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フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

ポリッシャーサイズとパッドサイズ

トレールパッドの予約受付を開始したところ、ポリッシャーとパッドサイズの誤解が数件ありましたので、解説させていただきます。


いわゆる銀ポリですが、ポリッシャーサイズ+1インチが一般的にパッドサイズとなっています。
12インチ→パッドは13インチ
14インチ→パッドは15インチ
16インチ→パッドは18インチ※なぜかこれだけ2インチ違いになっています。
洗浄機の場合はだいたいがパッドサイズで記載されていますし、マシンの型番にインチ数が入っているものも多いですからわかりやすいと思います。


ポリッシャーメーカーさんのサイトにはポリッシャーサイズとパッドサイズの記載があります。
https://www.amano.co.jp/musashi/product/index.html


ペンギンワックスさんのイノベーターなどは型番にBP130やBP150と記載があり、13インチや15インチとイメージができるようになっていますね。
https://www.penguinwax.co.jp/products/floor/


また12インチのポリッシャーだからパッドも12インチという方が意外と多くいらっしゃたので、間違いの原因にもなりますからBASEのラインナップからは12インチは削除させていただきました。
12インチを使うマシンはほとんど存在せず、テナントの自動床洗浄機5400が12インチ×2パッドで、2世代前のマシンで現在はほとんど台数も存在していないことから削除させていただきましたが、ご希望があるようでしたら記載のないサイズも含め、受注生産(5枚単位)で対応させていただきますのでご相談ください。


BASEのサイトにもパッドサイズの直径をmmサイズで記載しました。
(インチとミリの関係で数ミリ違う場合もあります。)
パッドの直径/25.4→パッドのインチ数です。

ご注文の際にはサイズをご確認の上、よろしくお願いいたします。
2025年01月08日 00:00

トレールパッド復刻版 BASE先行販売予約受付開始

スクリーンショット 2025-01-06 14.32.48
先日ご案内いたしましたトレールパッドですが、BASEにて先行販売の予約受付を開始いたしました。
ワックス床、セラミックタイルでの日常清掃(自動床洗浄機)やカーペットの洗浄でもご使用いただける高い耐久性を持つマイクロファイバーパッドです。

一般的なフロアパッドと違って500000㎡ほど使われていたお客さんもいらっしゃるくらいで、通常のフロアパッドは長く使って30000㎡くらいですから約16倍の耐久性があり、日常清掃でのフロアパッドのコストを下げることが可能になります。
ねじったマイクロファイバーをループにしていまから、洗浄力も普通のフロアパッドとは段違いで、洗浄力は高いのにワックスやセラミックタイルには優しいというメリットもあります。

発送は2月初旬からの予定となっています。

https://nanoplus.thebase.in/categories/6376919



尚、BASEサイトの掲載製品が増えてきたこともあり、
それぞれカテゴリー分けをいたしました。
よりわかり易くなりましたのでご利用ください。
2025年01月07日 00:00

個別効率と全体効率1

2024年10月より郵便料金が改定されました。
よく見ると郵便料金もより分かりやすく統一され全体的に効率化されていますね。
これまでに買っておいた切手やレターパックは切手を足すことで使えるようで、当社も在庫のレターパックに差額分の切手を貼りました。
定型の郵便は110円になってとてもわかりやすくなりました。


当社の製品の送料はサイズ地域を問わず全国一律1000円に固定しています。
当社から見れば得をするエリアと損をするエリアが出てくるのは当然ですが、地域を問わずに公平に製品を使っていただきたいということからそうしています。
昨年はBASEからのご注文に限っては個口数ではなく、1注文に対しての送料に改定しましたのでかなりお得になりました。
全体の送料のみの収支で見ると当社の持ち出し分の方が多いです。
しかし別の見方をすれば地域ごとに送料を分けないことで、出荷のたびにここは送料がいくらだったのだろうと考える時間が必要なくなります。
細かい会社だとエリアごとに運送会社を変えて運賃を抑えるなんてこともしたりしますが、当社では基本的にヤマト運輸で北海道は佐川急便、沖縄や離島はゆうパックになっています。
もっとエリアごとに効率を求めれば運送コストは下がります。
しかし運送コストだけ見ていると他の部分でコストがかかって、結果的に効率が悪くなります。


今日のテーマ個別効率と全体効率はまさにこれです。
個別の効率を求めると少しずつコストカットはできるのです。
しかしコストカットするための手間が置き去りになっていることも多いのです。
いつもこちらに書きますように、物事を見る時は大きなところを見てから小さいところを見る必要があります。
これが逆になると全体を見ずに目の前の細かいことをやっているのと同じで、そもそも方向性が正しいのかどうかもわかっていないのですから。


今回から数回に分けて実際に事例をいくつか出しながら解説していきます。

 
2025年01月06日 00:00

新年のご挨拶と新製品のご案内②

前回長くなりましたので、今回は新製品と既存製品のバージョンアップの話をさせていただきます。
普段はインスタでネタを小出しにするだけでリリースまでギリギリ公開しないのですが、いつも急に変わる!と言われることもありますので、今年のリリース予定を先に説明させていただきます。


うちの現場の話になりますが、昨年はfinish+によって大きく現場管理が変わり、とても楽になりました。
管理したり定期メンテをするわたしも、日常清掃のスタッフも違いを体感しています。
ワックスの3倍以上の耐久性を持ちながら多機能還元水だけで洗え、剥離も光沢復元洗浄も希釈で思いのまま。
また誰でも界面活性剤ゼロで洗浄できて環境対応となり、亜鉛フリーで排水についても時代に対応できるものとなりました。
アルカリ電解水で洗っても減膜せずツヤぼけしないので、油汚れの多い現場でもハードに洗えるというUAフィニッシュLではできなかった新しい面も出ました。
finish+はかなり特殊なフロアコーティングになりますが、今後はfinish+がメインになり(当社の現場でUAフィニッシュLとUAコーティングを使う現場はなくなりました)ますので、finish+に合わせてナノプラスを調律していきます。


finish+によってUAフィニッシュLとUAコーティングを使う意味がないという結論を出してはいますが、まだUAフィニッシュLやUAコーティングも使われたい方もいらっしゃるようなので当面廃番の予定はありませんし、それもあるのでnano+クリーナーもバージョンアップいたします。
ただ、スーパーや事務所ビル、学校や総合病院、工場まで色んな建物の用途と色んな仕様がある当社のすべての現場で、メリットが高いからfinish+に統一したという意味は、ナノプラスを正しく理解できればそうなるという意味ですから、ただUAフィニッシュLの方がワックス単価が安いからという安易の判断をされず、UAフィニッシュLからfinish+に切り替えてどうやって利益を出すのかということを考える機会にしていただければ、業界課題だけでなく自社の課題解決につながっていくものになっていくと思います。
ただケミカル単価を抑えたいのであれば、食器用洗剤で洗って7000円くらいの安いワックスを塗っておけば良いのですが、それでは何の解決にもなりませんし、ケミカル単価の安さにフォーカスすればするほど利益が出ない体質から抜けられなくなってしまいます。



この半年では以下の4つのリリースを行う予定です。

・トレールモップ400セイワ用の色がゾーニングタグへ変更
これまでの縫糸によるカラーリングから4枚(青、赤、黄、緑)のタグ付けタイプに変更となり、使用されるエリアのタグのみ残してハサミでタグを切って使っていただく形となります。
4枚の任意の色のタグを残してそれ以外を切る、もしくはすべて切る(白の扱い)ことで5色のゾーニングに対応となります。
こちらによりこれまで生産が追いつかず、納期がかかっていたのも若干改善されます。
ひと段落してからになりますが、ご希望があれば納期、追加費用、発注ロットなど条件はありますが、450/600/900についてもタグ付けの対応を行うことも検討中です。


・トレールモップの生地リニューアル
タグ付けタイプリリースより後になりますが、トレールモップも生地が16年ぶりのバージョンアップとなります。
当社の現場でも継続的な検証を行っていますが、ウェットダスターとしての回収率アップや耐久性向上になり性能は大きく向上しました。
わたしが世界一ダスターがうまいと評価しているうちの日常スタッフは、トレールモップのウェットダスターだけでワックスの光沢を復元してしまいますが「新しい生地が最新のマイクロファイバーだとしたら、これまでのものはぼろ布レベル」と耐久性や性能の評価をしており、わたし自身も使っていて大きな違いを感じます。
またバージョンアップの最大の目的はfinish+を塗るためのワックスモップです。
これはUAフィニッシュLやUAコーティングでも効果が出ますが、これまでのワックスモップに比べ、圧倒的なレベリング性能を持ちます。
finish+はその速乾性からレベリングする前に乾燥してしまうという問題がありましたが、新しいワックスモップでは塗った段階でレベリングが違うことが見てわかるくらい変わります。
これまでは10分のレベリング時間を必要としていましたが、その時間を短縮でき、薄塗りでの耐久性も出しやすくなりましたし、光沢度や写像性も目に見えて変わります。
トレールモップ400セイワ用/450/600/900の生地も順次新しいバージョンへ変わっていきますが、ワックスモップのみ先行して生地を変更する予定です。
400セイワ用については、生地のバージョンアップ+タグ付きの変更になります。


・nano+クリーナー
これまでのものより洗浄力をさらにアップし、特に油汚れに対する洗浄力やワックスの減膜量が増加させたものをリリース予定で、既存のものは在庫次第廃番とさせていただきます。
ワックス管理の現場ではfinish+を使うことでnano+クリーナーは不要になりますが、既存被膜の大幅な減膜や、UAフィニッシュL・UAコーティングの現場ではさらに効率が上がります。
標準的な使い方としては、これまで通り多機能還元水とnano+クリーナーの組み合わせで使うのが理想的な結果になりますが、幅広く外注先さんなどに展開される場合のシンプルさを考慮し、ある程度妥協した形として多機能還元水を使わずnano+クリーナーの250倍の1液+SPPパッドだけでも使えるようにもなっています。
(その分耐久性は100点は出せませんが、一般的な洗剤やワックスと比べても優位性があります)
一般的な減膜用洗剤は滑りやベタつきの問題がありましたが、そういった洗剤に近い減膜量ながらその問題を起こさせない設計となっています。
またセラミックタイルの現場でも効果的で、一般的なセラミック用洗剤に比べてベタつきがなくさらりと使えるところがポイントです。
尚、原料変更により価格が上がる予定でしたが、容量を4Lから4.4Lにすることで値上げなく現在のLあたりの単価を維持します。
新しいバージョンへの切り替えは既存在庫がなくなり次第切り替えを行いますが、コラムおよび価格表、BASEの価格改定をもってnano+クリーナー4.4Lとしてご案内させていただきます。


・トレールパッド3の復刻
自動床洗浄機用マイクロファイバーパッドという世界初のマイクロファイバーパッド「トレールパッド」を16年前にリリースしましたが、多機能還元水の登場によってマイクロファイバーまでは必要ないだろうということで廃番にした経緯があります。
元々は日常清掃の自動床洗浄機でワックス床やセラミックタイルの洗浄で使用され、カーペットの洗浄でも使われるようになった当社の人気製品です。
今回新しいnano+クリーナーでセラミックタイルの洗浄のテストを進めていく中、汚れのひどい現場でマイクロファイバーパッドが欲しいという声もあり白パッドベースの洗浄面がマイクロファイバー生地のトレールパッドとして復刻させていただくことといたしました。
また多機能還元水とアルカリ電解水それぞれ100倍希釈を自動床洗浄機に入れてとレールパッドで1パス洗浄することで汚れの蓄積が少ない現場では塗り洗いすることなく定期清掃を終わらせることができるようになりました。
以前販売していた頃とは価格はずいぶんと変わってしまいますが、ワックス、セラミックタイル、カーペット、木床、石床など様々な床で使え、日常清掃で500,000㎡以上の耐久性という実績も持つパッドですので、一般的なパッドと比べて㎡単価でみるとかなり割安になります。


それぞれ既存の在庫との関係もありますので時期は目安ですが、
3月タグ付きモップへの変更/トレールパッド
4月新しいnano+クリーナーへの変更
5月ワックスモップの生地変更
6月その他のモップ/トレールR3の生地変更
あたりの予定で見込んでいます。
それぞれ一部限定で先行販売を行ったり、要望や現在庫によって前後する場合があります。
まとめてご購入の方は事前にご相談いただければ早めに準備して出荷させていただくことも可能です。
詳細や価格などについては、リリース前に資料や価格表などをHPにアップする予定です。


昨年までは研究開発の時間を多く取っていましたが、研究開発や新製品リリースの準備もひと段落したこともあり、セミナーなども増やしていく予定です。
いくつかお声がけいただいているものあり、活動的に外に出て動きますので、伺っての座学や実技のセミナーなどご要望ありましたらお声がけください。
仕事の関係で東京の事務所にいることも多くなりそうです。
ナノプラスは今年も変わらず、良い業界にしていけるよう製品や技術を情報として残していく活動を行っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2025年01月02日 00:00

新年のご挨拶と新製品のご案内①

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


いわゆるコロナ禍もひと段落し平常運転に戻ってきた感じはするものの、コロナによってカットされたものは戻ってこなかったり、人手不足がより顕著になったりと社会構造に大きな変化が起こっている1年でした。
そんな時代が大きく変化する中で継続して仕事を守られている方々は本当に素晴らしいと思います。
首都圏では現場が回らないレベルの人手不足が起こっており、今の業界にはAIロボットマシンを導入することくらいしか具体的対策が打てない会社も多いように見られます。


そういった業界課題に対してでナノプラスは

「年回数を減らすことで年間金額を下げ、その代わりに単価を上げて利益率を高めるとともに利益率を改善する」

という回答を謳い、そのコンセプトを元に基づいて開発を行ってきました。
当社の管理している現場でもスーパーを除けば、ほとんどが年1回もしくは2回でも十分すぎるレベルで維持ができる様になりました。
美容院に至っては、半年後に行っても、他の業者さんが昨日作業したものより綺麗なレベルが当たり前になりました。
スーパーでも1ヶ月程度では大した痛みがないので、作業に入る必要もないように思えるレベルです。
すべての人がそのレベルで現場管理ができるわけではありませんが、これまで毎月作業していたのが2ヶ月に1回、3ヶ月に1回程度に伸ばしたり、毎月でも光沢復元洗浄のみでずっと管理してワックス塗布は3、4回に1回という管理であれば誰にでもできるようなレベルに今のナノプラスはできています。


・綺麗になる
・ワックスの剥離清掃が永久にない
・ワックスが黒ずまず洗浄で剥離ができる
・カーペットやガラスが汚れにくい
・セラミックタイルで転倒事故が起こりにくい
・環境対応品
こういったものはもはや標準装備だと思っていて、現代の車にエアコン・パワステ・パワーウインドウが標準なのと同じレベルの話だと思っています。
若い方はご存知ないかもしれませんが昔はこれらはオプションでした。
しかし上記に述べたことは業界ではまだまだ標準装備と言えるメーカーは少ないと思います。


とはいえ、メーカーがそういったものを開発しないのは現場で使われる方々の声が上がらないからという原因もまた一つあります。
一般的なメーカーは顧客のニーズがあってこそ開発をするのであって、当社のように考えて方向性を示すメーカーというのはあまりありません。
当社の場合は売るもの以前にわたし自身が現場で使うものですから、そのスタンスに違いがあるのだと思います。
そういったものがまず誰でも標準で使えて現場の課題が自動的に解決でき、その上で経営的な課題が解決できてこそだと思っています。


当社の仕事は物を作って販売することではなく、業界課題や社会課題の解決であり、製品や技術の開発は結果ではなく手段の一つです。
このようにコラムを書くのも手段の一つと言えるかもしれません。
またその課題は今の課題と未来の課題があります。
その未来にわたしは生きていない未来も含みますから、当然後世に情報や技術を遺していかなければなりません。
このHPはそれをひたすら蓄積しているもので、いろんな問題はサイト内検索をかければ答えが書いてあるはずです。
今のこの業界は、この業界に入ったら入る会社によってその人の人生が大きく左右されます。
教育の良い会社、そもそも教育などない会社、教育があってもレベルが違います。
レベル0の人は業界そのものを知りません。
わたしもそうでした。
まず最初に見るのが今のビルクリの試験では迷子になるのです。
(まだビルクリの見せてくれる会社は教育をしているのでマシかもしれません)
まずは実際に現場で積み重ねた歴史や結果、基本理論を学べるようなものが必要で、業界としてそれを積み上げて残すということが抜け落ちているのです。


料理であれば、使う食材と器具、レシピがあります。
しかしこの業界は同じ会社であっても、現場ごとにそれらバラバラなんていう不思議なことが多くあります。
この業界では当たり前ですが、他の業界からみれば客観的に考えて非効率で非常識です。
当社の日常現場にはすべて同じものが置いてありますし、定期で使う資材は特別な研究中のものを除きすべて統一です。(とても楽です。)
これらが違うと製造業では同じ製品が毎回できないロス率の増加を指しますし、飲食店なら出てくる料理がすべて味が異なるということを指します。
現場が違えば結果は違うなんてことも言われますが、それを現場の施工・管理・営業でバランスを取ってきっちりと合わせるのがプロの仕事です。
自社のスタッフさんであれ、外注さんにお願いするにしても、ある程度のラインが揃わないと意味がありませんし、特別に利益が出る現場を除けば、同じような建物の現場によって利益率が異なるということですら異常です。
そういった視線からビルメンを再定義していく時期に来ているのではないでしょうか。


2025年はそれをもっと加速させる活動を拡げていきたいと思っています。
今年は来年よりもっと外に出て行動する年になりますので、ぜひお声がけくださいね。

長くなってしまいましたので、新製品の話については明日に続きます。
2025年01月01日 00:00

洗浄機で誰でも簡単にできる光沢復元洗浄

先日、定期メンテをしている総合病院の管理会社さんの日常スタッフさんに光沢復元洗浄をやってもらう研修へ伺いました。
しっかり面積が稼げる広い通路はうちがやるので、病室は日常でやってもらう話の流れです。
業界未経験ばかりのうちの日常のスタッフ達もやっていますから誰でもできます。


作業としては
・ダスターをかける
・多機能還元水250倍を塗る
・スクイジーを上げて洗浄機に黄パッドもしくはパープルダイヤモンドパッドで洗う
・汚水回収するだけ
※滑らず洗剤跡もつかないので、通行止めなしで作業しています。


これなら簡単にできる!
というお声をいただきました。


実際のところ、その現場で病室の作業を外注している普通の業者さんがこの短時間の作業で同様のクオリティを通行止め無しで出すことは不可能ですが、今回は洗浄機を触ったことのない女性3人がバッチリ仕上げてくれました。
なんとやり方を教えたのは1分くらいです!
↑のことしか教えていませんから…


現場に17インチくらいの洗浄機があれば誰でも光沢復元洗浄で塗らずに管理できるんです。
我々が定期で普段やっていることもワックスやコーティングを塗らない方が多く、作業としてはまったく同じことをやっているんですよね。
違いがあるとすれば精度が高くて3倍以上の速さだからこそ利益率が高くなるのです。


この病院も半分以上光沢復元洗浄だけで管理できていますし、来年はfinish+に塗り替えるので、その次からは年1回の作業であってもその面積のほとんどがウェットダスター→洗浄機を押すのみで作業が終わる見込みで、とてつもない利益率を出すことができるのです。
2024年12月30日 00:00

ワックスの適正な乾燥時間のコントロール④

前回の続きです。


換気については先日こちらのコラムに書きましたが、ダクトファンが非常に有効的です。
最近はマキタのバッテリーを100VのACコンセントに変換するアダプターも売られていますから、コードレスダクトファンとして場所を選ばず使えます。
ちなみにこのペール缶に入る150mm径のものでも大型の送風機よりはるかに高い風量と換気能力を持っています。
そのような換気をちゃんと行っていれば乾燥時間が30分を超えてしまったなんてことは起こりませんから、湿度を考えなければいけない環境であれば小さいもので良いので湿度計を持ち込むのが正解です。


ビルドアップを防ぐために意図的に薄く塗ることもあります。
どれだけたくさん減膜してもたくさんワックスを塗っては総合的に減膜できませんから、多めに取って薄く塗るというのが近道です。
薄く塗った場合に問題は早く乾いてしまいレベリングしないという問題が発生します。
そこで今度は薄く塗るけどすぐに乾かさない対策をします。
しっかり換気して湿度を下げてからワックスを塗りましょうと先ほど述べましたが、エアコンは止めてしっかりと換気をせず床面の乾燥が確認できた段階でワックス塗布をはじめます。
そうすると薄塗りでも乾燥しにくいですからレベリングの時間を取ることができます。
8分くらい経過してからエアコンをつけたり換気をはじめればそこからすぐに乾いてくれます。
ちょっとしたことなんですが、こういった技術の積み重ねがプロとしての引き出しの数を増やし、いろんな環境の現場に対応できるようになっていくのです。


レベリングについてですが、現在finish+に合わせてレベリングをさらに良くすべくモップ生地のアップデートを行って現場でもテストを進めており、かなりよい結果になっています。
現在の生地の原反在庫と注文量のバランスにもよりますが、トレールモップおよびトレールワックスモップの刷新を来年度に予定しております。
ウェットダスターとしても回収率や耐久性も含め良い結果が継続しています。
finish+は乾燥時間が早すぎて目の細かいトレールワックスモップですら薄塗りだと乾燥させるとモップの線が見えるという状況ですから、他社のワックスモップだと論外ですし、基本的に薄塗りして早く乾かすことに無理がありました。
ワックスモップが新しいバージョンになることで薄塗りで早く乾燥してもレベリングするということが両立できるようになります。
またレベリングが良いので同じ塗布量で塗った場合にも光沢度や写像性の差が出てきます。


このようにまだまだ技術は高めていくことができます。
そしてその高めた技術をその努力をした人だけのもの。
ただナノプラスを使うだけでは差別化とは言いません。
このような努力や研鑽が他社の真似のできない本当の差別化になっていくのです。
2024年12月26日 00:00

1月ナノプラスセミナーのご案内

1月のセミナー日程のご案内です。


◯セミナー内容:参加される方の課題に合わせたセミナーになります。
導入前のご相談、フロアメンテナンスの基礎の確認、最近では新製品finish+のセミナーも人気です。


◯定員:4名様まで(課題に合わせたセミナーにするため)
多人数でのセミナーをご希望の場合は伺ってのセミナーも対応いたします。


◯セミナー費用:無料


◯場所:当社東京事務所(日本橋)


◯日時
・1月23日1100〜1300
・1月23日1300〜1500
・1月24日1100〜1300
・1月24日1300〜1500
先着順とさせていただきます。


 
◯注意事項
・ご参加の方は必ずHPを一読の上、お申し込みください。
・セミナー内容は参加される方の課題により決定しますので、セミナー参加への目的を明確にお願いいたします。


上記以外の日程やエリア、オンラインでのセミナーにつきましては、ご依頼を頂いてから別途日程を調整させて頂きます。
いずれもご希望の方はこちらまたはインスタのDM、LINEから申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2024年12月24日 00:00

ワックスの適正な乾燥時間のコントロール③

前回の続きです。



ナノプラスの場合は光沢復元洗浄しますからより薄塗りが可能ですし、薄塗りも厚塗りも意図的に塗り分けます。
正しく乾燥させることができれば厚塗り1層が一番耐久性が出せます。
薄塗りだと3cc/㎡くらいで塗ることもあります。
普段は10〜20cc/㎡
厚塗りだと40cc/㎡以上で塗ることもあります。
これはワックスやコーティングのスペックに関係なく塗り分けができるように、UAフィニッシュLやfinish+は粘度が低くなっていて、UAフィニッシュLに比べfinish+はさらに伸びがよく薄塗りができるようになっています。
UAコーティングのように粘度が高いと厚塗りはできても薄塗りは難しくなりますから粘度を低く設計しています。
環境によっては薄塗りが必要な場合もありますから、両方に対応できる製品スペックと技術が必要です。


たくさん塗ればそれだけ乾燥時間はかかり、20分以上乾燥しなければしっかりとした被膜にならず、ダメな被膜が大量に出来上がってしまいます。
例えばfinish+の基準として、
乾燥の良い環境→20cc/㎡
乾燥の悪い環境→10cc/㎡
くらいを目安にしています。
finish+は一般的なワックスに比べ、低温や高湿度でも乾燥してくれますから比較的メンテナンスがしやすいと思います。


早く乾燥させたい場合にポイントになるのは、洗浄中に上がった湿度を一旦下げてからワックスを塗布することです。
洗浄中に洗浄液を150cc/㎡くらい塗布しますから湿度は10%くらい上昇します。
10%上がった湿度を換気や冷房・除湿で湿度を洗浄前に揃え、ワックス表面や床材がちゃんと乾燥してからワックス塗布をすることで乾燥時間は短縮されるとともに密着率が上がり耐久性が向上します。
汚水回収したらすぐに塗りたい人も多いでしょうが、乾かないのに塗っても余計に状況が悪化するだけですから急がば回れです。


次回へ続きます。
2024年12月23日 00:00

ワックスの適正な乾燥時間のコントロール②

前回の続きです。


ワックスの塗布量は洗浄後のワックスの表面の状態で決まります。
HPにもありますが、ワックスやコーティングは洗浄後の下地の表面積によって最低塗布量が決まり、それ以下だとかすれてしまいます。
傷や表面の凹凸に沿って増膜していきますから、洗浄で表面の傷を無くし平滑にするような光沢復元洗浄を行うことで薄くてもかすれないワックス塗布が可能になります。


薄く塗れるようになっても薄くしか塗れない技術しかなければ意味がありません。
薄くても厚くても決めた塗布量でかつ全体を同じ量で塗ることができる訓練をしなければなかなかできません。
ある程度のレベルまではさほど気にしなくても良いですが、その両方ができなければ環境や条件に応じて塗布量を変化させ高いレベルの被膜を作ることはできません。
それができて中級レベルです。


一般的なワックス塗布量というのはワックス自体の粘度によって決まります。
粘度があるワックスだと1㎡あたりの塗布量が多くなり、粘度が低いワックスだと1㎡あたりの塗布量は少なくなります。
メーカーの意図的な設計がなければ概ね不揮発性分によって基準塗布量は変わります。
18Lあたりの塗布量の基準を不揮発性分ごとに分類すると、
不揮発性分   塗布量
20%    → 1800㎡→10cc/㎡
25%    →   1200㎡→15cc/㎡
30%以上  →     900㎡→20cc/㎡
というのがだいたいどのメーカーのワックス缶にも記載されていますね。
これは普通のビルメンさんが何も考えず普通に塗ったらこんな風になるという目安のような数値です。


次回へ続きます。
2024年12月19日 00:00