ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

業界の地域差

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地域差という話をすると大体の方が「やっぱり東京はすごいよね!」と言われます。
物件数などマーケットと言われるところで見ればそれは間違っていません。
当社の取引先の食品スーパーさんでも、関東と関西しか出店しないという極端な会社もある訳ですから。
しかし我々の業界はそんな単純でなかったりします。
今日はそんな地域差の話です。


首都圏は物件数が違う
確かに首都圏の物件数は多いですね。
たとえば地方だとガラス清掃や外壁清掃、石の研磨など単品では事業化が難しいのですが、首都圏や関西圏ではそれが可能になったりします。
また物件数が多いので、定期清掃がなくてもスポットの仕事を埋めまくるなんていう荒技もあったりします。


その会社にしかできない仕事
極端な地方だと、メンテナンス会社がその地域に1社しかないとか、この種類の仕事やこの規模の仕事はここの会社しかできないなんてエリアもあったりして、独占的になっている地域もあるのです。
コンビニのように他店舗を巡回する仕事ならこの会社、大型の店舗ならこの会社というように完全に棲み分けが決まってしまうエリアがあります。


どこのポジションを取るか
地域によって物件数や建物の種類も違えば、それをメンテナンスする会社の数や規模、事業内容も異なります。
その地域が小さくなればマーケットは小さくなりますが、会社規模を極端に拡大したい訳ではないのなら、移動距離が少ない最低限のエリアで事業展開できるのが1番効率が良いと言えます。
上記で挙げたその会社にしかできない仕事を持っている会社はこのポジションどりが上手な会社と言えますね。


すこし長くなるので、次回はもっと具体性を高めて現場に関わる部分の地域差について取り上げていきます。
2022年11月14日 05:55

アーカイブ 減膜量の目視

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2019/06/14の記事のアーカイブです。
洗剤を使わずにワックスを減膜しますなんてことを言うメーカーさんもありますが、このような実験をすると結果はよく分かるのですよね。
以前ある会社が5層まで同じように床を作って1ヶ月後にあるメーカーさんが機械を持ってきて削ったのですが、4すら消えないのです。
展示会でよく見るワックスが削れて真っ白になったというデモがありますが、展示会では削るたびに塗っていますから、塗ったばかりのワックスは削れますが、1ヶ月経ったワックスは削れません。
しかし現場では後者の方がより環境に近いですから、本来は後者の方で実験すべきなのですよね。



↓ここから過去記事

ワックスの減膜量のテストはフロアメンテナンスシステムでは重要な指標です。

剥離作業がないことはもはや当たり前の世の中だと思っていますので。

現場でテストする場合は、お客様の建物ですので変なことはできません。

ので、ワックスが0層の状態で、UAフィニッシュLを1層と2層の場所を作り、次回の定期清掃で洗浄し洗浄後のタイルをケレンで擦りワックスの有無を確認します。

これが一番簡単でUAフィニッシュLの除去量を確認する方法ですね。

無論確実に除去できているという確認を取っています。

1層といっても1㎡あたりの塗布量やワックスの不揮発成分で厚みは変わります。 

例えば現場では1㎡あたり10ccと20ccと厚みの塗り分けをすることがありますが、それだけで2倍違いますね。

また不揮発成分が20%のワックスと25%のワックスだと、5%しか違わないじゃんと言われる方もいらっしゃいますが、20%と25%なので実質20%違うんですね。

この現場でのテストでは、平均的なワックスの塗布量15cc/㎡をUAフィニッシュLでテストしています。

それでも使い古しのSPPパッドで2層分はきちんと除去できます。

※洗浄液は500倍希釈で洗浄液の塗布量は100cc/㎡以上です。

 

 

↑の写真は

テストピースでの実験です。

これは1層あたりそれぞれ約20cc/㎡を塗ったもの

1層目:UAコーティング

2層目3層目:UAフィニッシュL

1層ずつ塗る前にマジックで枚数を入れています。

これを洗浄して3が消えれば3層目は除去、2が消えれば2層目が除去できているというように判断できます。

ワックスを塗ってすぐだと簡単に取れてしまいます(展示会で塗ってすぐやっているのに騙されてはいけません。。。)ので、1ヶ月以上後の硬化した状態にする為に、クエン酸を水で溶かしてペール缶に入れ、その中にタイルを入れて3分放置することで被膜を強制的に硬化します。
現場でこれをやると、いいのはやって1週間はいいですが、その後はデメリットばかりなので絶対に推奨しません。

これを500倍洗浄液で洗います。

と言ってもテストピースが小さいので洗浄液が流れますから、500倍希釈液をペール間に入れてその中にテストピースを入れて1分放置して洗浄。パッドの種類の減膜量を見ます。

・新品のSPPパッド(リセット洗浄を想定)

・使い古しのSPPパッド(通常のワックス塗布メンテを想定)

・黄色パッド(中間定期を想定)

で20回前後にパッドを押して擦って除去される量を比較しています。

 

 

洗浄の結果!

・新品のSPPパッド

1が消えかかっているのでUAコーティングまでほぼ除去しています。

・使い古しのSPPパッド

2が消えかかっており、凹んだところが残っていて、1も薄くなっているのでUAフィニッシュLは完全に除去してUAコーティングも若干除去していると判断でき、定期メンテナンスとしては理想的です。

・黄色パッド

3の凸部分がいくらか除去できています。

通常はnano+クリーナーを入れずに作業しますが、今回は比較ですので同様の洗浄液を使用しています。

このまま上にワックスを塗ってはビルドアップの原因になることがわかります。

 

※ノンワックスタイルにはUAフィニッシュLも含めた一般的なワックスは密着しませんので、UAコーティングを入れています。

 またUAコーティングはUAフィニッシュLのように除去できないことから、全てのタイルでベースとして使用することで洗浄後に光沢が残り、UAフィニッシュL1層でも十分な光沢を残すことができるという意味合いもあります。UAフィニッシュLだけで被膜を作ると洗浄1層では既存被膜がなくなり、毎回2層塗布しなければならなくなり作業時間が間延びし、また2層目を塗ることでの耐久性低下のデメリットも出ますので。2層目塗布前の十分な乾燥と硬化の時間が取れればこの限りではありませんが。

 

 

最近の床材は可塑剤の量が多い!

最近流行りのノンワックスタイル。

ワックスを塗らなくていいというとそうではありません。

ヒールマークは鬼のように入りますし、恐ろしく汚れます。

年々可塑剤の量は増えているように思えます。

まさにこのテストピースなんかは可塑剤の量が凄かったですね。。。

タイル自体が硬いので割れないようにする為?か、傷から床材を保護する為?か可塑剤がワックスのようにあります。

ちなみにですが、硬いタイルの方が被膜は耐久性が出ますので、ノンワックスタイルだと可塑剤を適度に除去してUAコーティングを1,2層塗っておけば1、2年ぐらいは上にワックスを塗らなくてもどうということはありません。

 

 

可塑剤を除去するのは

可塑剤除去する時の洗浄液希釈ですが、通常多機能還元水とnano+クリーナーを500倍ですが、可塑剤の量が多いので250倍くらいまで濃くして、使い古しのUS SPPパッドで洗浄とリンスが必要です。

以前お客様が作業されているのを見学した時は100倍希釈でされていました。

UAコーティングは若干可塑剤が表面に残っても問題なく密着します。多いと無理ですが一度この希釈で洗浄とリンスすれば問題ありません。

剥離剤や溶剤系の洗剤で可塑剤を完全に抜いてしまうとタイルの柔軟性が失われ、タイルが過度に硬化し割れる原因にもなります。

古いタイルはよく割れますがそれが原因です。

新品時には柔軟に曲がるタイルも柔軟性がなくなり割れてしまうんですね。

タイルへの可塑剤補給はそういった意味から非常に重要で、多機能還元水で柔軟性を持たせるのもそうですし、ワックス塗布することでも補給ができます。

定期的なワックス塗布というのは理にかなっているんですね。

 

↑過去記事ここまで



減膜量の目視はこのような方法でも実験できますが、実際に現場でできる訳ではありませんね。
実際には回収した汚水の色で判断するようになります。
とはいえ、ペール缶の上まで貯めれば濃い灰色になります(黒い汚水は論外です)ので、ペール缶に1cmだけ汚水を取って判断します。
しっかりと減膜できていれば1cmであってもちゃんと灰色の汚水が出てきます。

灰色が薄いということは減膜量が少ないこととなり、黒い汚水はダスターが悪かったり、被膜へ土砂がたくさん刺さっている状況です。
そんな状態では、ダスターをしっかりかけることはもちろんですが、洗浄液を塗る前に洗浄機にSPPパッドをつけて1パス予備洗浄を行うことで対策ができます。
またSPPパッドで予備洗浄を行うことで、被膜の表面積が増えますから、同じ希釈でも減膜量を増やすことが可能になります。
ちょっとした小技ですが、現場では大きな差が出るポイントです。
洗浄機をお持ちでない方は、1回さらっと早い洗浄スピードで良いので洗うことで代用します。

減膜なき管理は剥離清掃まっしぐらです。
つまりは費用を頂いて綺麗にしているのではなく、費用を頂いて汚してしまっていることになります。
減膜量の確認は毎回の作業の最初の通路1本でかならず行いましょう。

2022年11月10日 05:55

汚さないメンテナンス

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前回の続きです。
カーペットのメンテナンスって決まったことをやればよいと思いがちですが、ワックス床の細かい部分と一緒で、ここまで考えて作業しないと長期で美観を維持するのは難しいですし、実際にそれだけ手間がかかりますから、エクストラクションするのであれば、それなりに費用ももらわないといけないのです。
このエクストラクションの作業を減らし、アップライトだけで終わったり、表面を白パッドで回すだけで終わったりという回数を年間でいかに増やせるかがカーペットメンテナンスの成功への近道です。
現代の単価であれば、もはやエクストラクションしたら負けのような単価ですから。
だからこそ汚れないカーペットを維持できるメンテナンス手法というのがポイントになってくるのです。
汚れないと仕事がなくなるじゃないかという声も聞こえてきそうですが、そんな人は結果を提供しているのではなく、作業の人工を提供している訳ですから、永久に単価の上がらない仕事を続けるようになります。


汚れないカーペットメンテナンス
アップライトをしっかりかけたり、しっかりリンスしたりが必要ですが、汚れないものだけでメンテナンスをしていくことが何より大切です。
ワックス床であれば、それはワックスやパッド、洗浄液によって左右されますが、カーペットでは洗浄液のウエイトが大きくなります。また防汚剤としてシリコン系のものを使うこともありますが、水を弾くので汚れにくいと思われがちですが、現実現場に施工すると汚れやすくなってしまいます。


汚れの量が増えるということはそれだけ同じレベルの品質を出そうと思うと時間も手間もかかるわけでコストアップになってしまいますね。
多機能還元水は化学的にも量子的にも汚れにくい状態を保ちながらメンテナンスができるでの、非常に有効的なのです。
一般的に汚れにくくなる洗剤というのがありますが、実際にカーペットで2年以上のスパンで検証するとその違いははっきりわかります。(コロイド洗剤やカプセルタイプなどもそうです)
白パッドを使いオービタルマシンやポリッシャーで表面だけを洗う場合はもっと残留しますから、汚れないもので組み立てていくことが必要です。
カプセルタイプの洗剤はパッドに付着して落とすのが大変になったものを見るとわかりますね。
あれがカーペット側にも残留しているのです。
そして汚れにくいと言われる洗剤ほど、残留した場合の除去も大変です。
残留洗剤の除去は多機能還元水250倍をしっかりを噴霧し、エクストラクターの中にも1000倍希釈の多機能還元水を入れて洗ってしっかりすすいでください。
尚、ウールのカーペットの場合は1000倍希釈くらいをメンテナンスの基本として使ってください。


そして1番有効なのは3Mの土砂取りマット(ノーマッドマット・エキストラデューティー)で、普通のリースマット10枚分の効果があると言われています。
特に裏地なしだとメンテナンスも簡単です。
耐久性はこれまでの当社の現場実績で10年以上使えていますから、1枚が5万円くらいのサイズでも1年で5000円、1ヶ月417円程度のもので、24時間365日除塵してくれて建物に入る土砂が1/2になりますから、下手なロボットマシンを入れるより優秀かもしれません。
うちの現場ではカーペット以外の現場でも可能な限り(食品スーパーだとカートがひっかかるのでNGになりやすい)こちらが費用負担して敷くことで、定期清掃を楽にしています。
一度の出費は安くない金額ですが、10年以上使えますから、もしその現場がなくなっても別の現場に回せば良いのです。


こういったところに目の前に出ていくお金ではなく、1年あたり、1ヶ月あたりの金額に換算して冷静に判断し資本投下していくことが大切です。
お金が出る→経費と思いがちですが、10年以上も使えるマットは資産ですから、会社の資産として残るものです。
会計でも同様に、車を買った場合には全額でなく、減価償却していきますが、価値が減った分以外は残りは資産であり、それを売却すれば現金に変わるものです。
つまりは減ったのは目の前の払ったお金ではなく、実質的に価値(耐久性)が目減りした分した減っていないのです。
これは他のことでも同じです。
借入があっても、それと同じだけの現金や資産があれば実質的な負債ではありませんね。
冷静にそういったことを見て判断して、お金をかけるところにかけることが利益率を大幅にアップさせるコツだったりします。
2022年11月07日 05:55

アーカイブ 全ての道具に使う意味がある

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2019/06/07の記事のアーカイブです。
使っている道具というのは経験則にもとづいてよかったものを使っているんだという意見をよく聞きます。
しかし使う道具というのは、使う目的や使う方法、使う組み合わせによって変わっていくものです。
つまりはA/B/Cの組み合わせを使っていて、CをC2に変えた場合、AをA2に変えなければならないことも発生するということです。
本来は全体のバランスを考えてそれを変えていく必要があるのですが、そこまで考えて仕事をしている人はいないと思います。



↓ここから過去記事

全ての道具に意味があるので、何故それを使うのか理論的に説明できないと使ってはいけないということ。
使ってみていい感じだったからと言われることがありますがそれは論外。
この道30年の経験からとか言われる方もいらっしゃいますが、それが経験から理論的に導き出されたものならいいですが、感覚的にいいというのでは問題外。
そもそも仕事は年数より深さで、重要なのはその中身。

何がどうなって良いのかを正しく理解できていれば、何故その道具を使うのか理論整然と説明することができます。



 

nano+を使う人でも

稀に自分で色々と変えて作業されている方がいらっしゃいます。
例えばワックスを変えてみたり。
指定品など縛りがある場合は仕方ないですが、パッドが違うパッドだったり。
ワックスやパッドが違うと洗浄スピードが変わってきます。
またワックスが変われば油汚れが付着しやすい分、汚れの量も増えてしまいますので、洗浄は大変ですよね。
UAフィニッシュLだと明らかに汚れの量が違うとよく評価されます。
現場を見るまでもなく、質問からも現場がどうにもならなくなっていることは明白。
何故それを使ったのですか?と聞いてもしどろもどろ。
使っている資材を見てみると、明らかにそれを使ったら逆の効果が出るものがあったり。



 

プロだから勉強しましょう

なんていう話も聞くことがあります。
勉強したから自分で色々考えて洗剤を作ってみたり、混ぜてみたりする人もいるでしょう。
はっきり言えることがあります。
よく勉強されたかもしれません。
しかしその程度で学んだことは薄っぺらい部分だけで、専門であるメーカーの研究者とは知識レベルが違い、素人考えでやらないことをオススメします。時間がもったいないので。
なので、nano+は何も考えず使えるように設計をしています。
作業や管理、営業をしていると、やることも考えることもたくさんあります。
なのでその時間はそちらへ使っていった方がいいですね。
物の知識は要らないのです。 物より技術の方が品質に占めるウエイトが大きいですから、そちらに時間をかけた方がいいですね。

物を一つずつ研究すると本当に大変です。
また組み合わせで起こる結果も無数にあり、それから出てくる結果の数を絞る必要が出てきます。
大変な作業で、例えばパッドの構造やモップの繊維など様々な分野で知識が必要になります。 
なので、nano+がそれを代わりにやっていますので、そのまま使って頂ければ安心してお使い頂けます。



 

バランスが崩れるということは

nano+の製品に、どれでもいいよというものは一品もありません。
一つ変えるとバランスが崩れますから、崩れたところのバランスを取り直す必要が出てきます。
そのバランスがどう崩れるか分かって使うのならまだしも、バランスが崩れることにすら気づかない人の方が多いです。
結果作業時間が年間を通じて間延びしてコストがかかるのです。
1回では分からないというのもポイントです。
その場だけ綺麗にするんならやり方はあります。
しかしその次の回で時間がかかるのはよくある話。



 

当社の最大のサービスは

当社もメーカーですので、決まったとおりに使って頂く分には結果や状況も把握できますので、メールや電話でフォローさせて頂くことは可能です。
しかしその中に違うものが入っていると想定と違う結果が出てきますから把握できないことが出てきて対応できないので、フォローをお断りすることも。
当社の最大のサービスは、nano+を正しくお使いの方を対象に、現場でお困りのことを解決できるよう、無償で対応させて頂いていることです。
ご連絡頂ければ現場でリアルタイムでの対応も可能ですので、ご活用頂けばと存じます。

↑過去記事ここまで


ナノプラスの良さはそのバランスを取ってあるということです。
そして理論にもとづいた設計思想から全てを総合的に考えて使用する資材が決まっていますから、その1番難しいバランス取りをしなくて良いということです。
普通の方ではそれを試行錯誤する時間はあまりに負担であり、そのうまくいかない間もコストは垂れ流しになってしまいます。


量子フロアメンテナンスでは、
界面活性剤をゼロにしてしまいましたが、それだけでも実は他の部分で変えなければならない部分も出てくるのです。
これまでの資材をそのままでも悪くはないけど、最良ではないという意味ですね。
そのバランスをとりながら全体を底上げするというのが、清掃システムの設計者の仕事なのです。
2022年11月03日 05:55

カーペットのリンス率

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カーペットの表面積はPタイルの200倍以上あるので、それに見合った手間をかけなければ同様の清潔さにすることはできません。
だからこそ手間がかかり、メンテナンスの単価が高くなってしまうのですが、不思議とそうではなくなっているのが昨今の業界の事情です。
その結果、表面だけをさらっと洗うようなメンテナンスになり、白パッド+多機能還元水250倍というメンテナンスにシフトしていったという経緯があります。
とはいえ、エクストラクションしてしっかり洗わなければならない時もありますので、今日は洗浄におけるエクストラクション作業のリンス率についての話です。


しっかりアップライトで吸塵して、洗浄液を多めに細かい霧の状態で噴霧、時間をしっかりおいて洗浄して、最後にエクストラクターで濯ぎながら回収という作業手順になりますが、ワンドなりエクストラクターでさっと引いてリンスするだけで本当に良いのでしょうか?
なにげなく、さっと引いて終わりにされている方も多いと思いますが、ちゃんとそこにも理論が必要です。


ポイントはリンス率
エクストラクターによるリンス率はバキューム力、使う水の量、スピードによって変わりますが、概ね70%程度と言われています。
1回目のリンスで残留は30%ということになります。
それでは汚れを溶かして黒い水を作りまたカーペットに吸わせているようなもので、リンスできているとは言えませんね。
洗浄で汚れをしっかり落とす為、ハードフロアならウェットダスターでしっかり除塵しますが、カーペット床ならゆっくりアップライトを引いて可能な限り吸塵することで、洗浄時に汚れをしっかり落とせるようになります。
その落とした汚れをどれだけ回収できるのかで、汚れていくメンテナンスなのか、汚れないメンテナンスなのかが変わります。


細かい検証をすると大事ですが、単純に回収率が70%なら、作業前を100とした場合、1回目の残留は30、2回目は残留した30を70%回収するので9になります。
毎回の定期清掃で30も残留していたのでは、かなり濃い黒い水を作ってカーペットに吸わせている状態です。


それではいけないので、エクストラクションをする時は、水を噴霧する幅の半分ずつでエクストラクションしていきます。
↑のイラストにもありますが、そうすることで同じところを2回リンスできていることとなり、残留は10%未満にすることができます。
また弾くスピードもゆっくりにすればそれだけ多い水をすすげるので、残留はさらに少なくなります。


少し長くなりますので、次はどうメンテナンスしていくのかという話に続きます。
2022年10月31日 05:55

アーカイブ ノンワックスタイルにはUAコーティング

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2019年5月30日の記事のアーカイブです。

この数年でノンワックスタイルが主流になってきて、敷かれるところも増え、スーパーやGMSから住宅など様々な建物に使われるようになりました。
↑の写真のワックスの部分にセロテープを貼って剥がすとワックスも一緒に剥がれますが、UAコーティングは剥がれません。

床材メーカーの主張では、強いのでワックス塗布不要ということなんですが、丈夫なセラミックタイルを見ても分かる通り床材に傷が入れば元に戻せないのは誰が見ても明らかです。
セラミックタイルや御影石なら研磨という手段もあるでしょうが、ノンワックスタイルはフィルムが貼られているだけですからそれができません。

とはいえワックスが塗れるのかというとワックス自体が化学的に密着しませんから塗っても意味がありません。
そういったこともあっていろんな現場で問題になってきたのです。



↓ここから過去記事

お客様から営業用にあると助かる!というご要望を頂き、ノンワックスタイルにUAコーティングとワックス(UAフィニッシュL)を塗布したテストピースを作成しました。
ノンワックタイルは一般的なタイルより強固で傷には強いものの、傷が入ると補修できないことから問題になることも多いタイルです。
また最近のものは可塑剤がワックスのように多く被膜を作っているので、その可塑剤に汚れやヒールマークが入ることも。
可塑剤を除去してもノンワックスタイルは、一般的なワックスを塗布しても密着せず、写真の右下のようにセロテープを貼って剥がすだけで簡単に取れてしまいます。
この程度で取れるということは歩行で取れるということで、塗っても意味がないということになります。

可塑剤をちゃんと除去してUAコーティングを塗布することで、ワックスと違い確実に密着し、セロテープだけでなく布テープでも剥がれない状態になります。
正しく密着することで床材の保護や汚れにくさを生かしたメンテナンスが可能になります。
UAコーティングを塗布することで、その上にUAフィニッシュLを塗ってメンテナンスすることも可能となりますので、一般的な床材と同じようにメンテナンスができます。
また床材が強い分、被膜の耐久性も高くなりますので、他の床材に比べラクにメンテナンスができます。

ちなみにですが、この手の床材は最近可塑剤がかなり多く塗布されています。
多機能還元水とnano+クリーナーの200倍希釈と3Mの黄色パッドもしくは、よくよく使い古したUS SPPパッドで洗浄回収し、その後水を塗布してリンス洗浄し、よく乾燥させてからUAコーティングを塗布下さい。


ちなみにUAコーティングですが、ラミネートのホモジニアスタイルやフローリングにもバッチリ密着します。
そしてセラミックタイルやステンレスにも密着します。
ハウスクリーニングでは、UAコーティングをオプションで施工されている方もいらっしゃいますね。
他のコーティングと違って最悪剥離も可能ですし、ワックスと同じ使用方法で特別な機材や技術も必要なく施工可能です。
ショッピングセンターやスーパーでも十分に維持ができ、フードコートの椅子でも傷が入りにくいレベルですから、一般家庭で使用すればどれだけの耐久性が出せるかはご想像にお任せします。


また営業用プレゼン資料も準備していますので、ご希望の方はこちらの技術資料集よりダウンロード下さい。

↑過去記事ここまで



ワックスが密着しない理由として、可塑剤が大量にあるので密着しないことと、可塑剤を剥がしてもタイル自体が化学的に密着しないことが挙げられます。
可塑剤を剥がす場合ですが、多機能還元水とnano+クリーナーで剥がしますが、ノンワックスタイルの可塑剤は他のタイルに比べ可塑剤の量が多い傾向があります。
なので100倍希釈や250倍希釈で、あまりに多い場合は黄パッドではなく、かなり使い古したSPPパッドを使います。
希釈が濃くなりますし、可塑剤の残留があるといけませんから、汚水回収後は水をたっぷり塗ってリンス洗浄を行って回収します。

それでも一般的にワックスは密着しませんからUAフィニッシュLは密着しません。
その為にUAコーティングがあり、UAコーティングならばっちり密着します。

ノンワックスタイルは床材としては非常の硬い床材です。
その為、歩行による物理的変化が少なく、被膜がしなる量も少なくなりますので、被膜の耐久性は非常に高くなります。
施工レベルにもよりますが、一般的なタイルの3倍以上と見て良いでしょう。

一般的には可塑剤の除去すらせずメンテナンスをする会社もあるようですが、厚い可塑剤が被膜のようになっていることでヒールマークがたくさん入ったり、土砂や汚れが噛み込んで除去が大変ですから、ちゃんと可塑剤を剥がしてメンテナンスしていきましょう。
2022年10月27日 05:55

ユーザビリティに配慮したナノプラス

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人それぞれ、会社それぞれに価値観はあって違うものであって、それぞれの立場や視野で正解は違うものだと思います。
これはわたし自身がこの業界の様々な立場で経験してきたものによって導き出された結論のようなものですが、


ナノプラスは実務レベルでは、どれだけ大きな会社であっても全体を統一しやすい、つまりは均質化しやすかったり、教育しやすいということが大きな価値があると思っています。
綺麗になるとか綺麗にならないとかいうレベルは、これだけ多くの現場で導入頂いて、ショッピングセンターやスーパー、総合病院、工場などで綺麗になっているのですから、綺麗になって当たり前なのです。
多くの人が結果を出しているのですから、綺麗に維持管理できないのだとしたら使い方が間違えていることになってしまいます。
このホームページを読まれている方であれば、だいたいうまく結果を出されていますし、結果が出ない場合もサイト内検索によって答えを見つけられ、どうしても調べきれない方がお問い合わせフォームから連絡頂きます。


特に病院の現場での導入が多いようで、現場の声を聞いてみると、スプレーヤーの本数が減らせる(10数本→5本:本来は清掃エリア×使用ケミカルの本数が必要)ことで教育や日々の作業でどのスプレーヤーを選ぶかの時間削減というのが大きな理由のようです。
他にも、
・事故が起こりにくい
・ケミカルコストが大幅に削減
・在庫管理がラク
・希釈が簡単
・1種類で500倍希釈なので資材庫の場所を取らない
など理由はあるのですが、理由のほとんどはオペレーション上の目には見えにくいコストの削減が行えていることなのです。


別段難しいことをしている訳ではなくて、
「一言で言えばユーザビリティに配慮しているだけ」
なのです。
自分自身が使うから当たり前といえば当たり前なのですが、実はこういった提案をするメーカーってビルメン業界ではあまり見ないのです。
以前の記事にも書きましたが、メーカーは使いやすさより売りやすさ重視な点が強いので、その辺りが変わってくれると業界全体ももっと良くなるのかなと感じます。


この視点は結構大切で、この視点が持てないと大手管理会社の本社担当や各エリアの統括管理者はできません。
現場が個別に動いていたら品質はバラバラになり、クレーム対応が大変ですし、補勤を入れても道具が違うと大変です。
そして大手管理会社でなくても、1、2名の会社であってもユーザビリティに配慮されている仕組みというのは普段から精神的負荷が少なく使え、外注先に応援に来てもらう時も、アルバイトの人が新しく入っても教えるのがラクなのです。
目に見えにくい部分ですが、使って2、3ヶ月すると、たしかに最近疲れにくくて現場がラクになったと感じられる方も多いようで、6ヶ月以内に「最近は現場がラクになりました」というメールを頂くことは少なくはありません。
2022年10月24日 05:55

アーカイブ 過剰品質と過剰コスト

コラムのイラスト.001
2019年3月27日の記事のアーカイブです。
この頃からうちの現場でも過剰コストをかなり減らしました。
そりゃ洗って塗れば洗って終わりよりは綺麗なのですが、では1ヶ月の平均は?ということを考えると洗って終わりの方が平均が高くなってきた→耐久性を上げることができてきたこともあります。
1度だけその時に現場を見てもおそらくこのやっている意味は見えてこないでしょう。
しかし毎週定点観測しているとそれが意味することはよく分かります。
これは過剰コストを見直すことで新たな視点ができたということですね。



↓ここから過去記事

清掃業界の仕事って、不思議と品質と価格の松竹梅がない業界です。

本来は単価によって品質も変わって然るべし。

例えば単価が梅なのにお客様に喜んで頂こうと松の仕事をやってしまう人、単価は松なのに梅の仕事をやってしまう人、このいずれかがあるあるですね。

後者は論外として、前者の方ですが、松の品質を出すために人件費も含め過剰なコストがかかっているのですね。

まぁ、何をもって松竹梅とするかも難しいところではありますが、私は以前メンテナンスに入っていた業者さんや他の清掃会社さんの施工後のレベルとしています。

顧客満足の為に色々とされるのですが、本当にそれが顧客満足になっているでしょうか?
綺麗なって良かった、ありがとうが本当に顧客満足でしょうか?

 

我々はプロですので、お客様に喜んで頂くことも大切ですが、プロとしての評価はお客様に喜んで頂くことではなく、あくまで単価なんですね。プロ野球選手のようなアスリートと一緒で、いくら頑張っても年俸が上がらない選手は成績の割に評価されていないのと同じで、ではどうやって年俸を上げてもらうかというのが重要になってきます。

もちろん価格が決まっているのでなかなか上がることはありません。

しかし単価によってこれだけ変わりますよというのを現場で見せることは可能です。

例えばワックスを普段は1層なのに2層塗る部分を作ってお客様に説明して、こちらだと単価が上がりますが綺麗ですよと。

 

仕様が統一されている場合はなかなかそれはできませんが、その場合は逆に見た目の品質を維持したままどうやって作業時間を短縮するか。

過剰品質の例ですが、毎月1回洗浄してワックスを塗らなければいけない現場なんかで、1年近く持ってしまうような施工レベルをしても無駄なんですね。

そういった施工はもちろん作業時間が変わってきます。

うちの現場での例ですが、そういった現場をやる場合は、洗浄し汚水回収後に通常なら30分以上被膜や床材が含んだ水分をしっかり乾燥させてからワックスを塗布しますが、そんな高いレベルの品質は過剰品質となので、多少水が残っている部分があってもワックスを塗ってしまいます。

30日しか持たないのでいいのだから。

それだけで作業時間の短縮になり、過剰コストの削減ができるわけです。

どこをどうすれば維持できる期間が変わるかを把握できれば、それに合わせて作業を間引いてしまい時間を短縮することができるようになります。
もちろん一年以上持たせたい現場はしっかりとした作業を行います。 

 

品質を上げるには細かい作業の積み重ねによる足し算ですが、過剰品質を抑える作業時間短縮は細かい作業の引き算になります。

いかに品質に問題のないレベルで引き算して着地点を合わせるか。

その問題のないレベルでというのは大切で、クレームを出しては元も子もありません。

施工のレベルが上がれば上がる程、良い状態を見せたまま引き算ができるようになります。

単価が決まっていることが多い以上、それは非常に重要です。

施工原価を下げることは競争力が上がることに繋がり、経営効率も上がります。

つまり作業の効率化は、経営の効率化なんですね。


↑過去記事ここまで


この記事で書いていることを大まかにまとめると、営業的にも現場的にも引き出しを増やそうという話なのです。
営業的には単価でいくら!
現場的には洗って塗ります!
だけのやりかたになっている会社は大きいのですが、だから他者との差別化もできませんし、競争力もなく、ただの終わりのない価格競争になっているのです。

過剰品質を意図的に抑えてコストを下げれば利益率は増えていきますから、そういったどこをマイナスするのかという引き出しというのも結構大切です。

 
2022年10月20日 05:55

テナントカンパニー 倉庫移転に伴う出荷業務停止期間のご案内

表題の件につきまして、以下日程が倉庫移転によりマシンやパーツの出荷が止まります。
必要な方はお早めに部品のストックなどをお願い致します。
サービスがパーツを持っていない場合は修理も遅くなりますのでご注意ください。
宜しくお願い致します。

出荷停止期間 2022年11月19日(土)〜11月27日(日)
2022年10月18日 14:37

リンスの深掘り②

コラムのイラスト.001
前回のリンスの話を続きです。


リンスでもっと大切なことは汚れにくい状態を維持できることです。
つまりは界面活性剤の除去ができているかという話なのです。
しかし界面活性剤のリンスほど難しいものはありません。
水を撒いて回収すればいいじゃないかと言われる方も多いですが、そんな簡単なものではないのです。
これはカーペットを洗浄すればわかりますが、洗剤分が残留したカーペットを多機能還元水250倍以上で洗浄すると大量の泡が出てきます。
残留した界面活性剤を引き抜いていると言えます。
これは水で洗っても、多機能還元水500倍で洗っても泡が出てくる訳ではないのです。
250倍でもそれでも完全に除去するのは回数が必要で大変なのです。
普段洗濯洗剤で洗われている衣類を洗面器にお湯を貯めて多機能還元水を入れたもので洗ってみるとよく分かります。
その界面活性剤の残留が嫌で当社でも多機能還元水でタオルやモップを洗濯するようになりました。
タオルやモップがパリッと仕上がって、畳んだ時に角もピタッと合うということだそうです。(当社現場スタッフ)


ではこれはカーペットではなく、ガラスなどに置き換えてみましょうか。
ガラスのシャンパーで洗ってスクイジーで切ります。
そこからリンスする人はいますか?
そんな人はいませんね。
だからガラスはまた汚れて洗浄が必要な状態になるのですが、多機能還元水だけで最初からメンテナンスしていればことは変わります。
年6回のガラス清掃が年1回でも維持できるという事例もあります。
5回減ると身入りが減るじゃないかと言われる方もいらっしゃいます。
なのでお客さんに提案する際には年3回にして単価を引き上げます。
そして綺麗な状態がこれまでの2倍続きますと提案すればお客さんには大きなメリットです。
床と同じで空いた残り年3回には別の仕事を差し込めば良いのです。
そうしなければ単価が上げることはなく、収入を量で稼ぐという悪循環から抜け出すことはできません。
また別の会社が同じような提案をしてきた際には一瞬で契約解除で、その時に「うちでもできます」なんて言ったとしても、余計に信用を失うことになってしまうだけでうまく進むことはないでしょう。



多機能還元水は残留することで悪影響を及ぼすどころかむしろ良い結果を残します。
日常清掃で汚れがひどい場合は汚れの残留を防ぐために、通常1回目:洗剤 2回目:水という作業でスプレーヤーは2本必要です。
多機能還元水は残留しても問題ありませんから、1本のスプレーヤーでスプレーして拭き取る作業を2度行うことができるのです。
そしてリンス率が高くなるだけでなく、万が一残留しても汚れが落ちにくくなるどころか落ちやすくなる効果もあるのです。


汚れは落として終わりではありません。
落としたものを確実に回収し、洗浄対象を汚れない状況にすることまでが洗浄作業で必要なことなのです。
当たり前のようなことですが、ここまで深掘りしている人は少ないかと思います。
1回汚れを落とせば終わりではなく、綺麗な状態を維持することで価値が大きくなりますから、実は結構重要なポイントであり、現場ではよく落ちる洗剤=よい洗剤ではないのです。
2022年10月17日 05:55