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開発者コラム

ブラックゾンビ企業

2020年8月27日の記事のアーカイブです。


コロナゼロ融資の返済がはじまって倒産なんてニュースが増え始めました。
返済据置最大5年というのがコロナゼロ融資の特徴でしたが、あまり考えもせず公庫の言われるままに3年にしてしまった人が苦しんでいるようですね。
ちゃんと調べれば5年まで伸ばせるのですから、知っていれば倒産に至ることもなかったのかもしれません。
とはいえ、返済が苦しくなれば金融機関と相談して返済条件の見直しをかければ良いだけで、何も倒産や廃業する必要もないのです。
この5年というの意味もあり、とりあえず5年待っていれば良いことも…なんて話だったりするかもしれません。
多くの人が知らないだけで、実際に銀行は多数倒産していて、以前から何度か書いていますが、これから地球の経済システム自体が大きく変わることは決定事項です。


そんな世界が大きく変わる時にブラック企業は淘汰されていきます。
どれだけしんどくでゾンビ企業であってもブラック企業に堕ちてしまうのはやめましょう。
ゾンビ企業であっても、改善の手段を講じればゾンビから脱却は可能です。
我々の仕事は特に働く人があってこその業種です。
人が集まらないなんて話をよくありますが、人が集まらないのは「この業界はこんなものだ」となぜかを整理して改善していかない会社が多いです。
我々の業界でも人が集まる会社は集まりしまし、他業種では飲食店も人手不足でも集まるお店には集まっています。
他の業界を自分の業界に置き換えてみると学ぶべきことは多くあります。



↓ここから過去記事

以前ゾンビ企業というコラムを書きました。
コロナ騒動によって倒産の危機になった企業に対し融資を行ったものの、元々コロナがなくても倒産するはずだった企業や、コロナの環境に経営体質を変革できない、いわゆる次の打つ手がない会社ですね。
銀行協会が3月に出した手形が不渡りになっても、銀行取引を停止しない措置もある意味ゾンビ産んでいます。
しかし色々と考えていると、この業界には財務的な意味ではなく、別の意味でのブラックなゾンビ企業がある業種とも言えます。

最初に結論を言います。
↑のゾンビ企業とはまた別で、以下お話しするような



「ゾンビ企業は存在しない方が良い」


サービス残業、サービス休日出勤
と言われると日本人はなんとも思いませんが、つまりは、働いたのに賃金がもらえない労働のことですね。
無銭飲食ならぬ無線労働。
働く人もよく考えた方がいいはず。
勉強と思って働くならいいと思うけど、そうじゃなきゃ働かなけりゃいいじゃんと思ってしまいます。
人がいないのは働く人の責任ではなく、会社の責任。
作業する人がいないのに、仕事を受注してくる会社の責任。
できない物件を受注してきて、足りない人数で無理やり作業すると、クレームにしかならず、クレームをもらうくらいなら「忙しいのでできません!」と断った方が正解。
仕事を断らない会社は単価が上がりません。



ブラックな会社にありがちなこと
そもそもタイムカードを打刻するものがなかったり、記入するものでも上長の確認がないなど、
会社に出勤して現場に行くけど、現場で作業した時間分しか労働時間に含まれない会社。
残業代が出ない会社。
残業手当25%、法定外休日手当て25%、法定休日手当て35%の割増がつかない会社。
(言葉の定義はGoogle先生に教えてもらってください)
制服がある会社であれば、制服を着るのも業務なので、制服を着る前にダイムカードを打刻、終わったら制服を着替えてから打刻が当たり前です。
業務に必要なものを労働者負担で準備させる会社。
有給を取らせない会社。
アルバイトは有給がないという会社。
などなど、Google先生に聞けば色々と教えてくれます。



ブラックゾンビ
桃鉄のキングボンビーみたいですね。
賃金が安い、まともに労働時間が計算されない。
労働者には不利なことばかり。
そりゃ人なんて集まるわけがないのです。
これだけ人手不足の世の中であれば仕事はたくさんあります。
そんな会社で働くこと自体がブラック企業の生き残りに協力しているようなもの。
働く人がいなければブラック企業は存在できず、どんどん淘汰されていくのです。
そしてえてしてそういった企業はブラックな割に収益が出ていないのです。
それでも働く人がいることによってなんとか生きながらえている感じ。
普通に賃金を支払って経営が成立しない企業は



ブラックゾンビ企業なのです


もはや昭和でなく、令和の時代、そんな会社はオワコンなのです。
そんな会社はどんな規模であれ、人を雇用していたとしてもなくなった方が世の中の為なのです。
騙し騙し継続しても、事業として成立していないのでバランスシートの数字は悪化するばかり。
うまくいく仕組みができあがっておらず、目の前のお金しかみていないとこうなります。
そこにいくら資金を投入しても根本的な改善にならないのです。
私が言わなくても、淘汰されていくとは思いますが。。。
だからこそうまくいく仕組みに変えていく必要がありますね。
2023年10月26日 05:55

保護剤と減膜

前回はワックスと洗浄液の関係による剥離性について書きました。
今回はワックスの剥離性が悪いとどうなるかという話ですがその前に床の保護剤として視点から入ります。


剥離性=減膜量が少ないということです。
減膜量が少ないと毎回の洗浄でワックスが剥がれなくなります。
被膜に入った汚れが取れなかったり小傷が消し込めず、傷が深いままなのでたくさんワックスを塗るようになりビルドアップして剥離となります。
なので剥離性って非常に重要な指標なのですが、この業界において剥離性を重視している人なんてほとんどいません。
毎回の洗浄で剥離ができれば永久に剥離がない。
ナノプラスはそれを簡単にできるようにしています。


床材の保護として塗るものは大きく分類すると、
・剥離ができるワックス
・剥離ができないコーティング
に分類されますね。
UAコーティングのように剥離ができるコーティングというのもあるのはありますが、剥離ができるかできないかでおおよそ分かれると思います。


この数年、コスト削減を謳ってコーティングが流行りました。
しかしそんなものは20年近く前から失敗の歴史が続いていました。
その根本的な原因として剥離ができないと傷が入った場合の補修が不可能であるということでした。
剥離ができないコーティングはそもそも傷の入らないところに向いています。
しかし傷が入らないのならワックスで良いのです。
そして傷が入らないように管理する技術は非常に高い管理技術とコストが必要で、結論から言って成り立ちません。
それはわたし自身も昔いろんな試行錯誤を繰り返してきたので分かります。


コーティングのメリットは耐久性やメンテナンス性の良さでしたが、ワックスの場合はどうでしょう?
ワックス最大のメリットは剥離性です。
誰でも簡単に施工でき、失敗しても剥離が可能なので汎用性が高いといえます。
その剥離性の良さがあるから、光沢復元洗浄ができるのです。
ワックスを塗っても傷は消えません。
減膜できるから傷は消えるのです。


その仕組みについて次回説明していきます。
2023年10月23日 05:55

11月ナノプラスセミナーのお知らせ

11月のセミナー日程のご案内です。
大人数のセミナーではなく、1社のみ(4名様まで)のセミナーになり、参加される方の課題に合わせたオーダーメイドのセミナーとさせて頂きます。
導入前の方も申し込み頂けます。
尚、ナノプラス導入後3ヶ月以上経過されている方につきましては、実務的な経営の効率化などのご相談もセミナーで対応させて頂きます。
セミナー費用は無料です。


○11月16日(木)
1000〜1300 東京(日本橋事務所)
1530〜     東京ビックサイト(セミナーは行いませんが相談のある方は受け付けます)
(1420〜1520 講演会場B ワイズ・クルーさんのタイルカーペットの洗浄システムの講演に参加申し込みしました)
以降の予定は入れていませんので、何かあるようでしたらご連絡ください。


○11月17日(金)
1200〜1500 東京(日本橋事務所)
1500〜1800 東京(日本橋事務所)


○11月18日(土)
1200〜1500 名古屋
1300〜1600 京都
1400〜1700 梅田
※いずれか1枠先着順


訪問しての開催も可能です。
他日程につきましては現在調整中です。
また以下の点、お願いいたします。
他日程、他エリア、オンラインでのセミナーもご相談に応じておりますので、こちらよりご連絡ください。


・先着順とさせて頂きます。
・ご参加の方は必ずHPを一読の上、お申し込みください。
・セミナー内容は参加される方の課題により決定しますので、セミナー参加への目的を明確にお願いいたします。


上記以外のエリアにつきましては、ご依頼を頂いてから別途日程を調整させて頂きます。
いずれもご希望の方はこちらから申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2023年10月20日 15:33

月内の多機能還元水の発送について

11月より価格改定があることもあり、現在多機能還元水のご注文を多くいただいております。
その結果月末までの生産予定分の在庫がなくなる可能性が出てきました。
現在庫については、本日のご注文でゼロとなってしまい、以降ご注文いただくのは10月27日もしくは28日の出荷の予定となっています。
(こちらもバックオーダーで予約がたまっていっています)

つきましては、月内にご注文をいただき月内に出荷できなかったものについては11月からの新価格ではなく10月までの旧価格で対応させていただきます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、お早めにご注文いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2023年10月19日 18:06

メニューが無い!

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2020年8月20日の記事のアーカイブです。 
この写真を見るとあの出来事はもう3年前だったんだと驚きました。
今からコロナ騒動がはじまるから営業から外れるのは良かったねと親友に話をしたのを今でも覚えています。



我々の業界には意外とメニューと価格を出していない会社が多いですが、お客さんはそれだと頼みにくいのです。
うちの会社もそれと同じでわたしの言い値でしか仕事をしませんので、価格提示はしておらず、どちらかというとお客さんの年間に出せる予算で最大限良い結果になる仕様を組むという形式をとっています。
それでも3通りくらいの提案はして選んでもらいます。
選んでもらうというのは結構重要な行為です。
こちらの押し付けでなく、お客さんが自らの意思で選んだのですよというのは後々大切になってきます。


これは自ら営業に行かず、人の紹介でしか仕事をしない会社のやり方ですが、一般的にそうそううまく行くやり方ではありません。
数を増やすのには不向きなやり方です。

そこでメニューは必要となるのです。
不動産デベロッパーさんや管理会社さんのような建物の業界の人ではない一般のお客さんは我々が思っている以上に、高いものだと思っていることが多いものだったりします。
高いと思うから手が出ないのですが、高くないことがわかると手が出しやすいというのもあるのです。


また上記で述べたように、提案を1つにせず、複数提示することもポイントです。
心理学など恋愛テクニックでも昔から使われる方法ですが、Yes or Noではなく、Yesかはい、のどちらかを選ばせるのです。



↓ここから過去記事

飲食店でメニューもなく、価格も書いてないとどうでしょう?
恐ろしくて入れないですね。
今年の1月中旬に東京から大阪に向かっている時に親友とLINEをしていると、急遽京都で新年会をやろうということになり、祇園の街を散策していたところ、結構な割合でメニューも価格もないのです。
そもそも何屋さんかも看板なし。
勇気を出して入ってみると、京都独特の一見さんお断りとなることが多いらしいです。
心が折れそうになります。。。
という時の写真が↑です。


我々の仕事は、建物の用途も違えば面積も、荷物の量も、仕様も全て違うので、なかなか一律という訳にはいきません。
同じ作りをしたコンビニであっても、都内と北海道では隣の店舗までの距離が違いすぎます。
都内だと道路の向かい側に道具を転がして運んでいけるのに、北海道だと雪なのに次の店舗まで100kmなんてこともあったりします。
そうなると当然条件は異なります。
なので、価格は現地調査の上見積を出しますということになってしまいます。
しかしお客さんはだいたいどんな金額かも分からない人が多いのです。



 

現場の作業にメニューがない

現場作業にはメニューがなく、現場ごとに現場合わせというのが現場の実情でしょう。

だから管理は大変なのです。
nano+なら基本メニューは4つ
・UAフィニッシュLを洗浄のみ
・UAフィニッシュLを洗浄塗布
・UAコーティングを洗浄のみ
・UAコーティングを洗浄塗布(毎回は非推奨なので厳密には3つ)
に分かれるところです。
それに対し、現場の実情に合わせて金額を決めればいいのです。
しかし大きな会社になると、外注先も含め、人が増えれば増えるほど内容は薄くなりますので単純に、


多機能還元水とnano+クリーナー500倍で洗ってUAフィニッシュL1層塗布

と決めてしまえばいいのです。
メニュー1択で選択肢なしだと、品質のブレもそれだけ少ないのです。
お客さんも現場で作業する人も、「ワックス清掃」というメニュー表だけでは分からないので、現場の人は主観で作業し、ばらつきがでるのです。

人間は何かを決断するごとに精神力をすり減らし、1日に決断できる精神力には限界があると言われています。
どの服を選ぶか、何を食べるかなど日常的なことでもそれは消費されるので、スティーブ・ジョブズのように同じ服を着るようになるのです。
「とにかく何も考えず、洗って塗ればいいんよね」と思うと現場でも心が軽く作業は捗ります。
選択肢が減ってシンプルになることは目には見えにくいメリットもあるのです。


ジャム理論
詳細はGoogle先生に教えてもらってください。
お客さんに対してたくさん選択肢を持たせるのは良くなく、1つに絞って提案するのは良くないということです。
その上で↑のシンプルな仕様にどうやって落とすかが営業マンの手腕ですね。
メニューは決めておいて、どこに落とすのがお客さんにも自社にもメリットがあるのか明確にして提案しましょう。
2023年10月19日 05:55

ワックスの組成で変わる洗浄液

前回は剥離が簡単な被膜の誤解について書きました。
実際には簡単ではないという話でしたね。

実際のところ剥離が簡単ではないワックスを塗るとどうなるかという話です。
その前にワックスは、アルカリもしくは溶剤、またはその両方が剥離に一定量必要なものとして分類できます。
組成により
・アルカリタイプ
・溶剤タイプ
・その両方タイプ
に分類できます。

つまりは剥離剤も洗剤もワックスの組成によってセットにならなければいけないのです。
そこまで考えて現場管理をする人はほとんどいないでしょうね。
そんな人がいないからこそナノプラスのようなシステムになっているものが必要になってくるわけです。
ちなみにですが、剥離剤も溶剤タイプのものが現代では主流ですが、上記が理解できていないといくら値段が高くても意味がありません。
世の中には値段が高い剥離剤→よく剥離ができる剥離剤と認識している人も多いようです。

これはワックスメーカーが謳わないからいけないのですが、どのメーカーもそんな記載をしていませんね。
本来はワックスと剥離剤も分類するべきなんです。
またこれは組成による相性の話ではありますが、次回は相性があってなく、剥離性が悪いと実際にどうなっていくのかという話をしていきたいと思います。
2023年10月16日 05:55

【変更あり】10月ナノプラスセミナーのお知らせ

10月のセミナー日程のご案内です。
大人数のセミナーではなく、1社のみ(4名様まで)のセミナーになり、参加される方の課題に合わせたオーダーメイドのセミナーとさせて頂きます。
導入前の方も申し込み頂けます。
尚、ナノプラス導入後3ヶ月以上経過されている方につきましては、実務的な経営の効率化などのご相談もセミナーで対応させて頂きます。
セミナー費用は無料です。

○10月17日
1400〜1700 関西

○10月25日
1000〜1300 名古屋・関西のいずれか1枠

訪問しての開催も可能です。
他日程につきましては現在調整中です。


 
また以下の点、お願いいたします。
他日程、他エリア、オンラインでのセミナーもご相談に応じておりますので、こちらよりご連絡ください。

・先着順とさせて頂きます。
・ご参加の方は必ずHPを一読の上、お申し込みください。
・セミナー内容は参加される方の課題により決定しますので、セミナー参加への目的を明確にお願いいたします。

上記以外のエリアにつきましては、ご依頼を頂いてから別途日程を調整させて頂きます。
いずれもご希望の方はこちらから申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2023年10月13日 16:44

天王山を読めるか?

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2020年8月17日の記事のアーカイブです。


良いポジションで事業を展開できるかどうかという話です。
経営の勉強会では、レッドオーシャンではなくブルーオーシャンを進みましょうなんて話もありますが、みんながブルーオーシャンに行くのですから目に見えるブルーオーシャンを目指しても仕方ありません。
何か重要なのかというと、目に見えるブルーオーシャンではなく、目に見えないもっと本質的なブルーオーシャンを見つけることが天王山を取ることにつながるという意味です。


それはビジネスモデルなどではありません。
見えるものは真似をされてしまいますからね。
どういった想いを持って事業をしているか。
そこは意外と真似をされないのです。
そしてそれが企業内に浸透していった時には企業風土に変わっていきますね。


トヨタ自動車やJR東海はそれがわかりやすい会社ですが、他の自動車メーカーがトヨタの「カイゼン」を真似しようと繰り返しますが、改善することをいくら見よう見真似でやっても「カイゼン」にはならないのです。


ナノプラスも同様で、ただ資材として使うのか、何のためにそれを使っているのかを理解して使うのかでは結果はまったく変わってきます。



↓ここから過去記事


以前ポジション取りのコラム(2020年5月7日アップ)も書きましたが、それに関連する話です。

↑はサントリーさんのHPから拝借したヤマサキ蒸溜所の画像

天王山とは、1582年の中国大返しをした羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と明智光秀が戦った山崎の戦で、ここに陣取れば戦いを有利に進めることができるから、是が非でもここを取らないといけないということですね。(諸説あり)

他でどれだけ勝っても、ここが取れないと大局で勝てないということですね。
結果、天王山を取った秀吉がその後どうなったかはご存知の通りです。
昨今歴史認識は変わりつつありますが(歴史は勝てば官軍で、書き換えられるものなので)

で、何が言いたいかといいますと、


「事業において、自社の天王山が見えているかどうか」

ということなんです。
どんな会社でもここは落とせないというのは数字上の話は誰でもわかる話。
そうではなく、事業の展開を考えた時に、
・その現場はどれだけ赤字を出しても結果を出さないといけない現場だったり
・その現場をやることで知識や経験が身につくのでその後の展開に大きな影響を及ぼすものであったり
・人間関係によって、赤字でもやりきることであったり
そこを踏み越えることで、事業が優位に進むまさに「天王山」なんですね。
それがこれ!と分かりやすければいいのだけれど、それは後で結果的に分かることでもあります。
超1流の営業マンはこの「天王山」を見るのに優れていますね。
ここだけに注力して動きます。
伸びない会社って、この天王山を必ずと言っていいほど取れていないのです。
気がついていなかったり、予定をつめすぎて作業日程が取れなかったり。。。
チャンスを得るにはチャンスを掴む手は開けておかなければならないのです。

我々の仕事はそれぞれの会社にキャパがあり、できる仕事できない仕事はあるかもしれません。
2人しかいない会社が、応援も呼ばずに毎月30万㎡の洗浄ワックスの物件をこなすのは難しいでしょう。
毎日30日間作業をしても1日1万㎡、まともに作業してできる人は世界にもいないでしょう。
これは極端な例ですが、しかし人間と一緒で、会社もこれはちょっと無理かも?と思うような仕事をこなしていかないと伸びていかないのです。
そういった中には高い確率で「天王山」があるのです。
できないとお客さんに迷惑がかかってしまうので、もしそういった物件があればご相談ください。
できないものをできるようにしてしまうのは得意です。
1人や1社でしかできないことでも、集まれば色んなことができてしまいます。
2023年10月12日 05:55

剥離が簡単な被膜の誤解

「剥離が簡単」
と関われているワックスありますね。


半樹脂ワックスや亜鉛フリーワックスなんかに多い表記です。
しかし本当にそうでしょうか?
この意味はまったく逆で、
・半樹脂なのに
・亜鉛フリーなのに
剥離が簡単という意味なのです。
ちゃんとしたワックスメーカーの営業の方なら当たり前に知っていることです。

しかし使う側のビルメンさんの方はどうかというと、普通のワックスより剥離が簡単と思って使う方の方が多いのです。
わたしもこの仕事をはじめたころそう勘違いして使っていましたが、使ってみると逆であるということがよく分かりました。
現代でも半樹脂ワックスがあり、なぜラインナップに残しているのかをワックスメーカーさんと先日話をする機会がありましたが、需要があるからということでした。
わたしからすると「どんな需要???」という話です。
剥離しやすいワックスで言えばUAフィニッシュLは耐久性はしっかりあるものの剥離性は非常に良いのでビルドアップしにくくできていて、毎回の洗浄で剥がせる上に、ビルドアップした場合はphをアルカリにすこし傾けてやれば簡単に剥がせるように設計しています。



半樹脂や亜鉛フリーは一般的な樹脂ワックスに比べて組成的に剥離しにくい(減膜しにくい)のです。
なのになんとか剥離ができるようにしているという表記です。
剥離性が悪いワックスになるとどうなるか。
次回はそちらのテーマを書くことにします。
2023年10月09日 05:55

誰でもできるから難しい

2020年8月13日の記事のアーカイブです。


簡単と思えるシンプルなものほど難しいものはないのです。
床を洗ってワックスを塗ると一言で表現してもそれを何工程でやっているかと考えると人によってかなり異なります。
レベルの高い人ほど工程数が多くかつ短時間でそれを処理しています。
工程数が少ない人は粗く、多い人は緻密と言えます。


たとえばダスターをかける際に、隅や角をスクイジーで掻き出してからダスターをかけていますでしょうか?
ダスターをかけた後に洗浄液を塗る前、予備洗浄をかけていますか?
油汚れの多い現場や土砂の多い現場、汚れの多い現場では本来予備洗浄が必要です。
油汚れが多い現場では、油汚れがある部分とない部分があると思います。
そこを同じ洗浄液で同じように洗うとどうなるかというと、油汚れが多い部分が減膜量が少なくなりますね。
なので予備洗浄で油汚れを除去しておくことが必要なのです。
ここの油汚れを土砂や他の汚れに置き換えても同じことが言えます。


ちょっとしたことですが、年間で見るとかなり変わるものです。
そういったことをどこまで認識して仕事ができるかで1ヶ月では差が出なくても、1年、3年、5年とどんどん差の開きは大きくなっていくのです。



↓ここから過去記事

よく言われる話ですが、「清掃なら自分でもできると思ったから応募しました」という求人への志望動機。
「誰でもできるでしょ?」とか。
ナノプラスなら確かに誰でもできるでしょう。
しかしただできることと、上手くできることはまた違うのです。
誰でもできると言われるもの程、上手くやるのは難しいものはないのです、
料理でも一番難しいのは、白いご飯を美味しく炊くこと。
シンプルなものほど難しいのです。



例えば洗浄ワックス作業
一言で言えば洗ってワックスを塗ればいいというだけの作業。
しかしそれぞれ個別の作業を紐解いていくと、全てに理由があるので、それを理解して施工していく必要があり、その理解度が耐久性となり、それが収益性となって明確に現れます。
ただ白いご飯を炊く人と、炊けるまでのやるべきことを細分化し、必要なことができているかどうかですね。
以前仕事のやり方のコラムに書きましたが、業務の細分化をするように、現場作業の細分化をする必要があるのです。
そしてどこまで細かく細分化して動いているか(実質的にこなしている作業量)が重要で、あまりにざっくりざっくりやる人は、それだけ雑な結果にしかなりません。
営業も現場も経営も、仕事のできる人は仕事のできない人に比べ、仕事自体が細分化されて工程数が多いのです。
それをどうやって最適化してシンプルに仕組みかするかがポイントで、ブレやクレームの発生を抑えることにつながります。



アップライトやダスターも
アップライトも使い方によって大きく結果が変わる機械です。
正しく使えば定期清掃で洗わずに綺麗にしてしまえることもあります。
ダスターであっても、同じ環境で使う人に人によって、光沢の維持期間も変わりますし、定期清掃であれば洗浄機のタンクに入るゴミや、スクイジーに挟まるゴミの量も明確に差が出て、品質や作業時間に反映されていきます。



細かい仕事ができる人の方がそれだけ生産性が高い仕事ができているというのが分かりやすいですね。
細分化して作業するには、洗浄ワックス作業の解説動画を観るのが一番です。
1回観て全て理解して全てできる人などいません。
分かったと思っていても、できていないことは多く、理解できていないのです。
結果を出している人は何度も観ているようです。
2023年10月05日 05:55