は辞めて独立しますよね。
この業界における仕組みは工夫次第でいくらでも作っていけると思います。
nano+は多くの会社で使うことのできる「仕組み」
nano+自体は「仕組み」であり、導入頂くことである程度そういったものは解消されます。
現在はその仕組みをさらに導入運用しやすい仕組みづくりを進めています。
2019年08月24日 12:21

JR東海から学ぶ効率化

スクリーンショット 2019-07-03 20.04.35(2)
私の尊敬する企業「JR東海」効率化の鬼!
↑の画像は東京駅の東海道新幹線の下りダイヤ。
1時間に20本(本線は1本なのに、ひどい時間は同じ時間に4本発)を運行する超過密ダイヤ。
これは山手線と同じレベル(1時間に21本)の過密ダイヤです。
日本の鉄道会社としては、究極まで効率化を行っていると言われている東海道新幹線を走らせている鉄道会社で、鉄道事故を起こさない素晴らしい企業。
東海エリアの在来線でも、おそるべし効率化と割り切りで私鉄と戦っています。
テレビで取り上げられることはもちろん、最近ではYoutubeなどで解説動画なんかもあったりして、すごくわかりやすく解説をしてくれるものもあります。



 

今回は新幹線での事例

様々な効率化を行っているJR東海ですが、今回は新幹線での事例。
JR西日本の山陽新幹線エリア(新大阪〜博多)では、みずほ、のぞみ、ひかり、さくら、こだまが走っており、車両数は4〜16両でバラバラ。
JR東海の東海道新幹線エリア(東京〜新大阪)では、のぞみ、ひかり、こだまが走っており、車両は基本全て16両に統一。
特に最近ではN700系に統一されています。
その理由として、
・同じ車両の方がメンテナンスしやすい
・部品の共用ができる
・トラブルがあった際に代替えをしても席配置が一緒なので運用が簡単
                   などなど

そういった理由からJR西日本が500系のぞみを開発した時も、席の配置が違うことや、先頭車両の前側にはドアがないことなどで、運用しにくということがあり、700系新幹線を開発し東海道から追い出してしまいました。(色々な理由はあるのですが、ここでは割愛します)
1車種だけ性能が高くても、線路が1本である以上、他との関係で全体的な効率が上げられないということもあるようです。
1車種だけに予算を投じてすごいものを作るより、その予算で全体的な底上げを図れるものの方が、総合的に考えて効率がいいということですね。



 

これを現場に置き換えると

例えば機械に置き換えましょう。
清掃業界で面白いのは、日常清掃の現場ごとに洗浄機が違う⁈会社。
私の感覚では謎でしかありません。
うちの現場はうちがメーカーだからでなく、メーカーをしていなくても、資機材は必ず統一します!
新旧の入れ替えはあるものの、統一した方がが管理や運用が楽だからです。
例えば洗浄機だと、新幹線と一緒で全ての洗浄機が同じ(サイズの違いはあっても)であれば、メンテナンスしやすかったり、部品が共用できたりと色々と便利なことが多いのです。



 

また計画的な運用も

・修理や消耗品にかかるコストもわかりやすい
・バッテリーも交換周期がわかるので計画的のまとめて安く購入
・緊急の場合は使用頻度が少ない洗浄機を置き換え可能
・古くなったマシンから部品取りも
・新車購入も台数がまとまっているので交渉しやすい
・機械に詳しい人がいれば、自社での修理も簡単
                       などなど
様々なメリット出てきます。
今週もアップライトV-SMU36で熱問題が起こっているので、うちの現場は全台対策を行います。
アップライトをかけていて途中でなぜか止まることのある方はご連絡下さい。
保証期間中であれば、無償修理対応中です。



 

これを1社だけでなく・・・

仲間内数社や外注先も含めてやったとしたらどうでしょう?
規模が大きくなるのでさらにメリットが出ます。
例えばnano+を仲間内数社でやったとしたら?
GWやお盆などの長期休みにUAフィニッシュLがない!発注を忘れた!
なんてことがあっても、近くの仲間が持っていれば分けてもらえます。
本来そんなことはあってはいけないのですが、こういったことは結構多いのです。
一緒に作業しても品質も一緒。
使う資機材も一緒なので使い回しも効きます。
応援で助けてもらっても教育不要。
様々なメリットが出てくるのです。
これを全国規模でできるようになると本当にすごいこともできるようになるのです。




 

成長可能な仕組み

企業規模が小さければ小さい程、差別化の為に独自性を出そうとしますが、逆にそれは成長を妨げる要因に。
 
「独自性」って「特殊」なのです


特定の人にしか使えなかったり、運用に熟練を必要とするものですね。
独自性や特殊性が薄ければそれだけ誰でも使えるということです。
誰にでも使えないと人に任せることはできません。
任せることができないということは、何があっても現場から離れられないということの裏返し。
100点の現場を作れる人がプレーヤーが1人いるより、80点の現場を作れる10人を教育管理できるコーチがいた方が戦力的には大きく有利です。
野球でイチロー1人と8人が小学生のチーム、大学生が9人のチームが試合をしたら、たとえイチローでも勝てることはないでしょう。

「自分は生涯現役で人に任せず自分でやるから大丈夫よ」なんてことを言われる方もいらっしゃいますが、1人で作業している訳ではありません。
そして年齢とともに体力は落ちていきますので、誰かに任せないといけません。



最終的には会社を売却して引退というのが経営者人生の最後になりますが、その人しかできない会社なんて買い手もつきません。
M&Aの専門家に話を聞いたことがありますが、誰でも運用できる会社は買い手もつきやすければ、売却できる価格も高いのだそうです。


そういったこともあって、「誰でもできる仕組み」「均質化」というのは色んな業界で研究されており、「職人仕事!」とか「すみ擦り10年!」なんて言っていると世の中から取り残されてしまいます。
JR東海レベルの大企業ですら日々そんな効率化を追求している時代。
我々の業界はもっと勉強して効率化していかなければ生き残れないのかもしれません。
「中小企業には中小企業のやりかたがある!」というのは遥か昔の話。
色々と勉強した結果、中小企業が大きくならない為のやりかたでしかありません。
AppleやGoogleですら最初は零細企業でした。
それでもここまで大きくなったのはなぜか?
色んな背景はありますが、根本的な考え方が違うからです。
大手の企業から学べることはたくさんありますね。
2019年08月22日 11:22