ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

洗浄機導入と運用の話

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先日もお客様から聞かれた、洗浄機を購入頂く時によくある質問。
今日はちょっと経営的な話です。

「リースと借入のどちらで購入するのがいいですか?」

答えはもちろん借入です。
借金は嫌だという人もいるかもしれませんが、リースも借金ですし、自分のものにならず、途中解約もできないとなると、メリットはないですね。
リースの方がバランスシートの点数を悪化させないという意見もありましたが、現代の会計ではそうではありません。
支払うものが決まっていると見なされますので。
支払わなければならないものがあるのに、資産が無いと逆に宜しく無いのではと思ってみたり。
借入でも購入すれば、万が一の時に洗浄機を売却して現金化できます。

そしてリース会社は、借入枠を減らさないメリットがあります。といいますが、利益が決まっている以上、返済能力は決まっているので、実際にはリース代も長期債務と一緒になってしまうんですね。
借入の点数付けで、返済能力の点数の配点は大きいのです。

なので、借入の方がオススメです。
何より今は借入金利が安いですから、リースは非常に割高に感じます。
借入金利とリース料金は同じ%でも違いますのでご注意を!
◯100万円で比較
借入金利1.8%で5年返済:総返済金額1,045,750円
借入金利2.0%で5年返済:総返済金額1,050,806円
リース料率1.95%で5年契約:総返済金額1,152,000円(再リースは1/12)
こんなにも違うんですね。
しかも自分のものにならない。。。

借入は日本政策金融公庫がオススメです。経営者に対する負担が少ない制度も諸々あります。
特に現場で作業される経営者は、怪我をして現場に出れなくなると収入が大幅に減ってしまうということもあります。これまでもそういったお客様を見てきました。
その際でも相談に行けば、わりと柔軟に対応してくれます。
一般の金融機関だと、担当者の成績に響いたりするので、なかなか嫌がります。



 

コスト削減幅で考える

1現場で1人削減して15,000円/人とした場合、3現場で45,000円。
テナントT2のnano+モデルは、税抜きで610,000円。
約13.5ヶ月で元が取れてしまうのですね。
その後は全て利益になりますね。
お金が貯まってから購入でも良いですが、借入を起こして早期に利益改善を図るとともに疲れの少ない作業に変えていくことも1つの経営判断。
利益改善できるのなら早ければ早い方がいいのです。
利益改善を先延ばしにするということは、先延ばしにした分だけ損をしているのです。




 

nano+のT2はパワーゲート不要

nano+では標準装備のクイックコネクターとは、バッテリーを1個ずつに分割できるコネクター。
これがあると予備バッテリーの積み替えが簡単で、予備バッテリーを持っていれば1日中ゴリゴリ使っても洗浄機は動き続けます。
そうれでなくても専用バッテリーは純正の2倍程度の稼働時間があります。
そしてバッテリーが外せることで、洗浄機を降ろさなくても、バッテリーだけ下ろせば充電可能です。
バッテリーを下ろすと、洗浄機は女性二人でも持ち上げることができるので、軽の箱バンに積み込めます。
洗浄機というと、大きな作業車というイメージもありますが、うちの会社でも元々軽の箱バンで女性2人が積んで作業に行っていました。
特にnano+だと道具が少ないので、軽の箱バンでも十分に詰めてしまうんですね。

地味ではありますが、車両コストが抑えられるというのは大きなポイントです。
ましてパワーゲートをつけるとなるとさらにコストはかかりますから。
車を買い替える必要なく導入できる洗浄機は非常にメリットが高いと言えます。



 

30万円を超えると減価償却

しないといけないので、利益が出た!→洗浄機を買って節税!とはならないのです。
決算時の消費税支払額を減らすことにはなりますが、決算月に買っても所得税の節税効果は減価償却のさらに1ヶ月分となります。
ところが当社より洗浄機を購入頂く場合は、税法上


 

全額を一括で損金計上



が合法でできるのです。
つまり決算月に61万円を経費として計上できるのです。
ご希望の方は詳細をお問い合わせ下さい。

2019年10月02日 15:13

ノンスリ洗浄もゾーニングで効率化

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マンションの共用部によくあるノンスリップシートの床洗浄。
いろんなやり方はありますが、多機能還元水とトレールモップでもできるのです。
ワックス床と違ってモップが痛むので、使い古しの捨てる前ぐらいのを使います。

ホースで土砂やゴミを洗い流した後の水がある状態の時に、1㎡に多機能還元水2プッシュぐらい落としてトレールモップで伸ばします。
軽く擦っていると汚れが浮いてくるので、水で流せば完了します。
しかしそれでも取れない汚れもあります。
汚れの蓄積が多い部分や直射日光が当たる部分、定期洗浄されていない物件の初回などではこれではなかなか厳しいと思います。




 

そういった部分に対しては、

クオリティさんのキューサスやぴかQはこの分野においては素晴らしい性能を誇ります。
ただ全てステンレスブラシで擦るのと、トレールモップで多機能還元水を伸ばすのでは時間も疲労度も大きく変わります。
ポリッシャーを使う方もいらっしゃいますが、上下階の移動にエレベーターを必要とするので、ロス時間は増えていき、よほど通路が広いマンションでなければ、ポリッシャーを使うより手作業の方が早いのです。



 

状況に応じて使い分け

定期的にメンテナンスに入っていれば、だいたい多機能還元水とトレールモップで除去できます。
その後、部分的に汚れが残った部分や、どうしても厳しい部分についてのみステンレスブラシを使っていきます。
多機能還元水を塗布することで、ステンレスブラシで擦った時に取れにくい汚れも簡単に取れるようになります。

そうやってゾーニングすることで、作業の疲労度は変わり、作業効率も改善できていきます。
ワックス床やカーペットの定期清掃で、エリアに応じて作業内容を分けるのと一緒ですね。
効率よく作業でき、細かいところまでお客様からも喜んで頂き、次回の作業からはもっと作業が短縮できそうな感じ。
作業が早いので、もちろん自分の単価は時給1万円以上でした。



 

マンションの通路で洗剤を使うのは・・・


リスク高っ!

排水のことを考えると結構リスクが高いのです。
排水先は、下水・雨水・河川など色々と考えられます。
雨水・河川に流れるとアウトです!
都市部では雨水も下水に流れるところもありますが、流れる先がどこかなんて最後まで確認しない限り絶対に安全とは言えません。
これはPタイルの現場でも同様で、一番排水先で安全なのはトイレです。
トイレが河に流れることはありませんので。



 

余談ですが、

インスタでお客様が多機能還元水で外壁も綺麗になりますよというお話を頂いたので、ちょうどその物件は通路の壁の洗浄も依頼を受けていたこともあり、スタッフに試しておいてねと頼んでいたのです。
スタッフと作業をしていて、「壁に多機能還元水使ってどうだった?」と聞いたところ、「あの物件はテストで壁に親水コーティング塗った現場なので、水道水でも擦れば落ちますよ」と返されました。
きつい外壁用の洗剤を必要ないのですね。
親水コートは見た目が変わらないので、自社で費用負担して親水コートを塗ることで、作業時間を短縮し、収益性を向上させることも可能です。
床は定期的に入っているので、多機能還元水とトレールモップだけでOKとのことでした。
2019年09月30日 20:06

軽い・少ないは正義

道具が軽い!道具が少ない!は本当に素晴らしい。
nano+の300ccの希釈ポンプが当たり前になると、現場に持っていく洗剤が4Lだったり18Lだったりするとそれだけで気分は⤵︎ですね。
全ての道具を持っていて何かあった時に対応できるようにしておかないとなんて声も聞きますが、事前の現調を行っていればそんな必要はなく、逆に事前の現調なしに現場へ行く方が博打みたいなものです。
繁忙期のなんかは致し方ないところもあるかもしれませんが、それでも現調をしていないと想像を超える物件があったりします。
現調できるくらいの金額を受注しないといけないという裏返しでもあるんですね。
道具が少ないと、準備片付けの時間はかなり変わります。
そして道具が多いと、現場をでもそれを動かす人が必要になるので、人手が必要だったりします。



 

コンビニをやるのにフル装備

以前深夜に歩いていて、コンビニ1件の洗浄ワックス作業をやるのに、
・洗剤塗布機
・ポリッシャー
・バキューム
・洗浄機
・バフ
を使っている業者さんを見たことがあります。
もはやショッピングセンターをやるレベルの装備です。
作業者は2人しかいません。
動いていない機械の方が多いですね。
一般的なコンビニは実行面積だと50㎡です。
ポリッシャーで洗って、手作業で汚水を取った方が作業は早く終わります。
おそらく私が1人で作業しても、その業者さんが準備を終える頃に洗浄終了です。
現場にあった最適な最小限の装備でなければ、作業時間は逆に遅くなるということ。
これだけマシンがあったら、積み下ろしもマシンを洗って片付けるのも大変です。




 

方向性

よく次はどんな製品が出るんですか?とか、どんな技術が?なんてことも聞かれるんですが、もちろん既に次に出す製品は完成しているものもあります。
しかし総合的に考えて今は必要ないので、新しい技術より、単純に軽量化や物を減らす方向へ注力しております。
多くのもので武装しても、難しく複雑したり、重くなる、物が増えるというのはあまり本意ではないので。
メンテナンスにシンプルを+「nano+」ですから。
コンビニのような小さな現場ならずとも、数万㎡あるようなショッピングセンターですら物が少ないと、作業車から作業場所への往復回数が減り、その時間短縮はかなりものです。
大きな現場だと作業場所まで5分かかることも。
3往復なんてもうげんなりで、作業前にひと休憩ですね。
究極の軽量化は、綺麗なので現場のチェックだけで、道具を持って行かずに、お客様のところでお茶を飲んで帰るですw
2019年09月28日 17:53

お客様が月刊ビルクリーニングで特集されました

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nano+を導入されて現場で驚くべき結果を出されている、昭和メンテナンス株式会社 取締役の川端さん率いる静岡支店。
この度月刊ビルクリーニングで取材されました。
しっかりとした現場管理と資機材管理で結果を出されています。
1人、2人の会社ならいざ知れず、これだけの規模でこの品質を維持管理できる人は日本いや世界にもいないと思います。
自分ではこのレベルはできない。。。
様々な改善は行われており、取材当時月刊ビルクリーニングのアイデアグッズ大賞の申し込みが始まった頃でしたが、ここの会社の倉庫だけで全ての賞を総ナメにできるアイデアがたくさん詰まった倉庫でした。
資機材の管理も、10数年前の洗浄機ですら新品同様のレベルで綺麗に管理されており、普段使わずに飾ってあったのかなと思うくらい、現場を見ずして現場が綺麗と分かるレベルです。

現場作業も何回か見学に行かせて頂き、定期的に観察している現場もありますが、先週も商業施設を見たところ、昨日やったといっても過言ではないレベルの状態。
施工してから1ヶ月以上とは思えないほど無傷で汚れもなし。

と色々書いていましたが、あまり書いてしまうと月刊ビルクリーニングの記事が台無しになってしまうので、この辺りで。



この業界の多くの会社がこんな良い会社になれば、業界全体はもっと良い業界になって、幸せは人は増えると感じます。
適正な利益を出せずに最低賃金で働かせないといけないいわゆるブラック企業は、結果的に業界だけでなく、社会的な悪であると、世の中はそういう風潮にあります。
そういう会社に人は集まりません。
誰も最低賃金で働きたくないですから。

いくら頑張っても利益率が低ければ利益は残らず、会社も社長もスタッフさんも消耗してしんどいばかり。
今までと同じことばかりやっていても、現状は変わりません。
原因があって結果があるように、原因となる今やっていることを変えることが結果を変えるきっかけに。
そこに早く気がついて行動するかは自分自身の決断次第。
行動しない人には幸せな会社は作れません。
この業界に関わる人が1人でも幸せになりますように。
2019年09月26日 19:59

縦回転の機械

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アップライトを引いて土砂を真っ白になったカーペットが綺麗に。

まぁ引けば綺麗になるよと言われそうですが、数ヶ月まったく清掃されていないカーペットをさっと引いたのでは、目に見えるゴミは取れても、カーペットの色が変わるほど綺麗にはなりません。

それは縦回転の機械の接地面は、面の接地ではなく、線の接地ですから、さっとアップライトを引いてしまうといくら高回転でブラシが回っていても十分に汚れを剥がして取ることはできないのですね。

これは洗浄の機械でも同様で、適材適所がありますので、カーペットの状態やエリアでアップライトをかけた後の洗浄方法を分けていきます。

・重汚染:白パッド洗浄+エクストラクション

・中汚染:白パッド洗浄のみ

・軽汚染:R3で表面のみ洗浄(白パッドより面積が稼げる)

マイクロファイバーパッドも汚れは落ちますが、消耗が早く、現場で洗うのも大変で枚数も必要なので、nano+ではあえて白パッドを使います。
白パッドだとホースで流して水を切ればどんどん交換して使えます。

それを踏まえてゆっくりアップライトを引いてやると、写真のように土砂で真っ白になったアップライトも綺麗にすることができるんですね。

ちなみにR3のような縦回転の洗浄機械でもゆっくり走ればその分だけ洗浄効果は上がります。
白パッドでの洗浄の場合は、面で常に接地していますから単純に擦っている回数が多いということですね。

 



 

ドライの汚れはドライで除去

というカーペットメンテナンスの基礎がありますが、綺麗にするにはここまでしないといけませんからカーペットのメンテナンスは大変です。

「そんなにアップライトに手間をかけるほど単価もらってないよ〜」という声はよく聞きます。

だからこそ表面の見栄えだけよければいいというメンテナンスにシフトしていくんですね。

カーペットはハードフロアに比べて汚れを溜め込む量が多いですから、取りきれなければ蓄積していき、


除去する量<汚れる量という悪いバランスになりがちです。


しかし汚れを溜めこむ特性で汚れる部分は全体の一部。

その部分だけゆっくりかけてやればいいのです。

特に日常清掃では、アップライトよりスイーパーを使うメンテナンスに変わってきています。

日常清掃で表面のゴミを取るだけならいいですが、スイーパーではアップライトのような回収はできません。

よく混同されがちですが、スイーパーとパイルリフターはバキュームではなくブロワですから床面のゴミを直接回収していません。

なので、建物の汚れを持ち込む部分を重点的にアップライトでゆっくりかけていきましょう。

日常清掃の中でエリアを周期を決めてゆっくりかける分には時間の調整は可能です。
カーペットは汚れる部分が決まっていますので、その部分はしっかりアップライトを、そうでない部分はスイーパーで流すようにかけてしまった方が総合的に綺麗になります。
カーペットも(Pタイルも同様)汚れに合わせてエリアを区分して管理することで、より少ない作業時間で美観を維持することができます。


 

一度アップライトをすご〜くゆっくり引かれて違いを見てはいかがでしょうか?

2019年09月25日 13:26

ワックスが滑る?

光沢を上げたらワックスが滑る!という話を聞くことがあります。
現代のちゃんとしたワックスメーカーのワックスは光沢が上がって滑りやすくなるなんてことはありません。
UAフィニッシュLやUAコーティングは光沢が上がれば上がるほど滑りにくくなっていく、やりすぎると突っかかり感まで出てしまうこともあります。
滑る理由は、



密着不良やそもそも被膜が正しくできていないから
 
 
 

被膜が正しくできていない

たっぷりワックスを塗って、30分以内に乾燥しないと、被膜を作る融合剤が揮発して、正しい被膜ができません。
見た目にはほとんどわかりません。
正しい被膜ができないと汚れやすくなったり、ヒールマークが入りやすかったり、光沢が落ちやすかったり、そもそも管理なんて無理なレベルです。
そして密着不良(洗剤分の残りや、洗いきれていない被膜、完全乾燥前のワックス塗布)も被膜の剥がれを助長します。
そうなってしまうと、ワックスは簡単に剥がれてしまいます。
歩いただけでもどんどん剥がれてしまいます。
それがワックスの滑りという感覚になるのですね。
特に吸い込みの多い床材で失敗する人が多いですね。

基本通りに正しく作業ができていればそのようなことは起こりませんので大丈夫です。
正しい被膜を作って、その被膜を大事に維持していきましょう。
2019年09月23日 18:23

クリーンEXPO招待状の配布開始しました

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久しぶりに広島の事務所に戻ると、クリーンEXPOの招待状が届いておりました。
招待状がないと、入場にお金がかかるんだとか。
ご希望の方はお送りさせて頂きますので、必要枚数をご連絡頂ければと存じます。

今回はブースの出展は致しませんが、会場内で行われるセミナーに登壇致します。
昨年は90名以上の方にご参加頂き、ありがとうございました。
今年のセミナーは、


 
初日:11月13日(水)14:00~14:40



テーマは(仮)でもいいので出しておいて下さいと展示会事務局メールが来ていたので、そのままにしておいたら、まさかの招待状に(仮)で記載されてしまいました。
実際のテーマは、nano+の概要説明とアップデートについて発表を予定しており、具体的な内容は当日まで発表致しません。
当日に合わせてHPの刷新も考えておりますが、間に合うかどうか。。。


ブース出展については、3日間朝から夕方まで身動きが取れない状態になるので、出展はしばらく考えておりません。
ご用の方は、会場もしくは東京事務所で対応させて頂きますので、事前にご連絡頂ければと存じます。
皆様のご来場お待ちしております。
2019年09月20日 22:36

人は非合理的な生き物

とあるテレビ(テレビを持っていないのでipadで観ています)を観ていると、とある分野で特集された人が出演されていて、その主張を聞くと世間の常識とは大きく異なる主張で、ただ内容を全部聞くと非常に合理的で客観的にも間違っていないと感じてしまう。
他出演者はすごく抵抗感のある感じが画面に映し出されるが、妙に納得してしまいました。
そのうちの一人はまずルールや常識を疑った方がいいという意見も出ていましたが、私自身はこれまでの常識はまず伺ってかかる人間です。
そして合理的でないものは変えてしまえっ!と言ってしまい、周りの空気をシーンとしてしまうタイプの人間。
合理的でないものを見ると、非合理的なままやるのではなく、合理的にしてから実行しないと納得できないのですね。
なので、非合理的な仕事以外の集まり非常に苦手です。。。
とはいえ、プライベートでは非合理的なことをやっている気も。



 

わかっちゃいるけどやめられない

人間は非合理的な生き物と言われていて、非合理と分かっていても感情によってそれを判断してしまうことはよくあることなんですね。
実際に現場をやっていると、現場を綺麗にすることに時間を忘れて注力してしまう人は多いものです。
もちろん綺麗にすることは当たり前のことです。
しかし同じ綺麗にするにしてもいかに短時間でコストをかけずにできるかというのが企業としての力ですね。
時間をかければ素人でも綺麗にできるのです。



 

現場で使う資機材についても

自分の感情を無にして、現場での結果が出るか出ないかで選んでいる人は少ないのではないでしょうか?
私は、お客様にはできる限り良いものを提供したいと思っていますので、お付き合いがあってもより結果の出るものを使います。
自分自身や自社の都合は、お客様には関係ないことなので。



 

作業においても

主観(体調とか気分とか)で品質が変わるのもよくある話。
お客様に提供する品質がその都度違うとなると、一般的な社会では大問題です。
こんなもんだというのも主観であり、そういう人に限っていつも行く飲食店で味が変わると怒ったり。
現場品質も「均質化」していく為に合理的に考えていった方が、プライベートは別にしても仕事はその方がいいかもしれません。
現場を「均質化」できると考えなければならないことが減るので本当に仕事は楽になります。
考えること、決断することは人間が最も精神力を消費する行動です。
この精神的な負担を減らすことで、本来集中すべき部分にその精神力を集中できるので、生産性は上がっていきます。
nano+では「均質化」の仕組みをさらに充実させていきます。

会社経営をしていますと、代表取締役としての自分と株主としての自分があるのですが、自社に対しては代表取締役の自分はエゴの塊で感情的な非合理な人間です。(コストダウンを謳っている部分では非常に合理的ですが)
しかし株主のとしての自分は非常に冷静で客観的に物を見ていて合理的な人間です。
この2面性は非常に重要で、なかなか株主目線で見るには意識する訓練が必要です。
この話はなかなか面白いのでまたの機会にゆっくりと。
2019年09月18日 12:26

覚える必要はないのです

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洗浄の方程式というのを技術資料集にアップしていますが、洗浄には方程式というものがあります。

巷ではCHAT理論なんて言ったりますが、それでは不十分で最も肝心なところが抜けていますので、nano+では足りない部分を追記して、さらに全体を掘り下げています。

元々CHAT理論はカーペットで使われるものですね。

それを誰かがハードフロアや他のものにも転用して使われているといったところです。

ただし、正しく理解せず転用するので不十分なんですね。


 

 

CHAT理論とは

C ケミカル→希釈

H ヒート→温度

A アジテーション→擦る

T タイム→反応時間

と言われています。

しかしこれに最も足りない「洗浄液の量」が抜けているんですね。

汚れの量に対して見合った水温の洗浄液がなければ汚れは落ちません。

最近は自動床洗浄機も給排水を減らしますと言わんばかりに給水量を抑えたものがありますが、油汚れの多い食品売場なんかでは全く足りませんので、汚れは蓄積していきます。
 

これは定期清掃でも一緒です。

汚れやワックスを除去するのに必要な洗浄液の量は決まっております。

nano+ではその量を抑えることができる設計になっていますので、一般的な洗浄液が150cc/㎡必要なのに対して、100cc/㎡でも洗うことができるようになっています。


 

 

次にアジテーションの話

他にも細かいところはありますが、一番大きな部分ではアジテーション。

ここは単にアジテーションというだけでなく、さらなる掘り下げが必要です。

因数分解してやると、回転×抵抗×単位荷重となります。

つまり何回擦ったか × 抵抗のあるもの擦れているか × 荷重はどのくらいかかっているかですね。

回数ですが、多ければ多いほど落ちは良くなります。が、回転スピードが早くなると滑りますの次に説明する抵抗が落ちてしまいます。

抵抗は滑らないもので擦れているかどうか。ワックスの上に限って言いますと、一般的なパッドのほとんどや研磨剤パッドは厳密には滑っています。

それもあり当社はワックス塗布を伴い洗浄に限っては専用のUS SPPパッドを設定しています。

光沢を戻すことより耐久性を上げることが必要なので研磨剤パッドを使いません。

洗いきれないと十分な密着率が出ず耐久性がおちるか落ちるからです。

また研磨するパッド= 傷を入れるパッドです。

耐久性が十分に出せるようになれば研磨剤の入ったパッドはなくても、3Mの黄パッドで光沢復元ができます。

そして研磨パッドは、研磨することで傷が入るので物理的に汚れやすい被膜になってしまいます。

その分日常清掃で手間がかかるのですね。

この差は日常清掃の常駐の経験がない方には分からないかもしれません。

元々ドライメンテナンスをされていた方はその差をよくご存知ですね。


 

 

回転スピードと抵抗

少し話は逸れましたが、回転スピードと抵抗の関係近いものがあります。

例えば20インチ220rpmと12インチ220rpmの機械があったとして、どちらが回転スピードが速いでしょうか?

同じ220rpmですが、外周では大きな差が出ます。

20インチ220rpmではワックスの定期清掃は滑ってしまい不可能です。

1番使いやすいので17インチをよく使いますが、このあたりが限界ですね。

17インチ180rpmぐらいが理想です。

昔のテナント5100そのものですね。

あの機械は確かに小型ながら洗浄力は高かったのです。

それが日常清掃が重視され回転数が上がっていった経緯があります。

なので、私はしっかり洗いたい時はT5-700(14インチ×2)を使います。

しかしnano+の洗浄液は滑りにくい洗浄液。
一般的な洗浄液だと上記のように滑ってしまいますが、17インチ240rpmでもしっかりと洗え、滑らないと擦っている回数で汚れの落ちが変わりますから、回転数は高い方がいいですね。
なので、リチウムのポリッシャーも高速側を使用しています。


 

 

単位荷重の話

例えば1c㎡にどのくらいの荷重が掛かっているか。

全体の荷重では判断してはいけません。

力を入れずに擦っても汚れもワックスも落ちません。

重さが30kgの12インチと20インチの機械。

20インチの方が力がありそうですが、モーターが一緒で荷重も一緒なら、接地面の少ない12インチの方が単位荷重は上がります。

 

またパッドによっても左右されます。

目の詰まったパッドと目の開いたパッドでは床面との接地面積が違います。

例えば3Mの白パッドと黄パッド。

黄色の方が若干目が開いていますね。

さらに黄色は摩擦抵抗が高いので、汚れ落としには向いています。

あと目の開いたパッドは接地面積が少ない分単位荷重が上がります。

例えばハイプロパッドは単位荷重を増やす為にそういった構造になっているんですね。

うちの現場でも基本的には剥離はしませんが、お客様に剥離やリセットを頼まれた場合は、洗浄液をまく前にハイプロと多機能還元水500倍で洗浄して、ワックスの容積を減らして少なくしするとともに、表面積を増やして洗浄液の反応面積を増やして効率よく作業を行います。 

単位荷重が高くなると縦方向からが入るので削ることができるんですね。

とアジテーションを因数分解するとこういったこともあるんですね。



 

 

nano+は放置時間不要

nano+の洗浄液は汚れやワックスを落とす仕組みが一般的な洗剤と違いますから、放置時間がなくても洗うことが可能です。洗浄液の量が必要なのでポリッシャータンクから出してワックスを塗る前の洗浄はできませんが、先に洗浄液を塗ればすぐに洗えます。

時間を置けばさらに落ちますが、その必要は無いように設計していますので、作業時間の短縮が測れます。

大幅に減膜したい場合は、放置時間を長く取れば500倍希釈のままでも大幅に減膜が可能です。

下手に希釈を濃くしてリンス作業を入れるよりこちらの方が賢明です。

もし放置時間を長くとるのであれば、その間も洗ってしまいましょう。

洗った分取れますので、nano+の洗浄液は2度洗いは有効です。

長くなってしまいましたが、この理論を知っていれば環境が悪い時も作業できますね。


 

 

これらを覚える必要はありません

覚える必要はなく、調べればいいのです。

困った時はスマホで技術資料集を開けばいいのです。

車の運転と違い現場では瞬時の判断をする必要はありませんから、飲み物休憩にして調べるか、当社のお問い合わせフォームからお問い合わせ頂ければいいのです。
 

インターネットとスマホが発達した現代では勉強するのは覚えることではなく、調べることのできる能力です。


覚えることは時間がかかります。

あれっと思ったら調べる。
そしてそれを継続すれば身について習慣化する。

必要なものはこのHPにあります。
その為にnano+をご利用下さい。

2019年09月16日 01:48

10月度nano+セミナーのご案内 東京・名古屋・大阪・広島・福岡

nano 講習会申込書

10月のnano+セミナーのご案内です。

・剥離清掃を無くしたい
・作業を楽にしたい
・現場の作業時間を短縮したい
・現場品質をさらに上げたい
・施工技術レベルを上げたい
・管理技術レベルを上げたい
・nano+を使った経営戦略を一緒に考えたい
などなど、様々な課題解決の為に多くの方が参加されています。

開催エリア以外のエリアでもご希望があれば対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

それぞれの会社の実情にあった内容で行いますので、1社もしくは1グループでの開催とさせて頂き、細かい部分まで対応させて頂いております。
申し込み状況によっては、日程の変更をお願いすることもございますので、まずは日程をご相談頂き、お早めに申し込み下さい。

申し込みはこちらをクリック頂き申し込み書をFAXもしくはメール頂くか、こちらのお問い合わせフォームよりお願い致します。
一度セミナーにご参加頂いた方が、内容を深める為に2回目をご参加される方もいらっしゃいます。


 

皆様のご参加お待ちしております。

2019年09月14日 10:04