ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

何のために学ぶのか2

前回からの続きです。
品質のブレを防ぐfinish+を使った仕様として、
毎回の作業は使い古しのSPPパッドか3Mのパープルで洗ってfinish+を1層塗っておきます。
年に1回だけfinish+を大幅に剥がす回を作って、多機能還元水100倍と新品のSPPパッドで洗って、500倍の多機能還元水と使い古しのSPPパッドでリンス作業をしてfinish+を塗り直せばどうやってもビルドアップしていく心配はありません。
これまでの常識であった、毎月洗ってワックス2層、年1回剥離という広く展開しても同じ品質を担保できるものがさらにクオリティを上げて簡単に実現できてしまいます。


そして量子フロアメンテナンスで管理する量子的エネルギーは、一般的なケミカルに比べてfinish+と多機能還元水はそのエネルギーの方が高くなります。
見えないエネルギーと言っても見える人には見えてしまいますし、これからの時代は多くの人がそれを可視化できる時代に変わっていきます。
量子フロアメンテナンスのセミナーを受講されていない方はピンと来ないかもしれませんが、これからの時代はそういう時代へ変わることは既に決まったいる未来です。
床のワックスやコーティングの物理的光沢度や透明感・輝きに加えて、量子的エネルギーの輝きが追加され2階建てが標準になります。
そして当社ではその量子的エネルギーの研究が現在の最大テーマで、先日finish+と同時に発売した新しいエネルギーアートシールはfinish+のボトルにも貼っていますが、使い方によってはそれをさらに上乗せと維持するような効果もあります。


健康な体があってこそですが、この量子的なエネルギーは生命エネルギーであり、寿命とも言えますから、これまでの研究成果で老化の抑制も可能にしました。
また病気の予防にもなりますから、いつまでも若くて健康であれば思う存分仕事もできますし、人生も楽しめますね。
つまりは学べばそれだけ人生も健康寿命も大きく変わるということであり、自分自身を守ることになるのです。


次回はすこし視点を変えて掘り下げます。
2024年08月05日 00:00

浸透剤(仮)廃番のお知らせ

先日、浸透剤(仮)の在庫限りでの販売終了を告知させていただきましたが、在庫がすべてなくなりましたので廃番とさせていただきます。


短い期間ではありましたが、油汚れ落としやリノリウムの剥離、剥離剤添加剤、シール剥がしなど様々な用途で使われてきました。
昨今ではPRTR法該当物質の改正などもあり、環境負荷に対する法的規制が厳しくなってきており、浸透剤(仮)につきましても環境負荷や今後の厳しくなる規制なども踏まえた上で、今後ナノプラスが目指す建物の量子的エネルギー管理としてみた場合に、エネルギー的にもマイナスになってしまうこともあり、廃番させていただく運びとなりました。
ナノプラスとしては環境負荷の高い成分については極力使用しないよう技術や仕組みでカバーしていき、また当社でなければできないことやものに注力していく所存です。


先日finish+をテストリリースさせていただきましたが、ご好評いただいており、ありがとうございます。
finish+によりフロアメンテナンスの洗浄液は多機能還元水1本で運用が可能となりました。
多機能還元水250倍希釈を塗布しても弾かず、3Mパープルダイヤモンドパッドでの洗浄でfinish+の塗布量20cc/㎡以上の減膜と光沢復元洗浄が可能です。(SPPパッドならもっと減膜可能です)
1層あたりの塗布量が平均して10〜20ccですから、250倍希釈であれば塗布する分以上の減膜量が担保でき、ビルドアップしていかない仕組みになります。


既存被膜については、finish+を1層薄く上に塗っておくことで下地の減膜も可能ですから、どこの現場でも運用可能ですし、UAフィニッシュLと比べて伸びが良いので、製品としては安くはありませんが、実際の㎡単価としてはさほど高いものではありません。


そういった環境負荷の少ないメンテナンスは既に誰でも簡単に行え、finish+がワックスやUAフィニッシュLの数倍の耐久性と汚れにくさを持っていることからメンテナンス回数も削減ができ、環境負荷はかなり減らすことが可能となっていて、フロアメンテナンスもさらに新しい世代に入ったと言えると思います。


またBASEおよび価格表から浸透剤(仮)関係は抹消いたしましたので、価格表はver2024.8.2になり、こちらよりダウンロード可能です。

 
2024年08月03日 21:56

何のために学ぶのか1

哲学的なタイトルですが、現実的にはどうなのでしょうか?
根底にあるのは「自分の身を守るため」と言えるかもしれません。


我々の業界で例えると、ケミカルに関する知識がないから健康を守れず、危険な物を使い健康を害するということがひとつ挙げられます。
この業界のあるあるで、「手が荒れているのがすごいだろう」マウントがあります。
あのきつい剥離剤でもこの手は大丈夫なんだ!というのは聞かされたことがありますが、大丈夫ではないから手が荒れているんです。
そしてそれは手から体に吸収されていますし、揮発した剥離剤の溶剤を吸い込んで呼吸器系はダメージをすこしずつ受けています。
この業界で30年くらい現場を仕事をしている人はその影響と思われる喘息の人が多いですね。
剥離剤を作る側のメーカーの人間はそれを知っているので絶対に素手で剥離剤を触りません。


これは剥離剤だけでなく普通の洗剤も同じです。
この業界では安全データシートSDSを読む方は非常に少ないです。
どんなものか知らずに扱っているのは自分自身に対してもそうですが、お客さんに対しても無責任と言えます。
洗浄液を回収してリンスしても完全にゼロにできませんからそれは残留し、微量ながらその影響を受けます。
学ばないから危険であることすら知らず、知らないうちに健康被害を受けてしまうのです。
そう考えること、学ぶことがいかに大切なことかわかります。


長く仕事をしようとすると、どんな職業であれまずは健康な体があってこそです。
だからこそ安全なものだけでメンテナンスを組み立てていく必要があるのです。
finish+と多機能還元水は、素手で触っても安全な洗浄液でメンテナンスできるフロアコーティングという組み合わせでそれを実現しました。
何度言っても学ばない人もいますから、以前のコラムで書いたようにヒューマンエラーを防止するなら仕組みを変えてしまえということで、安全なものだけに限定してしまおうということです。
実際に会社で現場を管理する立場であっても、それだけしか選択肢がなければ品質のブレはかなり防ぐことが可能になります。


次回は品質のブレを具体的に防ぐ仕様の話からはじめます。
2024年08月01日 00:00

ケミカルコストを削減しても…

以前のコラムで、人件費が9割なのだから残り1割のケミカルコストを削減しても意味がないという記事を書きました。
数年前はそれでもその1割を削減するだけでもないよりはマシというレベルだったのです。
しかし時代は大きく変わり、もはや小手先のことでどうにかなる時代は終わりました。
また物価高騰で人手不足は加速し、現場に人手をかけることも難しい状況です。
機械化で効率化を!なんて話はもう10年前にやりきっています。
これからは根本から変えないとどうにもならないところに来ていることを皆さん感じられているでしょうか?


そのためには、洗ってワックスを塗らなければいけないのであれば、いかに洗って早くワックスを塗って乾かすか、剥離費用を利益に変えるために剥離が発生しないメンテナンスというのも当然必要です。
しかしそんなレベルではなく、ワックスを塗らなくても綺麗が維持できてしまう管理へのシフトが業界として必要になっていて、この数年それを求めて業界はコーティングという手段を取り見事に失敗しました。
剥離ができないのですから当然のことでやる前から失敗することは確定していて、それは20年以上前からわかっているのです。
どんなもので削ろうが剥離は現実的に不可能で、できたとしても費用が合わないという問題が出てきます。


つまりはメンテナンスにおいてさらに大きな変革が求められていると言えるのです。
この話は大きな視点で見た話ですから、今ご自身の前の現場がそうであるかどうかは違うかもしれません。
当然地域性は規模、環境によっても異なります。
しかし大きな流れとしてそうなっているということは遅かれ早かれみんなそうなるということです。
それに対して対策していない会社はどんどん流れに耐えうる力もなく思わぬ方向へ流されていくでしょうし、この流れに上手く乗れる会社は大きな成長をすることでしょう。


いつも書きますが、物事を見る時は大きな視点で見てから次の目の前の一歩を決めないと、目の前だけを見て決めていると100km先の迂回できない崖だったということはよくある話です。
目の前のお金に目が眩んでケミカルコストを削減するという選択もまさにそうです。


finish+はまさにそれをどうにかしようという製品です。
UAコーティングを使いこなしている人は3倍の値段でもUAコーティングを買うと言われます。
小さなケミカルコストより継続的にかかる高い人件費がそれだけ削減できているから出てくる言葉ですね。
finish+にしてもUAコーティングにしてもUAフィニッシュLにしても高いと思うのはそれを活かせていないからということです。
UAコーティングは施工する技術や管理する技術に高いレベルが求められる製品です。
finish+はUAコーティングに比べると汎用性が高く扱いやすいので、割と簡単にこれまでのUAコーティングのような管理もできると思いますし、UAコーティングに比べればお値段もすこし使いやすい価格設定にしています。


最初からfinish+4本以上購入される方もいらっしゃり、それはそれで信用いただいて嬉しいことなのですが、まずは4L1本を塗って経過観察してみてくださいね。
次回の定期清掃の時の状態や表面を洗って汚れを除去した時の違いを見ることで違いがわかり、どう運用するのが良いのかUAフィニッシュLでは見えなかったものが見えてくると思います。

 
2024年07月29日 12:00

UAフィニッシュLによる洗浄時間の短縮

パッと見ても何を言っているんだろうかという話だと思います。
しかしこれは結構重要な話です。


当社のホームページで動画を観られた方はポリッシャーのスピードが速いことに着目されましたでしょうか?
実は普段はもっと速いのです。
あれより速いと「洗えていない!」なんて話が出そうなので意図的に抑えています。


しかしそのスピードを出すのにUAフィニッシュLが必要なのです。
UAコーティングがトップコートの現場で上にUAコーティングなりUAフィニッシュLを塗る前の洗浄はもっとゆっくり洗います。
そのくらい上に乗っているワックスと洗浄スピードの関係性は深いのです。


床を洗って塗る時間の多くはポリッシャーや洗浄機が洗っている洗浄の時間です。
以前人件費9割という記事を書きましたが、大きな9割の部分を削減しなければ意味がないという話でした。
そしてその9割のうちの大きな部分は洗浄作業なのですからそれを削減するのがいちばんの近道ということです。
先日のコラムで単品で考えずに総合的に考えるという記事を書きました。
UAフィニッシュLの減膜性とSPPパッドの摩擦抵抗値が洗浄時間の短縮に大きな貢献をしているのです。
SPPファインやSPPエキストラで滑ってしまうので同様のことができないのはナノプラス設計時に検証済みです。
SPPパッドを持っていないからSPPファインで代用しようなんて人もいるかもしれませんが、フロアパッドで特にSPPパッドは数万㎡使えて3000円程度ですから大した金額ではありません。
白パッドを間に挟むので、薄くなっても無くなるまで使えます。
その3000円によって削減できる洗浄時間の人件費はいくらでしょうか?


汚れにくく汚れが少なければそれだけ洗浄のスピードは上がります。
簡単に減膜ができれば洗浄のスピードは上がります。
そう考えるとすごく重要なことだと思いませんか?
単純に今管理している物件の洗浄時間が30%削減できたとしたらその人件費は大きな金額になりませんか?


ワックスメーカーは減膜性や汚れにくさという重要なことに着目しません。
なぜならそんなことを理解できるビルメンさんがいないので売れないから誰が見てよくわかる初期光沢のあるワックスだったり、劇的に落ちるすこし危険な洗剤を売りやすいという声はケミカルメーカーの営業マンがよくいうことです。
わたしの感覚だと、売れればなんでも良いのかという感覚で、その感覚が業界の技術発展の足枷になっているかもしれません。
もちろん企業ですからそれなりの売上や利益の確保は必要ですが、使ってくれるお客さんや使わせてくれる建物のオーナーさんあってこその業界ですから自分さえ良ければ良いではなく、この業界に関わるすべての方がすこしで良いから業界全体のことも考えて欲しいなと思うことが多いです。
すこしでなく全力でそれをするのはわたしが引き受けますので。
2024年07月25日 00:00

次世代フロアコーティング 【finish+】 テストリリースのお知らせ

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今回はすこし説明が長くなりますのでお時間のある時にごゆっくりとお読みください。


前回「ケミカルコストを削減しても…」という記事を書きました。
また先日月刊ビルクリーニングさんにも寄稿させていただきました内容の答えとも言えるものになります。
UAフィニッシュLおよびUAコーティングの次世代品フロアコーティングとしてfinish+をテストリリースいたします。
ワックスの剥離性とコーティングの密着性をバランスさせ、nano+クリーナーを使うことなく、多機能還元水だけでのメンテナンスが誰でも簡単に行えるようになりました。
UAフィニッシュLの次世代品でもなく、UAコーティングの次世代品でもなく、両方の次世代品であり、前回述べた根本的な利益の改善を行う手段のひとつとして提唱するものです。


製品の詳細につきまして、まずがこちらのリンクより詳細やUAフィニッシュLやUAコーティングとの比較グラフをご確認ください。


これまでUAフィニッシュLとUAコーティングがそれぞれ得意な分野を担っていた部分を1本でカバーできるようになっていて、最大光沢度は当社のこれまでリリースしてきた過去の製品も含め最高レベルです。


ナノプラスでは今後、環境負荷の低減をさらに進め界面活性剤ゼロであったり、環境負荷の大きなものは使わないメンテナンスをスタンダードとしていき、finish+1本と多機能還元水だけでのシンプルなメンテナンスに変わっていきます。
これまでのようにUAコーティングをベースに入れてからUAフィニッシュLをトップコートを塗らなくても、finish+だけでベースからトップコートまですべてカバーできるので簡単な上に、速乾性で厚塗りができ、被膜の厚みも出しやすくなりました。
また多機能還元水250倍を塗布すれば洗浄液が弾かず洗え減膜できるのに、アルカリ電解水のようなphに強い被膜になっているので、UAフィニッシュLに比べてアルカリで表面が荒れにくくなって油汚れの多い現場でもよりハードな洗浄が可能となりました。


当社の現場ではすべての現場をfinish+に塗り替えを進めているところではありますが、多くの方は金額面からすぐにすべての現場を塗り替えるということにはならないと思います。(UAフィニッシュLとUAコーティングの中間くらいの価格設定です)
当面の間、4Lのみでの販売とし、長期的に見て必要であれば18L缶でのリリースも検討いたします。
それに合わせて、決定事項ではありませんが、nano+クリーナー、UAコーティング、UAフィニッシュLは様子を見ながら1年ぐらいを目処に段階的に廃番することも考えています。
現場でのテストでも、UAフィニッシュL・UAコーティングとは比較にならない良い結果が出ており、ケミカルコストが上がってもそれ以上のメリットが大きいことから当社の現場はすべてfinish+への塗り替えを決定しました。
つまりは正しくナノプラスが運用できていればfinish+の方が多くの面でメリットが大きく必要性を感じないことや、環境面から考えても取り組むべきところだと考えております。
UAフィニッシュLについては要望が多ければ継続を検討するかもしれません。


日常管理の時間短縮だけでなく、耐久性の高さや光沢復元性の良さ、減膜性の良さによる定期清掃時の洗浄スピードの向上を活かし、
・年間作業回数の削減
・ワックス塗布を減らして時間短縮
・洗浄スピード向上で作業時間短縮
・より誰がやっても剥離がない管理
が行えるようになり、ケミカルコストを削減するだけではできない利益率改善が誰でも行えるようになります。
剥離したい場合にもUAコーティングのように剥離性が悪くないので、多機能還元水の希釈を濃くしていけば簡単に剥がれていきます。



今後のスケジュールですが、本日7月23日よりfinish+の予約注文受付開始、finish+の発送を7月29日(月)〜8月2日(金)より開始いたします。
ご注文が多い場合は翌週以降になりますので、予約のご注文はお早めにどうぞ。
導入ですが、これまで通り多機能還元水・nano+クリーナー500倍希釈と使い古しのSPPパッドで洗浄し、既存のUAフィニッシュLやUAコーティングの上にfinish+を塗っても問題ありません。
finish+は塗布量に対する光沢度の変化が大きいので、初回は2層塗布してテストしてみてください。
根本的にこれまでのワックスと組成が異なるので1層目はさほど光沢が出ないこともあります。
また組成の関係からUAフィニッシュLやUAコーティングの上にfinish+を塗るより、finish+に上にfinish+を塗る方が乾燥が早く仕上がりの光沢も上がる傾向にありますので、最初は2層塗布をお勧めします。
厚塗りして20分以内に乾燥させることのできる方であれば厚塗り2層でインスタグラムにアップしたような鏡面に持っていくことも可能です。


尚、finish+をトップコートに塗った床は次回から多機能還元水250倍を正しい量(150cc/㎡以上)で塗布すれば洗浄液がはじかない床になり、nano+クリーナーを必要としなくなります。
nano+クリーナーを併用することも可能ですが、nano+クリーナーがない方が耐久性は3倍くらい上がります。
減膜量を増やしたい場合はnano+クリーナーも併用して洗ってfinish+1層でもよろしいと思います。
nano+クリーナーを併用した場合は耐久性が低下します。
量子フロアメンテナンスのセミナーを既に受講されている方につきましては、洗浄液の書き換えでさらに減膜量が増やせますし、多機能還元水の希釈も調整できます。




またfinish+の発売に伴いHPの価格表およびBASEでのラインナップおよび価格を改訂いたします。
8月1日からの変更とさせていただいておりますが、本日の時点でBASEもHPもfinish+を入れたものに変更しましたので、実質本日から変更となります。
変更点については以下の通りです。

・finish+お試し4L
1社1回限りのお試し価格を設定しました。
まずは使ってみていただくのがよろしいと思います。
多機能還元水で簡単に剥離できますから、万が一お気に召さなくても簡単に剥がせます。

・UAフィニッシュL定期便契約の方
finish+の定期便も設定いたしました。
こちらは4Lの定期便になりますが、18L発売時に切り替え可能となっています。
現在UAフィニッシュLの定期便を契約されている方につきましては、finish+定期便への切り替えをされる場合についてはfinish+の定期便ご購入の際に備考欄に「UAフィニッシュL定期便解約」の旨を記載いただければUAフィニッシュL定期便契約は契約期間内であっても違約金なしの解約が行えるように対応させていただきます。

・UAコーティング2Lお試し
残り在庫のみで販売終了とさせていただきます。

・ワックス床用スターターセット
UAフィニッシュL2Lをfinish+2Lへ変更いたします。

・カーペット用スターターセット
白パッドのセットはなくなり、多機能還元水300cc2本になります。

・セラミックタイル用スターターセット
白パッドのセットはなくなり、多機能還元水・nano+クリーナー300cc1本ずつとなります。

・浸透剤(仮)
環境負荷の大きな製品にあたり、リノリウムの剥離は通常洗浄でも減膜していけば可能ですので、洗浄技術の進歩により既に役目を終えたと判断しました。
18Lは廃番となり、4Lと300ccの在庫のみ販売、無くなり次第廃番といたします。
残り在庫についてはセール対象とした価格を引き下げさせていただきます。

・浸透剤(仮)スターターセット
価格を引き下げました。
浸透剤(仮)の在庫がなくなり次第廃番とさせていただきます。

・ナノバブル水アダプター
リビルドのみとなり、価格も引き下げました。



以上、よろしくお願いいたします。
2024年07月23日 21:00

コーティングを現場で研究してきた結果

前回は基準現場の話をしました。
今回は基準現場で検証したからこそわかるコーティングの話です。
一通りやったことがあるからわかるのです。


一般的に剥離のできないコーティング剤の類で例えると、傷が入って光沢が落ちたりというのは1年以上のスパンで見なければ分かりません。
1、2ヶ月見て全部これに変えよう!なんてやってしまったら3年後には酷い目に遭っているというのはこれまでのコーティングの歴史が語っています。
昨今では2液、3液タイプの保護剤なるものもあるようですが、呼び方が変わっただけで剥離できるか剥離できないかで分別されます。
ちなみにUAコーティングですが、剥離剤で剥離可能なラインで作ってあります。
UAコーティングは新品のSPPパッドで2度洗いすれば洗浄でもかなり減膜が可能です。(先日UAコーティングを3年前に2層塗った美容院を洗浄で剥離しました。)


わたし個人の考えでは剥離のできないものは床に塗ってはいけないという考え方です。
ブラシで削ってなんて話もありますが確かに減膜できますが完全には無理ですし、1㎡にかかる時間が長すぎて採算ベースに乗りません。
プロパンのトラッカーで重量をかけてやることも考えるとなかなか大変な作業です。
また床に凹凸がある以上当たりの悪い凹んだ部分の完全な剥離は不可能です。
土足禁止で物をひこずらないところでなら良いかもしれませんが、そんな現場ならワックスでも簡単に維持管理ができてしまいますから必要性も感じないといったところです。


そういった剥離できないコーティング剤・保護剤が台頭するのは業界の平均的な技術力のなさです。
そんなものはなくてもUAフィニッシュLのようにワックスでそれに近い管理は安くできるのに学ばない人が多い業界で技術が進歩しないからそういったところに安易に手を出してあとで痛い目に遭っているというのが20年以上前から続いていることです。
わたしも昔そういったコーティングは一通りやりました。
ガラスコーティング、UV照射タイプ、水性ウレタン、2液タイプ、3液タイプと…
結果5年以上の長期で見れば無理なのです。
それは基準現場で色々やったからこそわかるのです。
そしてそれだけやったから今度はその失敗したそれらを剥離するという研究も進みます。


昔コーティングを研究し尽くしてたどり着いた結論は、
ベースコート:コーティング  トップコート:ワックス
とあるGMSでこれをやりましたが品質も高く日常清掃も楽になって非常に良かったのです。
とはいえ普通のコーティングの上にワックスは完全密着しません。
その完成系が現在のUAコーティング+UAフィニッシュLになっています。
UAコーティングだけだと被膜が汚れた時に除去が面倒なので上にUAフィニッシュLが常にある状態を維持しておきます。


そうすることで次の洗浄作業が楽になります。
次回はUAフィニッシュLと洗浄時間の短縮の話です。
2024年07月22日 00:00

基準現場

皆様は基準現場というものを決めていらっしゃいますでしょうか?
何かをテストするにしても基準になる現場を決めておくことからはじまります。
それは製品のテストだったり技術のテストだったり、機械のテストだったり、様々なものです。


当社でも基準となる現場はスーパーを1軒決めていて、どれだけ忙しくて現場に行けなくても基準現場だけは毎月いきます。
基準になるものがあるから色々試せて変化を確認できるのです。
基準現場に向いているのは
・それなりに痛みが激しい現場
・毎月作業に入る現場
・会社から気軽に見に行ける現場
などが当てはまるところが良いですね。


何かを試して普通は次回作業まで見ないことも多いですが、大切なのは1週間後、2週間後、1ヶ月とものによっては3ヶ月、6ヶ月、1年、3年、5年と継続的な定点観測です。
最近では技術の進歩によって10年以上のスパンで見ることも多くあります。
作業したときに変化があるなんてこともほとんどありませんし、初期光沢が良いなんてのは何の価値もないからです。
ホームページにも書いてありますが、最初は上記の条件に当てはまるところからスタートするのがおすすめです。
ですがたまに「新規の現場で導入しようと思います!」というお便りをいただくことがあります。
新規の現場ですから、どんなことが起こるのかもわかりませんし、使ったものがないものを新規の現場で使うのはリスクが上がるだけです。(ナノプラスの場合はそれでもどうにでもなってしまいますが…)
まずは毎月作業に入る現場の一番痛みがひどい通路1本で試すのが良いと思います。


基準現場を意識してずっとやっているとだいたいどのくらいの期間でどこがどうなっているか、よほどの突発したことや環境の変化がない限りいつくらいにどうなっているというのがわかってきます。
また何年もやっていればこの時期はなぜか部分的に湿気が溜まってしまうところがあったり、いつワックスを塗っていつから塗らない方がよい季節なのかもわかるようになります。
うちの基準現場のスーパーはもう15年くらい管理していて、店舗前の歩道はわたしが毎月水で土砂を流し続けていますが、その土砂の量や色なんかも違い、それによって店内のワックスの痛みも明らかに変化がありますから、入り口周りの土砂の量や質にも情報量があると言えます。
そんな土砂のわずかな違いも毎月やっているからわかることもあるのです。


次回は基準現場でテストをしたからこそわかってきたコーティング剤の話です。
2024年07月18日 00:00

独自性と均質性

前回、なぜか単品だけ変えたがる人の話をしました。


見えている視点という意味では、現場をやっている人はオンリーワンの独自性を求め、管理する側の人は独自性を嫌い集合的な均質性を好む傾向にあります。
これは立場の違いで起こるべくして起こることです。
管理会社の立場からすれば、あちこちの現場で品質がバラバラだと品質管理担当は怒られますから。
そして綺麗すぎるのもマイナスだったりします。
自社で直接お客さんと仕事をする分には独自性で良いかもしれませんが、管理会社さんの仕事では必ずしもそうでなかったりします。
ぼちぼちの品質で良いわけですから、品質面でなく作業原価を大幅に下げてしまえばよいのです。


ナノプラスでは、
均質性→通常のナノプラス
独自性→量子フロアメンテナンス
というように分けています。
ナノプラスは広く展開する場合には均質性を高く担保しやすいですし管理コストも下がりますから管理会社さん向きです。
作業される方にも自分自身がずっと現場に出られるわけではありませんし、応援で人を呼んだりすることもありますから実は均質性というのは非常に大事なんです。
頼むにしても多機能還元水+nano+クリーナー500倍、SPPパッドで洗浄、UAフィニッシュL1層塗布で洗うように指示しておけば、ポリッシャーの回し方やワックス塗布のタイミングなどのポイントを抑えておくだけで1年を通して品質は安定します。
自分自身で作業する場合は、何も考えずに洗って1層塗って帰るというのは非常に楽です。
維持ができていれば光沢復元洗浄のみでいいわけですし。


現場あってこそではありますが、現場がやっていることとそれ以外がかけ離れていると会社はうまく回りません。
うちの現場でもわたしが行くことにしている現場は割と単価も高いので独自性を出しますが、行かない現場は均質性を追求しています。
いわゆる松竹梅をつけていたり、自分がいく現場では実験を行っていたりということもあります。


次回はそんな実験を行う基準現場の話です。
2024年07月15日 00:00

単品を変える意味

前回アルカリ電解水の話をしました。
そこから話は続きます。


「◯◯をすればコストが下がります!」なんて話はよくある話です。
各メーカーそれを売りにして提案していることですから。
しかし前回までの話のようにアルカリ電解水の機械を入れればそれで良いのかというと、そこだけにフォーカスして全体が見えていなければ思わぬところで不具合が発生し、前回までの話のようにワックスを痛めて余計に手間がかかってしまうということが起こります。


「ナノプラスでは個別の製品カタログを作っていません」という話をよくしますが、製品それぞれにこだわりはありますが、単品でどうのということではないのです。
単品を変えることに意味がないと思っているからです。
我々の現場を作っている中で一番大切なのは、どういった結果(現場品質や利益)を残したいかでどう管理してどう作業するかが変わりますし、営業をそれを元に営業をしますから営業的からみてどうか、経営的に見てどうかということです。
この場合より広い視点の経営側の視点から下ろしていくことが必要ですが、なぜかこの業界は現場のことは現場、管理のことは管理…とバラバラになってしまっています。
これは大きな管理会社さんだけでなく、小規模の事業者さんでも同じ傾向があります。
まずは経営的にこうしたい!というところから決める必要があります。
その上でナノプラスは多くの人たちが使う状況や環境、各地方ごとの水質の違いですら考慮して全体的なバランスの調整して単品ごとの特性を持たせています。
製品あってこそではなく、現場での結果あってこその製品です。


「UAフィニッシュLだけを使ったらどうなりますか?」なんて聞かれることもありますが、普通のパッドと洗剤で洗って塗ったら2層塗っても対して光らないワックスです。
初期光沢を犠牲にしても汚れにくさを一番優先にしていますので。
初期光沢に価値を感じませんし、光沢復元洗浄で光沢が出せるので1層でも十分な光沢を出すこともできる裏付けがあるからです。
その光沢復元洗浄の為には、多機能還元水や使い古したSPPパッドが必要です。
「SPPファインではどうですか?」なんてのも聞かれるのですが、質問で出てくるようなものはテスト済みだったり、テストする前から結果がわかっているものの方が多いです。
広い視野で見ていないと自分の目の前の現場しか見ていないと見えていないところで失敗するというのがこの業界のあるあるです。
総合的に見て何がしたいのかという話なのです。


次回は話の流れで独自性と均質性です。
2024年07月11日 00:00