ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

送料減額改定、ケミカル価格改定について

202311価格改定

この度11月1日出荷分(10月31日受注分)以降につきまして、原料高騰の関係からケミカル関係の価格改定を行わせて頂くこととなりました。

原料によって変動幅は異なりますが、おおよその目安として、
・多機能還元水17%
・UAフィニッシュL/UAフィニッシュL13%
・nano+クリーナー9%
・浸透剤(仮)8.5%
程度となります
つきましては、価格表およびBASEにつきまして10月31日に価格を改定させて頂きます。
尚、新しい価格表はこちらになる予定です。


価格改定に伴い4つの対応をさせて頂きます。

①定期便の価格据え置き
BASEおよびFAXでのご注文で毎月決まった数量のご注文を頂いている多機能還元水の定期便につきましては今回の改定では価格を据え置くことと致しました。
定期便では最低1年間継続が条件となっていますが、現行価格でさらに送料分が安くなっています。
(途中で停止はできませんが、停止になった場合は通常の価格との差額が請求されます。)
こちらに合わせてUAフィニッシュLも定期便も設定いたしました。
極端な物価変動がない限りは1年間定期便の価格を据え置きで対応させて頂きます。
またこれを機会に年間の数量契約も行います。
具体的に数量をまとめられる方はご相談ください。


②スターターセット価格の据え置き
スターターセットについては価格を変更せず現行価格を継続し、導入しやすさを維持することといたしました。
浸透剤(仮)スターターセットについても同様です。


③11月分の事前発注分の対応
10月20日までにご注文頂く11月分の予約発注分は改定前の価格で対応させて頂きます。
・会 社 名:
・住   所:
・電 話 番 号:
・発注予定日:
・発 注 内 容:
をFAXください。
BASEでのご注文の方はHPのお問い合わせフォームかメール、インスタDMで事前にお知らせください。


④送料の減額改定
5月分より送料を1,000円/個口から1,200円/個口とさせて頂きましたが、おかげさまで発送量も増え、運送会社との協議も進み送料を抑えることができましたので、11月分から送料を1,000円/個口に戻させて頂きます。
ただし皆様ご存知の通り、運送業界には2024年問題があり、その時に運賃はあらためて変動があるものと思われますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
また日付・時間指定も可能となっておりますので備考欄に記載ください。(※北海道を除く)


⑤量子フロアメンテナンスへのシフト
ケミカル価格の高騰によってよりケミカル使用量を減らしていくメンテナンスへのシフトを進める必要がある時期なのだと思っております。

量子フロアメンテナンスは量子技術によって、界面活性剤ゼロのメンテナンスは洗浄液のコストは結果的に変わらないとはいえ、ワックスの耐久性が3倍以上伸びることでワックスコストと作業時間の大幅な削減が可能になります。
ひと昔前のUAコーティングの耐久性は剥離が簡単なUAフィニッシュLで出せてしまうということで、光沢復元洗浄もより簡単になっていきます。
ぜひこれを機に取り組みをご検討ください。

量子フロアメンテナンスのセミナーの詳細はこちらをクリック

よろしくお願いいたします。
2023年09月25日 05:55

カーペットの洗浄液噴霧量②

前回からのカーペットの洗浄の話の続きです。


エクストラクターの回収率は高くて70%と言われています。
つまり水に溶かした汚れの30%は残留しています。
黒い水を作る訳ですから繊維はそれを吸って乾燥し、黒く染まるというのがカーペットメンテナンスの問題点です。
2回かけることでリンスできれば、100×70%×70%→残り9%となります。
このくらいであれば許容値であり、多機能還元水が乾燥過程で脱色してくれますから、よほどアップライトが下手でない限りは黒く染まるリスクも少なくなります。
逆に言えば2回かかるように作業しないとどうにもならないとも言えますね。


汚れが多いとカーペットの洗浄は大変です。
なぜ汚れるのかというと、洗剤を使うから界面活性剤が残留し、汚れの量が増えるのです。
アルカリ電解水も40倍や20倍のように濃く使うとカーペットの油分が抜け、カーペットはその油分を汚れで補います。(使い続けるとパサパサになっていくのが分かります。)
多機能還元水のようにカーペットに優しい洗浄液ならその心配もありません。
油汚れがひどい場合は、重曹を添加したり、アルカリ電解水を100倍くらいで添加することもあります。


多くの方が汚れを取ることに注力しますが、汚れなければあまり多くの汚れを取る必要がないのですから、うまくバランスをコントロールしながらメンテナンスすることがポイントで、汚れが少ないことは作業時間の短縮やメンテナンス周期の延長を意味し、それは利益率の向上を意味します。
これまで洗剤で洗ってきたカーペットに残留した界面活性剤は本当に大変です。
特にコロイド界面活性剤は通常のものより除去が大変です。
しかしすこしずつ抜けていくごとにカーペットは汚れにくく、メンテナンスは楽になっていきますので、エリアを絞って順番に界面活性剤を抜く作業をされるのをお勧めします。
その場合は、カーペット表面に洗浄液が浮くほど噴霧する場合もあります。
残留した界面活性剤の量に見合った水の量が必要になりますからなかなか大変です。


また残留した界面活性剤を抜くとなると泡もすごいですね。
消泡剤は各社ありますが、うちの現場では消毒用のアルコールを消泡剤として使っています。
安いのはもちろんですが、シリコン系のようにベタつきが残ってマシンが汚れないのが良いです。
2023年09月18日 05:55

アーカイブ ナノプラスのユーザビリティ

2020年8月3日の記事のアーカイブです。


ナノプラスはただ汚れ落ちが良いとか、ピカっと光るとか、そんなことに重点はおいていません。
それより結果の出るものだったり、収益性が上がるものだったり、建物のオーナーにとってメリットのあるものだったりします。
それには使いやすさ、運用のしやすさは非常に重要なところです。
洗剤にしてもワックスにしてもそんなところが変わるのかという話ですが変わるのです。
売る以前に自分が使う為に作っているという前提がありますから。


多機能還元水にしても、値段がどうとか、性能をああだこうだという議論もそうですが、ポイントはそこではなく希釈や運用が簡単でオペレーションコストが下がるということの方がはるかに大きなポイントになるユーザビリティです。
そのユーザビリティは目に見えないコストを大幅に圧縮します。
だからこそ導入先として病院で多く使われているのです。
病院だと、ケミカルの数×汚染エリア分け(5色のスプレーヤー)で10数本のスプレーヤーが清掃カートには乗っています、
使う時にそれぞれ色とケミカルを確認して使う必要があり、それを判断する時間、教育する時間、希釈する時間など、様々なコストがかかっていますが、多機能還元水だと5色のスプレーヤーで多機能還元水を1プッシュして希釈すれば良いだけですから非常に簡単です。


そういったところに着目できるかどうかが、ただの作業をする会社なのか、管理もよく考えて仕事をする会社なのかを分けていて、それが収益性に結びついています。



↓ここから過去記事

以前ナノプラスのユーザーさんと話をしていて、
「そんなこと考えているんですか!」と驚かれた話。
自分としては当たり前のことだと思ってやっていましたが、確かにこれは他のメーカーは全く考えていないことだなと。
一例として、


・安全であること
・洗浄液で手や素材が荒れない
・洗浄液が滑らない
・養生が不要であること
・汚水の産廃処理が不要であること
・剥離剤がなくても剥離ができる
・ワックスの乾燥時間が早いこと
・ワックスの耐久性が伸びること
・汚れにくくなること
・作業時間が短縮される
・疲れにくい作業で効率的
・カーペットからワックス床に出ても滑りにくいこと
・セラミックタイルでの転倒事故が防止できること
・モップの洗濯が楽で乾燥時間が短かい

                          などなど


これらは全て現場作業及び現場管理においてストレスになるものですね。
ナノプラスでは、これを排除して楽に作業できるようにしています。
ストレスが減るから本当に注力しなければならないところに注力できる。
そうなればクレームの発生率も下がれば、普段手の入らないところに手が入ったり、普段見えていないことが見えるようになります。


なぜこういうことを追究しているかというと、ナノプラスは売る為のものではなくて自分自身が使うものという前提があります。
売るものとして考えると、↑に挙げたものは非常に評価されにくい項目で、洗剤はガツンと落ちるもの、ワックスはやたらと光って汚れやすいもので設計してしまいます。
つまりは物を売るという感覚ではなく、自分自身の現場の成功体験を売っているとも言えますね。
私自身、物を提供するメーカーという感覚はもうほとんど持っていない感覚です。
実際には物を提供しているのですが、それ以外の現場での成功体験であったり、情報だったり、技術だったり、経営のことだったり、時代の変化に対するモノの見方だったり、ナノプラスを使う仲間を繋いだことだったり。
それもユーザビリティだと思うのです。
2023年09月14日 05:55

カーペットの洗浄液噴霧量①

カーペットの洗浄液を吹く量について質問を受けることがあるのですが、実際のところ作業内容によって変わります。
表面だけを洗う場合としっかりと中まで洗って残留した界面活性剤を抜く場合では、そもそもの考え方が異なります。


表面だけを洗う場合
表面をオーボットやポリッシャーに白パッドなどを付けて洗う場合ですね。
マイクロファイバーのパッドを使う方も多いですが、現場で洗うことのできないマイクロファイバーパッドより現場で洗って何度でも使える白パッドの方が運用に優れています。
当社でもトレールパッドというマイクロファイバーのパッドを作っていましたが、白パッドの運用の良さから廃番にした経緯があります。
中まで洗いませんから洗う部分に最適な量を噴霧する必要があります。
少なければ早く乾燥しますが、少ない分汚れも落ちませんし、回収もできません。
あくまで白パッドで汚れを擦って、汚れた洗浄液を吸い上げるイメージです。
寝癖なおしをするスプレーヤーで例えれば、髪はしっかり濡れるけど、頭皮は濡れない感じです。
細かい霧の状態の洗浄液を大量に噴霧するイメージで多めに撒ければ汚れも落ちやすくなり、洗浄スピードも上がります。
ここの噴霧量を間違えると汚れ落ちが悪く、作業時間が伸びてしまいます。



中まで洗う場合
ポリッシャーやオーボットで回した後にエクストラクターですすぎながら回収します。
中までしっかり洗うとはいえ、1番下まで洗浄液を打ち込むことは稀です。
蓄積した界面活性剤を抜く場合には多機能還元水250倍希釈をしっかり下まで打ち込んでゆっくりとエクストラクター(こちらには多機能還元水1000倍希釈)を引いてすすいでいきます。
エクストラクターは半分ずつ被せながら使うことで、
①洗いながらすすいで回収
②2回目のすすぎということになります。

カーペットの表面積はPタイルの200倍以上とも言われており、アップライトをどれだけ丁寧にかけるかでも変わりますが、土砂や埃の汚れが多いことには違いありません。
それはエクストラクターの汚水を見てもわかることです。
Pタイルで言えば、ダスターをかけずに洗っているような状態ですから、1回目の洗浄は予備洗浄、2回目で残った汚れの回収といった感じです。
エクストラクターに多機能還元水1000倍希釈を入れておくことでより回収率が上がります。
この1000倍希釈はハードフロアでも同様ですが、結構ポイントになるところだったりします。


②へ続きます。
2023年09月11日 09:55

アーカイブ 負のスパイラル

2020年7月30日の記事のアーカイブです。


以前、ワックスモップを作っているワックスメーカーさんから

「おたくのワックスモップは薄く塗れてワックスもあまり含まないから洗った時に捨てる量が少なく困っている」

という半分冗談のような話をされたことがありました。
おおよそ250ccくらい全国のビルメンさんが洗う時に捨てるワックスはチリツモで結構な量だという話でした。
たしかにハウスクリーニングをされていたり、小さなの物件の管理をされている会社では塗る量より捨てる量の方が多いかもしれませんね。
ビジネスとしては確かにたくさん消費するのがメーカーの売上ですから正しいのかもしれませんが、地球環境にとってはマイナスでしかありません。


先日もこれからは規模を追い求める時代は終わるという話をしていました。
人口減少で市場が小さくなる時期に規模を拡大するのは逆の方向を向かって走っているようなものです。
もちろんある程度の規模は必要です。
しかし首都圏では既に人手不足で日常清掃だけでなく、定期清掃すらままならないという状況のところもあるのです。
いずれはじまるベーシックインカムによってそれはさらに加速するでしょう。


以前京都の老舗の記事を書いたことがありましたが、要は効率なのです。
これまでも純粋に拡大なら良かったのですが、会社の内容が拡大で薄くなり、拡大ではなく膨張になっている会社も多かったように思えます。
膨張した会社に社会の大きな変化による人手不足が直撃した場合ひとたまりもありません。
この3年間におけるコロナ禍はそれを見直す時期とも言える時期でした。
負のスパイラルのようなことは終わりを迎えていきます。
早くそれに氣がついて次の手段を打てる会社かどうかが今後を決めます。




↓ここから過去記事

この間のコラムでチラッとでたこの業界の「負のスパイラル」
私が7年くらい前に清掃システムを作った時に提唱した負のスパイラル。
実際に私が経験してきたある意味業界のタブーとも言える負のスパイラル。
一般的な話で全ての会社がそうという訳ではありませんので、一般的な話としてお読み下さい。



ワックスメーカーというのは
黒ずむワックスを作り、よく汚れワックスを傷める洗剤を作ったもらって、たくさん定期清掃をしてもらい、たくさんビルドアップさせてたくさん剥離剤を使ってもらい、塗り直しでワックスをたくさん消費するというのが売上を伸ばす仕組みです。
この方法だとどんどんケミカルが消費されますので、本当によく売れるのです。
その為にビルメンさんにはあまり賢くなってもらっては困るのです。
ワックスモップも使い終わった後、絞るとたくさんのワックスが出てきますね。
ワックスメーカーさんがワックスモップ作っていませんか?
トレールワックスモップはそれが少ないので、トレールワックスモップ単体でもあちこちに売れていくとワックスメーカーの売上は落ちてしまいます。
トレールワックスモップは水で濡らして絞って使うので、ワックスモップを絞っても捨てる量が少ないのです。
そして洗いやすいので、ワックスが固着しにくく何年も使えて、ワックスモップが売れません。
某メーカーさんから、「そんなワックスモップが出回ってしまうとワックスの消費量が減ってしまう」と笑いながら言われたことも・・・
全国でビルメンさんが様々な現場でワックスモップを絞ってSKに流しているのはいったい何Lあることか・・・
nano+自体もそうですが、トレールワックスモップを作った時からメーカーのそういったビジネスモデルと向き合っています。

最近では中小のメーカーだと会費をとったり、研修費をとったり、フランチャイズロイヤリティのようなものを取る阿漕な会社まで出てきました。
特にサブスクリプションが流行っている現代では、それを真似てサブスクリプションの本質を理解せず会費を取るようなことをする会社もあるようで、それはユーザーさんの為になっておらず、もはや自社の売上のことしか見ていないようにしか見えない、新しい負のスパイラルか?と思ってしまいます。



マシンメーカーはどうでしょう?
現在マシンは日本だけという考え方はなく、世界展開をベースにしており、統廃合が進んでいます。
元々自動車のように台数が出ないものなので、台数を増やしてコストを下げようという流れになっており、日本のマーケットは世界で見れば10%未満。
早い話が見向きもされていないのです。
それでも10%弱あるという見方もありますが、色んなマシンメーカーがある中で、マシンの理論を正しく理解できていないメーカーが多くあることも事実です。
つまりは販売力で売れればいいと。
当社はテナントカンパニーの代理店を昔からやっていまして、テナントというのは非常にそういったマシンの構造を研究し、工夫されている会社です。
洗浄機の後ろをモップで拭いて歩くようなことはありません。
とはいえ、最近のマシンは日常清掃に特化しすぎて定期清掃では使えないので、古いタイプのマシンを使っています。
元々業界に入った時からテナントマシン育ちの私からしてみると、洗浄機の後ろをモップで拭いて歩いているのを見た時に、逆に衝撃的でした。
しかしまだまだそういう光景を見ることがあってたまげます。
本当にダメなものを売らないで頂きたい、売るのなら正しい状態で使えるよう教育をした上で販売をして欲しいと思います。
私が洗浄機を販売する時は、日本全国津々浦々赤字になっても訪問して自分で取り扱いの説明を行っています。


とメーカーだけでも色々とあり、管理会社、施工会社、販売店、コンサルタントとそれぞれの立場での負のスパイラルはあるのです。
重要なのは、この業界がどういうビジネスモデルで成り立っていて、それは誰の為にあるのか?
本来お客様の為にあるはずなのに現実そうではないのです。
お客様というのはビルのオーナーや店舗のオーナーなど、そのお客様の要望に応えることが仕事であり、お客様が思われている斜め上をいく「おぉ!」とお客様を唸らせる会社が生き残る会社なのです。
時代が変わっているのにまったく変わらないこの業界。

本当にもうお客様の為にならない業界慣習は無くなって欲しいものです。
nano+はそれをなくして、みんなが幸せになるものだと思っています。
2023年09月07日 05:55

美容院の髪の毛②

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前回、美容院の髪の毛をいかに回収しておくかという話をしました。
シャワーヘッドなどを使って大量を水を撒いて手作業で回収しますが、それをどうやってうまく回収するのかという話です。


洗浄機やウェットバキュームを使う人もいるでしょうが、美容院くらいのサイズでは、その洗浄機やウェットバキュームを積み下ろしする時間や機械自体を洗う時間の方がかかってしまうので、剥離などの作業を行う場合だったり、吸い込みの多い床材以外は基本的に手作業です。


答えは非常に簡単で↑のようなザル100円ショップのダイソーに売られていてペール缶にピッタリです。
そのまま使うと後が大変ですから、これもダイソーにある排水溝のネットをザルに被せて使い、ここに排水することで前回のような細かい髪の毛だけの汚水に近づきます。
髪の毛が大量に排水管に入るとつまりの原因になることもありますので、注意が必要です。
塗布用の洗浄液と汚水のペール缶をそれぞれ1台の平台車に載せておくのがちょうど良いですね。


このネットやザルも含め、髪の毛がついた道具は一つのペール缶に入れて持ち帰ってから洗います。
ネットの乾燥させて捨てるだけです。
ワックス塗布する場合は、髪の毛が後で出てくるとワックスにサンドイッチになってしまいますからこういったところにも注意が必要ですが、普段の光沢復元洗浄のみの作業からこれをやって標準としておくことで要らぬクレームの発生を防ぐことができます。
何より道具に髪の毛がたくさんつくとモップやパッドを洗うのが大変で、そこに無駄な時間がかかってしまいますから。
2023年09月04日 05:55

アーカイブ 評価の基準

2020年7月9日の記事のアーカイブです。


現場で作業する人は差別化をするために過剰品質を出しがちです。
その結果、そこまでしなくていいから減額してくれと言われるのはよくある話で、わたしも昔、総合スーパーや食品スーパーのメンテナンスをしていた頃、「こんなに綺麗にしなくていいから20%減額してくれ」と店長や総務課長によく言われたものでした。


20年近く前の技術レベルでは、品質を落とさないから原価を安く管理できるという状況で、品質を落とすと逆に手間がかかるのでそれは難しいことでした。
しかし今はそうではありません。
光沢をさほど出さなくて良いのであれば、ワックス塗布はワックスの層がなくなる寸前まで塗らずに、ずっと光沢復元洗浄で管理することで、作業原価をかなり抑えることができ、管理も非常に楽になるので、10%くらいならコストダウンしても逆に毎回塗らなくて良いのであれば逆に利益率は高くなります。


つまりは多機能還元水によって光沢復元洗浄の復元幅が昔より大きくなり、そういったことも可能になったのですね。
またガラス清掃についてもそうです。
多機能還元水によってこれまでのようにガラスが汚れなくなるので、年1、2回程度のメンテナンスでも十分になっていきます。
その分単価を上げれば良いだけですね。


品質はそこそこで良いので、年間コストを削減する提案をしてくれることが顧客の評価基準になっているのです。
ナノプラスはそれを実現する為の手段。
業界の他メーカーや他のビルメンさんがどれだけそれを理解し実行できているでしょうか?
つまりはほとんどやっていないのならやってしまえば良いのです。


昨今、特に首都圏では人手不足が顕著です。
年間回数を減らしたり、作業時間を削減しなければもはやメンテナンス自体が成り立たなくなっているのです。
これは地方でもそのうち同じことが起こってきます。
それなのに単価は上がらないという経済学では謎の現象が起こるのがビルメン業界ですが、そうやって単価を上げていく方法も知っておかなければ取り残されてしまいます。



↓ここから過去記事

以前経営の勉強会で取り上げられたMoney Ball。
Netflixにもありますが、財源に乏しい球団が、これまでのスカウトの常識を無視して、野球を統計学で分析してチーム作りをしていき勝利するというもの。
打率や打点、ホームランの数は無視するのです。
打点は運、投手の勝ち負けも運

 
評価基準は出塁率


この話メジャーリーグの実話を映画化したもので、メジャーリーグでも日本のプロ野球でも非常識のような話なんですが、実際に結果を残していて、勝敗には打率や打点、ホームランの数ではなく、出塁率が一番勝率の関わる要素だったのです。


 

現場品質もそう

光沢度計とか汚染度計というのはビルメン業界が勝手に言っていること。
ビルのオーナーさんがそんなこと求めているでしょうか?
黒光するワックスなんて不衛生極まりない価値のない状態。



 

お客様の求めるものは?

建物の用途によって色々あるかもしれませんが、見た目の問題や衛生面の問題から判断すると、経常的に汚れていないことを求められている傾向にあります。
常に汚れがあれば、見た目の汚さに加え、菌の繁殖、害虫の発生につながります。
それを防ぐには、常に綺麗にすることだけでなく、汚れにくい状態を維持することが重要。
化学的にも物理的にも汚れにくく汚れが除去しやすい被膜、汚れを呼ばない洗浄液というのは地味ではありますが、管理面では非常に重要です。


びっくりするほど綺麗でなくても汚れていなければ良いというのがビルオーナーによくある意見。
そしてコロナショックによってコストを削減していく必要があります。
そうなると、光沢を抑え気味で毎回ワックスを塗らず、光沢復元洗浄で管理する提案ができる方が強くなっていきますね。

清掃会社は自己満足の人が非常に多い業界です。
過剰な品質は過剰なコストがかかっているのです。
過剰なコストは無駄でしかありません。
お客様にちゃんとヒアリングして、評価を受けていきましょう。
2023年08月31日 05:55

美容院の髪の毛①

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うちのインスタで人氣なのは、美容院の床を洗う前にシャワーヘッドから水を大量の水を撒いて髪の毛を回収する動画ですが、↑の画像はそれをやってから美容院の床を洗って汚水回収した汚水を捨てた後にそこに残った微細な髪の毛です。(100円ショップにあるキッチンの排水溝につけるネットで大きな髪の毛は濾しています)
最初にドライバキュームを使うとこのくらいの細かい髪の毛が舞い上がってしまって、ワックスを塗る時に落ちてくるのです。
大きな髪の毛は最初に回収できていても、まだこのくらい細かいのも洗っているうちに出てくるものですね。


どうせあとで回収するから除塵なんてという人もいますが、除塵を行っていないと汚れやワックスが洗浄液に溶ける前に土砂や埃が溶けてしまい、肝心の汚れが落ちなかったり、ワックス被膜の減膜ができないのはもちろん、道具が髪の毛だらけになって、その道具を綺麗にする時間の方がかかってしまうのです。


洗う前に水を撒いて回収する作業ですが、わたしは毎日事務所でペットボトルに入れた多機能還元水500倍をまいてスクイジーで引っ張って回収することで除塵を行っています(モップより綺麗になるのとモップを洗うのが面倒な為)が、このやり方は土砂や埃の多い現場では結構有効です。
(回収する際にウェットバキュームや洗浄機ではゴミだらけになってしまって大変なのでソニカルのチリトリを使っています)
トレールモップでウェットダスターをかけても汚れが多い現場ではすぐに目詰まりしてモップを交換したり、洗ったりと作業が捗りません。
多機能還元水を撒いて回収しておけばモップより高い回収率を出すことができます。


②に続きます。
2023年08月28日 05:55

アーカイブ 慣れや感情でなく事実で判断

2020年7月27日の記事のアーカイブです。


先週のアーカイブ記事ともすこしリンクすることですが、ナノプラスを最初にはじめる際に、ワクワクとか楽しみとかそういった感情は良いのですが、これまでの経験則のように「今までがこうだったから」という感情を一旦なしにしておいた方が良いという話です。
剥離作業が発生するメンテナンスをしていたり、それを防ぐ為に空気を汚すバフ作業で逃げている時点で失敗な訳ですから、失敗の経験則で判断しても仕方ありません。
特に作業方法などがそうですが、時間の余裕のある現場でじっくり作業の図解をスマホで見ながらポイントを抑えて作業されることをお勧めします。


色んな現場の訪問させて頂きますが、ナノプラスを1年以上使われている会社でも、どうしてそんな作業方法にしてしまったのだろうということはよくあるのです。
それはこれまでの経験や慣れでそうなっているのですが、その経験や慣れが性能を十分に発揮することを妨害しているのです。
まずはしっかりと図解通りに作業されてみてください。
それでも結果が出ない場合は、通路1本で良いのでスマホで作業の動画を撮影頂きお送り頂ければ、改善点を説明させて頂き、結果が出るまでお付き合いさせて頂きます。
ナノプラスを正しく使うことで結果が出ているというのは事実としてありますからそこまで言い切れるのです。




↓ここから過去記事


新型コロナウイルス騒動での気付きがあったことですが、


 
「人は事実でなく、感情で判断し、行動しているということ」


感染者が増えている〜
感染したらどうしよう〜
自粛しないと〜
            などなど

しかしそれはテレビや周りの人達のポジショントークに振り回されて、正しい情報、つまり事実を把握せずに極度の緊張状態によって思考停止となり、感情の赴くままに事実に基づく冷静な判断ができずに行動しているに過ぎません。
そういった状態ではIQが下がり、冷静な判断ができなくなるというのは、脳科学でも証明されているそうです。
例えば、感染者が200人増えましたと報道があったとします。
東京都内の市町村で全てで数人ずつ感染者が増えるのと、ある1箇所の施設や病院などの院内感染で100人増えるのとではまったく意味が変わってきますので、正しく情報を把握せねばなりません。
なので、コロナ発生から数ヶ月の私の日課は、地元で管理業をやっている広島市(広島県は除外)の感染した人を全員感染ルートを毎日確認することとなっています。
管理物件の閉鎖などによる影響や、顧客に対するアドバイスなどもありますので。
(このコラムを書いたのは3月くらい)
正しい統計を見ると、結局のところはインフルエンザより致死率は低く、あまり騒ぐ必要はないようですね。


これは新型コロナウイルス 騒動だけに限った話ではないのです。
現場で作業する時にも、思考停止のまま作業をされていて、考えながら作業している人は少ないと思います。
毎日の作業を毎日のルーティンで作業をしているといわゆる思考停止の状態。
今やっていることに何の疑問も持たずに作業をしてしまっている状態ですね。
感情で判断しているのではなく、感情すらない状態になっているのです。
この状態はメーカーにも販売店にも一番都合の良い状態なのです。
たくさん洗剤を使ってもらって、たくさん汚れてワックスを黒ずませ、しっかり洗ってたくさんワックスを塗る、ビルドアップしたら剥離剤をたくさん使って剥離してたくさんワックスを塗る。
こんな負のスパイラルの中にいてもらわないと売上は伸びていきません。
ビルメン業界はこんなことを何十年も繰り返してきました。




結果が出せない人の決まり文句
メーカーから色々提案があってやってみても、メーカーが言うような結果は出ないので、「また騙された!」と思ったことがあるのは私だけではないはずです。
しかしそこで思うような結果が出ないのは、全てメーカーに責任があるわけではありません。
作業する側にも、それに合わせた作業ができておらず、結果が出ないのです。


 
「nano+を試してみて結果が出たらまた購入します」


なんてことを言われる方もいらっしゃるのですが、nano+みたいにユーザビリティに優れて使いやすいもので結果が出せない人は、何を使っても結果など出せるわけがないのです。
つまりこのセリフを言う人は、nano+をまた購入しない人確定なんですね。。。
どんなものを使っても、そのものの特性を理解していればある程度の結果を出すことはできます。
その結果までの時間やコスト、最大品質などを詰めていくとnano+になるのです。
業界のトップクラスの人から言わせれば、


 
「こんなに全て書いてあって、動画まであり、使いやすい物で結果が出ない人なんているの?」


そう、いるんです。
ちゃんと書いてあることを読まない人、動画を見ない人が。
そして現場で自分の思考停止したまま作業する人は、感情を持って作業する人が。
そしてそして結果が出なかったのに、なぜ出なかったかを追究しない人が。
聞いてくれればすぐに答えがあるのに。

nano+で結果を出す近道
これはすごく簡単です。


 
自分の経験則を無視して、感情も消して、ホームページの作業動画を完全コピーするだけ
そして分からないことは聞く!


 
これだけで結果は出ます。
変な癖や経験のない素人の人を教えるとすぐにある程度の結果が出ることがそれを示しています。

現場ではそういった感情による品質やコストのブレが発生しますが、現代社会では感情や立場によって情報の変化を見られる時代になりました。
一番嫌われるのはポジショントーク。
入ってくる情報をそういった目で見てその情報の裏をとっていると、また社会が違った見え方になっていきます。
情報も感情を立場を抜いた正しい事実だけで判断していきましょう。
2023年08月24日 05:55

人生の転機にチャンスを掴む行動と意識②

前回からの引き続きで、人生の転機にチャンスを掴む行動と意識の話です。


極端と言われることも多いのですが、それをすることももちろん大切なのですが、そこまで意識して行動するということが大切なのです。
その意識が「ここまでやったから絶対に大丈夫!」という自信となり、実際に成功を引き寄せやすくなります。
これは現場で見積に行ったり、作業をしたりする時もそうですが、事前にその会社や経営者の情報をどれだけの調べたり準備ができているかということです。
7月のセミナーに参加された方々の反応で1番多かった意見が「そこまで細かいことまで考えて現場で作業されているのですか!」だったことが非常に印象的でした。
これから起こることがどれだけ想像できているかで、発生するトラブルとその事前の対処法がわかってくるのです。


ナノプラスでは資機材を極力減らして現場で使うものの選択肢を限りなく限定していくこと発生するトラブルを未然に防いでいます。
洗浄液にしかりパッドにしかり、選択肢が多ければ多いほど現場では出てくる結果の数が多くなります。
教育してできる人たちばかりならこの業界はそれほど苦労してきませんでした。
なので、選択肢すら与えないことがヒューマンエラーを防止するのに1番良い方法だと結論づけています。
正しく理解した人が正しく判断して選んで使う分には良いのですけどね。
つまりは様々な会社が使う現場の状況も想像して組み立てているのです。


その昔わたしが作ったシステムは勉強しないと使えないシステムでした。
使える人だけが使えるのですが、そんなことをしていたら会社は成長しません。
その人が現場から抜けたら終わりなので、2番手の人がそれに近いレベルに育つまでいつまでも現場を抜けられず、経営や営業や管理に集中できません。
現場で作業をしてそれらも同時進行させるのは、できなくはないですが、すごくしんどいですし、内容も深いものになっていきません。
そして外注することもできませんね。


だからこそ誰でもできて、ある程度の幅の結果に収める仕組みは重要で、平均70点を作っていくのです。
それなりに自分自身で100点を出すのはそれに見合う単価の仕事で、その時は学んだことは100%発揮してすごい結果を残せば良いのです。
ワックス現場でいえば、ワックスを塗る時は100点の仕事をしておいて、あとの定期清掃は光沢復元洗浄で70点の仕事でも良いわけです。
その最初の100点をしっかり押さえておけば高収益物件のチャンスを掴んだとも言えます。
だからこそその100点を作る時の作業は時間や人員に余裕をもって臨んでいる会社もあるのです。
2023年08月21日 05:55