ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

トレールパッド発送時期について

いつも当社製品をお使いいただきありがとうございます。
先日復刻したトレールパッドですが、生地加工でいましばらく時間がかかり、BASEに在庫ありと掲載されているもの以外につきましてはもうすこしお待たせしてしまうことになりそうです。
つきましては本日予定発送日を2月28日に変更させていただきました。

お待たせして大変申し訳ありません。
どうしてもお急ぎの方は17インチであれば貸出用のものも若干数ありますのでご依頼ください。

トレールパッドシリーズはこちらから

よろしくお願いいたします。
2025年02月07日 18:25

定期便の変更について

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現在定期便は
・多機能還元水
・UAフィニッシュL
・finish+
がありますが、いずれも12ヶ月契約で毎月(多機能還元水のみ2ヶ月に1回もあり)となっています。


その分通常の価格も安くなっていますが、通常品を購入されている他のユーザーさんと公平性を期すために途中解約の場合は通常価格との差額分を精算いただいく旨を説明欄に記載しております。
差額分を精算いただけない場合には他のご注文が来た際にも出荷停止の措置を取らせていただくこともあります。
解約については12ヶ月経過後から可能になります。


ただし例外として
・多機能還元水2ヶ月に1回から1ヶ月に1回への変更
・UAフィニッシュL定期便からfinish+定期便への変更
については差額分負担なしで変更いただけます。


ナノプラスの方向性としては、
多機能還元水とfinish+こそが効率的なメンテナンスであり、次の時代のスタンーダードだとさせていただいており、より多くの皆様に、多機能還元水とnano+クリーナーとUAフィニッシュLからのメンテナンスからの切り替えを推奨しているというのがこの数ヶ月です。
また多機能還元水についてもさらにその能力を引き出す水の研究も実用段階にきており、さらに多機能還元水の希釈を薄く使えるようになる水も近いうちにリリースを予定しています。


先日のコラムでも全体効率という記事を書きましたが、ナノプラスは全体効率を重視して設計しています。
もっと深掘りできる部分も全体的なバランスからあえてやっていないこともあったりします。
部分的ない最適化より全体のバランスの方が大切なことは前回までのコラムで述べたとおり。


多機能還元水とfinish+の組み合わせはその全体効率をさらに引き上げるものです。
UAフィニッシュLに比べてfinish+のケミカル単価は確かに安くありません。 しかしダスターのみや光沢復元洗浄で終われる回数が増えたり、傷や汚れが少ないので洗浄スピードが上がったり、より薄く塗れたり、荷物が減ったり、そんな価格差がどうでも良くなるくらい全体が効率化されますから当社の現場でもすべて塗り替えていて、現場在庫にはUAフィニッシュLもUAコーティングも1本もないのです。
今のところ、UAフィニッシュLもUAコーティングも廃番にする予定はありませんが、当社の現場をすべてfinish+に変えるというのはそれだけ意味があるのです。


この現場には合うけど、この現場には合わないなんていう声も聞きます。
そしてこの現場はナノプラスだから洗浄液を塗り洗い、別の現場では別のワックスだからポリッシャーから洗浄液をタンク出しなんていうおかしなことを言われる方もいらっしゃいます。
フロアメンテナンスの本質から大きなズレていますね。
作業方法なんていうのは基礎であってナノプラスだからではありません。
ナノプラスだから楽ができることはあるかもしれせんが…


合う現場、合わない現場というのも存在せず、作業方法や管理方法を自分め合わせて最適化していくのがフロアメンテナンスです。
当社の現場でもスーパーから学校、工場や病院までありますが、何も変わりません。
変わるのはお客さんの予算によって松竹梅があるくらいのものです。


この現場は安いからfinish+は合わないなんて話もありますが、finish+を導入して塗る面積を減らした方がはるかに作業原価は下がるのです。
この話が出るということはこれまでのナノプラスも正しく理解できていないと言えます。
ナノプラスでは徹底した作業原価・管理原価を下げていますから、どんな現場であれ、利益は1番出しやすいのです。
2025年02月06日 00:00

finish+とワックスやコーティングの比較

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finish+についてのご質問をいただきましたので、今回は↑の図を元に解説していきたいと思います。

いわゆる剥離できないコーティングの部類としては、
・ガラスコーティング
・UV照射のコーティング
・水性ウレタン
などそれぞれ1液、2液、3液など色々と存在します。
現在のナノプラスの技術では、UVコーティングと水性ウレタンについては多機能還元水とnano+クリーナーで減膜が可能で、光沢復元洗浄を行うこともできるようになっていますが、剥離が必要なビルドアップしたレベルのものを一度で剥離できるようなものではありません。


UAコーティングはそういった剥離できないコーティングとは違って減膜はできますし、剥離剤での剥離も可能なワックスとコーティングの中間のものとして設計いたしました。
リリース初期に施工した専門学校の教室は10年経った今でも光沢復元洗浄のみで維持ができており非常によい状態で管理しています。
ノンワックスタイルやラミネート加工やUV処理されたタイルにも密着するので、そういったタイルにワックスを塗らないとメンテナンスが大変なことになるという問題を解決してきました。


UAフィニッシュLはUAフィニッシュLに比べ減膜性がよく、さらに防汚性やヒールマークのつきにくさを追求したワックスです。
減膜性が良いので傷が入っても洗浄で傷を消し込みやすく、洗浄スピードを上げても洗えるので作業時間の短縮を可能としました。
油汚れに反応しないので黒ずむことありませんので管理も簡単です。
UAコーティングに比べ乾燥も硬化も早く扱いやすいワックスです。


finish+はUAコーティングの耐久性とUAコーティングのメンテナンス性を両立させた次世代フロアコーティングです。
ノンワックスタイルに密着し、耐久性もUAフィニッシュLの3倍程度あり、UAフィニッシュLよりさらに汚れにくく減膜性も良い設計となっています。
finish+は多機能還元水を塗っても弾かず洗えて減膜が可能ですから、誰でも簡単に界面活性剤ゼロのメンテナンスができ、シックハウス対策、アルコール対策、亜鉛フリーなど環境対策もできています。
これまでのUAフィニッシュL+多機能還元水+nano+クリーナーに比べるとはじめて使われる方でも使いやすく、細かい知識がなくても割と結果の出やすい設計で、finish+と多機能還元水だけですべてメンテナンスができてしまいますから、シンプルで分かりやすいと言えます。
アルカリ電解水でハードに洗っても表面がつやボケしないという耐アルカリ性の高さで凍結防止剤の多い地域でもこれまでのメンテナンスが改善され、UAフィニッシュLの問題だった部分を解消しました。
低温、高湿度でも従来のワックスに比べ乾燥してくれますから雪の多い地域には最適かもしれません。


当社の現場はほぼfinish+に塗り替えが終わっていて、多機能還元水だけのメンテナンスとなっています。
現場管理も日常清掃もとても楽になっており、痛みも少ないのでメンテナンス周期を伸ばしていて、UAフィニッシュLやUAコーティングの必要性を感じていないといったところです。
現場管理や現場の利益率改善もそうですが、環境面においては本音では今すぐUAフィニッシュLとUAコーティングは廃番にして、finish+に統合という思いはあります。
しかしまだUAフィニッシュLやUAコーティングを使いたい方も一定数いらっしゃるようですから当面は併売を続け、出荷量を見ながら廃番時期を検討させていただきます。


今後ナノプラスはfinish+と多機能還元水のメンテナンスへ時間をかけて移行していく予定です。
まずは毎月の定期現場でfinish+をお使いいただき経過観察ください。
よろしくお願いいたします。
2025年02月03日 00:00

トレールパッド出荷について

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2月3日より発送開始予定だったトレールパッドの発送は前倒しの発送が行え、1月末までにすべての予約いただいた注文分の出荷が無事完了となりました。


現在在庫切れになっているサイズにつきましては、2月中旬以降の出荷になる見込みです。
BASEではSold outになっていますが。予約注文も対応していますので、ご注文いただくことは可能です。


お待たせして申し訳ありませんが、どうぞ、よろしくお願いいたします。
2025年02月01日 17:15

finish+の洗浄汚水データについて

排水比較.001
この度、finish+を多機能還元水250倍で洗浄した汚水を検査いたしましたので、データをHPにも公開させていただきました。
また検査の結果について解説させていただきます。


最初に以前も排水について解説はしましたが、前提条件として1日の排水量が50㎥以上あるかないかで排水の基準が違います。
例えばコンビニレベルの店舗ですと50㎥ありません。
以前コンビニの現場でも話をしていたことがありますが、我々の排出する汚水より普段コンビニの揚げ物などを洗っている汚水の方がはるかにひどい数値だと…
ただ法律がそれで良しとしていても、建物の排水量によって使う資材を使い分けるのは先日まで記事に書いた部分効率としては良いのですが全体効率では良くないのです。
だからこそ厳しい規制にそろえておくことで間違えて現場の人が使ってしまって事故になったというヒューマンエラーを防止する。
これが全体効率の考え方です。


・ph(水素イオン濃度)
多機能還元水しか使っていませんし、finish+のph7.1で反応して下がりますし、ポリッシャーや洗浄機から水を出しながら洗浄して洗浄液は薄まっていきますので、汚水は中性域となります。
多機能還元水は一般的なアルカリ洗剤に比べphは下がりやすいです。


・SS(浮遊物)
汚れやfinish+のポリマー分などになります。
この数値を下げるのにクエン酸水を汚水タンクにおいてポリマー分を凝集剤で凝集しネットで濾し取ることで数値を下げることができます。


・COD(化学的酸素要求量)
有機物の分解や無機化学物質の酸化に必要な酸素量
多機能還元水の還元効果が高く酸化しにくいと言えます。
環境的に他の物質と違い、多機能還元水は分解の必要もありませんし、排水に酸化物を添加することで数値を下げることが可能です。


・BOD(生物化学的酸素要求量)
酸素の多い環境でバクテリアが有機物を分解に消費する酸素量
ナノバブル水を使って多機能還元水を希釈していますから、溶存酸素量が多く、BODは低くなっていることからナノバブル水の効果が大きいことがわかります。


・亜鉛
一般的にワックスは亜鉛架橋されているので洗浄でも亜鉛はでます。
また元々土壌に亜鉛は含まれているので、土砂が建物に入る限り微量検出されますが、今回は規制値内の数値になっています。
finish+は亜鉛以外のもので架橋していますから検出されず、また亜鉛でないから耐久性が高いともいえます。
一般的なワックスだと、被膜溶解型洗剤や剥離剤などによってワックスを剥がした量がSSと亜鉛の数値に反映されますから頑張れば頑張るほど基準がクリアできなくなっていくのです。



下水道に排水しますから生活環境項目に係る排水基準ではなく、下水道法に基づく数値となります。
すこし薄めるだけで概ね基準はクリアできますから下手に処理をせず薄めながら流すというのが正解です。
また多機能還元水とfinish+なら永久に剥離がありませんから、剥離汚水は発生せず、剥離汚水の処理費用も必要ありません。
なお、洗浄汚水は下水道法関係ですが、剥離汚水については産業廃棄物法になりますので、排水量50㎥/日未満の建物でも希釈して数値が合えば流して良いということにはなりません。
(どのみち亜鉛の数値クリアができません)
finish+と多機能還元水はPRTR該当物質も含まない上、排水基準も簡単にクリアできますから、工場でも安心してお使いいただけます。


1社が1現場で排水するものについては大した量ではないかもしれません。
しかし全国のすべての建物でビルメン業界が使用している水の量はすごい量で、ショッピングモールレベルでは日常清掃で使用する洗浄機の水の量は1000L/日を軽々超えるところもあります。
その奥は下水処理場で処理されますが、これまでは環境に悪い水を流していました。
しかし環境により汚水を流せるようになるとどうでしょう。
新たな製品として、水の質を変える水「まないのきよみず」(多機能還元水と同じ希釈で添加すると洗浄力向上)、ナノバブルアダプターの新しいバージョン(ナノバブル+水の情報を量子技術で書き換え)によって水の分子構造を変えて多機能還元水の希釈を薄く使うという技術もすでに確立して実験を進めています。

ここまで来ると塩素の入った危険な水道水よりはるかに安全な飲める水で床を洗う時代になってきました。
洗浄液が良いということは汚水もこれまでより良くなるということを指します。
全国でこういった技術や製品が広まることで地球環境を改善していけることはこの仕事をしていてこの上ない幸せです。
2025年01月30日 00:00

2月ナノプラスセミナーのご案内

2月のセミナー日程のご案内です。


◯セミナー内容:参加される方の課題に合わせたセミナーになります。
導入前のご相談、フロアメンテナンスの基礎の確認、最近では新製品finish+のセミナーも人気です。


◯定員:4名様まで(課題に合わせたセミナーにするため)
多人数でのセミナーをご希望の場合は伺ってのセミナーも対応いたします。


◯セミナー費用:無料


◯場所:当社東京事務所(日本橋)


◯日時
・2月19日1100〜1300
・2月19日1300〜1500
先着順とさせていただきます。


 
◯注意事項
・ご参加の方は必ずHPを一読の上、お申し込みください。
・セミナー内容は参加される方の課題により決定しますので、セミナー参加への目的を明確にお願いいたします。


上記以外の日程やエリア、オンラインでのセミナーにつきましては、ご依頼を頂いてから別途日程を調整させて頂きます。
いずれもご希望の方はこちらまたはインスタのDM、LINEから申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2025年01月29日 00:00

全体効率を求めたfinish+でコストを下げる

長期的に美観を維持しようとするとコーティングとか水性ウレタンなどの選択肢もありますが、そもそもワックスを剥離ゼロで管理できる技術がない人がそんなものを使ったら、剥離が基本的にはできないものを塗るのですから失敗しか見えていません。
ケミカルで剥離できるものもありますが、ケミカルコストもとてつもなく高いですし、作業もかなり大変です。
つまりは個別効率にはなっていても全体効率になっていないのです。
今回は広い視点から誰でも簡単にできるfinish+と多機能還元水とダイヤモンドパープルパッドを例として挙げ説明をしていきます。


finish+は普通のワックスから比べると安くはありません。
そもそも普通のワックスとは構造が違いますから性能も比較になりません。
UAフィニッシュLより伸びが良いので㎡あたりの単価で比べると若干高いといったところです。
しかし耐久性が高く多機能還元水だけでメンテナンスができ、多機能還元水の希釈も薄くて済みますし、光沢復元洗浄で終われる回数が増えます。
そして乾燥が早いので、その分人件費が抑えられます。
ケミカルコストを削減するより人件費の削減の方が大きいというのは従前から解説してきたとおりです。
安い現場だからfinish+なんて使えないという声もいただきますが、まったくの逆で、finish+を使わないから単価の安い現場でしんどいわけで、finish+が高いという感覚はナノプラスでこれまでやってきたことを正しく理解できていないということです。
最初から原価構成比率の90%ある人件費をどうやって削減していくかというのはテーマのひとつでしたからね。


ダイヤモンドパープルパッドですが、17インチ1枚が15000円前後するパッドでパッドとしては安くはありません。
これまでは量子フロアメンテナンスだけで使ってきましたが、finish+の登場により誰でも界面活性剤ゼロで洗えるようになり、洗浄の際のすべりがなくなったことで使えるようになりました。
界面活性剤がある状況で使うと洗い残しが出て、ワックスの密着率が落ちるのでこれまでは摩擦抵抗値の高いSPPパッドでした。
これまで光沢復元洗浄は黄パッドや白パッドでしたが、それらのパッドと比べると洗浄力が高くfinish+の汚れにくさと相まって洗浄スピードが上がります。
パッドを買う時は15000円くらいかかりますが、それをどのくらいの面積使うでしょうか?
㎡単価に落とすとさほど高くはなく、洗浄スピードの向上と光沢復元幅の向上によるワックス塗布を減らす結果は大きな人件費削減に繋がります。


そしてパープルで洗った場合は光沢復元洗浄した後からfinish+と塗布するかそのまま終わるかを決めることができます。
なので洗う場所によってパッドをわざわざ変えて洗う必要もありません。
(SPPパッドを使う場合は減膜量を増やす時だけです)
うちの現場ではポリッシャーと洗浄機のパッドドライバーが2セットずつあり、パッドをつけかえるのではなく、パッドドライバーごと交換します。
その方が早いですからね。
しかしパッドを変えなくてよいのならその方が早いに決まっています。
つまりはパッド側をパープルに固定して、多機能還元水の希釈とfinish+の塗布量でコントロールしていくのです。
どうしても減膜量を増やしたい場合は、SPPパッドを洗浄機につけて予備洗浄しておくのが一番簡単です。
表面を飛ばして表面積を増やしながらも洗浄作業で表面を整えられるので、減膜量は増やしながらfinish+を塗る時には軽く塗れるようになります。
下手にSPPパッドで洗浄してしまうとパープルに比べて表面が荒れますからfinish+の塗布量も増えがちで、光沢も上がりにくくなります。


finish+は湿度が高かったり、低温でも普通のワックスに比べて乾燥しやすいですから、これからの時期でも薄塗りなら十分に施工できます。
また耐アルカリ性が高いですから、凍結防止剤の撒かれる地域でもこれまでより被害を抑えられます。
被害があっても多機能還元水で簡単に剥がせますからさほどストレスもないかと思います。
そう考えると雪の多い地域でも大きな改善になりそうです。
ぜひお試しください。
2025年01月27日 00:00

具体的なコストの詰め方の話

前回まで数回わたり個別最適と全体最適という話を書きました。
今回はちょっとそのおまけ部分の話で、具体的なコストの詰め方の話です。


コストダウンもそうなのです。
コストダウンはコツコツ積み上げてなんて言ったりもしますが、個別の高い安いではなく、全体的に見ないとトータルで見た時に本当にコストダウンになっているかどうかはわかりません。
ケミカルやパッド、その他資機材を単品単価で見て高い安いと言っていると本質が見えなくなってしまい、本来トータルでコストを下げるという概念から遠ざかっていくというのはよくあることです。近年ではワックス18Lの単価は上がってきて数年前まで8000円台だったワックスも今は13000〜15000円台となりました。
それでもワックスの売れ筋価格帯は8000円台だそうです。
ワックスの性能=価格がすべてではありませんが、作る側からすれば価格を抑えるのには何かを諦めなければ下がらないわけですからおおよそそのような感じです。


ビルメンさんの現場の受注単価が上がっていないから資材にかけるコストも上がるわけではないというのはわからないでもありません。
とはいえ、その分現場クオリティは下がりますから、その分作業する人に負担はのしかかってきているわけで、努力と根性でどうにかしようとしてもどうにもなるわけではありません。
だからこそ根本的にトータルで考えてどうするのかというのを考える必要があるわけです。
同じ期間美観を維持できるのであれば、毎回8000円のワックスを塗るのか、24000円のワックスを3回に1回塗るのか。
同じ金額じゃないかと言われそうですが、24000円のワックスを3回に1回塗る方が、2回分ワックスを塗るという作業が発生しない分コストダウンになっていますね。
そしてワックスを塗らない洗浄というのはさほどシビアではありませんから洗浄スピードも上がりますし、精神的な負担も少なく済みます。


しっかり初期施工ができていれば、現場に行って綺麗でやるところがないなんてこともあって、昨年も年に1回の総合病院の定期清掃で現場(まだUAフィニッシュL)が綺麗すぎて、多機能還元水250倍とダイヤモンドパープルパッドで洗ったらつやぼけしてしまいました。
1年経っても他の業者さんが昨日作業したのより綺麗でしたから、次回からそのような場合はダスター→洗浄機(白パッド)を押して終わりという話になりました。
金額は同じなのに、
・ワックス塗布ありだと3日みっちり
・光沢復元洗浄だけだと楽々2.5日(頑張ったら2日)
・ダスター→洗浄機なら1日
となり、とてつもなく利益が出てしまうわけです。
我々の現場作業の利益というのは、何人作業に入ったからいくらではなく、このようにして耐久性を活かして作業を間引き、全体効率で利益を出していくのです。


次回は全体効率を求めたfinish+の話です。
2025年01月23日 00:00

個別効率と全体効率5

前回からの続きです。




当社の製品面で見れば、finish+の登場によって
・UAフィニッシュL
・UAコーティング
・nano+クリーナー
についてはワックス管理では必要がなくなったといえます。
ユーザーさんのfinish+への移行状況を見ながらどこかの段階で廃番にするのでしょうね。
セラミックタイルのメンテがあるのでnano+クリーナーは新しいものにバージョンアップし、ワックス床での性能も上げます。
実際のところ、多機能還元水とfinish+だけになると現場管理はとても楽になります。
現場の作業も楽になりますが、現場管理、在庫管理、教育、経営など様々な面に良い影響が出てきます。


個別で細かいところを見ればUAフィニッシュLの方が安いじゃないかというご意見もあるでしょう。
しかしfinish+はケミカルコストだけでは評価しきれないそれ以外の効率化が含まれています。
これまでのやり方であればUAフィニッシュLの方が最適だったのかもしれません。
しかしfinish+を使った全体の効率化を行えばさらに最適な見つかるかもしれません。
今回は個別効率と全体効率の話でしたが、現場だけ見ていても何も見えてきません。
現場も経営もすべて見る必要があるのです。


finish+を使った管理はこれからの時代の経営に合わせたものです。
環境対応性能もナノバブル水と多機能還元水だけで洗えることでとてつもなく有利です。
finish+は亜鉛フリーで、汚水タンクにクエン酸水を入れればポリマーなどの回収もできるようになりますから、排水規制の厳しい現場でもさほど考える必要がなくなります。
この話をすると必ず、「ここの現場は排水規制が厳しいからfinish+を使うんだ!」という人が現れます。
それはまさに個別最適で、1つの現場でしか使わないケミカルなんて使わない方が良いですし、そんな現場をしない方が良いのです。


人件費も物価も高騰し、人を集めて教育するのはだんだんと難しくなります。
たぶんこれまでの業界の低賃金長時間労働なんて企業はもう数年でこの世の中から消えてなくなることでしょう。
それも踏まえて先に取り組んでおくか、その状況になってあたふたするのかということなのです。
首都圏で起こっていることは数年後に地方で起こるというのはもはや定説ですが、地方でも人手不足はさらに進みます。
今地方で人手不足で大変だ!と思っているのよりさらに深刻になります。
だからこそ早いうちから最適化し対応できる準備が必要なのです。


次回は今回の話を踏まえたおまけの話です。
2025年01月20日 00:00

BASE nano+クリーナー新バージョン先行切り替えのお知らせ

先般発表させていただいておりましたが、nano+クリーナーの既存在庫が予定よりかなり早く無くなり在庫わずかとなっていることから、BASEについては先行した新しいバージョンのnano+クリーナーに切り替えを行いました。
新しいバージョンにはなりますが、これまでと同じ感覚でお使いいただけることもあり、今回は新製品ではなく既存製品のマイナーチェンジとさせていただきました。


・ワックスの減膜量増加
・セラミックタイルでの洗浄力向上
・油汚れに対する洗浄力の向上
・高い洗浄力ながら洗浄後のベタつきやリンス性にも考慮し、セラミックタイルでの転倒事故にも配慮。
・4L→4.4Lに増量し、性能は向上しても、Lあたりの単価はこれまでどおり。


などが主な変更点になります。
油汚れについては、天ぷらをした後の食器洗いなどでもテストを行いましたが、これまでのnano+クリーナーと比べてかなり良いというのが体感です。
当社の管理物件でも、お客さんがトイレの洗面台でUFOの湯切りをしたり、残ったラーメンの汁を流されたりして、致し方なくnano+クリーナーを使う場面もありましたが、ずいぶんと楽になりました。


すでにfinish+に切り替えを行っていただいた方はnano+クリーナーは必要ないかと存じますが、一般的なワックスやUAフィニッシュL、UAコーティングの現場で減膜量を増やす場合には良いと思います。
500倍より濃く使う場合はかならずリンス作業を入れてくださいね。


HPの価格表についても後日差し替え予定です。
よろしくお願いいたします。
2025年01月18日 22:43