ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

  • 名称未設定.001

開発者コラム

24時間働けますか

おおよそ30年くらい前は、大人から子供まで誰もが知っていたこのフレーズ。
当時小学生でしたが、このCD買った記憶があります。
そう、リゲインのCMです。
若い方はご存知ないかもしれませんが、これがテレビCMで流れていたのです。
今これをテレビで流したら「スーパーブラックだっ!」と炎上間違いなしですね。

そのリゲインのCMですが、時代を経て
「24時間働くのはしんどいので、3、4時間働けますか」というフレーズに変わっています。
30年前は24時間働くビジネスマンは凄いという、価値観はブラックではなく、尊敬する人でした。
当時は山手線の内側の土地価格でアメリカ全土が買えると言われていた日本が強かった時代。
現代でも24時間働くような人もいないわけでもありませんが、ほとんどの人はそうではありませんし、労働関係の法律もそれを良しとしないものに変わってきていて、価値観もいかに短時間で必要な収入を得て、残った時間で趣味に没頭したり、勉強したりという時代に変わってきました。



 

働く人の価値観

経営者も雇用される労働者もそれぞれ価値観を持っています。
たくさん働いてガンガン稼ぎたい人もいれば、収入は少ない代わりにあまり働きたくない人も。
そしてその価値観は育った時代によって変わるもの。
「最近の若いモンは〜」と言い出したらおじさんよねと昔言っていましたが、みんな言うようになるのです。
それは価値観の相違でしかないので。
その価値観の相違を理解して100%それに合わせる必要もありません。
それはそれでいい、これはこれでいいのです。
1日8時間働きたい人もいれば、1日6時間しか働きたくない人もいるのです。
その1日○時間働くという考え方自体が昭和な考え方でもありますが、仕事は時間に縛られるものではありません。
時給という概念からそうなってしまいますが、本来仕事とはやった仕事に対しての賃金であるはず。
アメリカだと、労働通知書でこの何の業務に対して雇用しているかというのが明確にする習慣があります。
これもそういう価値観の違いですね。
労働者の目線で見ると早く終わると給与が減ってしまう会社があります。
そして頑張って早く仕事をした人が評価されるはずなのに、他の人を手伝わされて他の人と同じ時給なのにたくさん仕事をするという、不思議なことが起こります。



 

価値観は変わる

時代や日本を取り巻く環境とともにその価値観は変わっていきます。
それに合わせて事業を展開しないと時代の変化が早い現代では、「これまでは〇〇だった」では置いていかれます。
今までは今までの過去であり、今は今なので。
もしかしたら一周回ってまた24時間働けますかという時代が来ることもあるかもしれませんね。


-----------------------------------------------------------------------


実はこのコラム1年くらい前に書いたものでした。
その後コロナショックが起こり、さらに時代の変化は早くなり、時間で働く労働から、仕事で働く労働に世の中はシフトしています。
先日コラムに書いたビフォーコロナとアフターコロナによるルールの変化にある通りです。
そろそろこの業界も時間に縛られて仕事をすることをやめていかなければなりません。
時間に縛られている限り、給与が増えることはないのです。
2020年06月11日 10:00

6月のnano+オフ会のご案内

オンラインサロンのメンバーが一部SNSでアップをしてくれていますが、
サロンメンバー主催の6月のnano+オフ会のご案内です。

6月15日18時〜 東京 北千住駅周辺
6月23日18時〜 大分 大分駅周辺
nano+で管理されている店舗の居酒屋で行います。


nano+をまだお使いでない方もご参加頂け、既に使われている方の話を聞くこともできます。
時節柄、体調の悪い方には参加を遠慮頂いており、人数にもある程度制限させて頂いております。
参加ご希望の方はお早めに、こちらのお問い合わせフォームもしくはインスタグラム、もしくは他SNSにアップされているサロンメンバーの投稿より申し込みください。
また他のエリアでもオフ会のご希望ありましたらご要望頂ければと存じます。

2020年06月10日 16:17

未来格差の話と 続次亜塩素酸水の話

未来格差とは、
岡田斗司夫氏が提唱する、所得や教育によるものではなく、未来に対する感度によって生じる、未来を知っている人と知らない人で起こる格差のこと。
情報によって未来が想像できる人とそうでない人の差とも言うべきでしょうか。
未来がどうなるかがわかっていればそれに備えることもでき、以前コラムでも書いた良いポジション取りができ、事業や自分自身の人生も有利に、楽にすすめることができます。
これは訓練すればできるようになるので、nano+をずっとそれを継続しており、業界の多くの人からは理解されませんが、だいたい今やっていることは業界の5年〜10年後の姿で推移しています。
某大手メーカーさんがワックスとコーティングの中間というのを以前発表しましたが、それってUAコーティングのことですよね?
うん、だいたい5年くらい。計算通り。計算が少しずれたのは良品ではなかったこと。。。



 

我々の仕事でも、

経験を積んでくると、営業であれば次にお客さんがどんなことを言ってくるのか分かっているので、先にその質問が出ないようにこの資料の説明をしておこうとか、現場であれば1年後の床がどのくらいの状態で維持ができるのか分かるようになります。
様々な情報が蓄積することで、来月は傷んでいることが予測されるのでリコートを前もってしておこうとか、最初から年間でわかっているので、ここはリコートというように管理を行っていきます。
これは経営的な面でも同じことで、決まった情報を集めることで世の中の動きが分かり、その世の中の動きから数ヶ月遅れてやってくる自分の周りの環境変化を予測することができます。
例えば今回のコロナ騒動。
発生から起こる一連の流れはある程度想像できていました。
想像できていなかった点は、ここまでの自粛騒ぎになるとは思っていなかったことと、FRBが想像以上に支援を行ってヘッジファンドを守った結果、2月くらいが危ないと言われていた金融危機が起こらなかったこと。



ビルメン業をやっていると、地域密着業ということもありミクロ経済(自分の身の回りの経済)しか見なくなってしまいます。
マクロ経済(大きな経済)は自分には関係ないやと。
しかし経済はつながっているので遅かれ早かれ影響は出てくるので、マクロ経済を見ておくのは結構必要なことです。
政治や経済、表には出てこない情報などを総合していくと次はこうなるんだろうなということはだんだん見えてきます。
それは情報を得る訓練(作られた情報に騙されない訓練も必要)の積み重ねによって、自分の関わる何が変わるかは想像でき、早めに対策が打てるのです。



明日のオンラインサロンの記事では、この未来格差によって分かるこれからこの業界で起こること。
生き残る会社とそうでない会社の違いと、その具体的に起こることと、それに対処する方法をアップ予定しています。
オンラインサロンは、nano+の中でも先の情報で動いていますので、このコラムの内容と比べて格差になっていますね。



 

続 次亜塩素酸水


先日次亜塩素酸水についての見解をコラムに書きましたが、その後出てくる様々なメーカーからの発表が出ています。
中には、畜産で使われているから大丈夫だとか、次亜塩素酸は体内で作られる物質だから吸引しても大丈夫だとか、なかなか面白いことが書かれていますね。
そもそも人間と家畜は違うし、使われている環境も違う。
体内で作られる物質でも体外に出れば危険なものは多くあり、胃酸や大腸菌は安全ではありませんね。
体内でさえ、安全なら逆流性胃腸炎なんて病気は発生することはなくなります。


先日も大きな病院の感染管理の専門の医師などが発表していましたが、
「本当に効果があるなら病院で幅広く使われている。菌やウイルスにそれだけ効果があるのに、人体に影響がないことはありえない」とありました。
安全なら消毒効果がなく、消毒効果があるなら噴霧による吸引は危険と。
うん、それは子供でも考えたら分かる。
本当に思うのは、人の体のことなので、獣医師や化学者の見解を聞いているのではなく、その分野の専門の医師の意見が重要であるということ。
感染管理・呼吸器・循環器・内科など直接関わる医師の意見ですね。
私の主治医から言わせれば、プラズマ〇〇〇〇ーとかナノ○ーとか、オゾンも同様に強酸化物質で粘膜などへのダメージが多いので使ってはならないと以前から言っていました。
特に換気量が少ないところで使用すると危険です。
私自身も自分で判断せず、専門の医師の見解を聞くようにしています。
発表したことに責任が発生するのに、いい加減なことを言うわけにはいきませんので。



 

ここでお話ししたいのは

次亜塩素酸水がいいとか悪いとかいうレベルの話ではありません。
経営的に見た会社としてのリスクの話。
医学的に100%安全という見解が出て、厚生労働省もそれを承認しているならそれもいいでしょう。
何かあっても厚生労働省が責任を持つべきことなので。
しかし医学的な論文でそれが証明され、医学会が納得してスタンダードでないものを、安全と言い切るのはあまりにケミカルを扱う会社としてリスクは大きいのではと思うところ。
専門の医師が言っていることが、一部の医師が言っていることだったとしても、安全かどうか確証が取れないものを自分で使うのは別にしてお客さんに推奨してしまうのはあまりにリスクが高く、訴訟問題にもなりかねないリスクを孕んでいます。
今のうちに「メーカーの問題無いという見解もあるものの、問題があるという医師の見解もあるので、それが明確になるまで使用を控えて欲しい」というアナウンスの方がお客様の為であり、その会社の為でもあると思ったので、追記で書かせて頂きました。
こういったニュースが出たことで、被害を訴える人が出てくる可能性は高く、医師の診断書ほど強いものはありません。
つまりここで無理して言い訳をして突っ張らずに、最後の逃げ道は作っておいた方がいいよと言うことなんですね。

 


nano+はそんな強酸化物質は嫌いです。
2020年06月08日 10:00

オンラインサロンの記事公開します。 次亜塩素酸水のNITE調査についての見解

昨日オンラインサロンのアップした記事ではありますが、多くの人に共有した方がいいという声もありましたので、一部編集して公開致します。


先日発表された次亜塩素酸水に関するNITE調査についての見解と対策についてまとめました。
様々なメーカーや販売店から「うちのは大丈夫!」と発表される中、医学界からの意見も出初めています。
NITE調査は、化学的にも医学的にも現場での運用についても、様々な面から判断されています。
ここで重要なのは、メーカーの情報は化学的な立場からの情報であり、化学的・医学的・経営的な面から判断が必要だということです。



◯次亜塩素酸水の効果
電気分解式は論外で、次亜塩素酸ソーダナトリウムに炭酸を混ぜたり、塩酸などを混ぜて酸性域にすることで、強酸化により除菌やウイルスの不活性化を行うもの。(ワックスに使うとカチコチになって、脆くなり、剥離できなくなります)
200ppmを希釈して使用すると安定しないので、50ppmを原液で使用することが多い。
電気分解式だけは食品添加物。



◯NITE調査の主な問題点のまとめ
・製造方法、液性、濃度、製造日、使用可能期間、使用期間の濃度の低下について記載がないものが多かった
・直接噴霧以外の空間噴霧は効果が見られない
・空間噴霧は目や皮膚、呼吸器系、消化器系に影響が生じる可能性がある



◯現場で発生する問題点
・効果のある濃度、量、時間が担保されているかどうかの確認が、使用されている現場ごとに取れていない
・ウイルスに効果があっても、汚染物質が除去できないので、菌の繁殖は抑えられず、次亜水で拭いたからと慢心して、他の感染症にかかるリスクがある
・空間噴霧を推奨し、体調不良者が出た時に、呼吸器内科などの医師から指摘が入るとそれの覆すだけの医学的証明ができない
 →実際にやったことがありますが、呼吸器系が弱い自分は寒気が悪いところでこれをやるとかなりきついです
・強酸化物質であり、経口毒性から判断しても人体への影響がないというには無理があると思われます
 →他の消毒液に比べて安全であることは明白ですが、消毒液を空間噴霧することはないと思うので。
・スプレーするだけでは、不活性化ができないので、浸して洗う必要がある。新型コロナウイルスは0.1ミクロンしかないので、0.1ミクロン単位まで均等に噴霧すると浸して洗う状態になる
・汚れの中にあるウイルスは不活性化しない
・消毒作業をしている清掃会社があるが、十分な知識もなく作業をしているので、逆に感染拡大の原因になる
 →ある程度専門知識を持つ医師や看護師でも院内感染を引き起こしており、感染症専門病棟や自衛隊のような特殊な訓練が必要。
・中途半端な知識の人が中途半端に使用をすることで、ウイルスの変異や耐性菌の発生をまねく恐れがあり、既存の消毒液や抗生物質が効かなくなると医療行為ができなくなる懸念がある

などなど、丁寧な営業をされる会社は、販売時のこういったことを説明して、販売されていると思いますが、プロの清掃会社でも決まったことを決まった通りにできていないのに、お客さんができるはずもないのです。



◯これらも踏まえて
現場でお客さんに事故や感染を起こさせないよう、正しく説明して販売や使用方法の指導、管理する仕組みを作る必要があります。
・製造方法などなどはもちろん明記が必要
・空間噴霧は効果が医学的に証明されておらず、結果が保証できず、健康被害に対しても事業としてのリスクが高い
・現場で感染防止ができる正しいオペーレーションと仕組みを確立する必要がある
 →アルコールはそれがやりやすいから使用されており、当社の現場でもお客さんにはアルコールしか使わせません。
  病院でも次亜塩素酸水をい使う病院はほとんど見ませんね
  必ずスプレーボトルは1日で使い切るなどのルールづくり
・新型コロナウイルスに限っては、長い素材の金属表面でも72時間で不活性化するので、感染者が出た場合には建物を閉鎖し、72時間後に清掃作業に入れば安全であることをお客さんに理解して頂く(すぐに消毒作業を行うことの方がリスクは高い)
 →消毒作業は必要はなく(ただし対外的なことを考えて、意味はなくても実施する必要性を協議)、洗浄作業を行う。
・ロスナイがない建物では、窓を少し開けて常時換気を行う(全開にするとエアコンが効かない)
・風速計で換気量の計算を行う
 →(換気扇の吸い込み口の面積)×(風速m/秒)×60×60=1時間あたりの換気できる容積
  建築設備の点検で実施する計算方法で、ビル管理法では1人あたり30㎥/h必要とされており、厚生労働省もこれを換気が悪くない状態と推奨しており、これに合うように窓をあけたりして調整する必要があります。

 

メーカーの出す情報はほとんどがケミカルを作る側としての、1方向の情報でしかありません。
医学的な問題や現場で起こる問題など、様々な方向から物事を判断する必要があります。
しかしお客さんと接する我々はそれでは済まされないので、現場での結果まで保証してあげる必要があり、それが信用につながっていきます。
情報が拡がるのが早い世の中なので、メーカーに言われた情報をそのまま受け取らず、正しい情報を収集して運用していきましょう。
2020年06月05日 14:11

無料のゆっくり解説付き洗浄ワックス作業動画を更新しました

スクリーンショット 2020-06-04 21.15.27(2)
これまでセミナーでは作業の図解や作業の動画について、解説を行って参りました。
そちらの内容を合わせて1つにして、図解を入れた洗浄ワックスの作業動画をゆっくり解説する動画を作成しました。
今後はカーペット洗浄やエアコン洗浄、ハウスクリーニングなど、様々な作業の解説動画をアップしていく予定です。
こちらの動画は公開していますので、どなたでも無料で観て頂けます。


そういった技術を教えることを事業にされている方もいらっしゃいますが、情報や技術は人に伝わった時点で鮮度を失ってしまいます。
昔ならそれでも良かったかもしれません。
実際にこの作業の動画の内容も、10年前ならこれを教えるコンサルとして事業ができていました。
しかし情報化の現代では、下手なプロより、ググる素人の方が詳しいということはよくあることで、鮮度を失っていく情報を売って事業とすることはもはや無理だと思います。


ググる手間をせずに無駄なお金を消費する時代はもう世の中では終わっているのです。
今払って入手しているその情報、ググれば見つかるかもしれません。
今払っているコストに見合う価値があるでしょうか?
多くの著名人が発信している情報でさえ、誰かが言ったことをそのまま(少しだけ変えて)伝えているだけです。
ネタの出所を知っているネタや、もう知っているようなネタを見るのは、ネタバレした手品を見るようにしらけてしまいます。
元々ある情報を使った上でそれ以上のものを創造してしまう人もいますが、それは少数。


オンラインサロンも無料にしているのは理由がありまして、もはやお金を払えば参加できるという時代ではなく、お金を払っても参加できないから価値があるのです。

と話が長くなりそうなので、この続きはまたオンラインサロンの記事にアップします。



こちらをクリックすると、解説動画へ飛べます。
ゆっくりな声が出ますので、音量にご注意ください。
社内で流れると、YouTube観ながらサボっていると言われる恐れがあります。
怒られても責任は負えません。
2020年06月05日 10:00

オンラインサロン記事 次亜塩素酸水のNITE調査についての見解

先般発表されたNITE調査については、業界で次亜塩素酸水の販売をされている会社には、「効果がないのか!」というような問い合わせが殺到しており、対応が大変とのことで、色んな販売をされている会社が「うちのは大丈夫!」と表明されていますが、的を得ていないものばかりなので、このNITE調査について、わかりやすく解説し、さらに現場で何が起こるか、どう対応するべきかをまとめました。

ビルメン業界が扱っているメーカーさんは、化学的なものでの判断しかできません。
次亜塩素酸水の情報に関して言えば、医学的な目線、経営的な目線、現場でどう運用されているかなど、最終的にどういう結果が起こるかということまで想定して販売や使用をすすめなければリスクが高く、感染事故は簡単に起こってしまいます。
正しい知識と情報を持たない人の、これをやっておけば安心という慢心から事故は起こります。


あと清掃会社が行う消毒作業がインスタなどのSNSに出てきますが、新型コロナウイルス に対しての消毒作業自体に意味がないのでやめましょう。
72時間建物を閉鎖すれば不活性化するものを消毒する意味なんてありません。


詳細は、nano+オンラインサロンにて。
ご参加はHPのオンラインサロンの参加条件を確認ください。
2020年06月04日 16:31

営業の提案によって成約率を上げる

単純にお客様に要望を聞けばいいということではありません。
既存の取引があれば人間関係もできているので別ですが、純粋に新規の物件で初めてのお取引だと、思っていることを言ってくれるお客様は少ないのです。
一流の営業マンは日常会話をしながらいつの間にか聞いてしまって対応できるのですが、そんな一流はまずいませんし、一流の天才たちにそのやり方を聞いても無意識に聞いてしまっているので、理解不能なのです。
しかし天才でなくても聞く仕組みを作ってしまえば誰でも顧客のニーズは聞けるのです。

うちの会社は見積の依頼を受けても金額の見積は出しません。
商品である現場を見ないのに見積を出すと下手な業者さんと同じものを提供していくら?という話になるのです。
なので、今より良くなればいいのですよね?と念を押した後で、今の業者さんの金額で今よりよくできますよと。
もしくは管理している現場を見てもらうか、デモ施工を無料でして経過を見て決めてもらうか。

とりあえず見積を出してなんていうお客様もいますが、うちが見積作ると恐ろしく高いですから、組まれている予算を教えてくれたらその中でやりくりしますよと返すと大体今の年間金額を教えてくれます。
そして今より安くもできますという話もします。
多機能還元水を使った光沢復元洗浄のみで綺麗で衛生的であれば光沢は言わないという話の進め方。
これが1番管理は楽です。
状況によって、年1,2回UAフィニッシュLを塗ることもありますが。 
多少安くしてあげたとしても、洗浄のみの管理であれば作業原価はかなり下がります。
UAフィニッシュLを塗らないのであれば、作業もラフに行えますね。


逆に今より高くはなりますが、さらにハイクオリティな品質も提供できますよという提案もしておく必要があります。
いわゆる松竹梅をつけるというのは以前のコラムでも書いたことがありますが、これが何をさすかというと、お客様のニーズを聞いた上でお客様に選んで頂いているのです。
こちらからゴリ押ししたのではなく、お客様が自分で選んだというのも後々のお取引で営業上大きなポイントになります。

このような流れだとそこに他社は介在しません。
見積が1つだと、1or0、しかし3つあると、1or2or,3になり、松or竹or梅の選択肢しかないのです。
どれを選んでも契約になってしまう。
そして単価競争しなくても、今の金額で今より良ければいいのです。
今の金額が安いのに100点を出すことはありません。
金額をお客様に決めてもらってそこから仕様や年回数を設定していくので、どうやっても利益率は高くなります。

予算が聞けるということは、現場の問題点や納得がいかない点など、不満を聞くことができるので、それを解消してあげるような提案をすることでさらに成約率が上がります。
営業は件数とはいいながらも、取れなければ無駄な活動でしかありません。
成約率が低ければ、Google広告に営業をお願いした方が効率は良いのです。
2020年06月04日 10:00

ワックスの被せ方

ワックスはずらしてかぶせる
通路や部屋を半分洗ってワックスを2層塗り、物を戻して残り半分を洗ってワックスを2層塗るということはこの仕事をやっているとよくある話ですね。
当社でも専門学校の教室はまさにそれの繰り返しで、洗浄時間より移動時間の方が長いくらいです。
そうなるとワックスをつなぐようになりますが、同じ場所で2層ずつ塗ってしまうと重なって4層の線ができてしまうことになってしまいます。
いちいちマスキングテープを貼って作業しても失敗にしかなりません。
今日の話題はそれを極力抑える方法の話。


↑の写真を見て頂くとその解決方法はすごく簡単。
2層→1層→0層と階段を作り、反対側から塗る時に合わせてワックスを塗っていきます。
そうすると、4層になることはありません。
多くて3層になり、2層と比較した場合の差も小さくすることができますね。
これは当たり前のことだと思っていたのですが、どうやら当たり前でない人が多いということで記載しました。


 

当たり前と思っていたシリーズその②

ちなみにこのように物があって移動して作業する場合ですが、洗ったところギリギリまでワックスを塗る人がいます。
これは自ら失敗する確率を上げてしまっています。
洗浄した場所からワックスを塗るところまではタイル2枚分程度スペースを作ってからワックスを塗りましょう。
洗浄液が流れてしまったという事故を防ぐことができます。
どうしても物が多くその場所が作れない場合、机の上に椅子を上げるか、廊下にものをいくつか出してスペースを作ります。



 

当たり前と思っていたリリーズその③

また先日作業をした時にスタッフに注意したことがあったのですが、物を移動して洗浄する時には、部屋の入り口から遠い方の奥を洗ってワックスを塗って仕上げてからそこに物を戻して入り口側を洗いましょう。
ワックスを塗ったところに洗浄液をつけてしまうというのは失敗の臭いしかしません。
もし間違えて移動した場合は、洗うだけ洗ってワックスを塗らずに物を移動して、奥を仕上げた後に手前部分を洗浄機で1パスで洗って乾燥させて塗ることでリカバリーします。
作業する時は給排水の経路を確保できる状態で作業を組み立てて下さいね。
また長尺シートの場合は、縦横も考えて、シートの継ぎ目でワックスが塗れる向きに荷物を移動しましょう。
2020年06月01日 10:00

SPPパッドについてのご案内及び価格表の改定について

IMG_3027
リコート用としてご使用頂いていますUS SPPパッドですが、調達の関係でトラブルがあり、在庫不足になっていて、皆様にはご迷惑をおかけし、本当に申し訳ありません。
在庫が減ってきた1月に発注をかけ、4月頭に到着予定であったUS SPPパッドですが、コロナの影響で5月連休明けの到着となり、調達を依頼した先のミスにより、全く別の使えないパッドが入荷され、今後はこれしか納品できないとの回答で、今後の供給に関して課題を残している状態で、至急調整を続けていました。
その後、最終的な結論が出たこともあり、報告させて頂きます。


 

現行の3MジャパンのSPPパッドが使えます

元々nano+を設計した当時、アメリカ3MのSPPパッドと3MジャパンのSPPパッドを比較したところ、アメリカ3Mの方が結果が出たことから、アメリカ3MのSPPパッドを選定した経緯がありました。
ユーザーさんからもテストをしてみたけれど、まったくの別物という声を頂いたこともあります。
その件について、3Mジャパンの開発担当とも先般打ち合わせを行いましたが、現在はSPPパッドは工場が1つしかなく、日本のものもアメリカのものも同じものであるということでした。
それも踏まえ、現行の日本のSPPパッドとUS SPPパッドを、当社の現場で比較検証したところ、これまでのSPPパッドと同じ結果が出たこともあり、nano+としては現行のスリーエムジャパンのSPPパッドをリコート用として問題ないという結論を出しました。
↑の写真は、青い線で片方ずつパッドを変えて洗浄していますが、現場で見てもどちらがどちらか、分からないくらい同じように仕上がってします。

 

在庫について

3Mジャパンとしては、SPPパッドから、SPPエキストラとSPPファインに移行している段階で、現在17インチの在庫はなく、15インチはあるということでしたので、当社でも発注をかけているところです。
価格表やBASEにも15インチをラインナップし、スターターセットでも15インチを選ぶことができるように致しましたので、15インチ以下をお使いの方は、入荷次第発送が可能になります。
3Mジャパンのラインナップとして、13/15/17/18/20インチを標準とされているそうです。
17インチについては、1〜2ヶ月程度納品までの時間がかかるとのことで、どこでも購入可能なパッドとなっていますので、もしお取引のある販売店さんに在庫があるようでしたら、そちらから購入されるのも一つかと思います。
どうしても入手できない場合、緊急的な対応として、SPPエキストラの新品の状態であれば、100点ではありませんが、それなりの結果で維持することも確認しています。


 

在庫不足の対応について

現場では新品でなく、使い古しのSPPパッドの方がいいという方向けに、当社の現場で数回使用して研削力がなくなり、リコート前のちょうど良い光沢復元洗浄ができる使い古しのSPPパッドを供給させて頂いております。
数量限定ではありますが、1000円/枚+送料800円で販売させて頂いております。


 

表記について

HP内のUS SPPパッドとしていたものをSPPパッドに変更致しました。
直っていないところがあるようでしたら、ご指摘頂ければと存じます。
動画では一部変更されていないものもありますが、近日中に変更を予定しています。


 

価格表について

2020年6月1日verをアップ致します。
こちらよりご確認ください。
10枚セットは廃止させて頂きました。
nano+代理店さん向けには、改めて詳細をご案内させて頂きます。



皆様には多大なご迷惑をおかけしており本当に申し訳ありません。
可能な限りフォローさせて頂きますので、ご不明な点がありましたら、お問い合わせ頂ければと存じます。
宜しくお願い致します。
2020年05月29日 16:44

よく落ちる洗剤

よく落ちる洗剤はこの世の中に色々とあります。
そして良い洗剤・売れる洗剤というのは瞬間的によく落ちる洗剤と評価されます。
汚れを落とせばいいという観点からするとそれもいいでしょう。
しかし我々のメンテナンス業では、必ずしもそうではありません。
よく落ちる洗剤は、素材へのダメージが大きかったり、すすぎ製が悪く残留して汚れやすくなったり。

いくら汚れがたくさん落ちても汚れる量が多いと意味がないのです。
逆にあまり汚れは落ちなくても汚れない洗剤というのもあります。
汚れやすさの違いは日常管理をするとよく分かります。
一番いいのは、汚れを取る量と汚れの付着する量のバランスがとりやすいもの。
コロイド洗剤なんかはこれに近いものということで5年くらい研究を行いましたが、結局汚れるという結論が出ているのでnano+では使いません。


多機能還元水は、界面活性剤を含まない為、そのバランスが非常に良いと言えるでしょう。
それと合わせてUAフィニッシュLやUAコーティングの被膜としての汚れにくさも一般的なワックスやコーティングと変わります。
日常的に洗浄機で管理している食品スーパーの惣菜売場に塗ると、一番黒くなるはずの惣菜売場が一番綺麗になってしまいます。


多機能還元水(洗剤ではありませんが)はそんな洗剤と比べるとさほど落ちる洗剤ではありません。
それは500倍希釈での話。
洗剤の落ちる落ちないを比べる時は、同じ単価にした希釈で比べないと公平ではありません。
多機能還元水は一般的な洗剤の1/5程度なので、希釈にして100倍希釈。
多機能還元水は100倍希釈はかなり洗浄力が高いのです。
トイレ洗剤で考えると、1/50以上になるものもあります。
そうなると多機能還元水では10倍希釈。
このレベルになると、鱗状痕や尿石なども擦ればサクサクと落ちていきます。


汚れの種類によって洗剤を使い分けることのできる知識を持つことがプロではありません。
多機能還元水は全ての汚れに対して対応が可能です。
しかし劇薬のように落ちません。
その安全な洗浄液1種類でどのような汚れにも対応できることこそが本当のプロ。
テクノロジーが変われば標準が変わります。
ほとんどの人がスマホを持つ時代に、スマホは分からないからガラケーやパソコンしか使わん!なんていう人は、昔パソコンが普及した時に淘汰されていった人たちと同じ運命を辿るようになります。
それはメンテナンス業界でも同様。
nano+のユーザーが増え、多機能還元水を使う人が増えてくれば、ガラケーを使っている人はスマホを使う人にその分野で大きな差があるようにう、メンテナンスの業界でもそれは大きな差になってきます。
2020年05月28日 10:00