ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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開発者コラム

お盆期間前後の配送について

‎コラムのイラスト.‎001
毎年のことですが、長期連休中は生産やルート配送が休みになったり、一般の宅配便の配送に遅れたりすることがあります。
現在のスケジュールですと、連休前までの納品は8/3までのご注文分となる見込みです。
また連休明けも荷物が増えることが見込まれますので、8/22あたりぐらいまでの在庫をお早めにご注文ください。
それ以降は当社事務所および倉庫にあるもののみの出荷となります。


当社事務所および倉庫にあるものの発送につきましては、連休期間中も1、2日の遅れが発生する可能性はありますが、出荷を行う見込みです。
ただし在庫がなくなった場合は、連休明け以降の生産となり納期が長くなりますのでご注意ください。


つきましては、マシンのパーツやUAコーティングやUAフィニッシュL3本以上の送料が元払いになるご注文(期間中当社製品から出すものについては3本以上でも送料がかかります)につきましては、8/3までのご注文をお願い致します。


尚、8月初旬は注文が殺到することから、7月中に事前に8月分をご注文される場合、FAXの方は欄外に、BASEの方は備考欄にその旨記載ください。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
2023年07月25日 05:55

階段洗浄のポイント

‎階段洗浄.‎001
階段の洗浄についても通常の作業と理論的には同様なのですが、手作業になる部分もあるので、おおまかな作業のポイントをまとめてみました。


面倒であっても
・回収にリンス作業を入れること
・たくさんのタオルで拭いて早く乾燥させること
・階段は換気が悪いので、洗浄作業中からダクトファンなどで換気を行いながら洗浄作業を行うこと
などが大きなポイントになってきます。


踊り場や途中階に送風機が置けるようなスペースがある場合は、マキタのバッテリータイプの送風機などを使って空気を動かしてやるのも有効です。


また裏技にはなりますが、水が漏れたりしない階段であれば、リンスの水を柄杓などで撒かずに、水道にホースを直結しシャワーヘッドで流し、下でもう一人がウェットバキュームで回収するという荒技があります。
シャワーヘッドなら大量の水と勢いで普通に洗ったのでは回収が難しい土砂や埃なんかも回収が簡単です。
2023年07月24日 05:55

アーカイブ 現場での荷物の移動

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2020年6月29日の記事のアーカイブです。

うちの現場ではあまり荷物の移動は多くありませんが、総合病院(外来の通路しか作業しない)ではたくさんの椅子があります。
それも3人掛けや4人掛けの重たくて持ち上げて運ぶだけで疲れるやつです。
また美容院では椅子は軽いですが、理容院のモーターの入った椅子は持ち上げることすら困難です。
なので椅子は固定したまま作業する会社も多いようですが、移動してしまった方が作業も早く、そして綺麗に仕上がります。


そんな問題を解決するのはホームセンターで売っている平台車。
これをたくさん持っていきます。
理容院の重たい椅子は片方を浮かせたところに平台車を押し込んで乗せます。
3000円くらいしますから最初買う時には2、3台あれば良いかなんて思ったりしますが、理容院の椅子のように重たいものをやっていると積んで移動して降ろしてを繰り返すくらいなら、台車を必要数買ってでも、乗せて移動し降ろすのは作業終了時にしてしまった方が疲労度はまったく変わります。



↓ここから過去記事

現場で荷物を移動する時に、写真を撮りながら移動しますが、その写真って撮った人しか写真を持ってなく、物を戻そうとした時にその人がワックスを塗っていたりということありませんか?
だいたいが動かした人しかよく覚えていませんね。
スマホの世の中では、その写真を共有してしまえばいいだけなので、うちの会社ではグループLINEで共有しています。

↑の写真も、撮影したスタッフはお昼までの勤務で帰ってしまいましたが、午後の作業で物を戻す際に、撮影した写真を共有してあるので、問題なく戻せてしまいます。
うちの会社は、業務連絡もLINE、勤怠はスマホアプリ、給与明細もスマホアプリ、スマホがないと働くことができない会社になってしまいました。
どれだけ仕事ができる人がいたとしてもスマホを持っていない人は入社することはできません。
個人のスマホを使うので、通信費を支給しています。
そのスマホが使えない人の為に、会社の業務の効率が落ちてしまいますね。



 

便利な平台車

重たい荷物を持つのはやめましょう。
大きな机でも平台車に乗せれば1人でも楽々運べます。
3000円くらいしますが、平台車を数枚持っていれば、かなり楽ができます。
1枚だと、机の足の一つを平台車に乗せて、対角線上を持てば軽く持てますね。


ちょっとしたことですが、やっているようでやっていないことって多いのです。
また良いアイデアをお持ちの方は募集していますので、教えてください。


↑過去記事ここまで


最近はスマホで写真や動画で撮影して確認することが当たり前のようになってきた感じがあります。
総合管理をしている会社では、修繕などの工事もありますが、それですら写真や動画を撮影し、そこに寸法を書き入れて職人さんへ送ったりということも工事の業界では進んでいますね。



 
2023年07月20日 05:55

養生の仕方

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前回、ナノプラスの洗浄液は養生は必要ありませんという話でしたが、剥離剤を使ったり、浸透剤(仮)を20倍希釈くらいで使う場合は養生が必要です。
この業界を見ているとそもそも養生の仕方を間違えている方も多いようなので、こちらを書かせて頂くことにしました。


まず養生に必要なのは、貼る対象部分を綺麗にするところからです。
土砂や埃がある上から養生を貼る方がいらしゃいますが、テープが引っ付くはずもなく、剥がれたところから洗浄液が滲み出ていきます。
先にウェットダスターで土砂や埃を取って表面が乾いてからテープで仕切りましょう。


次にビニール付きの養生テープを先に貼ったテープの上に貼りますが、大切なのはこの貼る向きです。
↑の写真のように貼ってビニールを折り返して堤防を作るのが正しいやり方です。
ほとんどの人がこの逆に貼ってしまいます。
逆に貼るとビニールの上を洗浄液が流れた場合染みて結果ワックスに洗浄液が染み込んでしまいます。
しかも乾きにくいようにビニールが蓋としているので、余計に反応して取れてしまいます。
だいたいは上に立ち上げてペール缶などにテープで止めるのですが、そんなことをしていてもテープはすぐに外れビニールは洗浄液の上に落ちて残念なことになってしまいます。
こうやって巻き込んでおくことで、ビニールの上に洗浄液が乗ることもありません。


最初からビニールを折り返して撒いて堤防のようにしておけば、人や道具の出入りも簡単ですし、余計なリスクを負うこともありません。
たかが養生ですが、これを知らない人の方が多く、知らないからこそ変なことになってしまっているのです。
知ってしまえばどうということはないのですが、そもそも教える仕組みがない業界自体がおかしいとも言えますね。
2023年07月17日 05:55

アーカイブ 力の使い方

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2020年7月13日の記事のアーカイブです。


この仕事は体の使い方で疲労度が変わってきます。
無駄に力を入れる人は疲れるのが早く、だんだんと運動量が落ちてきたり、作業が雑になっていきます。
外出先でも建物に入ると床を見ますが、ここからはじめてここで終わったんだなというのは床を見れば一目瞭然なように、疲労によって作業精度が落ちるのは明らかなのです。
その対策として、疲れない体の使い方が必要で、力を入れずリラックスして作業することが大切です。
ポリッシャーを力を入れて回している人は明らかにポリッシャーの使い方を間違えていますね。
指1本でもポリッシャーは回せます。


また昨年はエネルギーアートを入れたポロシャツを当社の制服として作成しましたが、欲しいという声も多くあったので販売させて頂きました。
エネルギーアートは量子研究から作成したものですが、服にこれを入れることで疲れにくくなる効果があります。
いわゆる「ロトのよろい」のような機能ですね。
そんなゲームみたいな話があるのかと言われますが、これ本当に体力が回復するので疲れにくいのです。
理論としてはさほど難しい理論ではないのです。
体の使い方に無駄がなければ、実際に休憩なしでも1日同じペースで動くこともできますからね。


エネルギーアートのポロシャツは今年は作成予定はありませんが、要望が多いようなら作成も検討致しますので、メールやインスタのDMでこのくらいの枚数が欲しいと連絡くださいね。
ポロシャツはありませんが、Tシャツであればhttps://suzuri.jp/Bathplusで現在も販売を行っています。



↓ここから過去記事


↑の写真がどう関係あるかと言うと、この2Lの烏龍茶を上から持つのと下から持つのと、どちらが楽に持てるでしょうか?
このまま1分持っていればよく分かりますが、下から持つ方が手ではなく、腕で支えることができるので楽に持てますね。
つまりポリッシャーを持つ時は下から持つ方が疲れにくいといえます。
また力を入れずに持つことができるということは、力を抜いてポリッシャーを使うことができ、繊細な操作ができるようになります。

ポリッシャーを腕力でねじ伏せる人もいますが、ポリッシャーはその場から動かない中立の位置を保ったまま自分自身が移動して洗浄を行います。
こちらの動画でもご覧いただけます。
ポリッシャーが動くということはポリッシャーが傾いているということになり、平滑に当たっていないので洗えていないところがあるということになります。
なので、疲れない使い方は正しい洗い方といえます。



モップハンドルでも
ハンドルを握る人が多いですが、ハンドルの先のホルダーは床面に置かれた状態で、床面から浮かさずに使いますので握って持つ必要はなく、支えるだけで良いのです。
こちらの動画の4:08あたりに正しい使い方があります。
しかし握っている人はかなり多いもので、力が入りっぱなしになるので疲れやすくなりますね。
握ってモップを捌くとホルダーの向きが一定にならず、正しく扱えません。
特にワックスを塗る際に特に差が出ます。
ワックス塗布作業では、効率よく塗れるような塗り方でなければ、途中で疲れて塗布していくスピードは落ち、広い面積を塗ることはできません。



作業は力の使い方を変えるだけで大きく変わります。
その時その時では分かりませんが、1日、1週間と見ていくうちに疲労の蓄積は変わっていきます。
年齢と共に体力は落ちていきます。
いかに省エネで作業できるかは歳を追うごとに重要なことになっていきます。
2023年07月13日 10:00

商業店舗のメンテナンスにおける洗浄液の話

前回は病院のメンテナンスにおける洗浄液の話でしたが、今回は商業店舗についてです。
特に大きなショッピングモールやGMS(総合スーパー)、食品スーパーやドラッグストアなどですね。


ナノプラスの洗浄液は、ワックスを擦らなければ取れないので養生も不要ですから、通路と売場だったり、ワックスを塗るところを塗らないところの養生も要りません。
境目をポリッシャーで通しておいて、はみ出た洗浄液はスクイジーで回収すれば、ポリッシャーの通ったところだけが綺麗に洗えて、洗浄液の流れたところは変化しません。(長時間おくと変化があります)
これだけで作業時間は大幅に短縮されるだけではなく、作業中の精神的負荷が減るので、結果的に作業が楽になり、疲れにくくなることで、作業完了まで動く量も作業の質も落ちることはありません。


そもそも毎月全面を洗ってワックスを塗るなんてことは500㎡くらいの店舗であり得ない話です。
毎月それをしなければならないというのは、日常的なメンテナンスに問題があったり、日常がまともに機能していなかったとしても定期のメンテナンスで正しい被膜が作れていないから、光沢復元洗浄だけで終わることができないということが多いです。


全面を洗って塗ると、それはそれで大変で、時間もコストもかかりますから利益は出ません。
例えば1000㎡のスーパーで真ん中部分は痛みませんから、年1、2回くらいのものです。
外周は痛むので毎回洗って塗るにしても、真ん中部分はダスター→洗浄機だけならかなりのコストカットとなり、その部分がまるまる利益となります。
スーパーやドラッグストアは単価が安いですから、そうやってエリアを分けていかないと利益は出ません。
毎月のメンテナンスで真ん中の売場の1本ずつワックスを塗っていけば毎月平均化した作業ができます。
年に1、2回まとめてやってしまうなんて人もいるでしょうが、通路にものがある店舗の場合は、物の移動先が外周となり、邪魔になってしまいます。
ダスター→洗浄機をかけた後の通路に物を入れておくと邪魔になりませんね。
だからこそ分けて作業するのが大切なのです。


そうやってワックスを塗る時は部分的の補修をかけていくという話を先日したところ、ワックスを塗ったところと塗っていないところで差が出るというご意見を頂きました。
面積が大きくなればなるほどそんな境目があるのは当たり前です。
1晩で10,000㎡できる会社なんてそうそうありませんから、どうやってもエリアごとに区切って作業するようになります。


それをうまく処理するテクニックとしては、境目に向けて薄塗りに変えて目立たなくすることだったり、2層目を塗る場合は、塗らないタイルから1枚ずつ階段のように、0枚(塗らない)、1枚、2枚とずらして塗っていくことで分かりにくくなります。
0層と2層では境目くっきりですから。
店舗の場合、そもそも買い物に来るお客さんは下を見て歩きませんから、あまり気にする必要もありませんが、お店から言われない程度にというのもあります。


商業店舗を例にしましたが、こういったちょっとしたテクニックはどこにも書いてありませんし、他の建物でも使うことができますので、作業の際にそんなこともあったなと思い出して作業されてみてください。


養生の話が出ましたので、ナノプラスでは養生は必要ありませんが、剥離だったり、ナノプラスでも浸透剤(仮)を20倍希釈など濃く使う場合に養生することもありますので、次回は養生の話をしたいと思います。
2023年07月10日 05:55

アーカイブ お客様に何を提供するか

2020年7月6日の記事のアーカイブです。


我々の業界は労働力の提供を行っている会社が多い業界といえます。
会社によっては人を応援で入れることを専門にしているような会社もあります。
建物の業界では慣習的にこれが行われてきていますが、立派な派遣業法違反です。

1人で1日いくらみたいな話があり、ひどい会社になるとその1日で何現場も朝から晩まで連れ回しても同じという会社も…
人(特に自分自身)を提供して対価を得るのは労働に対する対価であり、アルバイトのようなものです。
起業してすぐはそんなこともあるかもしれませんがいつまでもそんなことをしていては会社に成長はありません。

我々は知識や技術を持って生産性を上げることで通常通り労働するのとは違って早く終わらせることができるから高い収入を得ることができるのです。
だからこそ学ぶ時間、技術を磨く時間は必要なのです。
究極まで突き詰めた現場は別として、普段何気なくやっている現場を3年経っても品質もかかる時間も変化がなければ、収入は上がっていないことを示します。

我々は結果を提供しているのです。
結果が出ていれば、何をせずに管理料を頂くことも可能です。
何もしないから利益が出るのです。
HPにも書いていますが、使い捨ての労働から資産形成の労働にシフトできていますでしょうか?



↓ここから過去記事

根本的にはこれブランドの話なのです。
以前コラムにも書きましたが、その会社がお客様に提供しているもの=商品=現場と。
しかしその本質はブランドであり、お客様に提供しているものを総じてブランドというのです。
そのブランドをみんなが欲しいものであればその価値は上がっていき、シャネルやヴィトンのように長い間高い金額で売れるものになっていきます。

ブランドについては、オリラジのあっちゃんが分かりやすく説明してくれているので、こちらを観られると宜しいかと思います。
抜粋しますと、
・象徴:ロゴや印 一目で分かるもの
・儀式:習慣として実行すること
・物語:なぜ実行している?
・信条:1番良い世界の価値観
・大義:皆にとってどう良いか?
・用語:オリジナルの造語
・敵対者:何と戦っているか?


先日経営の勉強会で話をしていた仲間の会社の話。
ある新品の機械を販売し、既存機械を中古で引き取っていた会社。
それが中古の機械を下取り、分解・洗浄・整備して、新品より安く売るという事業モデル。
その業界では取扱量No.1の素晴らしい会社です。
買取◯というサービスで展開されており、それはそれで良いのですが、しかしそれを販売するときには何を売るのかというのをさらに細分化してブランド化した方がいいという提案をしました。
買い取ったものを販売する際の販売先には、


分解・洗浄・整備して、新品より安く売る


ということになるので、それをやったその機械は〇〇と銘打ってブランドにすること。
有名な美術家がサインを入れたりするのも同じことです。
そのブランド、その書道家が書いたから価値がある、分解・洗浄・整備して、新品より安いから価値があるんですね。
それにブランドがなければその機械を販売しているだけ。


nano+をブランドとしてお客様に売り込むのは、
・これまでの年間予算で
・これまでよりも綺麗に
・日常的な清掃方法も教えてもらえて
・永久に剥離清掃なしで
・衛生管理ができる  etc
提案の仕方は色々とあります。
それを総じて現場で起こることがnano+なんですね。

決して多機能還元水が安全とか、UAコーティングの耐久性が凄いというのではなく、それではただの清掃になってしまうんですね。
お客様に何を提供するか?
お客様ごとにその目的は変わります。
nano+を活かしてお客様の悩みを解決していきましょう。
2023年07月06日 05:55

7月ナノプラスセミナーのお知らせ

7月ナノプラスセミナーご案内です。
大人数のセミナーではなく、1社1グループ4名様までのセミナーになります。
セミナー費用は無料です。


19日 大 阪 1030~1230 
    名古屋 1500~1700 枠なし
20日 東 京 1230~1430 検討中の方あり
              1500~1700 
21日 東 京 1230~1430
        1500~1700 枠なし

広島でのセミナーおよび上記以外のセミナー、会社に訪問してのセミナーは、24日の週で個別に調整させて頂きます。
また以下の点、お願いいたします。

・先着順とさせて頂きます。
・ご参加の方は必ずHPを一読の上、お申し込みください。
・セミナー内容は参加される方の課題により決定しますので、セミナー参加への目的を明確にお願いいたします。

いずれもご希望の方はこちらから申し込みください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2023年07月04日 15:33

病院のメンテナンスにおける洗浄液の話

6月の月初と月末の土日3日間で総合病院の床の定期清掃をしていましたが、病院のフロアメンテナンスでは通行止めが原則です。
そんな病院の現場をすればするほど、ナノプラスの洗浄液は作業が楽だなと感じます。

何が楽なのかというと、通行止めなしで床を洗えるというメリットがあるからです。
ワックス塗布前の洗浄で使う多機能還元水とnano+クリーナー500倍や、光沢復元洗浄で使う多機能還元水250倍を塗って作業していても滑らないから通行止め不要する必要がありません。
また洗浄液がついた足で歩いてもワックスが解けないので痕ができません。
ワックスが擦らなければ取れないから養生も不要というのもポイントです。


大きなメリット
すごく地味な部分なのでほとんどの方はここには着目しませんが、病院のメンテナンスを現場でされている方ならどれだけメリットが大きいか分かると思います。
通行止めをして半分ずつ作業しなければならないからこそ、本来病院の単価は通常の3倍くらいになるのです。
半分といいながら実際には3倍近く手間がかかっていますからね。
また光沢復元洗浄によって、ワックスを2層塗るところを1層でも良くなればさらに作業時間は短縮されますね。
洗うのは全面洗っても、塗るのは半分ずつにして、広い病院の通路なら片方塗り終わったら、塗り始めは乾いているくらいですから、どんどん塗れます。
湿度の低い空気に入れ替えてから塗る為にうちの現場でもダクトファンを塗る前から回しています。
床に直接風が当たらないようダクトファンをペール缶の上において回しながら塗ってしまえば、乾くのも早いものです。
建物の構造上、迂回ルートが取れる場合には、マスキングテープで区切り、どちらの通路から回ってもらうのか案内の紙をクリアホルダーに入れて置いて通行止めにしてから塗ってしまいます。



通行止めせずに洗うのに
気をつけておかなければならないのは事前の病院側の確認と了解をとっておくことです。
実際に洗浄液を塗って看護師長や事務長に滑らないことを確認してもらい、了解をとっていれば通行止めなしで作業できます。
いくら滑らない洗浄液と言っても裏がツルツルの革靴やビーチサンダル、クロックスなどで走れば滑る可能性がない訳ではありませんから、そこは注意が必要です。


洗浄液というと
よく落ちるということが重視されがちですが、メンテナンスにおいてはそれ以外のことも現場ではかなり重要になってきます。
落ちる洗剤に目がいきがちですが、総合的に考えて洗浄液を選択する必要があります。
アルカリタイプや溶剤タイプの減膜を目的とした洗剤を使うと転倒事故が起こってしまいますから、周りへの注意も必要となり、人の往来が気になって作業は捗らない物です。


次回は商業店舗のメンテナンスにおける洗浄液の話をしていきます。
2023年07月03日 05:55

トレールモップで光沢復元②

前回に引き続き


本題のトレールモップで光沢復元洗浄ですが、これができることに気がつけた人は業界トップレベルです。
今のところ、うちのスタッフで1番ダスターが上手なスタッフを含め3人しか自分自身でそこまで辿り着けた人はいません。
原理は非常に簡単ですが、トレールモップの繊維は捻ってループになっています。
マイクロファイバーはたくさんの細かい手が汚れをキャッチしてなんていう説明がされますが、我々の業界の汚れはそれよりはるかに大きなものばかりです。
ですので、繊維を捻ってループにして大きな汚れも小さな汚れも両方に対応できるようにしています。


ワックス被膜というのはよほどきっちりレベリングさせられる量をコントロールして塗れる人でなければ見えないレベルで波打っていますし、普段の歩行によって傷が入ることはどうやっても防ぐことができません。
トレールモップの正しい使い方は、作業の図解のところに記載があるので復習してみてください。
ハンドルの上を親指で持って、そこに胸を当ててしっかり体重をかけまっすぐ押していくのが正しい使い方です。
そうすると、細かい傷の角を飛ばしてくれます。
波打った頂点や傷の頂点や角は体重がかかったトレールモップによって飛ばされて丸くなっていき、結果それが光沢の復元に繋がります。
光沢復元洗浄のように大幅に減膜するわけではないので驚くほどの光沢復元にはなりませんが、毎日の積み重ねは大きいものです。


さらに多機能還元水2000倍(週1回1000倍)を入れた洗浄機(光沢により白もしくは黄パッド)をかけることでさらに光沢は戻ります。
傷がひどいところはダブルスクラブ(スクイジーで回収せずに2回目を洗う)と洗浄液の量が増えるのと反応時間が増えるので減膜量が増え、光沢復元の幅が増えます。(モップで塗ってからやるのも良いですが、手間がかかるのでダブルスクラブの方がオススメです。)
日常清掃の方でここまでできる方がいらっしゃれば定期清掃自体が数年は不要です。
定期作業でも多機能還元水を塗ったところを洗うだけですからやっていることは変わりません。
日常清掃での希釈をコントロールしてしまえば同じ作業です。


ちなみにトレールモップをドライのままで同じように使うと傷が入りますのでご注意くださいね。
そもそもドライで使ったら埃は舞いますし、回収率も落ちますから、何のためにトレールモップを使っているのかという話です。
2023年06月29日 05:55