ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

段取り9割

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この仕事をしていますと、1年で結構な新しい出会いがありますが、現場に行ったりインスタをみたりしているとポリッシャーに飛散防止カバーを付けない人に結構会うことがあります。
「大丈夫!大丈夫!」とだいたい言われますが、全然大丈夫ではありません。
お客様にしてみれば、幅木をしっかり汚されて本当にいい迷惑なのです。

飛散防止カバーつければ終わる話なのに、つけてないことによってもらわなくて良いクレームをもらうようになるのです。
自爆としか言いようがないクレームです。
取り付けるにしても10秒あれば取り付けできますね。
うちの外注先さんにカバーをつけずに作業している会社があったら一瞬で取引停止にします。



 

リスクは事前に抑えることができる

作業の図解にもありますが、壁に近い方にモップを振って洗浄液を飛ばしてしまったり。
ホースで水を入れ終わった後に元栓を閉め、シャワーヘッドを開けて水圧を抜いてなく、ジョイントが外れてホースから出た水が歩行者に直撃。
排水場所を間違えて汚水が川に流れるなど。
しかしそれはやるべきことを正しくやっていないから起こること。
特に新規の現場や新規の作業者が入る場合など、作業前のミーティングは必要です。

大工さんの業界では、集合時間の8時、10時、12時、15時、終了の17時と休憩とミーティングが存在します。
大工さんたちはミーティングとは思っていませんが、そこで段取りや作業の進捗の確認とズレの修正などを行っていきます。
適切な休憩とミーティングが無駄のない現場を作ります。
私も高校生の頃大工のアルバイトをしていた時に、棟梁から毎日言われていました。


「段取り9割」


と。
そう、作業をする前から9割結果は決まっているのです。
そしてそれはどの仕事でも一緒です。
その日のその現場の段取りをするのか、数年先までの段取りをするのか。
それによって収益率も変わってきます。
当然長期で考えることができる人の方が収益率は高くなります。
それを長期にわたって確実にできるのが管理者の能力。
どのくらい先まで段取りできていますか?
2020年05月25日 10:00

6月度nano+セミナー【無料】のご案内  オンライン・東京

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6月のnano+セミナーのご案内です。


一連のコロナ騒動もそろそろ落ち着きを見せ始め、第2波はあると言われるものの、社会は通常に戻ろうとしており、アフターコロナの時代に変わってきているのではと思います。
世間ではニューノーマルという言葉が出始め、コロナ収束後も、感染症対策を行いながらの生活や事業展開になることは否めません。
ビルメン業界のほとんどはこれまで通りに戻りそうという見方もありますが、社会はそうならず、ニューノーマルへと変わっていきます。
当社も元々コロナ環境に適合した会社の作りになってはいたものの、セミナーを基本オフラインであったものをここ数ヶ月でオンラインに移行し、またセミナー時間の短縮とセミナーの内容を濃くする為に、ホームページやYouTubeの改編を行って環境に合わせてきました。
セミナーの申し込みは増えましたが、移動時間の削減などによって可処分時間は増え、逆に効率化ができているともいえます。

6月以降のオンラインのセミナーでは、ホームページの解説動画を見て頂いていることから、
・ご不明な点のすり合わせ
・それぞれの会社に合わせた現場での問題点の解決
・経営課題の解決
という、製品の説明だけのセミナーではなく、現場や経営課題の改善というところまで踏み込んで、会社がよくなる為の時間にして、1セミナーにつき、1社限定のプレミアムなセミナーに深めていきたいと思っています。
また空いた時間は、さらにユーザーさんと一緒に現場で作業をしたり、オフ会をしたりといった、オフラインの充実にも時間を使っていきます。


またオンラインでない方がいいという声もありますので、東京については通常通りセミナーの日程を設定しました。
他エリアでのセミナーや、5名以上受講者がいらっしゃる会社は移動の時間と経費も考慮させて頂き訪問させて頂きます。
ご相談の上、開催させて頂きますので、お問い合わせ頂きスケジュール調整をお願い致します。
こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。


時節柄、対策をしてオフラインのセミナー開催も致しますが、少しでも症状や熱のある方は参加をご遠慮願います。

※セミナーはオンラインも含め、雇用調整助成金の教育訓練の対象にもなります。

日額加算がありますので、詳細は厚生労働省のHPを確認ください。



 

6月のスケジュール

15日10時〜12時:オンライン(受付終了)
15日13時〜15時:東京事務所(受付終了)
16日10時〜12時:オンライン
16日13時〜15時:東京事務所
18日13時〜15時:オンライン(受付終了)
19日13時〜15時:オンライン(受付終了)

※申し込みは各日程をクリックの上、zoomスケジュールの事前登録またはお問い合わせフォームからの申し込みの画面に進みます。
上記以外の日程につきましては、こちらからお問い合わせください。
 

セミナー参加条件

参加される方全員が、
「HPゆっくり解説動画」を観られていること
「洗浄ワックスの図解」を見られていること
を参加条件とさせて頂いております。
「ゆっくり解説動画」は、これまで初めての方向けに行っていたセミナーの内容になっています。


それぞれの会社に合わせたセミナーを開催致しますので、1社もしくは1グループでの開催となり、先着順となりますので、申し込みの段階で別の日への振替をお願いすることがある可能性があります。
オンラインのセミナーについては、zoomで開催致しますので、事前に登録をお願い致します。
コロナ時代では、zoomを使えない企業は生存確率も減る傾向がありますので、登録頂く為にzoomを選択しているという意味もあります。



 

セミナーでは、

・剥離清掃を無くしたい
・作業を楽にしたい
・現場の作業時間を短縮したい
・現場品質をさらに上げたい
・施工技術レベルを上げたい
・管理技術レベルを上げたい
・nano+を使った経営戦略を一緒に考えたい
などなど、現場から経営まで様々な課題解決の為に多くの方が参加されています。



上記以外の日程でも対応させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
一度セミナーにご参加頂いた方が、内容を深める為に2回、3回とご参加される方や、定期的な社内の研修でご参加される方もいらっしゃいます。

皆様のご参加お待ちしております。

2020年05月21日 10:00

ゆっくり解説付き作業動画を更新しました

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これまで作業動画が古いものでしたので、新しいものに更新してゆっくり解説を付けました。
合わせてHP内のリンクも全て更新致しました。
社内の研修などでご使用ください。

また次は、洗浄ワックス作業の図解をゆっくり解説する予定です。
それ以外の内容の作業動画の解説も今後作成予定です。



 

オンラインサロンの記事も更新しました

火・水・金・土曜日に連続して
 
「SNS時代からコミュニティ時代へ」


という内容の長い記事になります。
それも踏まえて、オンラインサロン専用の新しい取り組みもスタートします。


無料のnano+オンラインサロンは、参加条件を満たす会社であれば、1社何名でもご参加頂けます。
HPより参加条件を確認頂き、規定通り申し込みください。
2020年05月20日 09:16

安全や環境に良いという定義

相対的な表現と絶対的な表現があり、それらは分けて考えないといけません。
例えば青酸カリ(致死量10mg/kg体重)だとサリン(致死量0.42mg/kg体重)より安全です!と謳うとこれは相対的な比較ですね。
しかし体重あたりの量からするとどちらも危険なのです。
これ絶対的比較ですね。

ビルメン業界のケミカルにも、そういった表現はあるのです。
また比較するのも、当社汎用品比較とか、その汎用品がどのくらいの絶対値を持っているのかが分からない比較。



 

洗剤であるのは、ナノコロイド洗剤

汚れにくくなります!と書いてありますが、これは一般的な洗剤と比較して汚れないという意味です。
カーペットの定期清掃だとよく分かりますが、普通の洗剤なら1年、コロイド洗剤なら2年で洗剤の残留による汚染が目に見えて分かってきます。
これも相対的比較ですね。
でも現場では相対的な比較は要らないのです。
界面活性剤を使わなければ、それを原因とする汚染など起こらないので。


話は脱線しますが、数年前コロイド洗剤は色々と研究しました。
しかしコロイドのことを本当に理解して使っているメーカーはありません。
本来の使い方と違った扱われ方をしているのです。
コロイド洗剤のメリットで書かれていることは、デメリットの裏返しでもあり、例えば剥離剤にコロイドを添加して使うというやり方が昔からありますが、正しく理解できていないと作業性は良くても剥離性は悪くなります。
どのメーカーもこれは理解できないので、本来やるべきことと逆のことをしていると思います。
そして汚れにくいバリアを作るとあっても、汚れてしまい、ワックスの密着も阻害します。

またカーペットに残留して固着化した場合は、コロイド洗剤は粘りがあり、汚れやすいだけでなく、構造上コロイド界面活性剤を抜くのが大変になり、完全復旧までがかなり大変なことになります。
コロイド洗剤自体が悪いというわけではありません。
要はそれを正しく理解して、どう使うように洗剤を設計するかですね。



 

例えば次亜水

弱酸性次亜塩素酸水で、カビクリーナーで使われている混ぜたら危険の塩素(次亜塩素酸ソーダナトリウム)とは異なります。
次亜水は安全安全と謳われていますが、次亜塩素酸ソーダナトリウムより安全という意味で、希釈によってその安全性や効果も大きく異なります。
いつも言うように空間噴霧は厳禁で、呼吸器内科の医師がやってはいけないと言っています。
強酸化物質を空間に噴霧することで除菌しようとする行為ですが、菌が死ぬと言うことは人間にもダメージがあるのです。
そしてそういったものに耐性を持つ菌やウイルスの発生を招いてしまい、それが医療崩壊を起こします。
コロナショックで意味のない消毒を勧める会社が増えてきていますが、商売のためにやっているのか、ウイルスのことを分かってなくてやっているのかというところです。
清掃の仕事では洗剤のことを勉強される方は多くいらっしゃいます。
しかし、その相手側のことを勉強する人は少ないのです。
色々と他にも問題はありますが、これまでもコラムに書いてあることなので割愛致します。



 

アルカリ電解水

多機能還元水がよく比較されるのはアルカリ電解水ですが、違いとしてはアルカリ電解水の方が油汚れが落ちます。
その反面多機能還元水を汚れの種類を問わず対応できるので、アルカリ電解水ではできない水垢の除去ができます。
多機能還元水とアルカリ電解水は相性が良いので、油汚れの洗浄で合わせると非常に効果的です。
アルカリ電解水の安全というのも、一般的なアルカリ洗剤と比較して安全という意味であり、「素手で使っても大丈夫です!」なんて話もありますが、1日中使っていれば手は荒れてしまいます。
カーペット洗浄で使う人もいますが、カーペットの油分を過剰に抜いてしまい汚れやすくなってしまいますね。
とにかく綺麗になればいいというお掃除屋さん感覚ではそれでいいのでしょうが、それだといつまで経っても労働することによる対価のお金しかもらえないので収入は上がっていかないのです。
労働しないことによる対価を追求していかない限り、収入には限界があります。
究極はやらずに対価がもらえる状態を作ることですが、汚れなければ綺麗が維持ができ、やっと時より綺麗ということより、ずっと綺麗な方が価値が高いですね。
これが清掃とメンテナンスの違いです。
汚れないとお金がもらえない清掃というステージで仕事をしている限り、楽にはなっていかないのです。
お客様にメンテナンスの価値を理解してもらう努力をしないとメンテナンスにシフトしていけません。


今回は安全性について3つの例を取り上げましたが、環境に優しいと謳うものにも、世の中にも業界にもこのようなことはよくあることなのです。
環境に良いと謳っていても、使うこと自体環境に優しいのかどうかといいう見方もあります。
使わなければ環境負荷は発生しませんし、どのくらいの希釈で、どのくらいの量を使うかにもよりますので。
それ自体がどういった基準で安全か環境に優しいか、それをどういった場所でどのように使って安全で環境に優しいかということも考慮しなければなりません。
2020年05月18日 10:00

nano+ゆっくり解説はじめました!

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YouTubeでは「ゆっくり解説シリーズ」が流行っていますが、これまでnano+セミナーでお話ししていたことを、「ゆっくり系」で説明する、nano+ゆっくり解説動画をまとめ、YouTubeの再生リストにアップしました。
ホームページのトップページを全て解説しながらセミナーを受講できる動画になっています。
1本10分弱の5本で合計45分の動画になっています。

今後は、まだnano+を使われていない方向けのセミナーはこちらの動画に替えさせて頂きます。
毎月のセミナーについての詳細は、また来週ご案内させて頂きます。

今後は、洗浄ワックスの図解など、他の資料についても同様の動画で作る予定で、洗浄ワックス作業動画、日常清掃編やカーペット洗浄など、様々な動画コンテンツを充実していきます。

動画は↑の写真のように、サイドメニューにあるリンクからアクセスできます。
社内の研修などでもお使いください。

動画の内容をどんどんアップデートしていきますので、動画のリンクが変わることがあります。
トップページのリンクより確認ください。
2020年05月14日 10:00

オンラインサロン記事更新しました「コロナウイルスとの親和性」の話

新型コロナウイルスは人類の敵!と思う人は多いでしょう。
しかし敵か味方かは、その立場によって見方は変わります。
新型コロナウイルスは、人類に対して肉体的な被害だけでなく、経済的にも被害を及ぼしました。
被害に遭われていない方はいないでしょう。
だから敵だ!
と人は思ってしまいます。

強い敵ほど味方にした時には心強いですが、どうやってコロナウイルスを味方にしてしまうかという話です。
もちろん被害を受けるところは受けてしまっているのですが、それ以外では考え方によっていいこともあるのです。
私は味方にしてしまったので、親しみを込めて「コロナさん」と呼んでいます。

どういう考え方で敵を味方に変えてしまうかという記事になっています。
業界内でも競合他社といいますが、それさえも考え方によって味方にしてしまえます。


無料のnano+オンラインサロンは、コラムにかけない話や、さらに内容が深い話を不定期にアップしています。
次回更新は来週火曜日を予定しています。
参加条件を満たした方であれば、どなたでもご参加頂けます。
ホームページより参加条件を確認の上、申し込みください。
2020年05月12日 10:00

作業前の確認

UAフィニッシュLやUAコーティングで作る被膜のレベルが上がってくると、やってもやらなくても一緒ということはよくあり得る話。
しかし定期清掃なのに何もやらないというのもなんだかなと多機能還元水500倍と黄パッドで洗ってしまって艶ぼけなんていう残念賞なことが起こります。
私だと、他の会社が入った後より綺麗なレベルで線引きをしてダスターで終わらせるかどうか決めています。
本来であればトレールモップでウェットダスターや多機能還元水を塗って回収するだけでいいのです。
それでも小傷が気になる場合は、多機能還元水1000倍と白パッドでの洗浄を行ったりします。



 

問題なのは

いきなり多機能還元水500倍と黄パッドで洗ってしまうこと。
まずは目立たないところでテストをされるのが一番。
どんな作業であれば、ちゃんとした会社は現場に入る前に事前に目立たないところでテストを行ってその作業で良いか確認をされています。
剥離作業にしてもそう。
どんな希釈で作業するか事前に決めておけば作業に無駄がなくなります。



 

新規の現場では

できる会社は事前に洗浄液を希釈して持っていき端の方で反応を見たり、ケレンで削ってビルドアップの量の確認をするのです。
剥離剤をまく時には必ずこれをやって、作業当日は最初からバッチリ希釈を決めて作業します。
当日全部まいてはみたけどなんかダメだなでは、それをまた回収して塗り直す時間がロスになります。



 

裏技にはなりますが

まいてしまった洗浄液の希釈のコントロールをする時には既に塗ってある洗浄液の上でプッシュポンプで足していけば濃くすることはできます。
100cc/㎡で500倍希釈が塗ってあれば、1プッシュしたものを5㎡に伸ばせば250倍になります。
あまりお勧めできるやり方ではありませんが。。。
元々このやり方は部分的に汚れがひどい場合にそこだけ減膜量を増やす為にするものです。
濃いのでワックス塗布する場合はその部分のリンスが必要ですが。
逆に原液をプッシュして洗浄液を塗るやり方はムラになるので絶対にやってはいけません。
2020年05月11日 10:00

重要なポジション取り

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3月16日のコモディティ化のところでも触れていた後日upすると言っていたポジション取りの話です。

↑スラムダンクの1コマ
外れたシュートを取るリバウンドの前にやっておかなければならないスクリーンアウト。
相手を外に押し出し自分が良いポジションを確保して取る確率を上げる動きです。
これができなければまったく取れないのです。
サッカーのストライカーも点が取れるかどうかはポジション取りと言われていますし、野球の守備もバッターによって守備位置が変わり、かつて巨人だった王選手に対しての王シフトなんてのも存在しました。
経営でも同じことでどこにポジションを取るかで有利に戦えるかが変わってきます。
それをどこに取るかを決めるのが経営計画ですね。
詳細は先日オンラインサロンにupした資料をご確認下さい。


 

地元密着業であることを理解する

もちろんポジションを取ろうとしても相手はたくさんいて邪魔をされるので、それも踏まえてどうポジション取りをするかを決めなければいけません。
バスケットのゴール下は戦場とも言われていて、押し合いは当たり前でした。
ポジション取りに勝つにはやはり企業としての力が必要。
企業規模が必要という話ではありません。
ビルメン業は地元密着業ですので、全国展開する会社ですら、地域ごとのある意味局地戦。
地元で勝てばいいのです。
ちなみにうちの会社は現場作業は車で30分以内とエリアを絞っています。(一部理由があってそれ以外の物件も。。。)
もちろんエリアを絞れば市場規模が小さくなりますが、それでもそのエリアで勝てれば十分なのです。
あちこちに遠いところまで展開される会社もありますが、勝てない会社はどこに行っても勝てないので、遠いのに交通費や移動時間の経費も出ないような物件をやることになり利益が出ないのです。
もちろん地域によって事情は異なりますが。
遠いところで仕事をするということは地元の会社に対してハンデを背負って戦っているのと同じことなのです。
2020年05月07日 10:00

労働時間を減らし可処分時間を増やす必要性

早朝から深夜まで仕事をされている方も多いかもしれません。
もちろん生活の為には働かないと収入を得ないといけませんから当然のことです。
しかしそればかり繰り返していては収入が増えないので、身体の限界まで働き続けることになります。



 

労働力の使い捨て

作業効率を上げて1時間あたり作業できる面積を増やさない限り、同じ時間で得ることのできる収入は増えることはありません。
たくさん働いてたくさん稼ごうと思っても、時間にも体力にも限界があるのです。
そしてその限界を超えると病気になって働けなくなってしまいます。
ただ単に収入を得る為の労働は労働力という時間の使い捨てになっています。
労働する以上は、使い捨てにならないような労働をしていかなければいけません。
作業中もなぜその作業をしているのか、どうやったら効率化できるか、どうやったら精度が上がっていくか、など考えたり、目的意識を持たない作業は時間の使い捨てになってしまいます。



 

インプットが同じならアウトプットは同じ

毎日同じ仕事をしていて、いきなりレベルアップすることはないのです。
1時間に製品を10個しか作れない機械は永久に10個。
人間もそれら同じなのです。
なので、機械自体のソフトもハードも更新してレベルアップしていかなければなりません。
その更新してレベルアップしていくということが、人間でいう勉強なんですね。
勉強といっても、机にかじりついて勉強する必要はありません。
スマホを見ているだけでいい時代です。
YouTubeという便利なものもありますね。



 

勉強する時間がない

現場までの移動中にYouTubeを聞くこともできます。
以前私がセミナーをしているのをICレコーダーで録音し、それを移動中に車内で流すという強者もいました。
興味のないスタッフさんからしてみたら拷問みたいな気もしますが。
時間は作らなければできないし、勉強するコンディションも必要です。
帰ってきてクタクタない時に勉強するのは不可能なんです。
だからこそ作業時間を減らして時間を作る必要があるのです。
しかも疲れないように。

nano+Boot Campのテーマは大きく二つあり、
・正しい作業を会得する
・疲れない作業を会得する
この疲れないというのは先程の説明で重要だということが分かりますね。
ポイントを分かっておけば、同じ作業でも疲労度はまったく違うのです。



 

勉強する人としない人の差

勉強する人はさらに疲労を減らし可処分時間(自由に使える時間)を増やして勉強する時間を増やしていきます。
なので、その差はどんどん大きくなっていきその差が埋まることはありません。
もちろん勉強の仕方や何を勉強するか選ぶ能力、吸収する力によって差は出ますが、その時間の絶対量はモノを言います。
1流になればなるほど量も質も高くなっています。
2020年05月04日 10:00

支払い遅延の対応による信用

いわゆる信用経済と言われる時代になってきて、お金に執着する人(していると思われている人)は干されていく時代になってきました。
近年では信用は新たな貨幣とも言われてきており、数年前までのフォロワーが多い人が強かったフォロワー経済は、すでにオワコンとなっています。
昔から、物価と言いますが、これはお金の価値が固定であるという古い考えの話でした。
しかしお金の価値は日々変動しています。
ドルと円ですら1秒間にAIが数千回の取引を行う時代になり、原油やドルに対する円高・円安の変動によって私たちの身近なところでもガソリンなどの物価が変動していますね。
お金はただ印刷されている文字であるということがネットで明らかにされ、お金とは何かがわかってしまった時代では、お金の価値も変動しているという認識を持てる人は増えてきました。
物の価値・お金の価値・信用の価値はそれぞれ変動していて、希少性が高いほどその価値は上がっていきます。
この辺りの詳細はオンラインサロンの記事で3回にわたり長々と書いたことがありました。



 

運転資金を持っていない会社

うちの会社では。請求書の締め切りは月末で締めて翌5日で、6日には給与も含め全ての支払いの予約を行います。
ジャパンネット銀行で好きな時間にパソコンで処理してしまいます。
窓口やATMに最後に並んだのは、10数年前に起業して数ヶ月間だけでした。
こんな便利なものが10年以上前からあるのに、窓口やATMで払っている会社もまだあるようで、振込手数料の違いから見て取れます。
財務を研究していると、手数料からそんなことがわかるだけでなく、運転資金を持っているか持っていないかも分かってしまうのです。
月末払いの会社は、月末のお昼12時に記帳に行って15時にもう一度記帳に行ってみましょう。
12時〜15時に振り込んだ会社は、運転資金がなく、お客様から入金があってから振り込んでいる会社になります。(と見られてしまいます。)
つまりお客様から入金がないと払えない、運転資金を持っていない会社なんですね。

そこでその会社の信用調査は行うことができるのです。
現金の量こそ一番わかりやすい信用調査なので。
ジャパンネット銀行だとその時間の詳細まで全てスマホでも確認できてしまいます。
起業してすぐだからお金がない!というのは誰でもそうで仕方のないことです。
しかしその為に日本政策金融公庫や信用保証協会も運転資金の創業貸付制度があります。
万が一お客様から入金がなくても払うべきものは払えるように運転資金を借りておいて信用を失わないようにしておくのです。



 

実はネタの差し替えをしました

実は本来違うネタをアップする予定でしたが、4月末5月末6月末と想定される状況を鑑み、本来アップする予定をずらしてこれを書きました。
コラム自体は10月分くらいまで、公開予約も6月分まで設定が済んでいるので、並び替えがなかなか大変です。。。
今ここでこれを書いたのも意味がありまして、信用がなくなるとビジネスを継続するにしても、その難易度はかなり高くなってしまいます。
それはお客さんに対してでなく、仕入先や外注先に対しても同様です。
こんな状況下では、お客様が倒産して入金がないとか、建築系や製造業の仕事をしている人では手形の不渡りという不慮の事故のようなことも起こるでしょう。
今から運転資金を調達しようとしても間に合うはずもありません。

そうなると安易な経営者がやることは、あまりその状況があちこちにバレるのは嫌とか、いちいち頭を下げて回るのは面倒だからと一番支払い金額が多いところだけに当日になって、


 
「お客様から入金がないから待って欲しい」


と電話するという、本当にあるある話なのです。
または電話すらしないという強者というなのおバカさんも。。。
まさに自分本意な最悪手です。
信用経済でこれをやると本当に終了します。
メインの仕入先、外注先を敵に回してしまうわけですから。
受け取る側から考えると、すごく大きい金額の入金がなかったので大ダメージですね。
下手をすればその会社を倒産に追い込んでしまうかもしれません。
小さな金額なら「払える時でいいよ」と言ってあげることもできますが、金額が大きくなるとそうはいきません。
これは起こる時には起こってしまうどうしようもないことなので、


・払えないことが事前に分かっていれば事前に連絡する(分かった時点で連絡する)
・スタッフの給与を払った上で残りを全体の金額と払える金額の割合の%(70%しかないなら、全体に70%支払う)で払い、残り分の支払いについて対応している内容を回答。
・なるべく電話で済ませず、可能な限り誠意を持って頭を下げて回る
・高級車などで謝りに行くのは論外(売却してでも払う)
・すぐに政策公庫や金融機関と協議に入り、借入がある場合は返済方法の見直しをかけて利払いのみの元金据置でキャッシュを温存する
・未払いになってしまったお客様といつ払える見込みがあるのか協議の場を持ち背景を確認する(今後取引をどうするかも決めて、支払い見込みがなければ売上が減るのが痛くても止める)
・不誠実なお客様には、今後の取引はないものと思い、支払督促を出しておき(裁判所にいけば書類の書き方を教えてくれます)、債権の確定と差し押さえの処理を進める(どこの銀行と協議しているのかを確認する。差し押さえに銀行名と支店名が必要の為、もし知っている銀行なら協力できるかもしれないからと差し押さえの話はせずにメインバンクと支店名をしれっと聞く)
・困っている会社が仕入先や外注先にあり、資金に余力があれば前倒しで払ってあげて、その会社が業務ができるよう支援する(外注先がなくなると自社もダメージを受ける)


といった対策が必要になってきます。
事業というのは、三方良しと昔から言いますが、自社のスタッフの他に、お客様、仕入先、外注先があってこそ成り立つものということを忘れてはいけません
追い込まれた時こそ、その人の本性がでてきます。とみんな見ています。



 

一度失った信用は戻ってきません

こういった対応をちゃんとやっていれば、信用がなくなる状況に陥っても「この人は誠実でできる限りのことをやってくれているのだな」と、逆に信用されてしまい、なんとかして手助けしてあげようとなるものです。
そうなれば追い込まれた状況からも復活できますが、不誠実な(本人がそう思ってなくても)対応をすると、物を買おうと思っても売ってもらえなくなります。
うちの会社でも、

・連絡なき未入金が2回あると取引停止

というルールにしています。
会社を守る為に当然のことですね。


ここから数ヶ月は自粛による経済損失の影響が出始めて、未入金や支払いの遅延などが起こってきます。
その時にお客様にも、仕入先や外注先にもどうやって対応するかでその後の事業展開は大きく変わります。
SNSの情報化時代なので、何かあって不誠実な対応をして、SNSで晒された日には終了のお知らせになってしまいます。
特にコロナさんのせいで、みんながピリピリしている状態ですからそういったことも進むでしょう。
どんな状況でも信用を失わないような、誠実な対応で信用を失わないよう事業を進めていきましょう。
何かお困りごとがあれば、支援できる範囲内でお手伝いできますのでご連絡ください。
2020年04月29日 14:57