ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

競合に差別化する人事戦略

清掃業は人がいてこそ成立する業界。

人がいない会社は成長することはありません。

人数と日常清掃と定期清掃の人数比率がわかればだいたいの売上はわかります。

つまりは人=売上で、人が増えないと成長しない。

外注先さんも=人であり、外注先さんを増やしても管理スタッフは増えていくので、結果人数なんですよね。

 

定期清掃で例えると、nano+は3人で30人分の面積を施工管理することを目指すもの。

1人あたり10人分の仕事ができれば十分な生産性でしょう。

作業自体は3倍〜5倍効率化でき、耐久性向上で毎月の作業を年1回ぐらいまで削減ということも可能です。

先日11月のクリーンEXPOで発表する資料を作成していましたが、同じ人数で3倍の面積を管理できれば



 

営業利益は10倍になる!




という試算も。
作業する人数と販売管理費が固定だからできてしまうことで、人数=売上のような他業種では不可能なことです。

 

 


 

同業から人を集める

先日、異業種の経営者とSNSで研修生制度の話をしていまして、業界によってもいろいろ違うなと。

清掃業界では、総合的に考えると研修生の方がパートさんより給料が高いのではという話ですが、これはあるあるな話です。

「清掃業は他業種と比べて集まらない!」という声はよく聞きます。
都内中心部だと、コンビニのアルバイトの時給より、清掃の求人の時給の方が高くなっています。
が、集まらないのです。

しかし同じ清掃業と比べてどうでしょうか?

他社も集まっていません。

が、競合の会社にも人はいるわけで、そこの人を引き抜ければその会社は競争力が低下しますね。

スーパーのような小売店の業界でも、近隣に新店ができて賃金が高いと、そちらに移動する人が出てくるのはよくあります。

 

私が知っている会社でも、競合を狙い撃ちにして人材を引き抜いている会社があります。

なんか三国志の世界みたいですね。
お金のかからないM&A状態。

恐ろしい戦略を立てる会社もあるものです。

自社が戦うエリア内(ビルメン業は地域密着業)では競合より優位に立てます。

その会社は人間関係とかでうまく引き抜いているようですが。

 


 

人が集まる会社の条件は?

やりがい、楽しそう、アットホームなどなど、色々綺麗事はありますが、現実的に求職者が仕事を探す時に一番最初に目に止まるのは間違い無く給与です。

仕事を探すときに、やりがいのある会社とか、楽しそうという検索項目はないですからね。。。

時給換算で50円とか100円ぐらいなら、長く勤めた会社を辞めて、どうなるかわからない新しい会社を選ばないでしょう。

しかし200円、300円と違ってくればそうはいきません。

昔はブラックとわかっていても給与が高いからと働く人が多くいて、その会社は大きく成長しました。

その会社がブラックでなくなった時、収入が減って困ったという人が多くやめたということがありました。

やはりどのくらいの給与が払えるかというのは、それだけ収益性を持っている会社であり、収益性は会社として大きな競争力であり、根本的な差別化なんですね。

 

 


nano+を運用することで

定期清掃で1人あたりの施工管理面積が向上しますので、給与水準を引き上げても十分に成立してしまうんですね。
日常清掃でも汚れにくいことで、作業時間の短縮ができるようになります。
当社でも6hでやっていた日常の仕事を 4.5hでできるようになっています。

1.5h違えば、その分求人でも有利な給与水準で募集を出すことができます。
最近の流行のように、労働時間は他社より少ないのに、給与は他社と同じぐらいということも可能に。

つまりは人が集まりやすい=成長できる・生き残れる企業になるということなんですね。


人=売上な業界ですので、人がいないと仕事があっても売上は伸ばせません。
都内の物件はまさにこの状態。
地方であってもだんだんそれは進みます。
どうやって人を確保するか、戦略を持っていない会社は生き残れないかも。。。

2019年08月28日 17:28

モノでなく経営的な差別化

経営の勉強会にいくと、差別化やオンリーワンという話がよく出ます。

オンリーワンを語る話は、広い市場でオンリーワンなら素晴らしいと思うのですが、そういった勉強会で出てくる話は、大手企業には勝てないから、地域でオンリーワンを目指しましょうというのがよくある話。
小さな市場でオンリーワンだと売上の限界値も低くなり事業になりませんので、本来小さなマーケットではナンバーワンを目指す必要があります。


清掃業界で差別化と言うと他社が使っていない資材を使うことを一般的に思われがちです。

しかし競合する会社もそれを使った場合はどうでしょうか?

まったく差別化になりません。

そして目新しいものを使ったからといって、清掃の素人であるお客様から見たら興味がないことなので大した差別化になりません。

つまり商品の差別化ってまったく意味がないんですね。

メーカーとして商品を開発する人間の言葉とは思えないとよく言われますが、嘘は言いたくありませんので。

 



 

よくある差別化

・環境に優しい洗剤を使います!

・業界で最新のメンテナンスシステムです!

・アメリカやヨーロッパの進んでいる管理方法です!

などなど、うちも現場の施工をやっていますからそういう提案はよく受けます。。。
アメリカやヨーロッパが必ずしも進んでいるとは思えません。。。

もはやどこにでもよくある話で、聞く側も「はいはい、またそれね・・・」と内心思ってしまいます。

これは私がメーカーであるからではなく、現場施工管理を行う会社として感じることです。



 

 

間違った差別化

現代では、ずばり「コストがかかる差別化」です!

差別化をするのに設備投資が必要になると、現場コストが上がるので損益分岐点は上ってしまいます。

それが全ての現場で運用できるのであれば、コストダウンにつながるものもあります。

昔よくあった話、ドライメンテナンスを導入しようと、プロパンバフやプロパントラッカー、洗浄機とパワーゲートのついたトラックを導入したものの、使える現場を1週間に1回程度しか稼働しない。。。

トラックマウントのカーペット洗浄機を購入したが、稼働日数は月4日しか稼働しない。。。

なんて話はこの業界でよくある話です。

毎日がそんな現場な会社ならコストダウンにつながるので宜しいかと思います。

こういった設備投資を行うと月数万円のリース代が乗っかりますので、損益分岐点が上がりますね。

ということはそれだけ頑張らないといけないということなんですね。

そしてその投資が怖いのが、環境が変わってそれを使うことがなくなった場合。

一番使う現場がなくなったらただひたすら使わない機械のリース代を払うだけの修行になってしまいます。

現場に合わないのに、もったいないからとそれを使わない方がいいところで使ってしまう人は多いですね。
現代は環境の移り変わりが早いので、高額な投資は避けたいところです。



 

 

nano+の差別化は

nano+はモノの差別化でなく、経営的な差別化をテーマをコンセプトに全体を設計しています。

なので、綺麗になるとか環境に優しいとか安全であるとかは当たり前で、経営的に考えてどうかという視点を重視しています。

利益の出ない差別化は意味がない=利益率が改善されることが差別化と考えます。

わずかな現場を見て判断するのではなく、会社全体として利益率が改善されるからそこに投資する。

これが正しい姿だと思います。

といってもnano+の場合、投資は必要ありません。

税抜き10,000円からスタートでき、スタートした段階でケミカルコストは50%以上削減が可能です。

ケミカルコストは、既存の洗剤使用量が分かれば、どれだけ削減できるかすぐに計算できてしまいます。




 

差別化は利益率の高さ

全ての企業において共通の指標、それは経営的な数字。

その中で最も重要なのは利益率。

利益率の高い会社は成長スピードが高く、安定した経営ができます。

利益率が高い=作業原価が低いこと

人件費に時間単価は下げることができないので、どうやって作業原価を下げるかがnano+のテーマです。

単純に作業スピードが早くなる仕組みですが。。。

作業原価が低い会社は価格競争になってもだんぜん有利で、最後まで生き残りますね。
これからの人口減少の時代では、経済規模が縮小します。
売上を伸ばすことも大切なことですが、利益率を上げていくのはもっと重要なことです。
金融機関の評価点も利益率のポイントは高いのです。
評価点が上がれば調達金利が下がるので利益率も上がっていくという仕組み。




 

この仕事の経営の仕組みを知る

清掃業で売上を上げていくとどうなるかというと、人・機械・車・倉庫・事務所など増えていくので、最終的な利益がどうかというと、意外に利益は出ないのです。
そして売上が人数に依存するので、売上にも自ずと限界があります。
規模にあった売上と、そこから利益率を上げていくということをしていかないと利益は増えず、利益が増えないので昇給も難しく、人手不足の解消も難しくなります。
どんなビジネスもそうですが、利益率が悪いまま拡大していくと売上が上がっているのになぜか思う程利益が出ず、社長が忙しく走り回り休むこともままならず、どんどんしんどくなる傾向にあります。


 

うちの会社も昔そうでした。



利益率の低い会社は実際に働く人もしんどい仕事が多く、利益率が高い会社の方が作業は楽な場合が多いですね。
それだけ効率化できていますから、作業も楽と言えます。



 

 

抽象的で雲をつかむような話です

nano+の差別化は経営において様々なところに仕組み化したものがあります。

セミナーでは色々とご説明は致しますが、一つ一つ実行していくことで改善されていきます。

普段通りnano+のスターターセットから初めて頂ければ自然と経営改善になるようにできています。

もし不安な方はセミナーにご参加下さい。

導入時もそうですが、導入済みの方も利益率改善になるきっかけを見つけることができるかと思います。
お一人でされている方から、大きな会社の方まで様々な方がいらっしゃいます。
お気軽にご参加下さい。

2019年08月26日 19:56

nano+という仕組み

「働くのは熱意でなく仕組みである」

というのはAmazon創業者ジェフ・ベゾスの言葉。
熱意のある人が働かないという意味ではありません。
熱意がある人は素晴らしい、ただそれ以上に仕組みを作れる人はもっと素晴らしいという意味です。
元々自宅のガレージで1人ではじめたAmazonも世界のAmazonに。
1人でできることは限られています、だからこそ多くの人を動かすことのできる仕組みは素晴らしいと。



 

清掃業界では

この仕組みを作るのは現場管理者だったり、本社スタッフだったり。
その仕組みを作る人の能力に依存し現場品質や収益性が決まります。
大企業と中小企業の差は、この組織的に動ける仕組みを持つか持たないかとも言われています。
個人の力、特に創業者のゼロからイチを作ってきたやりきるパワーはすごいものです。
しかし全てやってしまうが為に、スタッフさんが育たないという問題も。
スタッフさんを育てるのは非常に時間がかかります。
だから仕組みが必要なのです。
仕組みがあれば育てる必要もないのです。
これができるかできないかで、成長できるかできないかが決まってしまっているんですね。
努力と根性で1人が頑張ってもそれには限界があるという見方もできます。



 

しかし現実には

清掃業界ではこの仕組みというものがない会社が多く、経験と勘に基づき、個人の力に依存して動いている会社が多いと感じます。
会社経営においては、個人に力に依存するということはあまり望ましくありません。
現実的にはほとんどの会社が個人の力に依存していることは否めません。
しかしその個人の動向で会社全体の運命が左右されてしまいますので、その1人がいなくなると結構大変。
そして優秀な人は辞めて独立しますよね。
この業界における仕組みは工夫次第でいくらでも作っていけると思います。
nano+は多くの会社で使うことのできる「仕組み」
nano+自体は「仕組み」であり、導入頂くことである程度そういったものは解消されます。
現在はその仕組みをさらに導入運用しやすい仕組みづくりを進めています。
2019年08月24日 12:21

JR東海から学ぶ効率化

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私の尊敬する企業「JR東海」効率化の鬼!
↑の画像は東京駅の東海道新幹線の下りダイヤ。
1時間に20本(本線は1本なのに、ひどい時間は同じ時間に4本発)を運行する超過密ダイヤ。
これは山手線と同じレベル(1時間に21本)の過密ダイヤです。
日本の鉄道会社としては、究極まで効率化を行っていると言われている東海道新幹線を走らせている鉄道会社で、鉄道事故を起こさない素晴らしい企業。
東海エリアの在来線でも、おそるべし効率化と割り切りで私鉄と戦っています。
テレビで取り上げられることはもちろん、最近ではYoutubeなどで解説動画なんかもあったりして、すごくわかりやすく解説をしてくれるものもあります。



 

今回は新幹線での事例

様々な効率化を行っているJR東海ですが、今回は新幹線での事例。
JR西日本の山陽新幹線エリア(新大阪〜博多)では、みずほ、のぞみ、ひかり、さくら、こだまが走っており、車両数は4〜16両でバラバラ。
JR東海の東海道新幹線エリア(東京〜新大阪)では、のぞみ、ひかり、こだまが走っており、車両は基本全て16両に統一。
特に最近ではN700系に統一されています。
その理由として、
・同じ車両の方がメンテナンスしやすい
・部品の共用ができる
・トラブルがあった際に代替えをしても席配置が一緒なので運用が簡単
                   などなど

そういった理由からJR西日本が500系のぞみを開発した時も、席の配置が違うことや、先頭車両の前側にはドアがないことなどで、運用しにくということがあり、700系新幹線を開発し東海道から追い出してしまいました。(色々な理由はあるのですが、ここでは割愛します)
1車種だけ性能が高くても、線路が1本である以上、他との関係で全体的な効率が上げられないということもあるようです。
1車種だけに予算を投じてすごいものを作るより、その予算で全体的な底上げを図れるものの方が、総合的に考えて効率がいいということですね。



 

これを現場に置き換えると

例えば機械に置き換えましょう。
清掃業界で面白いのは、日常清掃の現場ごとに洗浄機が違う⁈会社。
私の感覚では謎でしかありません。
うちの現場はうちがメーカーだからでなく、メーカーをしていなくても、資機材は必ず統一します!
新旧の入れ替えはあるものの、統一した方がが管理や運用が楽だからです。
例えば洗浄機だと、新幹線と一緒で全ての洗浄機が同じ(サイズの違いはあっても)であれば、メンテナンスしやすかったり、部品が共用できたりと色々と便利なことが多いのです。



 

また計画的な運用も

・修理や消耗品にかかるコストもわかりやすい
・バッテリーも交換周期がわかるので計画的のまとめて安く購入
・緊急の場合は使用頻度が少ない洗浄機を置き換え可能
・古くなったマシンから部品取りも
・新車購入も台数がまとまっているので交渉しやすい
・機械に詳しい人がいれば、自社での修理も簡単
                       などなど
様々なメリット出てきます。
今週もアップライトV-SMU36で熱問題が起こっているので、うちの現場は全台対策を行います。
アップライトをかけていて途中でなぜか止まることのある方はご連絡下さい。
保証期間中であれば、無償修理対応中です。



 

これを1社だけでなく・・・

仲間内数社や外注先も含めてやったとしたらどうでしょう?
規模が大きくなるのでさらにメリットが出ます。
例えばnano+を仲間内数社でやったとしたら?
GWやお盆などの長期休みにUAフィニッシュLがない!発注を忘れた!
なんてことがあっても、近くの仲間が持っていれば分けてもらえます。
本来そんなことはあってはいけないのですが、こういったことは結構多いのです。
一緒に作業しても品質も一緒。
使う資機材も一緒なので使い回しも効きます。
応援で助けてもらっても教育不要。
様々なメリットが出てくるのです。
これを全国規模でできるようになると本当にすごいこともできるようになるのです。




 

成長可能な仕組み

企業規模が小さければ小さい程、差別化の為に独自性を出そうとしますが、逆にそれは成長を妨げる要因に。
 
「独自性」って「特殊」なのです


特定の人にしか使えなかったり、運用に熟練を必要とするものですね。
独自性や特殊性が薄ければそれだけ誰でも使えるということです。
誰にでも使えないと人に任せることはできません。
任せることができないということは、何があっても現場から離れられないということの裏返し。
100点の現場を作れる人がプレーヤーが1人いるより、80点の現場を作れる10人を教育管理できるコーチがいた方が戦力的には大きく有利です。
野球でイチロー1人と8人が小学生のチーム、大学生が9人のチームが試合をしたら、たとえイチローでも勝てることはないでしょう。

「自分は生涯現役で人に任せず自分でやるから大丈夫よ」なんてことを言われる方もいらっしゃいますが、1人で作業している訳ではありません。
そして年齢とともに体力は落ちていきますので、誰かに任せないといけません。



最終的には会社を売却して引退というのが経営者人生の最後になりますが、その人しかできない会社なんて買い手もつきません。
M&Aの専門家に話を聞いたことがありますが、誰でも運用できる会社は買い手もつきやすければ、売却できる価格も高いのだそうです。


そういったこともあって、「誰でもできる仕組み」「均質化」というのは色んな業界で研究されており、「職人仕事!」とか「すみ擦り10年!」なんて言っていると世の中から取り残されてしまいます。
JR東海レベルの大企業ですら日々そんな効率化を追求している時代。
我々の業界はもっと勉強して効率化していかなければ生き残れないのかもしれません。
「中小企業には中小企業のやりかたがある!」というのは遥か昔の話。
色々と勉強した結果、中小企業が大きくならない為のやりかたでしかありません。
AppleやGoogleですら最初は零細企業でした。
それでもここまで大きくなったのはなぜか?
色んな背景はありますが、根本的な考え方が違うからです。
大手の企業から学べることはたくさんありますね。
2019年08月22日 11:22

安い原価でも高く売れるAppleの話

私の好きな企業「Apple」

この企業のというか、スティーブ・ジョブズがすごいのは、安い原価の「iphone」をブランディングし、高く売ったことで高い収益性を出したと言われています。
色んな偉業は語り継がれていますが、クールじゃないとダメだ!と無茶な要求ばかりをして作り直しをさせたと言われています。
スマートフォンという電話・情報端末ですら、クールじゃないといけないなんて。
古いですが、電話って☎︎←こんなので、電話をかっこよくしようと思った人なんてなかなかいないですよね。
もはや狂信者レベル。。。だからこそあそこまで大きくなったのだと思いますが。
iphoneはハード(端末)とソフト(iOS)の両方をAppleが作っているから素晴らしいのですが、端末ごとの性能はさておき、価格で見ると他社のスマートフォン比べてかなり高いです。
それでも売れてしまうからAppleは凄い。
ソフトとハードの融合や、ソフト同士、ハード同士の融合が使いやすいですね。
またブランディングも素晴らしい。
これを現場に置き換えるのはなかなか難しいのではありますが、今日はそんな話です。



 

nano+で作業原価は非常識に下がりますが

これだけ完成された業界、90%以上が人件費の業界でコストダウンをするのは、困難!というか無理なんですが、nano+の仕組みによって下がってしまいます。
いろんな経営の勉強をしていると、とんでもない非常識なんです。
例えば土木や建築の業界も似たような感じで、少し資材比率が高いですが、それでも人件費50%削減なんてことはないですから。
人件費50%削減という業界は、AIに関わる業界ですね。
そこまでコストは下がっても、品質がそれなりかというとそうでもなく、これまでより品質が上がります。
洗って平滑にできるので、光沢と写像性の上がりが早くなる分光沢が出て、ワックスは1層でも今までの2層塗布分出せます。
洗浄後しっかり乾燥時間をとって、2層ちゃんとレベリングさせて塗り込めばかなりの光沢になり、それが維持できるようになります。



 

発注するお客様は何を求めるか

牛肉が食べたいかもしれませんが、280円の牛丼なのか、5,000円のすき焼きなのか、20,000円のA5和牛ステーキなのかそれによって提供するものが異なります。
清掃の現場だとここまで価格差はないですね。
たぶん松屋かすき家か吉野家ぐらいしか差はないような気も。。。
しかしそれに合わせてどう提供するかによってブランド価値は変わります。
日本でも昔から松竹梅なんて言ったりしますね。
私の感覚なら、
松:洗浄2層(常に光らせる)
竹:洗浄1層(とりあえず1層塗って維持管理)
梅:洗浄のみ(光沢は出さないが汚れのない状態、最低限被膜は維持する為に補修はかける)
の品質を維持と分類するでしょうか。もちろん維持できていれば塗りません。
現場にもよりますが、松竹梅で1時間ずつくらい作業時間が違って、ワックスのケミカルコストが異なりますね。
梅だと乾燥が不要なので、少し早いです。



 

原価を売価に反映するのに

だからといって馬鹿正直にそれを単価に反映させる必要はありません。
あまり金額が違わないとお客様は松を選びます。
そうすると、作業する側からすると、作業原価がかからない梅の方が良かったなんてこともあるのです。
利益額は増えても、利益率が落ちるパターン。
この業種は利益額でなく、利益率を追求していかないと作業会社は厳しくなりますので、私は梅に誘導していくことが多いですね。

松の場合は、これでもかという品質を出すのですから、30%以上高くてもいいのです。
最初の施工で一部分だけ、松のエリアを作ってあげると、人間いいものに慣れてしまうので、予算が許す限り良い方を選んでしまうのです。
そうすると、原価はあまり変わらないのに高い単価で取れてしまうのですね。
単価が上がらない限り利益は出ません。
もしくは回数を減らしても維持ができるということで、年回数を減らすという方法もあります。



 

値上げ交渉がブランドを作る

そうして物件が増えていき、定期清掃が詰まっていくと、人と車を増やそう!って皆さん思うのです。
で、人と車を増やすと一気に収益性が落ちて、それをカバーするのに仕事を取らないといけなくなり、安い仕事にも手を出してしまって思うように利益が出なくなり、利益率が落ちていきます。
1人あたりが施工・管理できる面積はその会社の能力や機材によって決まってしまいます。
なので、お客様には大変申し訳ないのですが、値上げの交渉になるのです。
そうしていると、あそこの会社は高いけどいい仕事をするよという話になってきます。
うちの会社がよく言われるのは、「高いから頼めない」と。
それでも困った物件(他社ではできない)は来るのです。
困っている物件は、多少高くても頼みたいものです。
年回数を減らすのも一つのブランドです。

それが会社のカラー=ブランドになっていくのですね。
原価がほとんど変わらないなら、単価の高い仕事を取っていった方がいいですね。



 

目に見えないメニュー表を見せている

床のメンテナンスは見積書上で数字を並べているだけです。
うちはすごいんです!なんて言っても、どの清掃会社もそう言いますから、お客様は聞いていません。
実際に自分の目で見て触って試すことはできません。
なので、物件がある程度の広さならでも施工をして1ヶ月見てもらった方がいいのです。
そうすると「現場という商品の現物」がありますので。
もしくは誰でも見に行ける商業店舗などで、見に行ける現場を作ること。
現物がないと判断できないのです。
スーパーでいう試食です。
試食は「恩義」の法則により、断りにくくなるという心理学を使ってテクニックの一つです。
断りにくくなるんですね、そうすることで交渉に入るスキができることもあるのです。


今日はこの辺りで
2019年08月20日 00:00

多機能還元水パッケージ変更のお知らせ

多機能還元水パウチ2L画像
これまで多機能還元水をお送りした際に、運送時の取り扱いがひどい場合は、液漏れが発生しており皆様に多大なご迷惑をおかけしておりました。
その対策として多機能還元水のパッケージを変更させて頂きます。
今後は環境に配慮したパウチタイプになり、液漏れの心配もなくなります。
それに合わせて多機能還元水ポンプセットは、2Lパウチ+希釈ポンプに変更となり、これまでの2L容器は別売りとなります。


変更時期は9月1日発送分を予定しています。
価格に変更はございませんが、これまでの2Lのボトル(空容器)をラインナップ致しますので、価格表を変更致します。
商品技術資料集に8月30日中にはこちらの新しい価格表をアップさせて頂きます。
多機能還元水空き容器2Lは、希釈ポンプと同じ430円/本+送料とさせて頂きます。
尚、ご依頼頂きましたら、nano+クリーナーのラベルを貼ってお出しすることも可能です。
当社の現場では、4Lのnano+は現場へ持っていくのに多すぎ、2Lのボトルは計量しやすいことからクリーナーも2Lの容器で現場へ持って行っております。

以上、宜しくお願い致します。
2019年08月18日 12:50

9月度nano+セミナーのご案内 東京・名古屋・大阪・広島・福岡

nano 講習会申込書9月度分

9月のnano+セミナーのご案内です。

・剥離清掃を無くしたい
・作業を楽にしたい
・現場の作業時間を短縮したい
・現場品質をさらに上げたい
・施工技術レベルを上げたい
・管理技術レベルを上げたい
・nano+を使った経営戦略を一緒に考えたい
などなど、様々な課題解決の為に多くの方が参加されています。

開催エリア以外のエリアでもご希望があれば対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

それぞれの会社の実情にあった内容で行いますので、1社もしくは1グループでの開催とさせて頂き、細かい部分まで対応させて頂いております。
申し込み状況によっては、日程の変更をお願いすることもございますので、まずは日程をご相談頂き、お早めに申し込み下さい。

申し込みはこちらをクリック頂き申し込み書をFAXもしくはメール頂くか、こちらのお問い合わせフォームよりお願い致します。
一度セミナーにご参加頂いた方が、内容を深める為に2回目をご参加される方もいらっしゃいます。

※9月のセミナーより東京事務所は移転となっておりますのでご注意下さい。


 

皆様のご参加お待ちしております。

2019年08月16日 10:04

福岡事務所開設のお知らせ

福岡事務所
この度博多駅前に福岡事務所を開設致します。
JR博多駅筑紫口より徒歩2分とアクセスの良いロケーションとなっています。


開 設 日:9月10日
開設先住所:812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東1丁目12-17
                                  オフィスニューガイア博多駅前 3F BASES内

今後、福岡でのセミナーはこちらで毎月開催致します。
引き続き宜しくお願い致します。
2019年08月15日 11:54

高すぎる品質を揃える均質化

均質化は品質を揃えるという意味。
低い品質を底上げするのはnano+が勝手にやってくれます。
しかし、本当の均質化は高すぎる品質をも下げて基準に揃えること。
高い品質があると、そのせいで基準とする品質が低い評価を受けてしまうのです。
なので、高い品質ですらバラツキになってしまうのです。
高い品質が出せるということは、基準品質までの差があり、そこには明確なコスト差がありますね。
ということは過剰コストがかかっているということです。
品質を少し下げていいのなら、作業時間は短くできるのです。



 

大規模な会社では、

必ずと言っていい程、外注先によって全国で品質のバラツキがでます。
そしてお客様がチェーン店だったりすると特定のエリアだけ高い評価が出てしまうという結果が見えています。
そうなると、元請けさんの会社のカラーでなく、施工会社の施工カラーが出てしまうのですね。
1万点規模のチェーン店になると、数字ではっきり出てきます。
そういった現場を管理する会社においては、できない会社は論外として、できすぎる会社も困るのです。
そういう会社に限って自己主張が強すぎて、その会社でなければできないような作業をしてしまう。
管理する側からするとそれはなかなか困るのです。
その会社が全国の物件で全てそれをやってくれるならいいのですが、1物件でそれをされて、お客様から全部の物件でそれをやれと言われると本当に困るので除外したりします。





 

小規模な会社では、

だいたい社長が一番仕事ができます。
しかし、社長が現場に行かないと品質面が⁉️ということありませんか?
いい仕事がしたい!その気持ちはよく分かります。
しかし社長のいい仕事は、自分自身が作業して高い品質を出すことではなく、自社のスタッフを教育してレベルの底上げを図っていくこと。
いくらすごい人でも1人で作業できることには限界があります。
それよりはすごくはないけど、平均点の作業がちゃんとできる人が数人いる方が、会社としての戦力は高くなります。



 

「どやっ!」という品質

昔は私も「どやっ!」という品質を出して威張っていました。
一つの現場を考えた際には、予算内でお客様に最高のものを提供したいという気持ちでやっていて、高い評価も頂いていたので嬉しかったのですが、その後に出たお客様からの一言が今はよく分かります。



 
「こんなに綺麗にしなくていから20%安くしてくれない?」



昔は「無理っ!」って突っぱねましたが、今考えると納得できます。
近隣の店舗ではそこまでの品質を出していなかったので、チェーン店としては過剰品質なんですね。
ただチェーン店だからこそ、価格を下げる訳にもいかないというこちら側の事情もあります。
つまり最初から品質を落としてローコストで管理して、利益ももっと出していれば良かったという話なのです。

立場によって色々な事情がありますので、それも考えて仕事をしないといけません。
大手になればなるほど、100点は求められません。
うちの会社ぐらいの規模でも、自分が現場に行かない為、また作業する特定の人がいなくなったら困る為、100点を求めなくなっています。
70点80点ぐらいを継続的に出せるレベルでいいのです。
この人じゃないとできない!というのも大事なのですが、替えが効かないというのは企業として一つのリスクなんです。
自分自身ならできる!けど、怪我をして現場に行けなくなった場合、誰かに頼んでもできないではお客様に迷惑をかけてしまいます。

人が少ない時代だからこそ、そういう意味での「均質化」も必要なんですね。
2019年08月14日 18:44

品質を統一するには②

--------------------前回の続きです--------------------

 

先日お客様と話をしていて出た話で、全国展開するの衣料品のチェーン店が昔は同じ時期に全国で冬物を出していたんだそうです。
もちろん全国ネットでテレビCM打ちますから。
しかし同じ11月でも北海道と沖縄ではずいぶんと違います。
清掃の現場もこれと同じ。
都道府県単位とまでは行かなくても、全国で同じ仕様というのはありえなく、数種類の仕様をエリアに当てはめて行く作業が本来は必要なんですね。

数年前1月31日の夜、宮崎県宮崎市の食品スーパーで作業研修をしたことがありました。
私が月の半分生活する広島では寒くて寒くて、できればワックスも塗りたくない時期。
しかし宮崎は暖かかった。
いくらでも塗れ、どんどん乾く環境。
そりゃプロ野球のキャンプインがあるはずだなと。
しかし2月に長野に行くとマイナス7℃‼️
店内は空調があるとは言え、ロングコートを着たまま洗浄機を押したこともありました。
当然床温が低すぎてワックス塗布はできません。
と、同じ作業は不可能ですね。
寒い地域では塗らずに光沢を戻すなら、夏の作業は塗る必要がなくても厚めに塗り込んでおかないと冬に被膜がなくなって塗るのはリスクしかありません。
いわゆる昔でいうところの北海道ドライというのに近いですね。

海外だともっと環境に差は出ますが、日本でも十分に差が出ますので、現場によっても変えるべきところは変えないといけません。
UAフィニッシュLを塗り込んでおけば数ヶ月は多機能還元水と黄色パッドでの洗浄でも、定期清掃は十分にこなしていけますから、最初から冬時期は塗らないという仕様でもいいのかもしれません。

 


 

 

選択肢を減らす

nano+では設計段階で選択肢を減らすことを取り組みました。

日常清掃では、多機能還元水を使うことにより、希釈と洗浄液は固定されます。

トレールモップで正しくウェットダスターできれば品質維持も十分可能。

定期清掃では、

・希釈 ・洗浄液の種類 ・パッド ・ワックス ・洗浄液の先塗り

これを固定してしまえば、品質に占める大きく影響を及ぼす部分はある程度抑えることができます。

そして選択肢もあまりなくなります。

気をつけることと言えば、ワックスの塗布量と塗布回数。

ワックスの除去量に余裕がありますから2層塗っても大丈夫ですが、1層の方が耐久性も出るので1層をオススメしています。

1層なら何らかの原因でビルドアップする確率も減りますので。

ワックスの塗布量は、特殊な環境を除き、送風機無しで10〜20分の間で乾燥する塗布量が最適です。

乾燥に30分以上かかっては、ワックスに含まれる融合剤が揮発し、正しい被膜ができませんので、やたらとヒールマークが入ったり、光沢低下が早かったり、被膜が汚れやすくなったりします。

そうやって選択肢を減らすことで作業する人が増えても現場品質はある程度一定水準以上になるんですね。


 

 

同じシステムを使うということは

大きな会社が水平展開しても品質が担保されます。

全国の外注先の品質を統一なんていうのは、担当としては考えたくもないことですが、これをやるのが仕事ではあります。

また使う人同士が仕事を頼もうとしても、どのくらいのレベルでできるのかという心配をしなくても、nano+によって品質が担保されていれば最低限このくらいというのが見えてきますね。

そういったこともあり、遠隔地や他県の仕事の依頼を受けたので、施工できるか会社を紹介してほしいという依頼を受けることもあります。

自社の仕事が手一杯になり外注化したい物件があった時も同様ですね。

自社の施工面積にも限界はあります。

スタッフさんや車両・機械を増やしてというのも一つではありますが、一緒に作業できる仲間を増やすというのも一つの選択肢。

やる以上は同じレベルの品質で施工できなければなりませんが、企業によるレベルの違いは必ず存在しますので、一定にならないのが実情。

5,000㎡ぐらいになって数チーム入るとチームごとに明らかな差が出てお客様からクレームを頂くなんてことはよくある話です。

nano+はフロアメンテナンスシステムの中でも選択肢が少なく、品質を均一化しやすいですから、そういった現場でも心配が少なくなります。

ワックスの塗布量の問題ですが、数チームいても洗うことだけに専念してもらい、ダスターをかける→ワックス塗布するだけの人を数人入れればいいのです。

ワックス塗布については、人数が少なければ少ないほどバラツキを減らすことができますからね。


 

そういった優位性を理解頂いているのか、出荷されている地域を見ていると、nano+は一緒に作業する仲間同士で共有して使って頂いているようです。

またそういった仲間内でのレベルアップをと言う声を頂き、現場研修をすることもしばしば。

お声がけ頂ければ訪問して研修致します。

nano+をお使い頂いている企業様から費用は頂いておりませんので、お気軽にお声がけ下さいね。

2019年08月13日 13:48