メンテナンスは体でなく頭でする頭脳労働
という話をよくします。現場に行く前にどれだけ利益が出るかは決まっているのです。
原因があって結果が出るように、何をどうすればどういう結果が出るかは決まっているので、現場に行く前から利益は決まっているのです。
なのに現場に行ってそれをなんとかしようとする人は多いのです。
もっと言えば現場に行く前から失敗するのが決まっていることだってあるのです。
管理者がいない会社は利益率が低く、成長率も低いと。
段取りができていないということになるので、つまりは行き当たりばったり。
管理者が1、2週間前に現場を見て、お客様の要望を聞いていれば、無駄な作業はなくなり作業人数は減って、お客様との思いの食い違いもなくなるのです。
ちゃんとお客様の要望や満足していない点を聞かれているでしょうか?
それをやらずに作業だけをしているというのは、飲食店においてお客様がカレーを食べたいのに、自分がうどんに自信があるからと勝手にうどんを出しているようなもの。
だからお客様は満足しておらず、相見積を取られたりするのです。
お客様は満足されていれば相見積なんて面倒なことはしないのです。
相見積を取るという行為はしんどいものなのです。
会社の規定でというのはあったりしますが、そうでないところではそれを取らせてしまっていることが問題なのです。
もちろん現場品質に問題があればそうですが、お客様はよほど酷い場合を除いては「だいたいこんなものだろう」としか思われていません。
なので、現場で作業で頑張ることより作業でない時に頑張る必要があるのです。
綺麗にすることは当然ですが、綺麗にすることが仕事なのではなく、お客様から要望を聞いた上でそれをクリアするのが大前提。
その上でプラスアルファができるかどうかが他社との差になりますね。
2019年12月19日 17:20