ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

最初から欲張らない

ナノプラスをはじめられる際によくある話です。


最初から剥離してUAコーティングを入れてと…
ホームページにも書いてありますが、最初は既存の現場で洗ってUAフィニッシュLを塗るところからスタートされることをオススメしています。


きっちりとした作業でUAコーティングを扱えれば良いのですが、今の業界技術水準では難しいかもしれません。
自分はできるんだと言われる方もいらっしゃいますが、要求されるレベルが違いすぎて大した結果になりません。
剥離をし、きちんと道具を洗った上で2回リンスをし、きちんと乾燥させてUAコーティングを塗って、きちんと硬化するまで時間をとっているとおそらく作業が終わりません。
インスタやホームページで書いてあることを最初からできて、3年以上光沢復元洗浄だけで管理なんてのは不可能です。
最初はまず正しい理論と技術を身につけるところ、そして1番は慣れることです。
何よりいかに洗ってUAフィニッシュLを1層塗って終わることを確実にスピーディーに行えるかの方が大事だからです。
洗って塗るという基本的なことが早くできればこれは全ての現場でコストダウンにつながります。
まずはそこで利益改善を行った方が一つの現場で頑張ってなんとかするより身に見える効果が高いからです。


伸びている会社ほど継続して学びを続けられています。
もちろんナノプラスの進化スピードが速いからというのもありますが、それだけ学ぶものだったり経験すべきものがたくさんあるのです。
それぞれの経験をしなければわからないこともたくさんあるのです。
現場で失敗することもあります。
しかしその失敗も次にできるようになるための良い経験です。
その失敗を振り返り、どう対策するかしない人にはまた同じ失敗が起こります。
まさに人生そのまんまですね。
なので失敗することは悪いことではありません。
失敗を反省して改善しないことが悪いのです。


まずは今より良くなるところからで、最初から100点を目指すのではなく、今より良くなって次回以降の洗浄作業が楽になって時間短縮できるところからです。


先日このコラムでは失敗した経験も書いて欲しいという声をいただきました。
たしかにたくさん失敗をしてきたからこそ今があるのですが、ワックス床の管理で言えば、どんな状況であっても剥離できない被膜を作ってはいけないということ。
強制的にワックス被膜を硬化(強化)して耐薬品性をあげてはいけないということでしょうか。
それは短期的に見るとその方が良いことも多いですが、3年、5年、10年と見ていった時に悲惨なことになっていきます。
次回はそういった遠い視点について書いていきたいと思います。
2023年12月18日 05:55

UAコーティング2Lお試しをラインナップしました

UAコーティングをもっと気楽に試したいという声をいただきましたので、UAコーティングのお試し用をBASE限定でラインナップしました。
1社1回限りとなります。
4Lの容器に2L入ったものにしてあります。
10~20cc/㎡くらいの塗布量ですから、100〜200㎡くらい塗布可能です。
価格も送料込みですこしお得な設定にしてあります。


よくある質問
「既存のワックスの上にUAコーティングを塗っても良いですか?」
という質問をいただきます。
答えは「意味がありません」
ワックスの耐久性は密着率で決まり、それは床材と1層目のワックスとの密着率があったこそです。
UAコーティングを上に塗っても下地のワックスの密着率がUAコーティング以上でなければ意味がありません。
上に塗られる場合はUAフィニッシュLを塗って、汚れにくさや洗浄スピードの向上、剥離性の良さなど体感いただくのがよろしいかと存じます。


UAコーティングの作業のポイント
・既存ワックスの剥離を行ってからリンスを2回行い、30分〜1時間よく換気・乾燥させてから塗布すること。
・20分以内に乾燥する塗布量で塗る。(寒い時期は厚く塗らない)
・乾燥時間を測り硬化時間を確認する。
 UAコーティングの硬化時間は「乾燥時間×2」
 (UAフィニッシュLは、乾燥時間=硬化時間)
・硬化前の柔らかい状態で上に2層目を塗らないこと。
 (密着しない)
・なかなか硬化せず2層目を塗る時間がなければUAコーティング1層で終わらせて次回洗って上に塗布する。
 (UAコーティングをトップコートとして使えるので問題なし)
・床温の低い時はUAコーティングを塗らない。
 特に建物の1階の現場は要注意
・寒い時期は15時以降に塗らない
 気温が下がれば相対湿度が上がり乾かない


注意点
汚れや傷の多いところにはオススメしません。
そんなところはUAコーティングの上にUAフィニッシュLを塗って、UAフィニッシュLを毎回塗って剥がしての作業の方が簡単です。
UAコーティングの減膜性は良い方ではありませんので、UAフィニッシュLのように簡単に剥がれません。
物のひこずり傷が入らない現場や、土足禁止、日常清掃で土砂管理などがちゃんとできる現場に施工し、そのあとはあまり手を入れずずっと光沢復元洗浄だけでメンテナンスする現場向けです。


色々と注意事項はありますが、これはUAフィニッシュLであれ、普通のワックスであれわからないレベルで起こって品質に影響を与えていることです。
こういった基礎的なことができていれば一般の人がUAコーティングを使った時に耐久性はUAフィニッシュLでも出せてしまいます。
そのレベルの人がUAコーティングを使うことで通常では考えられない耐久性が出せるようになります。


2Lのお試しは正式ラインナップではなくテスト的なものになります。




UAコーティング2Lお試しはこちらから
 
2023年12月15日 22:22

楽しいかどうか?

2020年10月15日の記事のアーカイブです。


何のために仕事をするのかという話にもつながっていきますが、楽しくないことを続けるのは苦痛でしかありません。
とはいえ生活の為にしたくない仕事をしている人も多いのが現代です。
やりたくないことをしているとはいえ、その中で楽しみを見つけるというのも大切なことです。
そもそもやりたいことはなんですか?と聞いて明確に答えることができる人の方が少ないですから、色々やってみてその中からやりたいことを見つけるのが近道です。


昔からよく言っていますが、「プロになるなオタクになれ」と。
オタクは趣味でやっていますから24時間でもそれを楽しみながらやり続けても楽しくて仕方ありません。
仕事がそんな状態になれば、仕事のスキルもグングン上がりますし、楽しくて仕方ない日々になります。
10000時間の法則というのも以前こちらに書きましたが、1人前のスキルを得るには10000時間必要であるという話です。
日本の昔の格言でいればまさに石の上にも3年というちょうど良い言葉があります。
1日8時間仕事でやっていることが1日16時間になれば単純に半分になります。


また量子的な見えないエネルギーを研究しているとわかりますが、楽しいことばかりしている人とそうでない人とでは起こることに明確な差が出ます。
例えるなら、やりたい楽しいことをしている人には良いことが起こり、そうでない人には良いことはあまり起こりません。
詳細な説明は長くなるので省きますが、量子力学の基本のキで、近いエネルギー帯のものは引き寄せられるということです。
そこから歩み未来の道も変わっていきます。
それを知って生きているのとそうでないのでは人生が大きく変わります。


そういったことから楽しいかどうかというのは結構重要なのです。
たまには嫌だなと思うこともあるかもしれません。
しかしその起こったことは客観的に見て嫌なことでしょうか?
自分自身が嫌なことだと感じているだけで起こったことには良いも悪いもありません。
それをどう思うかで変わるのです。
良い経験だと思って楽しで何かを学ぼうと思うか、嫌だなと思って過ごすのかでは、その結果は上記で述べたとおり大きく変わります。
今この仕事をしていてしんどいと思うこともあるかもしれませんが、何かを学ぶためと思えばその中で楽しみを見つけられると思いませんか?



↓ここから過去記事

先日ある人のSNSで、ソーシャルディスタンスされた夏祭りという話題がありました。
祭りの屋台にスーバーボールすくいがありますが、スーパーボールが洗面器のようなものに小分けされ、その洗面器がソーシャルディスタンスされている中で、それぞれがボールをすくうという、なんとも微妙な絵面に笑ってしまいました。


 
それ楽しいの?


楽しいもの
屋外の夏祭りでそこまでするかというのは置いておいて、夏祭りって楽しいものだと思うのですよ。
楽しくない夏祭りってなんぞや?
対策するにしても、楽しくない対策はね。
楽しいかどうかってすごく大切なことだと思うのですよ。
仕事が楽しくないと、毎日が苦痛で仕方ないですよね。
人生の1/3は睡眠なんて言いますが、仕事はそれ以上の時間なのです。
だから仕事が楽しくないと幸せでないと言えるかもしれません。


我々の仕事で楽しいと思えることって、
それぞれ価値観があると思うので、自分自身の感情で話してしまいますが、
・現場でサクッと結果が出る
・作業が楽に終わる
・時給10000円という高い生産性が出せてしまう
といったところでしょうか。
頑張っても時給換算で1000円なんて修行でしかありません。
リスクを負わずにコンビニでバイトしてる方がマシです。
でも色々さっ引くと時給1000円に届かない事業主の人も多いのです。
働く時間と日数が多いのでそれなりの収入にはなりますが。


よく時給10000円と言いますが
これは誰でもできるレベルの話です。
汚れにくかったり、ワックスに傷が入りにくければ、作業時間は減るので最終的にはそうなります。
日常清掃がある現場では、定期清掃をせずに管理費は頂いて、定期清掃分が全部利益というところにたどり着きます。
自分だけができることならまったく意味はないのですが、ナノプラスをはじめて1年くらいして慣れてくればだいたいそうなっていきます。


楽しくないと続かないのです
楽しくないことを続けるのは修行でしかありません。
家族のためにと頑張ることは素晴らしいことだと思います。
しかし60歳定年で年金がもらえるわけもなく、75歳くらいまで働かないといけない世の中になってきています。
あと何年修行するのかと考えると辛くて仕方ありません。
だからこそ仕事を楽しくすることが必要なんですね。
働いたら負けなのです。
2023年12月14日 05:55

洗浄液の余力

先日とある案件で、セラミックタイルの定期清掃を洗浄機1パスで終わらせて欲しいという依頼を受け、実際に現場で微調整を行い十分な結果を出すことができました。
詳細はここではまだ触れることができませんが、多機能還元水をうまく使って、洗浄液を先に塗布すらしない、そして転倒事故の発生も防止するというチートなものです。
コンペした某大手メーカーの洗浄液ではそもそも転倒事故が起こりますし、洗っても汚れが落ちない、洗剤が残留して照明がぼやけて見えるという想像通りの結果でした。


よく考えたら多機能還元水500倍や250倍でも十分ワックス管理ができている訳で、それより濃い部分になっていったらどうなんだという質問も頂きます。
実際に上記の案件で色々と調整しましたが、予想の希釈より濃い希釈でも実験しましたが、濃すぎると良い結果は出ませんでした。


普段は500倍や250倍でワックスを減膜して光沢復元洗浄(ワックス塗布前の洗浄はnano+クリーナーを添加)をしている訳ですから、それと同じ希釈でカーペットを洗っていると考えると、それより汚れの落ちる洗浄液というのもなかなかないのではないでしょうか?
ワックス床でもちゃんと減膜ができているだけで結構な洗浄力があると言えます。

phをあげればカーペットの油分が抜け過ぎます。
これと同じことがよくわかるのは中華鍋です。
料理で使った後に水で流して洗いますが、鍋の汚れを水を流し大体落とし、少したまった水に多機能還元水を1プッシュして洗うと良い感じに油分が鍋に残った状態で洗い上がります。
鉄の中華鍋ですから、適度な油分を含む状態がちょうど良い状態で、これはカーペットと同じなのです。
同じようにアルカリ電解水も添加してそれをやると油分が全て取れてしまうのです。
カーペットの場合は汚れで不足した油分を補充しようとしますから汚れやすくなると言えますね。
油汚れが多い現場では多少のアルカリ電解水を入れた方が良い場合もありますが、わたしは重曹を使っています。
どちらも100円ショップで入手可能ですから安上がりですね。
界面活性剤を含むアルカリ洗剤を論外と言えるでしょう。


実際に大型ショッピングセンターでも多機能還元水でカーペットのメンテナンスをされていますから、そのスペックとしては十分と言えます。
カーペットを洗う時は多機能還元水250倍に重曹をすこし添加するとなかなか仕上がりが良いですよ。
今の時期は重曹は溶けにくいので、先にお湯で溶くのがコツです。
2023年12月11日 05:55

年末年始の配送のご案内

年末年始の配送についてのご案内です。

12月19日以降は在庫がないものについては、納期が年明けになることがありますので、12月18日までのご注文をお願いいたします。
在庫があるものについては、19日以降年末年始は通常通り出荷業務を行います。

尚、年末年始の出荷量の増加の関係や交通渋滞により遅配もありますので、1月2週目までの在庫の確保をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。


 
2023年12月09日 22:27

見た目は重要

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2020年9月21日の記事のアーカイブです。


人を見た目で判断してはいけないと言いますが、実際には見た目だけでも多くの情報があり判断材料になってしまいます。

そこに固執してはいけませんが、それを無視してもマイナスになるだけで良いこともありません。
長く仕事をしていますと、見た目や文字、コメントなどでもその人がどういう人かおおよそ判断できるようになります。
うちの会社で採用する時も、履歴書で9割決まります。
文字や写真、記入されていることなど、そこで採否はほとんど決まっており、面接の際にはおかしいところがないか確認するくらいです。
もっと言えば、会ってしまえばその人の作り出す空間によってわかるものもあったりします。



仕事柄色んなビルメンさんと現場で会いますが、その服装を見た瞬間にここの現場はだめだなんて感じることも多くあります。
服装に清潔感がない→車も道具も清潔感がない→現場にも清潔感がないのは当然の結果と言えます。
自分自身のことが綺麗にできない人が現場を綺麗にできません。
ナノプラスのユーザーさんでもすごいところは10数年以上前の洗浄機をいまだに新品のように管理されている会社もあります。
倉庫もマシンも本当に綺麗なものです。
現場に行かなくても綺麗なのは分かりますが、現場ももちろん綺麗に管理されていて、しっかりと高い収益を出されています。


我々の業界は当たり前に浸かりすぎて他の業界の目線や常識からかけ離れていることが多いです。
清潔感のない会社に清潔感や衛生面を気にされる高級な美容院や高級な飲食店は仕事を頼みません。
たまには自分自身の見た目の判断でなく、他の業界の人の意見も聞いてみることが必要です。
実際うちの会社の制服も、元々この記事を書いた時のベージュのチノパンはセンスが悪いとの指摘を受け、パンツも黒で統一になりました。




↓ここから過去記事

髪型とか制服とか見た目って重要だと思います。
髪の色も少し明るめの方がオシャレに気を遣っている意識高い系に見えるかも。。。という意見もあります。
確かに!
ちなみに某チェーンストアのヘアカラーのルールは、「ビゲンの3番」までの明るさとされています。



この業界の制服は
「いかにも清掃の人です!」「いかにも作業着です!」という会社が多いのではないでしょうか。
もう見るからにビルメンだなと。
たまに工事関係の人かな?という会社の制服もあります。
服と雰囲気でだいたい同業者と分かってしまうというのも業界あるあるですね。
私はそういういかにもビルメンです!とか工事業です!っていうのが大嫌いなのです。
当社のお客様では、日常清掃のスタッフさんに可愛い制服を揃える会社が!
10数年前からそうされていたので、大きなインパクトでしたね、。
私も最初はスラックスとワイシャツで統一して高級感を出そうと思ったこともありました。
いちいちアイロンを置くのが大変なのと、作業しにくいという問題から諦めましたが、最終的に行き着いたのはユニクロ。
夏であれば、黒のポロシャツとベージュのチノパンを制服として制服規定を作りました。
どこでも買えるのが素晴らしい👏
日常のスタッフについては、お客様のカラーに合わせてポロシャツを変えていいということにしています。
事務所ビルだとそうでもないかもしれませんが、店舗の場合だと来店される一般の買い物をされるお客様から見ると、清掃会社の人ではなく、お店の人と一緒なのです。
なので、商品の棚の位置まで聞かれて案内できなければならないので、店舗の日常清掃は清掃をしていれば良い訳ではないのです。
お客様はお店の人と思うのは当たり前のことなので、どんな業務であれそこで働く以上はそのお店の人として働かなければなりません。
その時に自社のカラーを押し出してしまってお店との調和を乱すような色を使う訳にいかないのです。
(結局現在はみんな黒になってしまいました)



この制服ユニクロ作戦は
出勤して着替えなくてもいいというメリットがスタッフにウケました。
いかにも作業服でござるという格好で電車やバスに乗るのは嫌なのです。
そして自分自身にも良い面が。
作業着兼普段着兼ゴルフウエアなどなど、常に同じ服。
事実毎日仕事なので経費なのです。
毎日着る服を悩むこともなくなります。



清潔感
服が汚いという会社は論外として、清潔感があるのは当たり前のことだと思います。
よれた制服や、色あせた制服をずっと使い回すのは嫌ですし、他の人が着た制服をクリーニングしたからといって着るのも嫌。
なので毎年買い替えてもいいと思っています。
特にユニクロだと機能性を重視して商品開発されているので、年々素材が良いものになっていき、快適になっていきます。(そして安い)



機能性も重要です
作業中に快適かどうか、パンツのストレッチが効いて動きやすいかなど。
ユニクロの回し者ではありませんが、EZYアンクルパンツ(ウルトラストレッチドライEX)なるものが最近ありまして、柔らかいのでしゃがんだり動くのが非常に楽で、快適に作業ができます。(2980円と安いし)
そしてベルトが要らない!
ベルトがないだけでかなり軽い。
お腹周りが開くのが動きやすい。
などなど、オススメなのです。
ベルトを通すところはありますがが、内側に紐があるので、そちらで十分です。



人は見た目で判断してはいけません
という言葉があるということは、人は見た目で判断している裏返しなのです。
実際に7〜9割(諸説あり)は見た目で判断していると。
男の顔は経歴書、女の顔は請求書なんて言ったりする昭和の言葉もありますが、多く人に会う仕事をしていると(最近は全く会いません・・・)顔や見た目である程度人間性や、品格など分かる情報量は多くなります。
大手のスーパーさんでは、バックヤードから出る前に鏡があって服装や髪の乱れの点検、笑顔のチェックをされているところもあります。
まずは現場に出る前にチェックする習慣をつけてもいいかもしれませんね。
2023年12月07日 05:55

技術の前に安全性や法令を

前回多面的な洗浄液の安全性について書きました。


先日ちょうど安全性の話をする機会がありましたので今回はその話題に触れていきます。
最近ではこの業界の流行のようなものでフランチャイズビジネスから協会ビジネスに主流が移ってきたように思えます。
基本的には加入金や入会費を取って技術を教える、場合によっては仕事を斡旋するというビジネスですね。
わたしもナノプラスでそれをやればいいのになんて話もいただきますが、技術や情報など最低限のことは無料にして業界全体がよくなれば良いと思っているのでそこではお金を取る必要はないと思っています。


今回はそれが良いかどうかはやっている内容なので個別にどうという話ではないのですが、人に物を教える以上は正しいものを教えることはもちろん最低限技術云々の前に教えるべきことは教えて欲しいと思っています。
技術だけ教えて関係する法令や安全に関すること、最低限のルールを教えないというのは、運転免許を取りにいく教習所で、運転技術でドリフトなどだけを教えて交通法規を教えていないというようなどこから聞いたことのあるような豆腐屋さんの漫画のようですね。


例えば脚立ですが、天板の上に立って作業するのはNGです。
調べれば出てきますが、結構細かいことがかかれていますね。
またなぜかヘルメットもつける人がいないのがこの業界の特徴です。
これはゼネコンの建築の現場で仕事をされたことのある方はご存知なことでしょうが、こんなことも守れていないと現場から叩き出されます。


次に先般からよく話に出る洗浄液の扱いについてですが、上向きで使う場合はゴーグルやマスク、長袖、手袋など対策をされていますでしょうか?
一般的な洗剤論外として多機能還元水であっても濃い希釈のものが目に入れば結構痛いのです。
上向きでなくても洗剤塗布機に希釈する時にうっかりメガネを外していてはねた洗浄液が目に入って痛い思いをしたことがありました。


排水についてもそうですが、下水道への排水ができているのか確認する必要があります。
わからない場合はトイレに排水すれば間違いありません。
洗浄液がどれだけ安全であっても流して良い汚れかどうかという問題もあります。
家庭用の洗剤もそうですが、我々が扱っている業務用の洗剤というのは、作る側から言わせればちゃんとゴム手袋をして扱うべきものなのですよ。
多機能還元水のように逆に手が綺麗になったり、流した先が綺麗になるなんてものはほとんどないのです。
「安全!」「環境にやさしい!」「生分解性が高い!」などど謳ってあっても、そもそもの基準が違ってそれを人が飲んで良い物でなければ水性生物や自然環境に取って良い物ではないのですから、「仕方がない」などという言い訳は通用せず、流して良い状態で放流するために下水道への排水を行うのがプロとしての責任です。
余談ですが、わたしは多機能還元水をずっと希釈して飲んでいます。(飲むために作ったものではありませんからメーカーの立場として飲用可能とは言いません)
近年ではデトックスで重曹クエン酸水なども流行っていますが、その効果がわかっているからこと自己責任でそうしていますし、身をもって安全性をアピールしているとも言えます。
多機能還元水は池の浄化などにも使えるくらいですから。


話は逸れましたが、プロなら最低限仕事に関わる法令は勉強するべきです。
サブスクがブームになったからそういった会費が発生するビジネスがどんどんできていくのですけど、人に教えるフランチャイズや協会、コンサルタントであればビジネスとして儲かる儲からないというお金の算段をする前に教えるべきことは責任をもって教えてもらいたいものです。
管理会社さんではこのあたりはちゃんとされているところも多いですが、それ以外では実際にそうでない会社も多く、いわゆる免許を持っていないドライバーが運転しているような業界になってしまっていますね。
新規事業などでこの業界に入られる方がそういったところを利用されるという話もよく聞きますが、まずは業界のそこそこの規模の会社で半年くらいアルバイトでもして実務経験をされてから起業される方がよいと思います。
例えば飲食店経営もしたことがない人が蕎麦を打つのが好きだからとお店を出されて失敗しているお店を結構見ます。
蕎麦を打つのと、蕎麦つゆを作るのはまったく技術が別ですし、それ以上に店舗の採算が取れるようにお店を日々回す技術も別で、外食する時は客単価×何回転し、ついつい1日の売上を計算してからこの店は収益が取れているのか計算してしまいます。
そして集客だったり、経営的に利益を残す技術もまた別です。
経営ですら技術ですから。
そう考えるわたしも起業して17年経ちますが、まだまだ学ぶことはたくさんあるのだと思います。




 
2023年12月04日 05:55

経営者目線と株主(オーナー)目線

2020年7月2日の記事のアーカイブです。


オーナーである株主と執行者である代表取締役とでは価値観は大きく変わり、その視点も変わります。
多くの会社の場合は株主=代表取締役(業務執行者)、個人事業主=業務執行者という場合が多い業界です。
それが同じであるからどうしても業務執行者目線で見てしまうことが多いのですが、オーナーとしての株主目線も持っておかないと判断を誤ることも多いのです。


今経営している会社もしくは事業自体の価値について考えたことはあるでしょうか?
人間の命が有限である以上、将来的に家族や他のどなたかに事業継承していくことになります。
その際に事業価値というのが計算されます。
お子さんに相続されるのでしたら、事業価値は小さい方が相続税は少ない方が良いかもしれませんが、他の方に会社もしくは事業を売却される場合には事業価値が高い方が良いですね。
事業価値が高い=事業の内容が良いということですし、事業内容が良いということは資金調達しやすく金利も低くなります。


これは個人に置き換えても同じ話です。
今自分がやっている仕事や自分自身のスキルはどのくらいの価値があるでしょうか?
その価値を上げるのは、今やっている仕事を深めるのも一つですが、それ以外のスキルを得たり、得たスキルで新しいものを創造するというのも一つです。
前回のアーカイブでも書きましたが、量子フロアメンテナンスというのはまさに建物の管理と量子力学の組み合わせで新しい建物のエネルギー管理という分野を創造したとも言えます。
まだ理解できる人がいないので、何ら評価されませんが、これからの時代は主流になっていくことは明白で、このようなことができる人がいないのですから、同じような仕事でも単価が非常に高くなっていきます。
日本どころか世界で同じことができるのはわたししかいないのですからこれ以上の希少性はないと思います。
1人でやるのも限界があるので、多くの人に取り組んでいただければもっと良い世の中にもなりますし、この業界の無用な価格競争からも解放されて取り組む方が幸せになってくれればと思っています。



↓ここから過去記事

大企業になると経営者と株主は別であることは多いですが、中小企業の場合、経営者=株主の場合がほとんどと思われます。

法人なら、代表取締役=株主
個人事業なら、代表者=事業主
ちょっと見方を変えてお店であれば、オーナー=店長
ということが一般的だと思われます。

つまり所有者と業務執行者が一緒になっていて、1人の人が両方の仕事を行っているわけです。
本来経営者は株主に雇われるものですが、自分自身が自分自身を選ぶということになっています。
「それって普通じゃん?」と言われそうですが、普通と思う感覚が普通ではないのです。

自分の会社だからと思う経営者は会社を私物化する傾向があります。
これは当然の考え方で、ワンオーナーの中小企業の特権とも言えます。
経費であれもこれも処理してたくさん役員報酬を取る。
もちろん自分自身のものですからそれもいいでしょう。
しかし株主から見てそういう経営者はどうでしょう?
株主の希望は株価を上げること、株式の配当金額を上げること。
つまり会社の価値を上げることですね。

短期的に見れば経費で色々やって節税する方が良いかもしれません。
しかし長期的に見ますと会社の価値を上げる方が、株主にとっても経営者にとっても良い方向に進みます。
成長しない会社はチャンスを掴むことはできません。
どういうことかというと、企業は大きくなればなる程取引を始める際に審査が厳しくなります。
成長しない会社は毎年利益が出ておらず、自己資本比率が低く、金融機関の評価も低くなるので、その審査に耐えることはできないのです。
また現在の日本の税制は、個人に厳しく、法人に優しい方向性になっていて、個人だと年金保険料もかなり高いものになるので、出た利益をストックするのであれば、法人にストックする方が効率が良いと言えます。
また個人の所得も社会保険料を払って所得税を払って役員報酬を受け取るより、で株式の配当の方がトータルで見ても所得税より安いですね。


判断基準を株主(オーナー)目線に
物事を判断するときに株主目線で判断するようになると経営は変わってきます。
つまり代表者としての自分は1人の労働者であると。。。
経営計画にしてもそうです。
代表者としての計画と、株主としての計画は大きく異なります。 
サッカー日本代表の本田選手の言った言葉でリトル本田が言ったからという言葉があります。
第3者目線で自分を俯瞰的に見れる視線を持つということですね。


目の前のことを見れば代表取締役としての目線でもいいでしょう。
しかし将来的な株主目線を持っておいた方が、後々事業は楽に展開できるのです。
2023年11月30日 05:55

多面的な洗浄液の安全性

先日、都内某所で打ち合わせをしていましたが、ケミカルメーカーの営業であってもそのケミカルの危険性を正しく認識できていないということに驚きました。
令和の時代になってもよく落ちるからという理由でそんな危険なものを危険性を理解していない人達に使わせるものだなと思ってしまいました。
すべてに優先されるのは安全です。
その安全はケミカル自体の安全性も去ることながら、それを使って作業した時の安全性にしかりです。
だからこそナノプラスのケミカルはあえて安全性の高いものばかりです。
その上で環境負荷を考えたり、メンテナンス性を考えたりしますが、汚れを落とせるかどうかはケミカル云々以前に落とす知識や技術でカバーできる部分です。


特に不特定多数の人に使わせる場合には、取り扱いを間違えて事故なんてことがあってはいけませんから、大きな仕事になればなるほど、それを考える必要がありますが、作業する人が増えれば増えるほど、管理する側が想像していない事故は起こるのです。
わたしの常識ではありえませんが、ロードサイドの店舗の駐車場の側溝近くでワックスモップを洗ったり、道具を洗ったり、洗剤を流したりなんていうのを見たことがあります。
これを読んで恐ろしいと感じない人は認識が足りていません。
そのワックスモップから出たワックスや洗剤はどこに流れていくでしょうか。
その先が下水道に流れていくことをわかっているならまだしも、知らないけど流している人はすぐに改めた方が良いです。


管理会社さんによっては汚水の持ち帰りまで仕様に入れられている会社もあるかもしれません。
それでも途中で捨てて帰るなんていうとんでもない業者さんを見たことがあります。
いくらちゃんとした指示を出していてもそんな会社もあって、結局建物のオーナーさんや管理会社さんの責任になるのです。
また汚水を持ち帰る場合はペール缶に蓋をして持ち帰りますが、倒れない対策であったり、バキュームや洗浄機に入れたまま持ち帰る場合はバキュームモーターの口をテープなどで塞いでいるかなど気にするべきことがたくさんありますね。


今回の打ち合わせではセラミックタイルの洗浄の話でしたが、一般的なアルカリのきつい物や界面活性剤を洗浄で使えばいくらリンスをしたところで転倒事故の原因になってしまいます。
またその汚水を外で流したりすると非常に危険です。
しかし多機能還元水とアルカリ電解水ph13.1をそれぞれ100倍希釈にして洗った場合(状況によりnano+クリーナー500倍添加)には転倒事故が発生する原因そのものがありませし、排水も一般的なセラミックタイル洗剤に比べ危険度は低いです。
油汚れがあった場合にはその油汚れが流れるのは良くありませんから、何しても下水道への排水を推奨です。
そして界面活性剤を使わないことで汚れにくいというポイントがあり、メンテナンスの手間を減らしたり、転倒事故も減らすことが可能になるのです。


洗浄液の安全性と一口にいっても、色んな視点から見ておかないと、汚れが落ちるか落ちないかだけでは本末転倒なのです。
床を洗ったその時にはわからなくても、1ヶ月、2ヶ月と経過して初めてわかることもあるのですから。
2023年11月27日 05:55

続 白い床の話

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2020年9月14日の記事のアーカイブです。

実はここの店舗ですが、紆余曲折を経てFC店から直営店となり、9月から当社に管理が戻ってきました。
その間メンテナンスをしていなかった期間があり真っ黒になっていましたが、一度のメンテナンスで同じ状態に戻しました。
新品のSPPパッドで予備洗浄して、洗ってUAフィニッシュLを2層入れて元に戻しました。


FC店の頃、経費削減ということでFC店の社長からメンテナンスの終了を言い渡されその際に「うちがメンテナンスをやめたら2年以内にこのお店はなくなるけど大丈夫ですか?」という話をしたことがありました。
結果8ヶ月でFC店が撤退し、直営に戻ったようです。
何が言いたいかというと、量子フロアメンテナンスによって見えないエネルギーの管理も行っており、それをしないと集客の維持ができないお店でした。
非科学的だという人も多いと思いますが、現代文明で解析できないだけで、どんな飲食店が入ってもなぜか潰れてしまうテナントというのがありますね。
今回の件はまさにそれと同じなので、量子フロアメンテナンスというのはただ界面活性剤ゼロでワックスの耐久性を飛躍的に上げるだけでなく、集客も科学的なロジックに基づいた見えないエネルギー管理できるのです。
人が住まなくなった家が古くなるのではなく、なぜか朽ちていくというのも見えないエネルギーによるものです。


見えない世界の概念では、汚れ→穢れ→気枯れ→土地でいう気枯地(エネルギーの低い土地)となります。
以前にも書きましたが、気枯地の逆は弥盛地(イヤシロチ)として農業でも実際に弥盛地化の技術があり、収穫量が増えたり、虫がつきにくくなったりと効果が上がることは昔から知られています。
この物件は表通りは非常に良いのに、裏通りまで繋がっていて裏通りが非常によくない物件でした。
床だけでなく空間のエネルギー状態も調律し、下がらないようにした上で管理することで集客は上がりますし、客単価も上がります。
これはこの数年美容院でも実際の数字として出ている実証データです。


現在この記事を書いているのは2023年10月4日ですが、メンテナンスから2週間経過したので状況確認にいったところまだメンテナンス後そのままの状況で非常に良い状態でした。
まさに白い床を白いまま維持できている状態です。
日常できちんとトレールモップのウェットダスターをかけてくれている効果と入り口の土砂取りマットの効果が大きく出ていました。
(店舗の入り口周りも全て水を流して土砂を除去してあります)


被膜がどれだけ汚れても汚れたUAフィニッシュL(そもそもUAフィニッシュLは汚れにくいですが…)を剥がしてしまえば綺麗な被膜は出てくるのですから、汚れた被膜が残っているかどうか見えやすい白いタイルというのは非常に管理がしやすいですね。
万が一ビルドアップして新品のSPPパッドでザクザク削ってしまえば良いだけと思えば管理は簡単ですね。



↓ここから過去記事

従来白いタイルは敬遠されてきました
すぐに床を黒ずませ、それが目立つので、設計士や内装屋さんが使いたくても後でクレームになるそうで、使いにくいのだそうです。
ナノプラスなら日常清掃がない食品スーパーで運用して1年経っても↑の写真の通り。
普通なら剥離が必要な状態になるでしょう。
そして色の濃い床材と比べて、小傷が目立たず、汚れも見えやすいので非常に管理が楽なのです。
設計士さんに、仕様で入れてもらえると、もれなく定期清掃がひっついてくる確率が高くなるという営業の仕方もあります。


ワックスやコーティングの変遷
手間のかかるドライメンテに限界がきて世の中はコーティングにシフトしました。
しかし剥離ができないコーティングは後々問題が多々出てきます。
そういったコーティングももう10年以上前からあり、何度もそんなトラブルを起こしているのに、どうしてそれを導入するのだろうかと、不思議で仕方ありません。
剥離ができない被膜ということは、それだけレベルの高い施工と管理が要求されますが、自分でもやったことはありますが、現実的に不可能です。
UAコーティングは洗浄で減膜していくワックスとコーティングの中間。
某メーカーさんもようやくそういったものを昨年リリースされていましたが、UAコーティングはもう5年以上も前からあるのです。
5年間の現場でのデータ蓄積は大きな差です。
おそらく管理が始まって5年くらい経過すると、剥離ができない状態になっていくでしょう。
UAコーティングは剥離ができるからこそ、不特定多数の人が施工して管理するという前提をクリアできるのです。
UAフィニッシュLはさらに剥離性が良いので、不特定多数の人が作業するのに向いています。

白い床であっても、洗浄で毎回UAフィニッシュLが剥離ができれば黒ずむことは永久にありえませんね。
必ずしも強い被膜が良いというわけではありません。
現場の状況や作業する人のレベルに合わせた管理を。
分からなければ洗浄してUAフィニッシュLを塗る管理をしておけば間違いありません。
2023年11月23日 05:55