バフはワックスの粉が舞うので使いたくないというのが私の本音です。
空間衛生上よくありませんので。
理論上nano+のケミカルはバフレスポンスが上がります。
しかし最近はバフを使うことがないので、話に聞くばかりでした。
と思っていた矢先、新規で依頼を受けた病院(救急車が来る病院)の作業が今月から開始となり、お客様が常時通れるように作業をということでバフを使ってみました。
洗浄液の違い
洗浄液は多機能還元水とnano+クリーナーともに500倍希釈でパッドは白パッド。
洗浄してバフというドライメンテナンスではベーシックな作業。
一番の違いは光沢復元洗浄と滑らない洗浄液。
常に通路の確保が必要でありながら、洗浄液が滑らず、足跡もつかないので通行に問題がありません。
実際に作業中に救急車が来るも、救急隊の方に洗浄液の上を通って頂くことになりましたが何も問題なし。
洗浄で傷を消し込んで復元しているので、まあバフをかけなくてもそれなりに復元してしまいます。
洗浄前の被膜を見た所、以前の業者さんがどうもドライ用ワックスを塗っているっぽかったのでバフをかけてみるとbingo❗️
結構バフレスポンスがいいワックスでした。
多機能還元水を使うことで被膜が柔軟になるので、どんなワックスでも復元できてしまいます。
作業をしている感覚としては、めっちゃラク❗️
カラーコーンも立てずに作業して普通に洗浄液の上を通ってもらいます。
滑らないと作業する側もラクですし、通行を気にしなくていいので、あまり周囲に気を回す必要もありません。
作業の内容もしっかりと減膜ができるので、汚れの抱き込みは関係ないし、
ワックス塗布しないので、多少洗浄液が残っていても無視してバフをかけていきます。
というか、ダスター→洗剤塗布→洗浄→回収→バフという日常清掃+洗剤塗布作業なら、誰でもできるので自分が行かなくてもいいじゃんと感じます。
被膜がある限りはこのまま減膜しながらずっと何年も管理していきます。
もちろんワックス塗布でも管理できます。
一部はUAフィニッシュLを薄く塗りましたが、1、2分で乾燥する量なので、通行に問題もありません。
一応、半分にわけて塗ってはみたものの、乾燥が早いので普段よりスパンを短めに塗っていきます。
ただしっかりとしたレベリング被膜は作れません。
それでも2ヶ月に1回通路のメンテナンスに入り、まだまだ既存被膜も十分にあるようなので、まったく問題はありません。
結局は優先順位の問題
バフは粉が出るのでよくないですが、お客様が通路の歩行優先と希望される状態で、それをご理解頂けるなら致し方なしかとも思います。
もちろん洗浄だけでも、洗浄スピードを落とし、トレールパッド2のような研磨剤パッドで洗浄に時間をかければ同等レベルに復元は可能ですが、バフの方が早いことは否めません。むしろ塗ってしまった方がいいくらいです。
ナースステーションなどではとにかくスピードが求められますので。
最近感じるのは、
我々現場がこだわっているほど、お客様は興味がないということ。
どれだけ綺麗にできるかより、どれだけ安全に早く同じ品質を出せるかの方が評価項目になっているのではと思われます。
昨日も新規の現場で当初予定9時〜16時(で以前の業者さんは作業をしていたようで計画はその時間帯)が追加の部屋が3部屋追加になっても終了時間は14時半。
次月以降の予定を前倒しできました。
このまま前倒ししていくと、年12回訪問予定が年10回ぐらいでメンテできてしまう。。。
バフをかけた後はトレールモップでのウェットダスターでワックスの粉やパッドのカスを回収することをお忘れなく。
裏技でワックスを使ったスプレーバフという荒技もありますが、ワックスをスプレーするだけではできません。こちらはまた今度。
2018年03月19日 16:40