ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

既に払ったコストをどう考えるか

これは私の経営の師匠から教えて頂いたことですが・・・
ちなみに毎月勉強に行っている経営の師匠は年は3つぐらい年上ですが、恐ろしく勉強家で仕事のできるという表現では到底表現しきれないレベルの、東証の上場企業の社長もされたことがある素晴らしい経営者なのです。
今でも素晴らしい会社を経営されています。


素晴らしい経営者から考え方や物の見方を学ぶというのは、非常に大事なことでして、人間は無意識に主観で見て考え判断してしまう習慣があります。
〇〇は〇〇でなければならない!というものの見方が代表例。
自分の経験と勘で1つの答えを導き出します。
しかし答えは必ずしも1つではないし、他の人から見たら全然違い答えが出ることも。
もし自分の置かれている立場を正しく理解できていなければ、正解と思っていることが正解でなくなってしまいます。
「みんな違ってみんな良い」
ではないですが、人は立場によっていろんなものの見方がありますので、いろんな見方をすることで勉強になることも多いのです。
色々な見方=価値観ですね。
優秀な経営者は、何通りのものの見方ができ、その中で結論を出しています。
特に東大に合格する人は、物の見方が普通の人とは大きく違う見方をするので、問題を解くのも一般の人と同じように解いていないようですね。
この物の見方を勉強するということは、仕事をする上では非常に重要なポイントであったりします。



 

元を取ろうとする考え方

本題に入りますが、既に払ってしまったコスト、いわゆるマシンや何かに投資をしたような話ですね。
会費や月々の支払いがあって契約期間があるようなものとか、「もう払ったから!」「いついつまで払わないといけないから!」と多くの人がその元を取ろうと思います。
投資したのですから、元が取れるのに越したことはありません。
そして上手くいっている時はいいのです。
しかし、投資したものが使えないもの、ダメだったものだった場合にどうするか?
なんとかして元を取ろうと思いますよね。
そうすると無理が出るのと、それにとらわれて他のものが見えなくなってしまうことが多いのです。



 

そんな時どうするか?

 

既に払ってしまったものは戻ってこない
なかったものとして次の展開を考える!


経営に師匠から教わったこの魔法の言葉。
普通の経営者では、そういう風に考えることはなかなかできません。
実際に当事者はなかなかそんな考えになりませんが、確かに戻ってこないのです。
これの支払いがあるから、これをなんとかして使わんと!って思いがちなんですが、その為に目の前にあるもっとコストが下がるものを早い段階で導入できず、みすみす利益改善を先延ばしにしてしまっているのですね。
ダメならダメで早く判断して、売却できるなら売却して、次に進むという判断とスピード感が大切です。
ダメなものにとらわれてそれをなんとかしようとする時間自体が無駄なコストということですね。



 

PDCAからOODAへ

という考え方に世界は変化しています。
PDCAを頑張ろうなんてやっているのは日本だけみたいですね。
詳細は長くなるので、google先生に教えてもらって下さい。
OODAの概要は状況を見ながら組み立て、環境の変化に応じて見直すというもの。
PDCAのスペシャル速いバージョンと思って下さい。
もうPDCAを1年単位なんてやっていたら変化のスピードについていけない時代です。
中期経営計画すら無駄と言われている時代ですから。
ちなみに当社の経営計画は、以前30ページぐらいにまとめて年度ごとに作成していましたが、この2,3年でリアルタイムに変わってしまいました。
なので、2019年度版ではなくて、2019年7月7日版みたいな感じになっています。
理念、やること、役割分担など詳細に作成し、それに基づいて数字が全て予算化されています。



 

スピードが求められる時代

判断するスピード、決断するスピード、次に取り掛かるスピード。
早く動けばそれだけ早く利益改善ができます。
そして清掃業界はそのスピードが極端に遅い業界。
周りが遅いということは、早く動けばすぐに優位に立てるのです。
早く何か始めればそれだけノウハウの蓄積も早く、他の会社が同じことをやっても先行者利益が出しやすいですね。

すぐやらなくても、1円も損はしていないからとほとんどの人が思うでしょう。
しかし、導入して利益が月10万円改善されるのを半年先延ばしにしたら、1円も損をしていないのはなく、60万円の損を出しているのです。
元々60万円の利益を得ることができていたのですから。

「まずはやってみる」というのは大切だと感じます。
nano+みたいに安く導入できるものであれば、とりあえず3ヶ月やってみて決めるというのも一つですね。
今日はこの辺りで。

2019年07月06日 22:14

労働環境の整備はコストか投資か?

スクリーンショット 2019-07-05 15.55.56(2)
先日のガイアの夜明け。
働き方改革とは言うけれど、その働く環境が整っていなければ、いくら法律が変わっても働き方改革はできません。


日本の企業の基本的な労働条件は、1日8時間×22日=176時間
これが基本になっているところがほとんどです。
会社の就業時間も9時〜18時(休憩1時間)となっているので、全員が会社に個人を合わせるという考えで、フルタイムでなければ1日4時間のパートタイマーだったりします。
つまり1日8時間or4時間がほとんど。そして8時間が社員で4時間がパートという考え方。

労働の法律の条件下では、週の労働時間が
・30時間以上(社保適用)
・30時間未満(雇用保険適用)
・20時間未満(雇用保険適用なし)

という労働時間と雇用期間
・雇用期間無(一般にいわゆる社員)
・雇用期間有(一般に契約社員、パート、アルバイト)

とで分けられています。
法律ではこの条件の掛け合わせなんですね。
つまり法律上では、社員とそれ以外の区分けというのはないのです。

ちなみにうちのスタッフは全員労働時間が異なりますが、雇用期間無しです。



 

↑の画像ですが、

「朝10時から夕方4時の6時間」
これがポイントです。
小さなお子さんがいらっしゃる実際に働きたい方の本音ですね。
うちの日常清掃の現場は、お客様と調整して1日1回手を入れるということで数年前に話をつけたことで、就業時間の取り決めをなくしました。
昔は7時から作業開始でしたが、普通に考えたら7時に出勤できる人の方が少ないのですね。
建物の用途によっては建物のオープンまでに作業を終わらせないといけない建物もあります。
しかし全ての建物がそうでしょうか?
この辺りを調整していくのも営業と管理者の仕事ですね。



 

働きやすい会社には人が集まる

のは当たり前。
働きにくい会社には人も集まらなければ定着もしないのです。
集まらないのはまだ良いのです。人がいなければ居ないなりにしかできないから。
定着しないのはもっとやっかいで、求人コスト、採用コスト、教育コストとコストをかけた後に辞められてしまいます。
これは大きなマイナスです。
小さな現場だと、ただでさえ利幅の薄い日常清掃の1年分の利益はすぐに飛んでなくなってしまいます。
そうなると何をやっているかわからなくなってしまいます。
清掃の現場はそういったミスのようなことを減らしていくことが利益向上の第1歩。
洗浄ワックス作業でも、最大の時間短縮は急いでやることではなく、無駄やミスを減らすことなんですね。



 

働きやすさの工夫

ビルメン業は元々地元密着業であり、現場同士が近いことで得られるメリットは大きなものです。
資材が足りない緊急の際も融通ができます。人が休む時にも、時間の縛りがなければ補勤が可能に。
当社では管理スタッフが補勤に入る形にはしていますが、それでも対応できない場合は、近くの現場が終った人が集まって補勤に入るという対応もできます。
みんなで協力しあってそれをするからこそ、自分自身に何かあっても安心して頼めます。
使用する資機材が同じなら尚更運用しやすい。
何かあった時に休めると安心して働けますね。

そういった連絡はこれまで電話によって調整をしていましたが、それを1人1人にお願いするというのは大変ですし、精神的にもなかなかしんどい作業です。
でも最近ではスマートフォンをほとんどの人が持つ時代になり、グループLINEで連絡を取るように。
当社でも会社のグループLINEで情報共有してはいるものの、スタッフだけで私がハブられているグループLINEもあるらしいです。。。



 

働く人がいるから成立する清掃会社

人がいないと仕事がこなせないので売上になりません。
なので人材=仕入になり、良い仕入れができない会社は良い商品やサービスは提供できないという結論になります。
実際良いスタッフばかりだと本当に管理はラクです。
うちの会社も、良いスタッフばかりなので本当にラクで、私自身はほとんど手放しになっていますね。
つまり管理コストがかかっていない状態です。
その分スタッフの給与を上げることができ、同じエリアの日常清掃の求人を比べて20%以上高い給与となっています。
良い人材を集めるには良い労働環境があってこそ。
良い労働環境を作ることをコストと思うか投資と思うか。
これからは気持ちの持ちようでかなり差が出る時代になっていくのだと思います。
2019年07月06日 19:30

エアスクープ用高剛性バキュームホース発売について

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↑はお客様が当社のT2用の高剛性バキュームホースと同じようにペンギンワックスのエアスクープ(コードレス)に取り付けられたインスタの写真。
@yamakebikouさん写真ありがとうございます。
最近はペンギンワックスのリチウムバッテリーのコードレスマシンが主流になりつつあります。
コードレスかつリチウムバッテリーの急速充電のおかげで、小規模な現場でもかなりの作業効率化が図れています。
当社の現場でも、洗浄機をより効率的に運用する為に、リチウムのコードレスポリッシャーが活躍しております。

このエアスクープのように圧力損失の少ないホースに交換し、スクイジーに前側に穴を開けて(前進しか吸えなくなります)、スクイジーに重しを乗せて使うとかなりの効率が上がります。
個人的に昔から思うところですが、元々エアスクープの満足いかない点として、圧力損失はもちろん、スクイジー内に入る水の量に構造上制限があること、スクイジーがテナントのマシンのようにバネで押さえつけられている訳ではないので、十分に荷重がかからないこと。荷重がかからないとゴムが倒れないので汚水もスクイジーの中に入ってこないことという問題がありました。
そういった問題点を解決することで、小型のマシンでも十分なバキューム効率を出すことが可能になります。



 

販売について

お客様からのそういった声が多くありましたので、このホースを部品として本日より販売致します。
ホースはちょうど良い長さにカットしてありますので、塩ビ配管用のボンドで接着することでホース接続部からの漏れも防止することができます。
状況によってホースバンドもお使い下さい。
製品としてでなく、部品としての対応というのは、当社の方でこれまでの全てのエアスクープに対して検証しているわけではありません。
最近のリチウムバッテリーのタイプでお客様が使用されているデータを元にしております。
微調整などが必要になるものもあるかもしれません。
その分特価での販売をさせて頂いており定番の商品としてでなく、ホースの在庫処分のみの対応となりますので、定番として価格表には記載致しません。
ご注文の方は、BASE(こちらをクリック)か価格表の右下部分に記載頂きご注文下さい。
1セット2070円(税抜き)+送料800円(北海道1400円/沖縄2000円)となります。
宜しくお願い致します。
2019年07月05日 14:11

簡単な剥離の方法

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↑の写真の説明は後で出てきます。

nano+では洗浄でどんどんワックスが減っていくので、基本的には剥離は行いません。
剥離剤自体も体に良いものではありませんし、汚水処理の問題もあるので。
しかし、お客様からのご要望でどうしても剥離をしないとという場面に遭遇することはあります。
なまじ定期的な洗浄でワックスを減らすことができればある程度の状態なら剥離にならないのですが、逆に20年ぐらいワックスを塗り続けたようなひどいものばかり剥離をしなければならないということにもなってしまいます。
面積が小さければ床材を追い貼りすることで簡単にリニューアルできます。
床材の段差の解消については手段はいくつかありさほど難しくありません。
そんなひどいワックスを剥離しようと思うと絶対量が多いので、剥離剤も水をたくさん必要です。

剥離剤や洗剤のワックスを落とす仕組みですが、
1.ワックスが膨潤(柔らかくブヨブヨになる)
2.パッドやブラシでそれを細かく破砕する
3.細かくなったワックスは水に溶け込む
というメカニズムとなっています。

洗剤と剥離剤の違いをよく聞かれますが、
・剥離剤はワックスの下までストンと入る(ただしワックスの酸化状況により下まで入らない場合もあり)
・洗剤は上からどんどん浸透する。
という違いがあるので、剥離剤を薄めて表面剥離なんてことをしている人は論外ですね。



 

↑の画像のブロック壊しゲーム。

最近これにはまってしまっていまして、なかなか他のことが手につかなくなっております。
この手のゲームは下から順番に壊していっても時間がかかってクリアできないのです。
上下を逆にしているのは訳があって、上から落とすボールを剥離剤として順番にブロックを壊すと時間がかかってしかたないのです。
このゲームをクリアするにはいかに奥の方までボールを入れる道を作ってそこにたくさんボールが跳ね返るように放り込めるかというのがポイントになります。
これをワックス床に置き換えた場合に、ブロックが前面に敷き詰められているのと一緒です。
そこから剥離剤を撒くより、下まで穴を開けてそこに剥離剤をまいて剥離剤の当たる面を増やしてやることで効率よく反応させることができます。



 

具体的には・・・

以前のコラムでご紹介しております(こちらをクリック)が、剥離清掃の手順として、洗浄機やポリッシャーにハイプロパッドをつけて多機能還元水とnano+クリーナー100倍でゆっくり洗って下さい。
本当にゆっくりで大丈夫です。(清水タンクは後ほどしっかり洗浄して下さい。)
早く剥離剤をまきたいところですが、この作業をきっちりやっておけばあとがすごく楽に作業できます。
ワックスは2次元、カーペットは3次元と言われたりもしますが、ワックスも立体的な3次元の被膜です。
なので剥離剤や水が必要な量は、ワックスの容積に対して決まってきます。
剥離剤をまく前にその容積を減らすことができれば、剥離剤も水も少量で剥離が可能になります。
ハイプロパッドはセミナーでも説明しますが、目が開いていて床との接地面が少ないパッドです。
接地面が少なければ単位荷重が高くなるのでウエイトを置いたのと同じ効果があり、縦方向にざっくり傷を入れることが可能になります。
※ちなみにUS SPPパッドは接地面が多いパッドなので、縦方向に入りにくい特徴があります。

洗浄作業の場合そんな傷を入れるとあとの復旧が大変になりますが、剥離の場合はガンガン削り倒して結構です。
下手にケミカルコストがかかるくらいなら可能な限り物理的な方法で取るのが一番。
しかし、水とハイプロパッドでそうなるかというとそうでもありません。
ワックスというのは歩行による傷に対して強くできていますからそんな簡単に削ることはできません。
しかし多機能還元水とnano+クリーナーを使うことでワックスに柔軟性が出て削りやすい状態になりますので、それなら物理的に削ることも可能です。
汚水の色は剥離汚水そのものです。
もちろん完全に取れているわけではありませんが、半分取れてくれただけでもOKです。
2回で剥離するところが1回でできれば作業も楽でケミカルコストも浮きますから。



 

予備洗浄という考え方

nano+では洗浄液に余力が大きいので予備洗浄というのは滅多に行いません。
しかしワックスに土砂がたくさん挟まっている場合や油汚れがごってり乗っている場合は先に洗浄して汚れを落としてからもう一度洗浄液をまきます。
汚れを取る洗浄とワックスを減膜する洗浄は本来別物です。
多機能還元水を使うことで高い洗浄力と飽和しにくい洗浄液のおかげでそれなくしてもなんとかなっているということです。
洗浄機にUS SPPパッドをつけてダスターのあと全体を洗浄してから洗浄液を塗ることで、完全に汚れが除去され、ワックスの表面にも細かい傷がたくさんでき、ワックスの表面積が増えることで、同じように洗浄してもワックスの減膜量を増やすことが可能です。



ちなみに剥離剤に多機能還元水を100倍で添加することで、剥離性能は大幅に向上します。
剥離剤の原液でもワックスが反応しないカチカチで剥離しきれない被膜にも反応するようになり、汚水もサラサラで、ワックスも粘り気がなくなりパッドに詰まりにくくなって効率よく剥離をすることができます。
剥離でも効率の良い作業をして頂ければと存じます。

 
2019年07月04日 22:02

ワックスの塗布周期について

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本日は少し特殊な話です。
UAフィニッシュLで1年以上塗らずに管理できるようになるレベルになってきて初めてぶち当たる問題。
nano+では、将来起こるであろう問題を当社の現場で再現して研究し、将来のリスクの対応を検討しています。


ワックスの塗布周期は?と聞かれると、一般的には被膜が傷んだらという判断になるかと思います。
しかし見た目の痛みと見えない痛みが存在するのです。
本日は被膜の割れの話。
↑の写真割れていますね。
これは明らかに見える痛みです。


ワックスを塗布して2年も3年も放置しておくと被膜の状態や使用環境によって割れが発生します。
特に被膜が厚い現場では、被膜の収縮する力で最終的に割れやすくなります。
一般的に使っていれば割れることも少ないかもしれませんが、極端に単位荷重がかかるところでは割れが発生します。
そうこれは椅子の近辺。
椅子はキャスターに体重が集中するので、単位荷重が高くなるのです、
そして被膜がその動きに追従できなくなった時に割れるんですね。

しかしここまで目に見えて割れるのはなかなかないのです。
ちなみに何年も塗ってないうちに事務所です。
UAフィニッシュLが10層以上厚塗りで入っています。
割れが気になるので今年のはじめにしっかりと洗ってUAコーティングを被せてみました。
それでも割れが消えることはないのです。
割れたところまで剥がさないと



 

多機能還元水で洗うことで

洗浄機に入れて毎日洗うならともかく柔軟性はある程度維持はできますが、そうでない現場では限界があります。
スプレーして拭くのも大変ですし。
本来は月1回程度、多機能還元水を床にまいて数分放置し、回収という作業が一番望ましいですね。



 

ワックスを塗るということは

被膜のメンテナンスなんです。
傷の補修をするというイメージが一般的には強いのですが、可塑剤を補給してやるというイメージです。
それで柔軟性が保てます。



 

見えない割れ

ここまではっきり割れた時にはかなり被膜を減膜して、割れた部分を除去するか、剥離しないといけません。
ここにたどり着くまでに目には見えない割れは発生していますので、その段階で手を打つ必要があります。
UAフィニッシュLを塗ることで、可塑剤の補給ができ柔軟性を出すことができるとともに、目に見えない割れの隙間を埋めてくれるので、割れが広がっていくのを防止することができます。
見えない割れをどう判断するかという話ですが、見えない割れが発生すると被膜の黒ずみが早くなってしまいます。
そうなる前に手を打たないといけません。



 

最近の現場管理は

うちの現場はそういったこともあって、最近では初期施工からあまり塗りこまず、UAコーティング×2層、UAフィニッシュL×2層を塗って、それを半年に1回程度、多機能還元水で平滑に洗浄するだけのメンテナンスにしています。
厚くなければ割れも出にくいですから。
既に厚く塗ってしまっているところは・・・どんどん平滑に減膜してUAフィニッシュLを補給していかねばなりません。
塗るけど被膜は薄くなっていく。
これが表面を平滑にしていく一番の近道。
塗るだけでは平滑にならないので、洗って平滑にしていくのです。
厚い現場も未だ割れる気配はないのですが、そろそろ3年以上経過するところもあるので対策は必要です。
薄塗りのところは8年定期なしで経過している現場もありますが、問題はありません。


この業界、ワックスを塗らないことを競う人もいますが、被膜を良い状態で維持していくことが長期的にコストを抑えたメンテナンスができるコツだと思います。
それにしても、nano+は耐久性が高すぎてリオーダーがきません。。。
昔のUAコーティングを施工していた頃の耐久性の数倍をUAフィニッシュLで出せてしまっているので。
導入頂いている面積に対して使用量が少なすぎます。。。
2019年07月03日 19:22

嫌な臭いと菌管理の話

アクセルとの比較.001
以前に書いていたコラムと同じようなネタが月刊ビルクリーニングさんに記事があり、ちょうど梅雨時期なのでこちらをアップ。
それぞれの会社によって考え方はありますが、私自身が医師や菌の専門家から聞いた見解も合わせて書いていきます。
 
現場の嫌な臭いといえば、喫煙所やトイレだったり、モップだったり、タオルやゴム手袋など生乾きの臭いなど今の梅雨時期は特に強烈ですよね。
菌の繁殖により嫌な臭いがしているということです。
つまり嫌な臭いがするということは、動物的に危険を体が感じているということ。
衛生的ではないということなんですね。
我々の仕事は衛生的な空間を維持すること。
自分たちで衛生的でないことをやっていては意味がありませんね。
 
 
 

菌の繁殖は水と餌が必要

菌も人間や動物と一緒です。
水と餌がないところに集まってきません。
サバイバルになった時にも最初に確保するのは、水と食料ですね。
つまり餌がないと菌は繁殖できません。
↑の画像はお客様が床を洗浄して拭き取り試験をされた結果。
また技術資料集にもあります、除菌データにもわかるように、その時に菌を除去するのは当然なのですが、重要なのはその後の菌の繁殖です。
多機能還元水は24時間後にも元々の菌数の48%しか増えていないのに対して、次亜水200ppmの原液は153%となっています。
菌の繁殖スピードは環境にもよりますが、1時間で2の4乗と言われています。
多機能還元水の場合は、48%なので1日1回の清掃をしていれば衛生的な環境を維持できます。
引き換え24時間で153%というのは1日に1回の清掃では衛生的な環境が維持できていないということ。
エビデンス(高名な医学者の先生がおっしゃるには、学会で発表され医学的根拠のあるもののことを言うのだそうです。)がいくらあっても、結果が出なければ、感染事故は起こってしまうので意味がなく、それを分かっている医師達は拭き取り試験を信用するのですね。
特に事故が起こりやすいオペ室は清掃後に拭き取り試験を行っていますね。

 
 
 

菌を除去しても繁殖する

菌はどこにでもいます。
いくら除菌しても菌は辺り一面からやってきます。
医療行為を除いて、清掃作業の中で一生懸命殺菌すること自体がコストなのです。
と、某国立大学の感染管理マニュアルに書いてあります。
つまりその場所の菌を殺しても、よそからすぐ菌は来て繁殖してしまので、菌の専門家は、綺麗にしておけば良いという判断をしているのです。
綺麗にしていることで、菌のエサがなければ菌は繁殖しないと。
菌のエサ=汚れなので、いかにモップやタオルなどを綺麗にしておくことが必要かということなんですね。



 

トレールモップの洗いやすさ

ワンタッチモップは特に洗うのが難しいのです。
洗うのが難しいということは、汚れ=菌のエサが残りやすいということ。
トレールモップは汚れが取れやすく洗いやすいので、定期清掃の資材を置く当社の倉庫には洗濯機がありません。
日常現場ではタオルなどもあるので洗濯機をおいていますが、床の管理でタオルを汚すことはないので。
ウェットダスターをかけたトレールモップはすぐに土砂ホコリをホースで飛ばして洗って、今度は洗剤塗布機に取り付けます。
そうすると多機能還元水で洗われるので、綺麗になってしまいます。
結果モップが汚れたことがないのです。
正しく多機能還元水で洗浄して汚れを取っておけば、菌がいても繁殖するエサがなければ
 
 

トレールモップの速乾性

他のモップに比べトレールモップを水を多く含まないので、乾燥時間も早めです。
換気の良いところなら半日もかかりません。
早く乾燥することで菌の繁殖を抑えることも可能ですね。
実は速乾性って重要なんです。
 
 
 

nano+の考える衛生管理

最終的には菌数の問題です。
どんなケミカルを使おうが、その時菌がいなくなっても1時間後に同じ数の菌がいれば衛生的には意味がないのです。
逆に考えると菌数を抑える為に、1時間後にはまた同じ作業をしないと意味がないということですね。
この洗剤や機能水を使えば大丈夫!なんていう人がいますが、それは大きな間違い。
正しく作業ができているかにもよってその数値は変わります。
除菌できますと書いてあって安心する人は多いですが、現場で対象にスプレーして何分放置して拭き取っているでしょうか?
そんなに菌も一瞬で死にません。
そもそも水をまいて回収するだけでも、物理的に除菌はできるのです。
 
なので拭き取り試験を行った上で実際の菌の増殖を確認することをオススメします。
除菌の作業をするということが重視されていますが、それは手段であって、目的は感染を防ぐことですので。
我々はプロですので、あくまで結果にこだわるべきかと思います。
 
 
 

菌が死ぬということは

人間への負荷も大きいということです。
呼吸器内科の先生を中心に言われていますが、次亜水の空間噴霧や〇〇クラスターなどの強酸化物質は放出して菌を殺してしまうやり方は、危険であるとのこと。
多機能還元水はデータを取ると水道水より菌が死なないというデータが出ます。
しかし物理的に菌のエサまで回収できるので菌の繁殖を抑えているのですね。
床もモップも多機能還元水を使って綺麗に管理しておきましょう。

ちなみにですが、多機能還元水は衣類の洗濯物にも有効です。
洗濯機に入れる前に、ペール缶や洗面器に2プッシュぐらいしてじゃぶじゃぶ洗ってから洗濯機に入れると効果的です。
汗染みなども残らずに落としてくれます。
自宅だとお湯を使われると効果的ですね。
洗濯機に入れるだけでは汚れは取れきれませんので。

今日はこの辺りで。
2019年07月01日 16:46

nano+製品価格および一部送料改定のお詫びとお知らせ

2019.8.1nano 価格表

平素は弊社nano+製品をお使い頂きありがとうございます。

 

さて、お客様には大変心苦しいお願いではありますが、この度原材料費・容器などの化成品や送料・人件費などの高騰により一部製品の価格および一部送料の改定をさせて頂くこととなりました。

 

 創業より製品価格を一度も値上げをせず、弊社中でコストダウンを行い、仕入先各位の協力の元、増加コストを吸収してまいりましたが。

しかし昨今の経済情勢からではそれを吸収するのは難しくなっており、心苦しいところではありますが、価格改定させて頂くことと致しました。

 

 変更点としては、モップ類、ケミカル類、希釈ポンプの価格改定と、18L缶の送料が600円/本→800円/本(北海道1400円・沖縄2000円は変更なし)となります。

送料については、18L缶は平均で1000円/本以上かかっており、現状送料分赤字で出る状態で対応して頂いておりますが、今後更に上がって行く可能性があるとみられ、弊社でもその対策に向けて既に動き始めています。

個別の価格につきましては、弊社HPの技術資料集のページに価格表(こちらをクリック)をアップさせて頂きます。

 価格改定につきましては、心よりお詫び申し上げるとともに、何卒ご理解を賜わり、今後も変わらぬご愛顧賜りますよう宜しくお願い致します。

 

尚、改定日は2019年8月1日受注分とさせて頂きます。

 

株式会社フリーダム
代表取締役 西村 成蔵

2019年06月29日 14:26

定期清掃現場の巡回の重要性

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先日点検に行った17日ほど前に入った美容院。
剥離は本望ではないけれど剥離してUAコーティングを2層で仕上げた現場です。
見た所ほぼ無傷!

ここはお店のスタッフさんにトレールモップと多機能還元水で日常清掃をしてもらって、定期メンテは半年に1回しか作業に入らない仕様。
この仕様で全店切り替えていきます。
髪をカットしてもらうついでに現場の状態の確認と、スタッフさんに清掃の状況を確認に行ってきました。
定期清掃において、施工と管理は絶対になくてはならないもの。
管理なき定期清掃は利益率が下がっていきます。
つまりいきなり定期清掃当日に行って作業をしているようではダメということ。


何年もやっていて行かなくても結果が分かる現場ならともかく、新規現場は半年間は巡回を行って作業の無駄を減らしたいところです。
特に大きな現場では、作業前の巡回による段取りで、作業内容や作業時間は大きく変わります。
段取りが悪ければ、作業時間は伸びるわけで、1時間延びてしまったら、1時間延びたなと感じた人は大間違い。
1時間×作業している人数=述べ時間がロスとなっています。
当たり前のことですが、そう行ったコスト意識は持たなければいけません。
うちは社員ばかりで残業関係ないからなんて会社もあるようですが、最近の労働の法律は残業にも厳しいですし、そういう会社に限って残業代を払っていないブラック企業という業界のあるあるですね。
甘い感覚の時間管理をしているとズルズルと作業時間は間延びし、1日2現場行けるはずが、時間が中途半端で1現場しか回れずロスを出してしまっているなんてことも。



 

特に初回の定期清掃に入った後は、

翌日の確認はもちろんのこと、短いスパンで確認を行い、被膜の痛みや汚れ具合を確認したり、日常的な清掃が正しく実施されているかを調査します。
そこで想定していない被膜の痛みや汚れの付着がなければ、あとは確認するスパンを伸ばしても問題ありません。
もし施工や日常的な清掃に問題があれば、2週間程度でハッキリと問題が出てきますので。

 

 
 

今回の確認によって

問題なく半年後の定期清掃は洗浄のみで終了できることが見えてきます。
スタッフさんに聞き取りを行うと、トレールモップで「毎日清掃していると床の光沢が上がるんです!」や「モップを洗う時に髪の毛が、モップから剥がれやすくてモップ管理が簡単」、「土砂取りマットのおかげで明らかに土砂の量が減って掃除が楽」と言った声がありました。
そしてトレールモップという名前を伝え忘れていたおかげで、「名前がわからないので、西村さんと呼んでます」と。。。
本当にやめて下さい💦人の名前で床をメンテしないで〜と「これはトレールモップと言います!」と説明はしたものの、しばらくは西村で清掃されるのでしょう。。。。



 

光沢感って

ともあれ、髪の毛やホコリなどが確実に除去できるので、綺麗な被膜が見えることから光沢が常に出ているんですね。
↑の写真ですが、あまり光っていませんが、お客様からのオーダーがあまり光らせないことなので、UAコーティングをたくさん塗り込んでおりませんし、光らせるような施工をしておりません。
この床材ぱっと見以上に、エンボスが激しい床材なので、UAコーティングを塗った後に一度洗浄して平滑にしてやらないと光りません。
作業前は、つるんつるんのホモジニアスタイルだと思っていましたが、恐ろしい量を塗ってくれていたんですね。

メンテナンスする上で、衛生的に管理されていれば、あまり光沢感って関係ないと思いますし、やった時だけの光沢って意味がないと考えます。。
もちろんしっかりと塗り込んでビカビカにしてもいいとは思いますが、それはメンテする側の自己満足でしかなく、建物の用途によっては、毎日そこで仕事されているお客様は目が疲れてしまいます。
特に美容院は照明が多いので、抑え気味でもお店全体としてはかなり明るくなります。
実際に真っ黒なワックスを除去して、綺麗に被膜になるだけでお客様は「明るくなった!」と言われました。

ギラギラした床よりもちょうど良い光沢を変化を出さず年間を通じて維持する方がはるかに価値が高いと思います。
うちの現場もギラギラしてしまっているところはありますが、ギラギラさせようと思ってした訳ではなく、結果としてなってしまっている感じは否めません。
床に塗るコート剤(ワックスやコーティング)の目的の大半は、床材の保護と清掃しやすくする為なので、目的が達成できていれば十分ですし、汚れにくいから毎日の清掃が楽なnano+は本来の目的をサポートし、日々のウェットダスターと多機能還元水だけでメンテナンスすることで、黒ずみの発生も抑えることも可能になります。
下手な洗剤で床を拭かれたりすると大変なことになりますし、オイルのついたリースモップで黒ずまされる可能性もあるので、それを排除する為に、多機能還元水とトレールモップは支給しています。

これもリスクを減らす為の、1つの管理なんですね。
管理の技術って本当に多くあります。
正直全て教えてと言われても、シュチエーションごとに使えるもの、使えないものがありますので、その辺りは具体的な話をセミナーの際やお問い合わせ頂いた際にお話していきたいと思います。

 
2019年06月27日 21:32

週刊ビル経営さんに取り上げて頂きました

postmaster@freedom2006.com_20190626_165257のコピー
先日、週刊ビル経営さんが東京事務所に「nano+」取材に来られましたが、その取材記事が6月24日号に掲載されていたようです。
出張中で完全に忘れていましたが、広島の事務所に戻ると掲載号が送られてきておりました。
週刊ビル経営さんはビルオーナーからメンテナンス会社まで幅広く読まれているとのこと。
毎週ビルに関する記事だけでよくこれだけボリュームがあるなと驚いてしまいます。



 

付加価値とは

今回は「付加価値を提供するサービス」という特集でしたが、「効率化」や「現場の均質化」は会社にとって大きな競合との付加価値になります。
またHP上にも記載しています通り、コストがかかって損益分岐点が高くなる付加価値をつける差別化は、作業原価が高くなる付加価値になってしまいます。
特に年間使用する回数が少ないような特定の現場だけでの付加価値をつける設備投資は、会社全体の損益分岐点が上がり、負担が増えるだけなのでやめておいた方がいいですね。
nano+では全ての現場で使えて、会社全体の損益分岐点が下がるように設計されています。
その損益分岐点が下がることが最大の差別化だと思っています。



 

均質化が付加価値?

現場の均質化が付加価値?という意見もあるかもしれませんが、現場が均質化できれば品質のバラツキがなくなる分、管理者への負担が減り、管理者1人あたりの管理現場数が増やせます。
人数の少ない会社だと、社長自ら現場に出ないと心配!ということで(私もそのクチでした)社長がいないと現場が回らないなんてことも業界のあるあるですね。
うちの会社ではnano+によって現場に行かなくても品質のブレがなくなる(のと作業する人数が減らしても以前より早く終わる)ので安心して任せている現場がほとんど。
nano+のおかげで自分が現場に行かなくても、以前よりはるかに綺麗で、はるかに早い時間に終っています。
その分経営者は経営者でなければできない仕事に集中できます。
企業規模によっては、社長が施工と管理を兼任していることもよくあります。
うちも一部ではそうなっているの少しずつ渡していっています・・・
しかし施工と管理は別の目線で見た方がいいので、別の人がされることをお勧めします。
人間自分には甘いのです。
自分がやった現場は、あんなもんだ、がんばったし、なんていうのは言い訳で、お客様と同じ客観的な目線で見る必要があります。
客観的な目線は本当に容赦ないですから。



 

管理者がいることで

作業の人が現場に行って内容を迷うことなく、次回作業の具体的な指示が的確に出せるので、無駄な機材・人員を減らすことができます。
その分収益性が高くなります。
そして、クレームも未然に防止しやすくなりますから、クレーム率も低下します。
最初は管理者はコストかもしれません。
しかし現場を分かった管理者がいることで会社の収益性は高くなり成長していきます。
管理者がいない企業は一部の会社を除いて、エリアの市場規模によって頭打ちになっていきます。
どれだけ頑張っても利益が出ない、クレームが頻発するということが起こるので成長していかないのですね。

今日はこの辺りで
2019年06月26日 18:22

7月度nano+セミナーのご案内 東京・名古屋・大阪・広島・福岡

nano 講習会申込書

7月のnano+セミナーのご案内です。

・剥離清掃を無くしたい
・作業を楽にしたい
・現場の作業時間を短縮したい
・現場品質をさらに上げたい
・施工技術レベルを上げたい
・管理技術レベルを上げたい
・nano+を使った経営戦略を一緒に考えたい
などなど、様々な課題解決の為に多くの方が参加されています。
これまでは東京と広島での開催でしたが、ご要望により、スケジュールの調整がつく限りエリアを広げて継続的に開催致します。
他のエリアでもご希望があれば対応させて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

それぞれの会社の実情にあった内容で行いますので、1社もしくは1グループでの開催とさせて頂き、細かい部分まで対応させて頂いております。
申し込み状況によっては、日程の変更をお願いすることもございますので、まずは日程をご相談頂き、お早めに申し込み下さい。

申し込みはこちらをクリック頂き申し込み書をFAX頂くか、こちらのお問い合わせフォームよりお願い致します。
一度セミナーにご参加頂いた方が、内容を深める為にご参加される方もいらっしゃいます。


 

皆様のご参加お待ちしております。

セミナーご参加の方で、ご希望の方には無償で現場研修も行っております。

2019年06月25日 17:16