ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

2月ナノプラスセミナーのご案内

2月のセミナー日程のご案内です。


◯セミナー内容:参加される方の課題に合わせたセミナーになります。
導入前のご相談、フロアメンテナンスの基礎の確認、最近では新製品finish+のセミナーも人気です。


◯定員:4名様まで(課題に合わせたセミナーにするため)
多人数でのセミナーをご希望の場合は伺ってのセミナーも対応いたします。


◯セミナー費用:無料


◯場所:当社東京事務所(日本橋)


◯日時
・2月19日1100〜1300
・2月19日1300〜1500
先着順とさせていただきます。


 
◯注意事項
・ご参加の方は必ずHPを一読の上、お申し込みください。
・セミナー内容は参加される方の課題により決定しますので、セミナー参加への目的を明確にお願いいたします。


上記以外の日程やエリア、オンラインでのセミナーにつきましては、ご依頼を頂いてから別途日程を調整させて頂きます。
いずれもご希望の方はこちらまたはインスタのDM、LINEから申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2025年01月29日 00:00

全体効率を求めたfinish+でコストを下げる

長期的に美観を維持しようとするとコーティングとか水性ウレタンなどの選択肢もありますが、そもそもワックスを剥離ゼロで管理できる技術がない人がそんなものを使ったら、剥離が基本的にはできないものを塗るのですから失敗しか見えていません。
ケミカルで剥離できるものもありますが、ケミカルコストもとてつもなく高いですし、作業もかなり大変です。
つまりは個別効率にはなっていても全体効率になっていないのです。
今回は広い視点から誰でも簡単にできるfinish+と多機能還元水とダイヤモンドパープルパッドを例として挙げ説明をしていきます。


finish+は普通のワックスから比べると安くはありません。
そもそも普通のワックスとは構造が違いますから性能も比較になりません。
UAフィニッシュLより伸びが良いので㎡あたりの単価で比べると若干高いといったところです。
しかし耐久性が高く多機能還元水だけでメンテナンスができ、多機能還元水の希釈も薄くて済みますし、光沢復元洗浄で終われる回数が増えます。
そして乾燥が早いので、その分人件費が抑えられます。
ケミカルコストを削減するより人件費の削減の方が大きいというのは従前から解説してきたとおりです。
安い現場だからfinish+なんて使えないという声もいただきますが、まったくの逆で、finish+を使わないから単価の安い現場でしんどいわけで、finish+が高いという感覚はナノプラスでこれまでやってきたことを正しく理解できていないということです。
最初から原価構成比率の90%ある人件費をどうやって削減していくかというのはテーマのひとつでしたからね。


ダイヤモンドパープルパッドですが、17インチ1枚が15000円前後するパッドでパッドとしては安くはありません。
これまでは量子フロアメンテナンスだけで使ってきましたが、finish+の登場により誰でも界面活性剤ゼロで洗えるようになり、洗浄の際のすべりがなくなったことで使えるようになりました。
界面活性剤がある状況で使うと洗い残しが出て、ワックスの密着率が落ちるのでこれまでは摩擦抵抗値の高いSPPパッドでした。
これまで光沢復元洗浄は黄パッドや白パッドでしたが、それらのパッドと比べると洗浄力が高くfinish+の汚れにくさと相まって洗浄スピードが上がります。
パッドを買う時は15000円くらいかかりますが、それをどのくらいの面積使うでしょうか?
㎡単価に落とすとさほど高くはなく、洗浄スピードの向上と光沢復元幅の向上によるワックス塗布を減らす結果は大きな人件費削減に繋がります。


そしてパープルで洗った場合は光沢復元洗浄した後からfinish+と塗布するかそのまま終わるかを決めることができます。
なので洗う場所によってパッドをわざわざ変えて洗う必要もありません。
(SPPパッドを使う場合は減膜量を増やす時だけです)
うちの現場ではポリッシャーと洗浄機のパッドドライバーが2セットずつあり、パッドをつけかえるのではなく、パッドドライバーごと交換します。
その方が早いですからね。
しかしパッドを変えなくてよいのならその方が早いに決まっています。
つまりはパッド側をパープルに固定して、多機能還元水の希釈とfinish+の塗布量でコントロールしていくのです。
どうしても減膜量を増やしたい場合は、SPPパッドを洗浄機につけて予備洗浄しておくのが一番簡単です。
表面を飛ばして表面積を増やしながらも洗浄作業で表面を整えられるので、減膜量は増やしながらfinish+を塗る時には軽く塗れるようになります。
下手にSPPパッドで洗浄してしまうとパープルに比べて表面が荒れますからfinish+の塗布量も増えがちで、光沢も上がりにくくなります。


finish+は湿度が高かったり、低温でも普通のワックスに比べて乾燥しやすいですから、これからの時期でも薄塗りなら十分に施工できます。
また耐アルカリ性が高いですから、凍結防止剤の撒かれる地域でもこれまでより被害を抑えられます。
被害があっても多機能還元水で簡単に剥がせますからさほどストレスもないかと思います。
そう考えると雪の多い地域でも大きな改善になりそうです。
ぜひお試しください。
2025年01月27日 00:00

具体的なコストの詰め方の話

前回まで数回わたり個別最適と全体最適という話を書きました。
今回はちょっとそのおまけ部分の話で、具体的なコストの詰め方の話です。


コストダウンもそうなのです。
コストダウンはコツコツ積み上げてなんて言ったりもしますが、個別の高い安いではなく、全体的に見ないとトータルで見た時に本当にコストダウンになっているかどうかはわかりません。
ケミカルやパッド、その他資機材を単品単価で見て高い安いと言っていると本質が見えなくなってしまい、本来トータルでコストを下げるという概念から遠ざかっていくというのはよくあることです。近年ではワックス18Lの単価は上がってきて数年前まで8000円台だったワックスも今は13000〜15000円台となりました。
それでもワックスの売れ筋価格帯は8000円台だそうです。
ワックスの性能=価格がすべてではありませんが、作る側からすれば価格を抑えるのには何かを諦めなければ下がらないわけですからおおよそそのような感じです。


ビルメンさんの現場の受注単価が上がっていないから資材にかけるコストも上がるわけではないというのはわからないでもありません。
とはいえ、その分現場クオリティは下がりますから、その分作業する人に負担はのしかかってきているわけで、努力と根性でどうにかしようとしてもどうにもなるわけではありません。
だからこそ根本的にトータルで考えてどうするのかというのを考える必要があるわけです。
同じ期間美観を維持できるのであれば、毎回8000円のワックスを塗るのか、24000円のワックスを3回に1回塗るのか。
同じ金額じゃないかと言われそうですが、24000円のワックスを3回に1回塗る方が、2回分ワックスを塗るという作業が発生しない分コストダウンになっていますね。
そしてワックスを塗らない洗浄というのはさほどシビアではありませんから洗浄スピードも上がりますし、精神的な負担も少なく済みます。


しっかり初期施工ができていれば、現場に行って綺麗でやるところがないなんてこともあって、昨年も年に1回の総合病院の定期清掃で現場(まだUAフィニッシュL)が綺麗すぎて、多機能還元水250倍とダイヤモンドパープルパッドで洗ったらつやぼけしてしまいました。
1年経っても他の業者さんが昨日作業したのより綺麗でしたから、次回からそのような場合はダスター→洗浄機(白パッド)を押して終わりという話になりました。
金額は同じなのに、
・ワックス塗布ありだと3日みっちり
・光沢復元洗浄だけだと楽々2.5日(頑張ったら2日)
・ダスター→洗浄機なら1日
となり、とてつもなく利益が出てしまうわけです。
我々の現場作業の利益というのは、何人作業に入ったからいくらではなく、このようにして耐久性を活かして作業を間引き、全体効率で利益を出していくのです。


次回は全体効率を求めたfinish+の話です。
2025年01月23日 00:00

個別効率と全体効率5

前回からの続きです。




当社の製品面で見れば、finish+の登場によって
・UAフィニッシュL
・UAコーティング
・nano+クリーナー
についてはワックス管理では必要がなくなったといえます。
ユーザーさんのfinish+への移行状況を見ながらどこかの段階で廃番にするのでしょうね。
セラミックタイルのメンテがあるのでnano+クリーナーは新しいものにバージョンアップし、ワックス床での性能も上げます。
実際のところ、多機能還元水とfinish+だけになると現場管理はとても楽になります。
現場の作業も楽になりますが、現場管理、在庫管理、教育、経営など様々な面に良い影響が出てきます。


個別で細かいところを見ればUAフィニッシュLの方が安いじゃないかというご意見もあるでしょう。
しかしfinish+はケミカルコストだけでは評価しきれないそれ以外の効率化が含まれています。
これまでのやり方であればUAフィニッシュLの方が最適だったのかもしれません。
しかしfinish+を使った全体の効率化を行えばさらに最適な見つかるかもしれません。
今回は個別効率と全体効率の話でしたが、現場だけ見ていても何も見えてきません。
現場も経営もすべて見る必要があるのです。


finish+を使った管理はこれからの時代の経営に合わせたものです。
環境対応性能もナノバブル水と多機能還元水だけで洗えることでとてつもなく有利です。
finish+は亜鉛フリーで、汚水タンクにクエン酸水を入れればポリマーなどの回収もできるようになりますから、排水規制の厳しい現場でもさほど考える必要がなくなります。
この話をすると必ず、「ここの現場は排水規制が厳しいからfinish+を使うんだ!」という人が現れます。
それはまさに個別最適で、1つの現場でしか使わないケミカルなんて使わない方が良いですし、そんな現場をしない方が良いのです。


人件費も物価も高騰し、人を集めて教育するのはだんだんと難しくなります。
たぶんこれまでの業界の低賃金長時間労働なんて企業はもう数年でこの世の中から消えてなくなることでしょう。
それも踏まえて先に取り組んでおくか、その状況になってあたふたするのかということなのです。
首都圏で起こっていることは数年後に地方で起こるというのはもはや定説ですが、地方でも人手不足はさらに進みます。
今地方で人手不足で大変だ!と思っているのよりさらに深刻になります。
だからこそ早いうちから最適化し対応できる準備が必要なのです。


次回は今回の話を踏まえたおまけの話です。
2025年01月20日 00:00

BASE nano+クリーナー新バージョン先行切り替えのお知らせ

先般発表させていただいておりましたが、nano+クリーナーの既存在庫が予定よりかなり早く無くなり在庫わずかとなっていることから、BASEについては先行した新しいバージョンのnano+クリーナーに切り替えを行いました。
新しいバージョンにはなりますが、これまでと同じ感覚でお使いいただけることもあり、今回は新製品ではなく既存製品のマイナーチェンジとさせていただきました。


・ワックスの減膜量増加
・セラミックタイルでの洗浄力向上
・油汚れに対する洗浄力の向上
・高い洗浄力ながら洗浄後のベタつきやリンス性にも考慮し、セラミックタイルでの転倒事故にも配慮。
・4L→4.4Lに増量し、性能は向上しても、Lあたりの単価はこれまでどおり。


などが主な変更点になります。
油汚れについては、天ぷらをした後の食器洗いなどでもテストを行いましたが、これまでのnano+クリーナーと比べてかなり良いというのが体感です。
当社の管理物件でも、お客さんがトイレの洗面台でUFOの湯切りをしたり、残ったラーメンの汁を流されたりして、致し方なくnano+クリーナーを使う場面もありましたが、ずいぶんと楽になりました。


すでにfinish+に切り替えを行っていただいた方はnano+クリーナーは必要ないかと存じますが、一般的なワックスやUAフィニッシュL、UAコーティングの現場で減膜量を増やす場合には良いと思います。
500倍より濃く使う場合はかならずリンス作業を入れてくださいね。


HPの価格表についても後日差し替え予定です。
よろしくお願いいたします。
2025年01月18日 22:43

個別効率と全体効率4

前回からの続きです。


これは我々の業界に置き換えると、目の前の売上が欲しいからとなんでもやる会社になりがちです。
わたしも以前はそうでした。
起業してすぐなんて仕事がさほどありませんからとにかくやれることからやるんです。
大きな工事物件から草刈りやショッピングセンターの新築時の養生などいろいろやってきました。
それはそれでノウハウもつきますし、大きな売上のチャンスにもなりますから悪いことではありませんが、非常に効率が悪いのです。
一つの業務の習熟度が上がりにくいですし、倉庫にはいったい何屋さんかわからない様々なものが置かれていて倉庫は狭くなっていき、広い倉庫へお引越し。
車もバンとトラックと稼働率の低い車が増えて、どんどん固定費が増えていくなんてことになりがちです。


本当に強いのは専門の会社です。
近くに市場がないのであれば実施業務を広げる必要がありますが、それはよほどの限定された地方で、その市場でビジネス展開をすること自体がなかなか大変なことだと思います。
そもそも自社ですべてまかなう必要もなく、外注すれば良いだけの話で、お互いの強みを活かした方が結果的に残る利益も増えていきます。
一つの業務に絞れれば資機材も絞れ、車や倉庫なども拡張の必要がなくなります。
わたしもガラス清掃やハウスクリーニングができない訳ではありませんが、基本的にやりません。
既存物件の追加の発注以外では
・定期の仕事しかしない
・一定金額未満の仕事は基本的にしない
というルールにしていて、直接やってくれる人を紹介して恩を売った方が良いと思ってしまいます。


一円でも利益になればと思うこともありますが、
現調→見積→取引先口座登録→作業→請求書作成→入金確認
と考えた際に、継続的に大きな金額の注文がなければ見えない経費がかかりすぎて赤字になってしまいます。
それを短縮するのにショッピングサイトや電子決済というのは非常に良い対策だと思います。
当社でも製品のご注文のほとんどはショッピングサイトのBASEで受けているので、多少の手数料をサイトや決済手数料として引かれてもその方が効率的という結論にいたりました。
BASEでの受注は当社から見るととてつもない全体最適です。
個別にみればシステム利用料は決済手数料を取られまったく効率化されていませんが、請求書発行や入金確認、会計ソフトへの計上などの業務がなくなり、未入金のリスクもなくなりますから全体で見ると大きな効率化です。
同業のメーカーさんからは今の時代に合わせて進んでいるねと驚かれますが、少ない人数で回せばそれだけ利益は出やすくなりますし、製品の価格も抑えられます。


次回へ続きます。
2025年01月16日 00:00

個別効率と全体効率3

前回からの続きです。


我々の業界の現場でも同じようなことがあります。
・さほど粗利益は取れていないけど、ほとんど何もしなくても毎月利益を確実に生み出す現場。
・粗利益は結構取れるけど、営業や管理に時間がかかっている現場
これを比べた場合に、後者の方が残る利益は少ないなんてことはよくある話です。
忙しくないのであれば後者の方ももちろん継続した方が良いですが、我々の業界は人と車、機械があって成り立つのであって、1ユニットの利益の最大化というのがテーマです。
車や機械はいくらでも増やせますが、人を集めて教育していくのは大変な仕事です。
なのでただ拡大すればよいという話ではありません。
また利益率が、高・中・低とあると低いものから単価や仕様変更の交渉をして整理するというのも人手不足の現代では必要なことです。


すこし業界から話が離れますが、以前、JR東海の東海道新幹線の例を出したこともあります。
JR西日本の山陽新幹線では乗車人数を考慮し、のぞみ16両、ひかり(さくら)8両、こだま6両と車両の数だけでなく、車体もそれぞれ違う(N700S,N700A/a,700,500)ものが走っていますが、
JR東海ではN700S(A/a)の16両しか走っていません。
同じ車体であれば部品は共通、故障が起こって入れ替えても席数は一緒です。
500系のぞみが東海道新幹線から追い出されてしまった原因の一つは席数は違いでした。
故障の代替えで使えないというのは大きな問題のようです。
東海道新幹線は多い時で1時間に17本(のぞみ13本、ひかり2本、こだま2本)走っていますが、現在はほぼ満席に近いパンク状態です。
実はこれを書いている新幹線も平日お昼の12時台なのにグリーン車までほぼ満席という状態でした。
3分30秒に1本という過密ダイヤでそれらの多くが満席に近いと、故障などで代替車両が1編成準備できないだけで他のダイヤにも影響が出ますから大切なことです。


乗客数が東海道新幹線ほど多くない山陽新幹線は個別最適で東海道新幹線は全体最適です。
どちらが良いかはその企業の置かれている状況によって異なりますが、これまで経営的な研究では、結果的に全体最適は細かい部分ではコストアップになっている部分もありますが、総合的に見れば大きな目に見えないコストダウンによってうまく効率化できているということがわかってきました。
そして事業を展開していく場合には、全体最適ができていないと拡げることが難しいというのも明らかですし、これは企業規模が大きくても小さくても同じことが言えます。
特に目に見えない経費が大きいビルメン業では、ここに意識を残したまま改善を行っていかないと、1人あたりで作業できる面積や1人あたりの管理できる現場数が減ってしまい、現場ごとの利益はしっかり出ているはずなのでなぜか販売管理費に喰われてさほど利益が残らないということになります。
我々の業界だと現場管理ソフトや勤怠管理ソフトとかを自社に合わせて作るのは個別最適、巷にあるソフトに合わせて会社の仕組みを変えるのは全体最適と言えますね。



次回へ続きます。
2025年01月13日 00:00

個別効率と全体効率2

前回より個別効率と全体効率の話をはじめました。
個別効率というのは全体効率があってこそで、全体の効率を下げる個別効率はそこだけ見れば良いかもしれませんが、わずかの効率化で全体の大きな効率を下げてしまいます。


皆様、切手印紙帳というのを作成されていますでしょうか?
作成されている方にしてみれば当たり前のことを…と思われるかもしれませんが、意外と作成されていない会社も多いものです。
切手帳も全体効率という面で見れば切手を在庫せず、必要な時に郵便局へ出しに行くというルールにしてしまえば必要ありませんからそれも選択肢のひとつです。
しかし切手帳には税務上(対税務署)でも会計上(対金融機関)でもとても意味があるのです。
切手や印紙を購入し決算まで使わなかった場合は経費ではなく、資産の在庫となり、使ってはじめて仕入れの経費となるのです。
いわゆる商品の在庫と同じです。
切手帳がある会社と会社では、どちらの決算書が税務上でも会計上信頼性が高いでしょうか?
たった数百円かもしれませんがそれは大きな違いで、税務調査での定番の調査項目です。


これをワックスや洗剤に置き換えると、決算間際にまとめて購入される方もいらっしゃいますが、決算までに使用しなければそれは在庫であり、損金に計上されません。
毎月だったり年度末に棚卸しをして決算書に商品という勘定科目で在庫を載せている会社は少ない業界です。
棚卸しをしてまとめて購入した在庫が使われてなくなったものは仕方ありません。
大切なことなのでもう一度書きますが、
棚卸しをしてまとめて購入した在庫が使われてなくなったものは仕方ありません。


棚卸しをしている決算書とそうでない決算書も切手帳と同様です。
棚卸しなんて面倒だと思われがちですが、これをするだけで税務上重要な意味があるのです。
現場という経営の中の個別なもので見れば手間でしかありません。
しかし経営という全体で見れば経営効率が上がるものになり、棚卸しの時間なんてすぐに元が取れてしまうのです。


棚卸しをすると無駄な在庫を持っていることがよくわかります。
うちの棚卸しは現場在庫と商品在庫がありますが、使うものが限られていますのでとても短時間で事務のスタッフが済ませます。
在庫の商品名・数量・金額を作成済みの表に入力すれば自動で計算され、それを合計し棚卸し資産として会計ソフトに計上するだけです。
上記に示したように使うものが限られているというのが全体効率の上で大きなポイントになるのです。
極端な例ですが、棚卸し資産の数が100ある会社と10ある会社ではその手間も変わりますし、当然不良在庫の数も変わります。
いろいろな会社へ訪問させていただきますが、このワックスはいつのでしょうか?なんてこともあります。
5年前のワックスなんて保管状況なども考えて使えるはずがありませんし、使っておかしなことになったら剥離するしかなくなり、剥離にかかるケミカルコストや人件費の方が高くつくので廃棄した方が正解ですね。
つまりは棚卸ししていくなかで本来は廃棄期限も定めておくべきです。
種類が多くて回転しない在庫が多いとそれも必要なのですが。種類を少なく回転率が高ければそんなことを考える必要もなくなります。


使うものが限られているということは、現場管理も教育も在庫管理や補充などそのコストは非常に軽減されます。
以前ある製造業の役員と食事に行った際に、商品点数が多すぎるので減らしてはどうかという話をしました。
A,B,Cという商品がメインでZという商品はたまにしか出ないけど買ってくれるお客さんが少数いる。
Zという商品はBから派生したものですこし違うだけ。
であればそのお客さんには悪いのですが、ZはBに統合させた方が良いのですよね。
製造業では商品が一つ増えるだけでもかなりの負担になります。
たとえば洗剤であれば、ラベル、SDS、在庫管理、製造管理、原料の増加など様々なものが増えていきます。
それをカバーできる分だけの利益が取れるのなら良いのですが、売れていない製品というのは得てして見える数字上の利益は出ていても、目に見えない管理コストを考えるとその利益が取れていないのです。
一般的な床用ワックスでは、一部の特殊なものを除けば、多少の違いはあれど絶対にこれでなければならない代替品がないというものは少ないと思います。
30種類のワックスが15種類になったら営業面では他社の製品に流れるお客さんがいて多少のマイナスは出るかもしれませんが、製造コストや管理コストで見ればとてつもないコストダウンです。


今日はここまで。
次回に続きます。
2025年01月09日 00:00

ポリッシャーサイズとパッドサイズ

トレールパッドの予約受付を開始したところ、ポリッシャーとパッドサイズの誤解が数件ありましたので、解説させていただきます。


いわゆる銀ポリですが、ポリッシャーサイズ+1インチが一般的にパッドサイズとなっています。
12インチ→パッドは13インチ
14インチ→パッドは15インチ
16インチ→パッドは18インチ※なぜかこれだけ2インチ違いになっています。
洗浄機の場合はだいたいがパッドサイズで記載されていますし、マシンの型番にインチ数が入っているものも多いですからわかりやすいと思います。


ポリッシャーメーカーさんのサイトにはポリッシャーサイズとパッドサイズの記載があります。
https://www.amano.co.jp/musashi/product/index.html


ペンギンワックスさんのイノベーターなどは型番にBP130やBP150と記載があり、13インチや15インチとイメージができるようになっていますね。
https://www.penguinwax.co.jp/products/floor/


また12インチのポリッシャーだからパッドも12インチという方が意外と多くいらっしゃたので、間違いの原因にもなりますからBASEのラインナップからは12インチは削除させていただきました。
12インチを使うマシンはほとんど存在せず、テナントの自動床洗浄機5400が12インチ×2パッドで、2世代前のマシンで現在はほとんど台数も存在していないことから削除させていただきましたが、ご希望があるようでしたら記載のないサイズも含め、受注生産(5枚単位)で対応させていただきますのでご相談ください。


BASEのサイトにもパッドサイズの直径をmmサイズで記載しました。
(インチとミリの関係で数ミリ違う場合もあります。)
パッドの直径/25.4→パッドのインチ数です。

ご注文の際にはサイズをご確認の上、よろしくお願いいたします。
2025年01月08日 00:00

トレールパッド復刻版 BASE先行販売予約受付開始

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先日ご案内いたしましたトレールパッドですが、BASEにて先行販売の予約受付を開始いたしました。
ワックス床、セラミックタイルでの日常清掃(自動床洗浄機)やカーペットの洗浄でもご使用いただける高い耐久性を持つマイクロファイバーパッドです。

一般的なフロアパッドと違って500000㎡ほど使われていたお客さんもいらっしゃるくらいで、通常のフロアパッドは長く使って30000㎡くらいですから約16倍の耐久性があり、日常清掃でのフロアパッドのコストを下げることが可能になります。
ねじったマイクロファイバーをループにしていまから、洗浄力も普通のフロアパッドとは段違いで、洗浄力は高いのにワックスやセラミックタイルには優しいというメリットもあります。

発送は2月初旬からの予定となっています。

https://nanoplus.thebase.in/categories/6376919



尚、BASEサイトの掲載製品が増えてきたこともあり、
それぞれカテゴリー分けをいたしました。
よりわかり易くなりましたのでご利用ください。
2025年01月07日 00:00